19 / 21
18☆
しおりを挟む
BLの世界でも、おおっぴらに手を繋いで歩くというのは少し抵抗がある。
まだ付き合って間もない俺にはまだまだハードルが高いのかもしれない。
「浜辺まで…手…繋いで良い?」
ユキが別荘を出てすぐに俺に手を差し伸べた。
「…うん…」
頬を染めて照れながら差し伸べる手…
ゲームじゃなく真正面から見える生身のユキの顔は何て破壊力があるんだろう。
でもさ、何で毎回聞くんだろう?
「…行こうか。」
手を繋いで短い距離なのですぐに浜辺へ着いた。
そのまま手を繋いで歩くのかと思ったけどユキはすぐに手を離した。
「あ、佐藤さんが用意してくれたのはこれだね。」
朝食前、ユキが佐藤さんにお願いしてパラソルと昼食を用意してもらっていた。
佐藤さん、何気に凄いんだよな。
俺、ゲームじゃ佐藤さんは一瞬だったし別荘は来た事無かったから有能さにビックリだよ。
どこの異世界も執事の人はチートなんだろうか…あ、でも佐藤さんは管理人か。
「マコ、昼食は後でも良い?」
「うん。」
そう言ってマコはまた『手を繋いで良い?』と、俺に聞いて手を繋いだ。
聞かずに繋いで良いのに…
俺達は浜辺を少し歩いた後、少し日陰のある岩場へ来た。洞窟もあって天井には海水を反射して陽の光がキラキラと照らされている。
幻想的な世界が広がっていた。
ここも実咲の家の敷地内らしい…実咲、めちゃくちゃセレブじゃん。
「マコ、ここに座って。」
ユキが自分の上着を敷いて俺に座るように促す。
「マコの上着が無くても座れるよ。」
「ううん、俺が嫌なの。」
攻様発動だなぁ。
今までに無い経験に俺はドキドキしながら座った。
波の音が静かに聞こえる2人だけの世界…ここでイベントがあってキスとか…あるのかな…
更にドキドキしていると、ユキから別の方角でのドキドキを食らってしまった。
「ねぇ…マコ…」
「…何?」
「マコは…俺の事…好き?」
………は?
「え?」
「昨日のさ、やっぱり俺を無理矢理受け入れてくれようとしてたよね?それって、俺に気を使って頑張ってしてくれてたのかなって……」
ええぇ?
「マコ、気持ち良い事好きでしょ?俺の気持ちは受け止めてくれてるけど、やっぱり俺が返事を待たずに強引に事を進めてるから、流されてるのかなって…」
返事?
「いやいや、待て待て待て!俺は……ハッ……」
だって、抱かれたいのはマコだけだとか色々言ったよ俺っ!
………あ゛………
そういや俺……『好き』って、言ってないじゃん!
返事したつもりでいた。
「ユキ、ゴメン。」
「……あ、やっぱり…」
「バカ、最後まで聞けって。俺、言ったつもりでいたんだよ。」
「……」
俺はユキを見た。
推しの主人公ユキ、俺はお助けキャラだからユキが幸せな恋愛するように助けて満足してたけど…好きって言ってくれてから、俺もどんどんユキに惹かれていく。
「ユキ、好きだよ。」
「…ホントに?」
「疑い深いなぁ…」
俺はユキにキスをした。
「……俺は誰とでもすると思ってんのか…んんっ。」
すぐに離れようと思ったら抱き締められてユキが深くキスを求めて来た。
「んっ………ぁ…ん…ふぁ………」
静かに身体を倒されて身体を弄られる。
「ユキ…あっ…んっ…」
そしてスルリとユキの手が俺の水着の中に入り陰茎に刺激を与えると、あっという間に立ち上がった。
「…マコ…ここ…トロトロになってる…」
クチュクチュと音を立て始めた俺の陰茎にユキは嬉しそうに緩急を付けて更に刺激をする。
「あんっ…ゃ……んんぅ…ユキッ…」
「まだイッちゃダメ。」
___ギュ___
「んぅっ……ユキッ…やぁっ…イかして…」
「待って…」
ユキの指が1本…また1本と入り、蠢く指に俺の身体は喜びに震えた。
昨日以上に激しくされる抽送に身体が反応する。
気がおかしくなりそうな直前に陰茎に絡み付いたユキの指から開放され、俺は一気に果ててしまった。
「あぁああっ!」
___ビュルルッ!___
「ぁ……ハッ…ァ……んっ…ハァ…」
「マコ……」
「ん…」
「…もう一度…入れても良い…?」
「…も…聞くなよ…お前の事…好きって言っただろ?」
ここで四つん這いになるのは難しいから…
「えっと…手はこうで……ん…これだと四つん這いに近い…かな?」
確か薄い本にこういうシュチュエーションあったよな?
