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【17歳】
【17歳】24
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夏休み本番!
さぁ!ライをとっ捕まえて早速別荘へGO!
ライは…俺が別館にいる間……またもや実家に帰ってました。
実家の手伝いがあったんだって。
取り敢えずイベントの事もあったし、俺のワガママで別館にいる間にアゼリアに頼んでライの実家へ行ってもらい手伝いが済んでるならこちらに泊まりに来ないかと誘ってもらったら来てくれた。
生徒会は新学期まで休んだし。
そして今日はオークの別荘にお泊まりがてらみんなでやって来た。
荷物は使用人の人達に任せ、両親とサクラ・ライとクロバイは別行動で俺、カヤ、ザクロ、ユズの4人で近くの湖に泳ぎ行こうとなった。
ここは水質も良くて飲める程だ。
オークは公務の関係で後から来ると言っていた。
「父上達の警護は良いのか?」
「あぁ、アッシュ様は何だかんだと強いから大丈夫ッスよ。だから、俺はユズ様の警護に専念です♪」
「ヒイラギとアゼリアは?」
「別荘の警護と周辺の見回りです。魔物は出ないとは思いますが念の為…ってとこかな。クロバイは…下手したら俺達より強いし大丈夫でしょ。」
「…ん?じゃぁ、ユズはお前だろ?…あれ?俺は?」
「シオン様には学園最強の2トップがいるっしょ?」
それぞれの学科の学年トップ……カヤとオーク……双璧に守られた鉄壁の姫……の俺……全く…変なあだ名が付いたもんだよねぇ…
「どうしました~?」
「ねぇねぇ、ザクロ~。もぅ水遊び出来るのぉ?」
「ん、良いっスよ。俺いるし。じゃあ泳ぎの練習行きましょうか?」
「うん。するする~!カヤに言ってくる~♪」
ユズがまた走って行った。
あ、ちょいテチテチだ♪可愛いなぁ。
再び集合した時にはユズは可愛らしいパステルブルーのハーフパンツで上は少し緩めのラッシュガード的な服を着ていた。
俺は黒に近い焦げ茶のハーフパンツに上はラベンダーの色のラッシュガード的な服だ。
………ラッシュガード着たのは……着替えてる最中にアイツに吸われたから……なんだけどな………
「お待たせしました。」
「………お待たせ………」
………神様……不公平を呪っても良いっスかねぇ……
太陽に照らされたカヤの筋肉…
何なんだ、コイツの筋肉……更にバッキバキになってんじゃん……
え?知らないはず無いじゃんって?
んなもん、抱かれてる最中にそこまで集中して見れねぇし、未だに最初は照れてガン見もほとんど出来ねぇよっ!
黒に近い濃紺のハーフパンツにスラリと伸びた長い足……
俺……コイツに抱かれてんだよな……
うわぁ……顔が熱くなってきた……
「シオン……何想像したの……エッチ。」
ボソッと耳元で囁くなっ!バカァ‼
「………はいは~い。そこぉ、子どもいるッスよ~。」
ユズを片手で抱っこして、もう片手で目を隠したザクロがやってきた。
「何で目隠しするのぉ、ザクロ?」
「え~、チビたんにはちょっと早いから…かなぁ。」
「チビたんじゃないもんっ!」
ユズがジタバタしながら一生懸命両手でザクロの手を剥がそうとする。
……うぅ……そういう所だぞユズ…可愛いなっ!本当に‼
「じゃぁ、こっちで泳ぎましょうかね。」
「兄上!見ててねっ‼」
「おぅ!頑張れ~。」
ザクロに連れられてユズが楽しそうに湖に入っていった。
「この辺で良いかなぁ…まずは……鼻を摘んでぇ……」
___バシャン!___
ザクロが元気良く沈む。
「プハッ!ここの湖は目を開けていても大丈夫。いけそうなら俺とにらめっこッス♪」
「……出来るかなぁ…」
「出来る出来る♪出来たらシオン様ともにらめっこ出来るッスよ。」
「……‼やるっ!」
最初は目を瞑って沈む。
ユズが立っても胸辺りの水位なのでそこまで深くはない。
「プハッ!…目…瞑っちゃった!」
「アハハ、最初はそんなもんです。」
「ユズ!俺もしよう!」
「俺もしましょう。」
「じゃぁ、みんなでしましょうか。いっせ~のっ!」
___バシャンッッ‼___
水の中はとても綺麗だ……
太陽の光に照らされて砂も白いせいかキラキラと反射して輝いている。
隣のカヤを見ると水の中で髪がなびいて……綺麗だ……
……ん、何か引っ掛かる?
