可愛くなりたい訳じゃない!

mana.

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ある程度2人から離れた辺りでベリルが振り返り、俺は木を背にしてベリルに覆い被された。

「リオ…我慢…出来ない…っ!」

「…んっ…ぅ…チュク…」

ベリルが俺を抱き締めて深いキスをする。

「リオ…俺も…ここで…お前を抱きたい…チュ…」

「ん…俺も…早く…欲し…っ…」

うん…あの2人のを見たら…俺も…熱くなっちゃった…
部屋まで待てないよ。
キスをしながらベリルに脱がされていくので俺も頑張って脱がせようとしたけど、気持良すぎて立つのが難しくてしがみつくだけしか出来なかった。

「なぁ…リオ…後ろ…向いて…」

「ぁ…えっと…こ…う?」

「………っ…」

「何…?」

既に下半身は何も履いてなくて上半身はシャツだけの俺は、フラフラしながら木に手を付いて振るとベリルが言った。

「綺麗だ…チュウッ。」

「……んっ…」

後ろから抱き締められてスルリと胸と下半身へと手が伸びる。

「ぁっ…」

「…チュ…リオ…」

「んっ…ぅ…」

妖精の森…月明かりが綺麗で静かで…2人だけの世界。

「潤滑油の…持って来たから…入れるぞ。」

何で用意周到なんだよっ…って、言いたいところだけど…無いと痛いだけだし、追求するのは明日にしてここは黙っておこう。

「…ん…んぅ。」

___プチュ…___

「んんん…」

「痛い…?」

初めて立って後ろから入れられてるから、感覚が違って違和感はあるけど…

「んっ…大丈夫…」

「まだ…柔らかいな…」

___ズズッ___

「あぁんっ!」

ベリルの指が2本に増え、少し動きが早い気がする。

「…ゴメン…俺、無理…」

「え…何…ん゛っ!」

___ズズズ…!___

何…⁈入れちゃうの⁈

「ひゃ…んんんぅ!」

俺は思わず木にしがみついた。

「くっ…締ま…るっ!」
「やぁっ…ベリル…奥…ぅっ!」

___グジュ!___

体勢が崩れそうになったところを抱き締められて、更に奥へとベリルの陰茎が入ってきた。

「あぁ…っ…や…っ…熱い…!」

途中まで入ったベリルの陰茎が脈打ち、俺の後孔を刺激して無意識に身体を捻ろうとした。

「…リオ…くっ…動く…なっ!」

___グイッ!___

「あぁっ!」

「ごめ…っ…嫌なら…抜くから…」

「違う…ごめ…ん…これ…変になりそうで…怖い…だけ…」

「リオ…」

「ベリルの顔…ん…見えないし…」

ベッドじゃないし、立ったままって身体が不安定でベリルの顔も見れないから不安になる。

「じゃぁ…」

そう言うとベリルが俺を抱き締めた。

「こうやって…お前を抱き締めながら…なら…良いかな…?」

___グググ…___

「んんんっ…!」

言葉と一緒にベリルの陰茎が俺の中に入ってくる。

「…フッ…ぅ…全部…入った…な…」

「…あ…ん…っ…」

息をして整えな…っ!

___ズズ…ジュンッ!___

「ハッ!」

息…整ってない!

「ベリ…」
「ゴメン…待てない…!」

___ズズッ…グチュッ!___

次第に音は早くなり、俺の中で少しベリルの先走りが出ているのか音も変わってきた。

「んっ…あっ…ベリ…んんっ…」

「チュ…リオ…チュ…好き…チュ…愛して…っ!」

___ズチュン!___

「ん゛ん゛ぅっ!」

耳の裏や頸をキスされながら抽送され、最奥を探るように突いてくる。
俺は前に倒れないように木にしがみつくしか出来ない。

「ベリ…ああんっ!」

「リオ…リオ…ッ…!」

___ジュン!パチュンッ‼︎___

「やっ…何か…何…?…ゾワゾワ…これ…ッ!」

疲れる度に今までに感じたことのない快感が身体を駆け巡り始めた。

「や…ぁ…俺…変に…なっちゃ…ベリ…」

「……ッ…リオ……あぁ…最高に…綺麗…だ…っ!」

___ズンッ!___

「あぁぁああっ!」

一生懸命ベリルへ振り向いて一旦止まるように懇願したものの、何故かウットリとして暴走して止まらないベリルに、俺は何度も森でイかされた。



*******************************



……で、目を開けたら部屋っだったと……

もう…何だろ…旅の恥は掻き捨て…られねぇんじゃないかな…?
掻き捨てられた恥の収集場も溢れかえってる気がする。
隣でスヤスヤ気持ち良さそうに寝てるベリル…思い切りつねってやろうかな…

「…フフッ…おはよう…」

___ガバッ!___

「うわぁ!」

本当につねってやろうと手を伸ばしたら、手を掴まれてベリルに覆い被された。

「お前…んんぅ……っ…ふぁ…き…う…も…っ…!」

昨日のことを怒ろうにも、言葉は全てベリルの口の中に収まっていく。

「んんっ…ふぁ……もっ…俺…おこ…って…んんぅっ!プハッ‼︎もう!俺、怒ってんだからなっ!」

「…ん…昨日に関しては…お前も悪いから、俺は謝らないぞ。」

ベリルのキスから逃れて説教をしようとしたが、訳の分からない反論に俺は戸惑った。

「だって、ジルコンとオニキスに関してはビックリしたけど…それよりその後の月明かりに照らされたお前…頬が紅潮して…身体も俺を誘ってて…それに…あの森でお前…すっげ~ヤラシイんだもん。」

「な…ななな何言ってんだよっ!」

「あわよくばって、持って行ったのは悪かったけど結果オーライだったし…それに…俺…何度もイクお前のあの顔…一生忘れない。」

「どんな顔だよっ!」

「フフッ、内緒。ベッドで見せる時の倍以上の破壊力…だったとだけ言っとくよ。」

「絶対もう外ではしないからなっ!」

「フフッ…善処する。」

…こいつのは信じられない。
クスクス笑うベリルにやっぱり大人を感じてしまって悔しい俺がいた。







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