「…っ!」
立ち上がって近くの壁に手を付き、お尻を突き出して顔だけユキの方を向くと…片手を顔に付けて震えるユキの姿があった。
「……マコは…どれだけ俺を煽れば…」
___グッ___
「…ぁっ…」
腰を持たれ、少しゾクッとする。
そのままユキが俺に覆い被さり、俺の後孔に指を入れ…
「あ…んっ…」
「…大丈夫?」
「……ぁっ…」
耳元に囁く言葉の後に息が少し荒くなる。
「じゃあ、挿れる…ね…」
___ズズ…___
「んん…」
「…んっ…マコ…息っ…して…」
___ズッ…___
「んぁっ……ハッ…ァ…んんん…」
少しずつ…少しずつ…マコのが入ってくる…
「もぅ…俺…我慢出来ないから…」
「ん…ぃ…いよ……無理すんなっ……大丈夫っ…あっ…だからぁっ。」
ゆっくりと確実に来るそれは、前回の時より圧迫感は無く次第に快楽へと変わっていった。
「……ハァ……んっ……ユ…キ……」
「…マコッ……い…ぃっ…」
___ズチュ!___
「カハッッ!」
両腰を持たれ、思い切りマコが入って来てた圧迫感に俺は息を思い切り吐くと一気に入って来た。
「……っ…マコ…全部……ハァ…入った…」
「…くっ……ぁっ…ホン…ト…か……?」
圧迫感が半端ないけど、全部入った事による多幸感に俺は少し泣きそうになった。
まだ付き合って間もない俺にはまだまだハードルが高いのかもしれない。
「浜辺まで…手…繋いで良い?」
ユキが別荘を出てすぐに俺に手を差し伸べた。
「…うん…」
頬を染めて照れながら差し伸べる手…
ゲームじゃなく真正面から見える生身のユキの顔は何て破壊力があるんだろう。
でもさ、何で毎回聞くんだろう?
「…行こうか。」
手を繋いで短い距離なのですぐに浜辺へ着いた。
そのまま手を繋いで歩くのかと思ったけどユキはすぐに手を離した。
「あ、佐藤さんが用意してくれたのはこれだね。」
朝食前、ユキが佐藤さんにお願いしてパラソルと昼食を用意してもらっていた。
佐藤さん、何気に凄いんだよな。
俺、ゲームじゃ佐藤さんは一瞬だったし別荘は来た事無かったから有能さにビックリだよ。
どこの異世界も執事の人はチートなんだろうか…あ、でも佐藤さんは管理人か。
「マコ、昼食は後でも良い?」
「うん。」
そう言ってマコはまた『手を繋いで良い?』と、俺に聞いて手を繋いだ。
聞かずに繋いで良いのに…
俺達は浜辺を少し歩いた後、少し日陰のある岩場へ来た。洞窟もあって天井には海水を反射して陽の光がキラキラと照らされている。
幻想的な世界が広がっていた。
ここも実咲の家の敷地内らしい…実咲、めちゃくちゃセレブじゃん。
「マコ、ここに座って。」
ユキが自分の上着を敷いて俺に座るように促す。
「マコの上着が無くても座れるよ。」
「ううん、俺が嫌なの。」
攻様発動だなぁ。
今までに無い経験に俺はドキドキしながら座った。
波の音が静かに聞こえる2人だけの世界…ここでイベントがあってキスとか…あるのかな…
更にドキドキしていると、ユキから別の方角でのドキドキを食らってしまった。
「ねぇ…マコ…」
「…何?」
「マコは…俺の事…好き?」
………は?