そう思って横を見ると目を開けたユズがこちらをみて笑っていた。
「プハッ‼凄いぞユズ‼もう目が開けられたのか⁉」
「プハッ‼兄上のお陰だよ!少し目を開けたらキラキラ光る兄上がいて……たくさん見たくて目が開いちゃった!」
「それはお前もだ!水の中で可愛い人魚が現れたかと思ったぞっ!」
水中での笑顔のユズ……マジで可愛い人魚の様だったぁ……
「……っ、兄上までぇっ!僕、可愛くないもん!格好良くなるんだもんっ!」
「アハハ、ゴメンゴメン。そっか、じゃぁ頑張って格好良く泳げるようにならなきゃな。」
「うん!」
そこからまたみんなで水中にらめっこをした後、ザクロが浮き方を教えたりバタ足を教えた。
ユズは元々感が良いのか、あっという間にバタ足までマスターした。
「兄上~!見てる~っ‼」
「アハハ!凄いなっ!ユズッ‼見てるぞ~!」
バタ足で少し遠く離れた位置からユズが大きな声でこちらに声を掛けてくる。
………見てるんだが………
水面でユズ達が少し離れた途端、カヤがこちらに寄ってきて腰を引き寄せてきた。
向こうからしたらちょっと寄り添ってる感じなんだが……
「……オイ……ここ……外……」
「分かってる♡」
ニコニコしながら手を振りながら視線はユズに。
そして声は低くカヤに呟く。
お前っ!水中で何やってんだよっ!
「……ハァ……水の中のシオン様……綺麗だった……」
「……カヤだって……」
「……アイツがもっと遅く来ると良いのに……」
___バシャン!___
水の中にカヤに引き込まれてキスをされる。
息苦しさと口の中で蠢くカヤの舌の甘さに翻弄されて水面に上がる時にはグッタリしてしまった。
「兄上~っ!大丈夫⁉」
「スミマセン、水中の石に躓いたみたいで。ちょっと水を飲んだみたいだし…向こうの岩陰でお休みしてきますね。」
「あ~……程々にお願いするッスよ~。」
「はい。お茶の時間までには戻ります。」
俺はカヤに抱えられたまま。
連れて行かれてしまった。
さぁ!ライをとっ捕まえて早速別荘へGO!
ライは…俺が別館にいる間……またもや実家に帰ってました。
実家の手伝いがあったんだって。
取り敢えずイベントの事もあったし、俺のワガママで別館にいる間にアゼリアに頼んでライの実家へ行ってもらい手伝いが済んでるならこちらに泊まりに来ないかと誘ってもらったら来てくれた。
生徒会は新学期まで休んだし。
そして今日はオークの別荘にお泊まりがてらみんなでやって来た。
荷物は使用人の人達に任せ、両親とサクラ・ライとクロバイは別行動で俺、カヤ、ザクロ、ユズの4人で近くの湖に泳ぎ行こうとなった。
ここは水質も良くて飲める程だ。
オークは公務の関係で後から来ると言っていた。
「父上達の警護は良いのか?」
「あぁ、アッシュ様は何だかんだと強いから大丈夫ッスよ。だから、俺はユズ様の警護に専念です♪」
「ヒイラギとアゼリアは?」
「別荘の警護と周辺の見回りです。魔物は出ないとは思いますが念の為…ってとこかな。クロバイは…下手したら俺達より強いし大丈夫でしょ。」
「…ん?じゃぁ、ユズはお前だろ?…あれ?俺は?」
「シオン様には学園最強の2トップがいるっしょ?」
それぞれの学科の学年トップ……カヤとオーク……双璧に守られた鉄壁の姫……の俺……全く…変なあだ名が付いたもんだよねぇ…
「どうしました~?」
「ねぇねぇ、ザクロ~。もぅ水遊び出来るのぉ?」
「ん、良いっスよ。俺いるし。じゃあ泳ぎの練習行きましょうか?」
「うん。するする~!カヤに言ってくる~♪」
ユズがまた走って行った。
あ、ちょいテチテチだ♪可愛いなぁ。
再び集合した時にはユズは可愛らしいパステルブルーのハーフパンツで上は少し緩めのラッシュガード的な服を着ていた。
俺は黒に近い焦げ茶のハーフパンツに上はラベンダーの色のラッシュガード的な服だ。
………ラッシュガード着たのは……着替えてる最中にアイツに吸われたから……なんだけどな………
「お待たせしました。」
「………お待たせ………」
………神様……不公平を呪っても良いっスかねぇ……
太陽に照らされたカヤの筋肉…
何なんだ、コイツの筋肉……更にバッキバキになってんじゃん……
え?知らないはず無いじゃんって?
