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【16歳】
【16歳】12☆
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「はっ………むぅっ……んっ…んんぅっ!!」
バシャバシャと激しく指を入れられながら、俺はカヤにしがみついた。
すると片手を腰に回していた手が前に来て俺のペニスを扱き始める。
キスと前と後ろ…同時はヤバいっ!
「んっんっんぅ!!ひくっ………か……ぁっ………んんんぅぅっっ!」
ビクビクッ!と身体が撓り、俺は絶頂に達した。
あぁぁあっ!お風呂汚れるぅ!!
「ハァ……ハァ……風呂…中で……」
息も絶え絶えにカヤの胸に倒れてしまった。
「あぁ…それなら……」
カヤが手をお湯の中でひとかきすると、お湯が綺麗になった。
「洗浄魔法の応用……これなら心置きなく出来るでしょ?」
「え…?」
「シオン…そのまま…座って……?」
座って………って?!
俺の孔に貴方のペニス入り掛けてるけどぉ?!
「あ……怖……」
「ンフフ………大丈夫………んっ…」
ズズズ…ッと、腰をがっしり掴まれてそのまま沈められた。
「んぁぁぁあああっ!!」
突然の快楽に身体がビクビクと跳ねる。
身体が無意識に上がるのをシオンの両手で戻すので、無意識に上下に身体が動いて更に快楽に溺れていった。
「あぁぁぁあっ!!ん………くっ……んぅっ!」
「シオン……っ…可愛ぃ…ぁっ……中で俺をキュウキュウ締め付けてっ……離さないでいてくれる………ふっ………」
そして、ある程度入って行くとピタリと止まり、こちらの様子を見ながら全く動かなくなった。
「カ…ヤ…ぁ……」
動いて欲しくてモゾモゾしていると、クスッと笑ってカヤが答える。
「了解♡」
ゆっくりとカヤが動く度にお湯が一緒に入ってくる。
熱いカヤのペニスと温かいお湯が俺の中で蠢き合う。
するとカヤが俺の身体を掴んで立ち上がった。
「ひゃぁああ!」
バスタブの端に腰を掛けた。
俺はバスタブ側なので落ちるのが怖く、思わずカヤにしがみついたらペニスの位置が変わり、更に自重で奥へ行き中のお湯が外へ押し出された。
「あぁぁあっ!!カヤァァァッ!!おかしくっなるっ!これっ………変っ!!怖いっ!怖いからぁっ!」
グチュグチュと身体を揺らされ、チュプチュブと隙間からお湯が流れる。
その感覚と最奥のコチュコチュと頭の中で感じる音におかしくなりそうだった。
「大丈夫…っ…アイツとする…前に……俺で…おかしくなっ………てっ!」
グポンッ!!
「ひぁぁぁあっ!!ヤダァッ!!」
勢い良く身体を持ち上げられ、グポグポと最奥を突かれた。
ユサユサと上下に揺すられ、俺は絶頂を迎えるが精は出なかった。
「あぁぁあっ!………ウソッ…出な…ぃ?!あんっ!カヤッ!イッたっ…イッたからぁぁぁ!」
「んぅ!!」
カヤが最後に思い切りの一突きで……俺は…潮を吹いてしまった…………
……………で……………
クロバイ激オコ案件再びってか………
カヤは謹慎となった。
…………今回は気絶しなかったし……身体の負担も無かった………
無かったんだよぉ………するだろ?普通。
転生前に読んだどこぞのBLなんざ、転生した主人公…しょっちゅう気絶してたぜ?
何なの、この身体?
体力あり過ぎねぇ?
絶倫ってやつか?!
学園には普通に行き、イベントをいつも通りに滑り、クロバイに抱えられて移動魔法で屋敷へ戻ってきた。
くそぅ………今日もライは安定のイベントクラッシャーだったぜっ………
何なの?あの子っ!
何をやっても俺がメインって、おかしいだろっっ!!
___コンコン___
「失礼致します。」
今日の俺のお世話はクロバイが担当してくれた。
「シオン様……この後のご予定は大丈夫ですか?」
「うん。今日はユズは夕食までヒイラギ達と街に行ってんだろ?大丈夫だよ。」
「かしこまりました。では…お話がございますので執務室へお願い致します。」
着替えが終わった俺は執務室へ移動した。
「………ハァ………この度は……」
「あ、カヤの事?………あぁ…良いよ…もぅ。」
「ありがとうございます。それでは……奥様からも了承を得ておりますので………シオン様に大事なお話をさせて頂きます。」
そう言うと急に景色が一変した。
周りを見渡すと森の中の大きな樹の下にいるんだが…何か御神木!って感じで神々しい。
「…っ?!何?!うわっ!!……凄っ!!……これって…クロ………バイっ?!」
周りの変化に驚きつつクロバイの方を見ると、そこにはクロバイの服にクロバイの顔だが髪と瞳の色が違う人が立っていた。
「クロバイ……でございますよ、シオン様。」
「え?!だって…髪……目も……」
「あぁ…私はこの世界の精霊王なんですよ。転生者の貴方なら…状況分かるでしょ?話し方も……ここから失礼します。どうもこの格好になると言葉遣いが曖昧で……」
「!!」
転生者って……知って……?!