「え?」
「昨日のさ、やっぱり俺を無理矢理受け入れてくれようとしてたよね?それって、俺に気を使って頑張ってしてくれてたのかなって……」
ええぇ?
「マコ、気持ち良い事好きでしょ?俺の気持ちは受け止めてくれてるけど、やっぱり俺が返事を待たずに強引に事を進めてるから、流されてるのかなって…」
返事?
「いやいや、待て待て待て!俺は……ハッ……」
だって、抱かれたいのはマコだけだとか色々言ったよ俺っ!
………あ゛………
そういや俺……『好き』って、言ってないじゃん!
返事したつもりでいた。
「ユキ、ゴメン。」
「……あ、やっぱり…」
「バカ、最後まで聞けって。俺、言ったつもりでいたんだよ。」
「……」
俺はユキを見た。
推しの主人公ユキ、俺はお助けキャラだからユキが幸せな恋愛するように助けて満足してたけど…好きって言ってくれてから、俺もどんどんユキに惹かれていく。
「ユキ、好きだよ。」
「…ホントに?」
「疑い深いなぁ…」
俺はユキにキスをした。
「……俺は誰とでもすると思ってんのか…んんっ。」
すぐに離れようと思ったら抱き締められてユキが深くキスを求めて来た。
「んっ………ぁ…ん…ふぁ………」
静かに身体を倒されて身体を弄られる。
「ユキ…あっ…んっ…」
そしてスルリとユキの手が俺の水着の中に入り陰茎に刺激を与えると、あっという間に立ち上がった。
「…マコ…ここ…トロトロになってる…」
クチュクチュと音を立て始めた俺の陰茎にユキは嬉しそうに緩急を付けて更に刺激をする。
「あんっ…ゃ……んんぅ…ユキッ…」
「まだイッちゃダメ。」
___ギュ___
「んぅっ……ユキッ…やぁっ…イかして…」
「待って…」
ユキの指が1本…また1本と入り、蠢く指に俺の身体は喜びに震えた。
昨日以上に激しくされる抽送に身体が反応する。
気がおかしくなりそうな直前に陰茎に絡み付いたユキの指から開放され、俺は一気に果ててしまった。
「あぁああっ!」
___ビュルルッ!___
「ぁ……ハッ…ァ……んっ…ハァ…」
「マコ……」
「ん…」
「…もう一度…入れても良い…?」
「…も…聞くなよ…お前の事…好きって言っただろ?」
ここで四つん這いになるのは難しいから…
「えっと…手はこうで……ん…これだと四つん這いに近い…かな?」
確か薄い本にこういうシュチュエーションあったよな?
「…っ!」
立ち上がって近くの壁に手を付き、お尻を突き出して顔だけユキの方を向くと…片手を顔に付けて震えるユキの姿があった。
「……マコは…どれだけ俺を煽れば…」
___グッ___
「…ぁっ…」
腰を持たれ、少しゾクッとする。
そのままユキが俺に覆い被さり、俺の後孔に指を入れ…
「あ…んっ…」
「…大丈夫?」
「……ぁっ…」
耳元に囁く言葉の後に息が少し荒くなる。
「じゃあ、挿れる…ね…」
___ズズ…___
「んん…」
「…んっ…マコ…息っ…して…」
___ズッ…___
「んぁっ……ハッ…ァ…んんん…」
少しずつ…少しずつ…マコのが入ってくる…
「もぅ…俺…我慢出来ないから…」
「ん…ぃ…いよ……無理すんなっ……大丈夫っ…あっ…だからぁっ。」
ゆっくりと確実に来るそれは、前回の時より圧迫感は無く次第に快楽へと変わっていった。
「……ハァ……んっ……ユ…キ……」
「…マコッ……い…ぃっ…」
___ズチュ!___
「カハッッ!」
両腰を持たれ、思い切りマコが入って来てた圧迫感に俺は息を思い切り吐くと一気に入って来た。
「……っ…マコ…全部……ハァ…入った…」
「…くっ……ぁっ…ホン…ト…か……?」
圧迫感が半端ないけど、全部入った事による多幸感に俺は少し泣きそうになった。
426
お気に入りに追加
916
あなたにおすすめの小説
姉が結婚式から逃げ出したので、身代わりにヤクザの嫁になりました
拓海のり
BL
芳原暖斗(はると)は学校の文化祭の都合で姉の結婚式に遅れた。会場に行ってみると姉も両親もいなくて相手の男が身代わりになれと言う。とても断れる雰囲気ではなくて結婚式を挙げた暖斗だったがそのまま男の家に引き摺られて──。
昔書いたお話です。殆んど直していません。やくざ、カップル続々がダメな方はブラウザバックお願いします。やおいファンタジーなので細かい事はお許しください。よろしくお願いします。
タイトルを変えてみました。
元執着ヤンデレ夫だったので警戒しています。
くまだった
BL
新入生の歓迎会で壇上に立つアーサー アグレンを見た時に、記憶がざっと戻った。
金髪金目のこの才色兼備の男はおれの元執着ヤンデレ夫だ。絶対この男とは関わらない!とおれは決めた。
貴族金髪金目 元執着ヤンデレ夫 先輩攻め→→→茶髪黒目童顔平凡受け
ムーンさんで先行投稿してます。
感想頂けたら嬉しいです!