んなもん、抱かれてる最中にそこまで集中して見れねぇし、未だに最初は照れてガン見もほとんど出来ねぇよっ!
黒に近い濃紺のハーフパンツにスラリと伸びた長い足……
俺……コイツに抱かれてんだよな……
うわぁ……顔が熱くなってきた……
「シオン……何想像したの……エッチ。」
ボソッと耳元で囁くなっ!バカァ‼
「………はいは~い。そこぉ、子どもいるッスよ~。」
ユズを片手で抱っこして、もう片手で目を隠したザクロがやってきた。
「何で目隠しするのぉ、ザクロ?」
「え~、チビたんにはちょっと早いから…かなぁ。」
「チビたんじゃないもんっ!」
ユズがジタバタしながら一生懸命両手でザクロの手を剥がそうとする。
……うぅ……そういう所だぞユズ…可愛いなっ!本当に‼
「じゃぁ、こっちで泳ぎましょうかね。」
「兄上!見ててねっ‼」
「おぅ!頑張れ~。」
ザクロに連れられてユズが楽しそうに湖に入っていった。
「この辺で良いかなぁ…まずは……鼻を摘んでぇ……」
___バシャン!___
ザクロが元気良く沈む。
「プハッ!ここの湖は目を開けていても大丈夫。いけそうなら俺とにらめっこッス♪」
「……出来るかなぁ…」
「出来る出来る♪出来たらシオン様ともにらめっこ出来るッスよ。」
「……‼やるっ!」
最初は目を瞑って沈む。
ユズが立っても胸辺りの水位なのでそこまで深くはない。
「プハッ!…目…瞑っちゃった!」
「アハハ、最初はそんなもんです。」
「ユズ!俺もしよう!」
「俺もしましょう。」
「じゃぁ、みんなでしましょうか。いっせ~のっ!」
___バシャンッッ‼___
水の中はとても綺麗だ……
太陽の光に照らされて砂も白いせいかキラキラと反射して輝いている。
隣のカヤを見ると水の中で髪がなびいて……綺麗だ……
……ん、何か引っ掛かる?
そう思って横を見ると目を開けたユズがこちらをみて笑っていた。
「プハッ‼凄いぞユズ‼もう目が開けられたのか⁉」
「プハッ‼兄上のお陰だよ!少し目を開けたらキラキラ光る兄上がいて……たくさん見たくて目が開いちゃった!」
「それはお前もだ!水の中で可愛い人魚が現れたかと思ったぞっ!」
水中での笑顔のユズ……マジで可愛い人魚の様だったぁ……
「……っ、兄上までぇっ!僕、可愛くないもん!格好良くなるんだもんっ!」
「アハハ、ゴメンゴメン。そっか、じゃぁ頑張って格好良く泳げるようにならなきゃな。」
「うん!」
そこからまたみんなで水中にらめっこをした後、ザクロが浮き方を教えたりバタ足を教えた。
ユズは元々感が良いのか、あっという間にバタ足までマスターした。
「兄上~!見てる~っ‼」
「アハハ!凄いなっ!ユズッ‼見てるぞ~!」
バタ足で少し遠く離れた位置からユズが大きな声でこちらに声を掛けてくる。
………見てるんだが………
水面でユズ達が少し離れた途端、カヤがこちらに寄ってきて腰を引き寄せてきた。
向こうからしたらちょっと寄り添ってる感じなんだが……
「……オイ……ここ……外……」
「分かってる♡」
ニコニコしながら手を振りながら視線はユズに。
そして声は低くカヤに呟く。
お前っ!水中で何やってんだよっ!
「……ハァ……水の中のシオン様……綺麗だった……」
「……カヤだって……」
「……アイツがもっと遅く来ると良いのに……」
___バシャン!___
水の中にカヤに引き込まれてキスをされる。
息苦しさと口の中で蠢くカヤの舌の甘さに翻弄されて水面に上がる時にはグッタリしてしまった。
「兄上~っ!大丈夫⁉」
「スミマセン、水中の石に躓いたみたいで。ちょっと水を飲んだみたいだし…向こうの岩陰でお休みしてきますね。」
「あ~……程々にお願いするッスよ~。」
「はい。お茶の時間までには戻ります。」
俺はカヤに抱えられたまま。
連れて行かれてしまった。
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