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【17歳】
【17歳】25
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カヤに抱えられて連れて岩陰にやって来た。
「ここなら……良いかな……」
「…え?」
こんな所で⁉
「シオンとこうして水に入れる所。シオン、泳ぐの少し苦手でしょ?」
「あ…ぇ……泳ぎかぁ……」
「フフッ、何かされるかと思った?」
「………いっ…いつも所構わずだろっ!」
オークといいカヤといい……
結局流される俺も俺なんだけどさっ!
「泳ぎは今のユズ様のほんの少し上程度のレベルだから、本当は練習したかったでしょ?」
「……バレてたか。」
「何年一緒にいると思ってるの?」
そう言うとカヤは水の中に入って手を伸ばした。
「シオン、おいで。」
カヤを見ると深さは深くはなと思っていたが、実際入ってみると俺の背では足がほんの少し届かない。
「じゃぁ…少し練習しようか。」
体慣らしにバタ足から始めてクロールを泳いでみる。
う~ん…平泳ぎの方が良かったか?
どちらにせよ…ちょっと不格好だった。
___30分後___
「……まぁ……最悪俺達がいるから……」
「うぅ……慰めにもなってねぇ……」
転生前同様…泳ぎにセンスは無かった様だ……良いもん…立泳ぎは出来るようになったからさ……
「でもまぁ…立泳ぎは出来るようになったし、戻ってからユズのそばで見る事は出来るよな。ありがと、カヤ。」
「じゃぁ……シオン、ご褒美ちょうだい。」
「わっ……んむっ。」
カヤに引き寄せられてそのまま横抱きにされたかと思うとそのままキスをされた。
やっぱりそれ目的かよっ!
「ん……ぅ…ゃっ……ユ…ズッ…近くにっ……」
近くにユズ達がいるのにっ!
もがいてる最中に水の中なのでラッシュガードが捲れて腹が出る。
転生前みたいなピッタリじゃなくてシャツみたいなもんだしなぁ。
「お前っ…っ…手ぇ……入れんなっ!」
「シオン…可愛い…チュ…」
「やぁっ!」
バシャバシャやってると遠くから走って来る音が…
___ドドドドドッ!___
「そこかぁぁぁっ‼カヤッ!抜け駆けは許さねぇからなぁっっ!」
「………チッ。」
カヤが俺の腰を持ちながら少し身体を離す。
「おや、オーク様…お早い到着で。」
「こうならない様に早めに終わらせたんだろうがっ………」
後から聞いたが、今回はユズを優先する為にお触り禁止にしたらしい。
取り敢えず助かった。
魔法を使わずに走ってきたのは近距離の移動魔法は苦手なんだって。
「そろそろユズ様も休憩に入るでしょうし、戻りましょうか。」
俺達は水から上がり、ユズのいる場所へオークと共に戻った。
「あ、オーク様お疲れ様で~す。」
「あ、オーク兄様だ~!僕だいぶ泳げる様になったよ~!」
「おぅ!良かったな!」
向こうからブンブン手を振るユズの姿。
すっかりオークもユズの兄だよな。
5人で揃った所で軽めの軽食を取り、オークが水着を着ていないので戻る事にした。
別荘に戻るどクロバイとライも帰ってきていてバルコニーでお茶をしていた。
おぉ……クロバイ……いつも髪を上げて仕事をしているのに…今回は旅行を兼ねてきているせいか……
髪を下ろしている……だと……⁉
ギャップ萌え…って、この時に使うのか?
凄くイケメン度合いが上がってる。
両隣のカヤとオークを見るとやはり意外に思ったようで俺と同じ顔をしていた。
「あ、みんなお帰り~。」
ライがこちらに気付いて手を振ってきた。
う~ん…雰囲気を壊して申し訳ないな…
「ただいま。先に帰ってきたんだ。」
「うん。シオンのお父さん達はまだみたいだよ。」
「こんな格好でスミマセン……途中で身体を汚してしまって…」
「あ……それは俺のせいで…」
……ん?何か2人して顔を赤くして……
もしかして⁉
「んな訳無いからっ‼」
「あ、分かっちゃった?」
更に真っ赤になったライに言われる。
いやぁ……真っ赤になって「汚れました」なんてさぁ……
色々森で何かそういうイベントがあった…とか……思っちゃうじゃん?
「綺麗な小川があったんだけどさ…俺、はしゃいで飛び越えようとしたら滑っちゃって…」
「私が助けようとしたのですが…タイミングを外して共に盛大に滑ってしまいまして…」
「髪が濡れて前髪が下りちゃってさ。その姿が恰好良かったから……俺のワガママでそのままにしてもらったんだよ。」
「……申し訳ございません…見苦しければ髪を直して参りますが…」
「いや、良いよ。逆に普段はそっちでも凄く若く見えて良いんじゃないかな?」
……実際精霊王の顔としては若い顔してるんだろうしなぁ。
「ありがとうございます。では…お言葉に甘えて今日はこの姿でおります。」
………ハッ!川で共に滑った?
よく考えたら…これってイベントじゃね⁉
ライを見たら笑顔で親指を立てていた。
くそぅ!イベント見損ねたぁぁぁ!
「ここなら……良いかな……」
「…え?」
こんな所で⁉
「シオンとこうして水に入れる所。シオン、泳ぐの少し苦手でしょ?」
「あ…ぇ……泳ぎかぁ……」
「フフッ、何かされるかと思った?」
「………いっ…いつも所構わずだろっ!」
オークといいカヤといい……
結局流される俺も俺なんだけどさっ!
「泳ぎは今のユズ様のほんの少し上程度のレベルだから、本当は練習したかったでしょ?」
「……バレてたか。」
「何年一緒にいると思ってるの?」
そう言うとカヤは水の中に入って手を伸ばした。
「シオン、おいで。」
カヤを見ると深さは深くはなと思っていたが、実際入ってみると俺の背では足がほんの少し届かない。
「じゃぁ…少し練習しようか。」
体慣らしにバタ足から始めてクロールを泳いでみる。
う~ん…平泳ぎの方が良かったか?
どちらにせよ…ちょっと不格好だった。
___30分後___
「……まぁ……最悪俺達がいるから……」
「うぅ……慰めにもなってねぇ……」
転生前同様…泳ぎにセンスは無かった様だ……良いもん…立泳ぎは出来るようになったからさ……
「でもまぁ…立泳ぎは出来るようになったし、戻ってからユズのそばで見る事は出来るよな。ありがと、カヤ。」
「じゃぁ……シオン、ご褒美ちょうだい。」
「わっ……んむっ。」
カヤに引き寄せられてそのまま横抱きにされたかと思うとそのままキスをされた。
やっぱりそれ目的かよっ!
「ん……ぅ…ゃっ……ユ…ズッ…近くにっ……」
近くにユズ達がいるのにっ!
もがいてる最中に水の中なのでラッシュガードが捲れて腹が出る。
転生前みたいなピッタリじゃなくてシャツみたいなもんだしなぁ。
「お前っ…っ…手ぇ……入れんなっ!」
「シオン…可愛い…チュ…」
「やぁっ!」
バシャバシャやってると遠くから走って来る音が…
___ドドドドドッ!___
「そこかぁぁぁっ‼カヤッ!抜け駆けは許さねぇからなぁっっ!」
「………チッ。」
カヤが俺の腰を持ちながら少し身体を離す。
「おや、オーク様…お早い到着で。」
「こうならない様に早めに終わらせたんだろうがっ………」
後から聞いたが、今回はユズを優先する為にお触り禁止にしたらしい。
取り敢えず助かった。
魔法を使わずに走ってきたのは近距離の移動魔法は苦手なんだって。
「そろそろユズ様も休憩に入るでしょうし、戻りましょうか。」
俺達は水から上がり、ユズのいる場所へオークと共に戻った。
「あ、オーク様お疲れ様で~す。」
「あ、オーク兄様だ~!僕だいぶ泳げる様になったよ~!」
「おぅ!良かったな!」
向こうからブンブン手を振るユズの姿。
すっかりオークもユズの兄だよな。
5人で揃った所で軽めの軽食を取り、オークが水着を着ていないので戻る事にした。
別荘に戻るどクロバイとライも帰ってきていてバルコニーでお茶をしていた。
おぉ……クロバイ……いつも髪を上げて仕事をしているのに…今回は旅行を兼ねてきているせいか……
髪を下ろしている……だと……⁉
ギャップ萌え…って、この時に使うのか?
凄くイケメン度合いが上がってる。
両隣のカヤとオークを見るとやはり意外に思ったようで俺と同じ顔をしていた。
「あ、みんなお帰り~。」
ライがこちらに気付いて手を振ってきた。
う~ん…雰囲気を壊して申し訳ないな…
「ただいま。先に帰ってきたんだ。」
「うん。シオンのお父さん達はまだみたいだよ。」
「こんな格好でスミマセン……途中で身体を汚してしまって…」
「あ……それは俺のせいで…」
……ん?何か2人して顔を赤くして……
もしかして⁉
「んな訳無いからっ‼」
「あ、分かっちゃった?」
更に真っ赤になったライに言われる。
いやぁ……真っ赤になって「汚れました」なんてさぁ……
色々森で何かそういうイベントがあった…とか……思っちゃうじゃん?
「綺麗な小川があったんだけどさ…俺、はしゃいで飛び越えようとしたら滑っちゃって…」
「私が助けようとしたのですが…タイミングを外して共に盛大に滑ってしまいまして…」
「髪が濡れて前髪が下りちゃってさ。その姿が恰好良かったから……俺のワガママでそのままにしてもらったんだよ。」
「……申し訳ございません…見苦しければ髪を直して参りますが…」
「いや、良いよ。逆に普段はそっちでも凄く若く見えて良いんじゃないかな?」
……実際精霊王の顔としては若い顔してるんだろうしなぁ。
「ありがとうございます。では…お言葉に甘えて今日はこの姿でおります。」
………ハッ!川で共に滑った?
よく考えたら…これってイベントじゃね⁉
ライを見たら笑顔で親指を立てていた。
くそぅ!イベント見損ねたぁぁぁ!
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