乙女ゲームが俺のせいでバグだらけになった件について
はかまる
BL
異世界転生配属係の神様に間違えて何の関係もない乙女ゲームの悪役令状ポジションに転生させられた元男子高校生が、世界がバグだらけになった世界で頑張る話。
【完結】三度目の正直ってあると思う?
エウラ
BL
俺には今の俺になる前の記憶が二つある。
どういう訳かその二つとも18歳で死んでる。そして死に方もほぼ同じ。
もう俺、呪われてんじゃね?
---という、過去世の悲惨な記憶のせいで引きこもりがちな主人公の話。
三度目は長生き出来るのか?
過去の記憶のせいで人生を諦めている主人公が溺愛される話です。
1話1話が長いですが、3話で終わる予定です。
R18には*がつきます。
3話の予定でしたが番外編的な1話を足しました。これで完結です。
転生したら同性の婚約者に毛嫌いされていた俺の話
鳴海
BL
前世を思い出した俺には、驚くことに同性の婚約者がいた。
この世界では同性同士での恋愛や結婚は普通に認められていて、なんと出産だってできるという。
俺は婚約者に毛嫌いされているけれど、それは前世を思い出す前の俺の性格が最悪だったからだ。
我儘で傲慢な俺は、学園でも嫌われ者。
そんな主人公が前世を思い出したことで自分の行動を反省し、行動を改め、友達を作り、婚約者とも仲直りして愛されて幸せになるまでの話。
メゴ ~追いやられた神子様と下男の俺~
てんつぶ
BL
ニホンから呼び寄せられた神子様は、おかしな言葉しか喋られない。
そのせいであばら家に追いやられて俺みたいな下男1人しかつけて貰えない。
だけどいつも楽しそうな神子様に俺はどんどん惹かれていくけれど、ある日同僚に襲われてーー
日本人神子(方言)×異世界平凡下男
旧題「メゴ」
水嶋タツキ名義で主催アンソロに掲載していたものです
方言監修してもらいましたがおかしい部分はお目こぼしください。
塩評判は当てにならない。
猫宮乾
BL
腰を痛めた祖父の代わりに、家賃の回収に向かった僕は、ロベルトと出会う。なお、僕は就職先が騎士団に決まっているので、祖父が治るまでの臨時代理だ。ちなみに僕は第五騎士団だけど、噂によると第一騎士団の団長は塩対応で評判らしい。優しいロベルトとは全然違いそうだな、と、思っていたら――? ※異世界もの、平凡が溺愛されるお話です。
お荷物な俺、独り立ちしようとしたら押し倒されていた
やまくる実
BL
異世界ファンタジー、ゲーム内の様な世界観。
俺は幼なじみのロイの事が好きだった。だけど俺は能力が低く、アイツのお荷物にしかなっていない。
独り立ちしようとして執着激しい攻めにガッツリ押し倒されてしまう話。
好きな相手に冷たくしてしまう拗らせ執着攻め✖️自己肯定感の低い鈍感受け
ムーンライトノベルズにも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる