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次の日は昼近くまで寝てしまった。
___ガバッ!___
「うわぁ!遅刻だっ!!」
「…起きたか?おはよう。」
「何呑気なこと言ってんだよ!この日差し、もう昼近いだろ⁉何で起こしてくれなかったんだよっ!」
飛び起きた俺を確認し、のんびりジルコンが朝の準備を始めた。
「昨日は起こしても起きないし、顔色悪かったから今日は休みの連絡済だ。しっかり治せ、このお子ちゃまが。」
「お子ちゃまじゃねぇよっ!」
「お子ちゃまじゃん。軽そうだったぞ~。」
___…軽そうだった…?___
「うん。本人がどうしてもって言うから、馬車まで運んだのはベリル様だ。」
「……っっっ⁉」
「惚れられたなぁ。あぁも軽々とお前を横抱きにして運ぶとは。結構鍛えてんだな、流石は王子様だ。」
王子様が俺をお姫様抱っこだとぅっ⁉
いやいや、俺の理想は俺が可愛い令嬢をお姫様抱っこだっっ!!
抱っこされる側じゃねぇっ!
「結構サマになってたけどなぁ。」
___バァァンッ!___
「失礼致しまぁすっ、リオ様ぁっ!目が覚めましたかぁ⁉」
「ぎゃぁっ!全く失礼だし、まだ眠気も取れてねぇわっ!!」
コイツには何かのセンサーでも付いているのか?
見ると、手にはペンとメモを持って鼻息も荒い。
転生前の記憶が蘇ってる俺には分かる…TVのアニメで見たことある。
コイツは腐女子…しかも薄い本出してる人だっ!
じゃあ、こいつがよく聞いてきたのって…
ベリルへの恋心じゃなくて、俺へのネタかっ⁉
「あ、ガーネット様の用事は全て終わったので私は大丈夫ですっ!」
「そんな意味で見たんじゃねぇわっ!俺、まだ着替えもしてねぇっての!」
「お着替え、お手伝いしても良いですか?」
「ダメに決まってんだろうがっ!」
パールはガーネット専属だ。いくら使用人でも何故かこいつだと恥ずかしい…ってか、本能が拒否してる。
「あ、モデルにするだけなので大丈夫!ノンフィクションな暴露本にはしないんで安心して下さいっ!!」
「当たり前だろっ、バカぁっ!」
やっぱりガチの職人だぁっ!
パールって、もう少し落ち着いた使用人と思ってたのに…何でこう…俺の周りは普通がいないんだ。
俺はパールを一旦部屋から出して服を着替え、食堂へ移動してから再び話を再開した。
「まぁ、良いんじゃない?これでもパールは副業で男同士の恋愛モノの小説を書いて稼いでるくらいだし、お前の悩みも解決するんじゃないか?」
「え、そうなの⁉」
「ウフフ…最初は趣味の1つだったんですけど、偶然1つのお話が当たっちゃって…今は親に仕送りできるくらいには…」
そうなのぉっ⁉
「凄いな。じゃぁ…俺の悩みも解決するかなぁ。」
男同士の恋愛…転生前でもドラマやアニメになったみたいだけど、あまり見てないからその辺の知識は全くだもんなぁ。
「女性をお好きと思っていたのは、お互い別の国にいたから分からなかった。パーティーで出会い…そして先日のデートで愛を確信して……ウフフフフ……私の目に狂いは無かったです♡」
「ハハハハ……怖いよパール……」
「熱い愛を語り合うノーマルなガーネット様とロード様の恋愛も良いけど、淡い恋から濃い愛へと変えていく男同士のリオ様とベリル様の恋愛……萌えるっ!」
淡くもねぇし、始まってもねぇんだけど?
「…ん…先日のデートって…?」
「「デートでしょ?」」
キョトンとした顔でジルコンとパールが返事をした。
「あ、私お茶を入れますね~。」
軽食を食べた食後のお茶を作りに、使用済の皿を持って下がっていった。
「あれ、デートなのか?」
「デートだろ?お前好みの花束を持って来られて、エスコートされながら馬車に乗り…」
「エスコート…そっか…エスコートだな…なら、降りる時もそうだった。んで、噴水広場でコインを投げたり、綿菓子やカフェで食べ歩き…最期は夕日の見える教会の塔で…」
___俺は…お前が……好きだ…___
「ふ~ん…告白された…と。」
「何で分かるんだ⁉」
「分かるだろ?」
「いやぁっ、何っその蕩けた顔っっ!可愛すぎるっ!何言わせたんですかっ、ジルコンさん!!」
「何も言ってねぇよ。」
「リオ様っ!ジルコンさんにだけって、ズ~ル~い~~っ!!!」
「あぁあっ、分かった分かった!その変わり、ガーネットにはまだ内緒だからな!兄の威厳に関わるっ!」
「…兄の威厳…」
「……あったんですね…」
「あるわっ!俺を何だと思ってんだ!」
いくらガーネットの方がしっかりしてるとはいえ、俺、ここの長男よ⁉酷くない?
「それよりお昼寝しなくても大丈夫そうならお話して下さいよ~!」
パールに促されて俺は話すことにした。
「…成る程。そう言われたわけですか。」
「いつベリル様が気付くかとは思ってたがなぁ……手は出さなかった…ふぅん……出さなかっねぇ…」
「…跪いて……手に…キスは…されたけど。」
『…そう思ってるなら良いか。アイツ…要注意だな。』
「ん?何?」
「何でもない。まぁ、最終的に手を出さなかった辺りは、リオの相手として………及第点にしておこうかな。」
「付き合ってすぐに手を出すなんてありえません!リオ様は学園に入学されてから日に日に可愛らしさに磨きが掛かってるんですから、気を付けて下さいね!」
「可愛い?カッコイイの間違いだろ⁉」
「可愛いで合ってるだろ?」
「ジルコン黙ってて。」
「え~。」
「リオ様は可愛らしいですよ?可愛いもの好きで、その可愛いに触れるリオ様も可愛くて…しかも性格まで愛らしい。」
「あのなぁ、俺は可愛いは好きだけど、カッコイイを目指してんの。可愛いもの好き過ぎて見た目にも反映されるなら、騎士として…可愛いは我慢………する!」
出来るもんなら我慢はしたくない。
可愛いものが男でも認められる世界。
俺の部屋には転生前より沢山の可愛いがある。
頑張って鍛えてるのに細い腕に細い足。
筋肉はあるけど、ロードやベリル、ジルコンよりも俺は小さい。
下手をしたらコーラルと変わらない姿だ。
「お前…そんな死にそうな顔して言わなくても…でも、お前だってお嬢を抱えられるじゃん。十分男らしいけどな。」
「ガーネットは軽いからだよ。まだまだ筋肉欲しいぞ。」
ガーネットは体型を気にして食事制限してるし、王宮で護身術を習っているから他の令嬢よりは身が引き締まって細い。
あ、筋肉は重いから他の令嬢より重いのか?
俺はウンウン唸りながら茶を啜っていると、授業を終えたガーネットが帰ってきた。
___ガバッ!___
「うわぁ!遅刻だっ!!」
「…起きたか?おはよう。」
「何呑気なこと言ってんだよ!この日差し、もう昼近いだろ⁉何で起こしてくれなかったんだよっ!」
飛び起きた俺を確認し、のんびりジルコンが朝の準備を始めた。
「昨日は起こしても起きないし、顔色悪かったから今日は休みの連絡済だ。しっかり治せ、このお子ちゃまが。」
「お子ちゃまじゃねぇよっ!」
「お子ちゃまじゃん。軽そうだったぞ~。」
___…軽そうだった…?___
「うん。本人がどうしてもって言うから、馬車まで運んだのはベリル様だ。」
「……っっっ⁉」
「惚れられたなぁ。あぁも軽々とお前を横抱きにして運ぶとは。結構鍛えてんだな、流石は王子様だ。」
王子様が俺をお姫様抱っこだとぅっ⁉
いやいや、俺の理想は俺が可愛い令嬢をお姫様抱っこだっっ!!
抱っこされる側じゃねぇっ!
「結構サマになってたけどなぁ。」
___バァァンッ!___
「失礼致しまぁすっ、リオ様ぁっ!目が覚めましたかぁ⁉」
「ぎゃぁっ!全く失礼だし、まだ眠気も取れてねぇわっ!!」
コイツには何かのセンサーでも付いているのか?
見ると、手にはペンとメモを持って鼻息も荒い。
転生前の記憶が蘇ってる俺には分かる…TVのアニメで見たことある。
コイツは腐女子…しかも薄い本出してる人だっ!
じゃあ、こいつがよく聞いてきたのって…
ベリルへの恋心じゃなくて、俺へのネタかっ⁉
「あ、ガーネット様の用事は全て終わったので私は大丈夫ですっ!」
「そんな意味で見たんじゃねぇわっ!俺、まだ着替えもしてねぇっての!」
「お着替え、お手伝いしても良いですか?」
「ダメに決まってんだろうがっ!」
パールはガーネット専属だ。いくら使用人でも何故かこいつだと恥ずかしい…ってか、本能が拒否してる。
「あ、モデルにするだけなので大丈夫!ノンフィクションな暴露本にはしないんで安心して下さいっ!!」
「当たり前だろっ、バカぁっ!」
やっぱりガチの職人だぁっ!
パールって、もう少し落ち着いた使用人と思ってたのに…何でこう…俺の周りは普通がいないんだ。
俺はパールを一旦部屋から出して服を着替え、食堂へ移動してから再び話を再開した。
「まぁ、良いんじゃない?これでもパールは副業で男同士の恋愛モノの小説を書いて稼いでるくらいだし、お前の悩みも解決するんじゃないか?」
「え、そうなの⁉」
「ウフフ…最初は趣味の1つだったんですけど、偶然1つのお話が当たっちゃって…今は親に仕送りできるくらいには…」
そうなのぉっ⁉
「凄いな。じゃぁ…俺の悩みも解決するかなぁ。」
男同士の恋愛…転生前でもドラマやアニメになったみたいだけど、あまり見てないからその辺の知識は全くだもんなぁ。
「女性をお好きと思っていたのは、お互い別の国にいたから分からなかった。パーティーで出会い…そして先日のデートで愛を確信して……ウフフフフ……私の目に狂いは無かったです♡」
「ハハハハ……怖いよパール……」
「熱い愛を語り合うノーマルなガーネット様とロード様の恋愛も良いけど、淡い恋から濃い愛へと変えていく男同士のリオ様とベリル様の恋愛……萌えるっ!」
淡くもねぇし、始まってもねぇんだけど?
「…ん…先日のデートって…?」
「「デートでしょ?」」
キョトンとした顔でジルコンとパールが返事をした。
「あ、私お茶を入れますね~。」
軽食を食べた食後のお茶を作りに、使用済の皿を持って下がっていった。
「あれ、デートなのか?」
「デートだろ?お前好みの花束を持って来られて、エスコートされながら馬車に乗り…」
「エスコート…そっか…エスコートだな…なら、降りる時もそうだった。んで、噴水広場でコインを投げたり、綿菓子やカフェで食べ歩き…最期は夕日の見える教会の塔で…」
___俺は…お前が……好きだ…___
「ふ~ん…告白された…と。」
「何で分かるんだ⁉」
「分かるだろ?」
「いやぁっ、何っその蕩けた顔っっ!可愛すぎるっ!何言わせたんですかっ、ジルコンさん!!」
「何も言ってねぇよ。」
「リオ様っ!ジルコンさんにだけって、ズ~ル~い~~っ!!!」
「あぁあっ、分かった分かった!その変わり、ガーネットにはまだ内緒だからな!兄の威厳に関わるっ!」
「…兄の威厳…」
「……あったんですね…」
「あるわっ!俺を何だと思ってんだ!」
いくらガーネットの方がしっかりしてるとはいえ、俺、ここの長男よ⁉酷くない?
「それよりお昼寝しなくても大丈夫そうならお話して下さいよ~!」
パールに促されて俺は話すことにした。
「…成る程。そう言われたわけですか。」
「いつベリル様が気付くかとは思ってたがなぁ……手は出さなかった…ふぅん……出さなかっねぇ…」
「…跪いて……手に…キスは…されたけど。」
『…そう思ってるなら良いか。アイツ…要注意だな。』
「ん?何?」
「何でもない。まぁ、最終的に手を出さなかった辺りは、リオの相手として………及第点にしておこうかな。」
「付き合ってすぐに手を出すなんてありえません!リオ様は学園に入学されてから日に日に可愛らしさに磨きが掛かってるんですから、気を付けて下さいね!」
「可愛い?カッコイイの間違いだろ⁉」
「可愛いで合ってるだろ?」
「ジルコン黙ってて。」
「え~。」
「リオ様は可愛らしいですよ?可愛いもの好きで、その可愛いに触れるリオ様も可愛くて…しかも性格まで愛らしい。」
「あのなぁ、俺は可愛いは好きだけど、カッコイイを目指してんの。可愛いもの好き過ぎて見た目にも反映されるなら、騎士として…可愛いは我慢………する!」
出来るもんなら我慢はしたくない。
可愛いものが男でも認められる世界。
俺の部屋には転生前より沢山の可愛いがある。
頑張って鍛えてるのに細い腕に細い足。
筋肉はあるけど、ロードやベリル、ジルコンよりも俺は小さい。
下手をしたらコーラルと変わらない姿だ。
「お前…そんな死にそうな顔して言わなくても…でも、お前だってお嬢を抱えられるじゃん。十分男らしいけどな。」
「ガーネットは軽いからだよ。まだまだ筋肉欲しいぞ。」
ガーネットは体型を気にして食事制限してるし、王宮で護身術を習っているから他の令嬢よりは身が引き締まって細い。
あ、筋肉は重いから他の令嬢より重いのか?
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