「転生者だからと色々と言わないから安心して欲しい。貴方は違う世界で生きてきて、次代の精霊王に『愛し子』として魂を引き寄せらた。」
「……もしかして……」
「そう、カヤが次代の王だ。」
だからあんなに俺にこだわるのか?
「本来は『愛し子』は精霊王と結ばれるが……ただ……」
「ただ?」
「今回、貴方の運命の紐に王子も結ばれてるんだ。」
マジか?!
断罪しないの?!
「どちらを選ぶのかは貴方次第。跡継ぎは貴方で無くてもユズかサクラが継ぐだろう。」
そっかぁ、精霊王と結ばれたら子ども出来ないかもしんないもんな。
「カヤの愛は………かなり……重い。」
うん、かなりな!否定はしない!!
「……本来は見届けるべきなんだろうが、あまりにも王子が不憫でな。なので…」
俺の閨の講義にオークが相手をするとの事だ。
婚約者候補だからこっそりだそうだが………
これ………婚約者とどうちがうんだ………
立場、同じじゃね?
「顔に出てるぞシオン。」
「だって…さぁ…」
「まぁ……本当に申し訳ないのだが……『愛し子』は普通の人間と違い、精霊王に抱かれやすくこういう事に体力はかなりある方だし感じやすい身体になっている………だから……」
「だから……?」
「……頑張れ。」
「うぉいっ!クロバイ!!」
思わずツッコミ入れてしまっただろ!!
「頑張れ」って!!適当だなっオイッ!
「……フフッ……正直……面白くてな。」
「他人事だと思って。」
「あぁ…他人事だからだ。」
フッ…っと、ほんの少し寂しくクロバイが笑った。
「他人事だから……冷静に見れるんだよ……」
「適当だなぁ。分かった……決めるのは俺なんだな。」
「そうだ。」
「期限は?」
「期限はないが……そうだな…学園の卒業にしようか…」
「分かった。それまでじっくり考えるよ。」
俺はクロバイにそう言うと、クロバイは俺を執務室ではなく部屋に移動魔法で戻した。
「それでは、また夕食で。奥様には私の存在の了承のみで、このお話はカヤとオーク様しかご存知ありません。くれぐれもご内密にお願い致します。」
あ、元の執事に戻ったら言葉遣いも直るんだな。
俺は頷いて、みんなの待つ食事をする部屋へ移動した。
バシャバシャと激しく指を入れられながら、俺はカヤにしがみついた。
すると片手を腰に回していた手が前に来て俺のペニスを扱き始める。
キスと前と後ろ…同時はヤバいっ!
「んっんっんぅ!!ひくっ………か……ぁっ………んんんぅぅっっ!」
ビクビクッ!と身体が撓り、俺は絶頂に達した。
あぁぁあっ!お風呂汚れるぅ!!
「ハァ……ハァ……風呂…中で……」
息も絶え絶えにカヤの胸に倒れてしまった。
「あぁ…それなら……」
カヤが手をお湯の中でひとかきすると、お湯が綺麗になった。
「洗浄魔法の応用……これなら心置きなく出来るでしょ?」
「え…?」
「シオン…そのまま…座って……?」
座って………って?!
俺の孔に貴方のペニス入り掛けてるけどぉ?!
「あ……怖……」
「ンフフ………大丈夫………んっ…」
ズズズ…ッと、腰をがっしり掴まれてそのまま沈められた。
「んぁぁぁあああっ!!」
突然の快楽に身体がビクビクと跳ねる。
身体が無意識に上がるのをシオンの両手で戻すので、無意識に上下に身体が動いて更に快楽に溺れていった。
「あぁぁぁあっ!!ん………くっ……んぅっ!」
「シオン……っ…可愛ぃ…ぁっ……中で俺をキュウキュウ締め付けてっ……離さないでいてくれる………ふっ………」
そして、ある程度入って行くとピタリと止まり、こちらの様子を見ながら全く動かなくなった。
「カ…ヤ…ぁ……」
動いて欲しくてモゾモゾしていると、クスッと笑ってカヤが答える。
「了解♡」
ゆっくりとカヤが動く度にお湯が一緒に入ってくる。
熱いカヤのペニスと温かいお湯が俺の中で蠢き合う。
するとカヤが俺の身体を掴んで立ち上がった。
「ひゃぁああ!」
バスタブの端に腰を掛けた。
俺はバスタブ側なので落ちるのが怖く、思わずカヤにしがみついたらペニスの位置が変わり、更に自重で奥へ行き中のお湯が外へ押し出された。
「あぁぁあっ!!カヤァァァッ!!おかしくっなるっ!これっ………変っ!!怖いっ!怖いからぁっ!」
グチュグチュと身体を揺らされ、チュプチュブと隙間からお湯が流れる。
その感覚と最奥のコチュコチュと頭の中で感じる音におかしくなりそうだった。
「大丈夫…っ…アイツとする…前に……俺で…おかしくなっ………てっ!」
グポンッ!!
「ひぁぁぁあっ!!ヤダァッ!!」
勢い良く身体を持ち上げられ、グポグポと最奥を突かれた。
ユサユサと上下に揺すられ、俺は絶頂を迎えるが精は出なかった。
「あぁぁあっ!………ウソッ…出な…ぃ?!あんっ!カヤッ!イッたっ…イッたからぁぁぁ!」
「んぅ!!」
カヤが最後に思い切りの一突きで……俺は…潮を吹いてしまった…………
……………で……………
クロバイ激オコ案件再びってか………
カヤは謹慎となった。
…………今回は気絶しなかったし……身体の負担も無かった………
無かったんだよぉ………するだろ?普通。
転生前に読んだどこぞのBLなんざ、転生した主人公…しょっちゅう気絶してたぜ?
何なの、この身体?
体力あり過ぎねぇ?
絶倫ってやつか?!
学園には普通に行き、イベントをいつも通りに滑り、クロバイに抱えられて移動魔法で屋敷へ戻ってきた。
くそぅ………今日もライは安定のイベントクラッシャーだったぜっ………
何なの?あの子っ!
何をやっても俺がメインって、おかしいだろっっ!!
___コンコン___
「失礼致します。」
今日の俺のお世話はクロバイが担当してくれた。
「シオン様……この後のご予定は大丈夫ですか?」
「うん。今日はユズは夕食までヒイラギ達と街に行ってんだろ?大丈夫だよ。」
「かしこまりました。では…お話がございますので執務室へお願い致します。」
着替えが終わった俺は執務室へ移動した。
「………ハァ………この度は……」
「あ、カヤの事?………あぁ…良いよ…もぅ。」
「ありがとうございます。それでは……奥様からも了承を得ておりますので………シオン様に大事なお話をさせて頂きます。」
そう言うと急に景色が一変した。
周りを見渡すと森の中の大きな樹の下にいるんだが…何か御神木!って感じで神々しい。
「…っ?!何?!うわっ!!……凄っ!!……これって…クロ………バイっ?!」
周りの変化に驚きつつクロバイの方を見ると、そこにはクロバイの服にクロバイの顔だが髪と瞳の色が違う人が立っていた。
「クロバイ……でございますよ、シオン様。」
「え?!だって…髪……目も……」
「あぁ…私はこの世界の精霊王なんですよ。転生者の貴方なら…状況分かるでしょ?話し方も……ここから失礼します。どうもこの格好になると言葉遣いが曖昧で……」
「!!」
転生者って……知って……?!
「転生者だからと色々と言わないから安心して欲しい。貴方は違う世界で生きてきて、次代の精霊王に『愛し子』として魂を引き寄せらた。」
「……もしかして……」
「そう、カヤが次代の王だ。」
だからあんなに俺にこだわるのか?
「本来は『愛し子』は精霊王と結ばれるが……ただ……」
「ただ?」
「今回、貴方の運命の紐に王子も結ばれてるんだ。」
マジか?!
断罪しないの?!
「どちらを選ぶのかは貴方次第。跡継ぎは貴方で無くてもユズかサクラが継ぐだろう。」
そっかぁ、精霊王と結ばれたら子ども出来ないかもしんないもんな。
「カヤの愛は………かなり……重い。」
うん、かなりな!否定はしない!!
「……本来は見届けるべきなんだろうが、あまりにも王子が不憫でな。なので…」
俺の閨の講義にオークが相手をするとの事だ。
婚約者候補だからこっそりだそうだが………
これ………婚約者とどうちがうんだ………
立場、同じじゃね?
「顔に出てるぞシオン。」
「だって…さぁ…」
「まぁ……本当に申し訳ないのだが……『愛し子』は普通の人間と違い、精霊王に抱かれやすくこういう事に体力はかなりある方だし感じやすい身体になっている………だから……」
「だから……?」
「……頑張れ。」
「うぉいっ!クロバイ!!」
思わずツッコミ入れてしまっただろ!!
「頑張れ」って!!適当だなっオイッ!
「……フフッ……正直……面白くてな。」
「他人事だと思って。」
「あぁ…他人事だからだ。」
フッ…っと、ほんの少し寂しくクロバイが笑った。
「他人事だから……冷静に見れるんだよ……」
「適当だなぁ。分かった……決めるのは俺なんだな。」
「そうだ。」
「期限は?」
「期限はないが……そうだな…学園の卒業にしようか…」
「分かった。それまでじっくり考えるよ。」
俺はクロバイにそう言うと、クロバイは俺を執務室ではなく部屋に移動魔法で戻した。
「それでは、また夕食で。奥様には私の存在の了承のみで、このお話はカヤとオーク様しかご存知ありません。くれぐれもご内密にお願い致します。」
あ、元の執事に戻ったら言葉遣いも直るんだな。
俺は頷いて、みんなの待つ食事をする部屋へ移動した。
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