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【15歳】
【閑話】☆ カイエver.
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深夜……みんなが寝静まり、静まり返ったこの館に起きているのは派遣されてる騎士以外で、クロバイと…カヤと俺…あと、コイツ……料理人のエンジュくらいだろう。
……あ、シオン様も……起きてるか。
………起きてる……かな?
厨房を覗くとカチャカチャと音がしていた。
「おぅ、お疲れ~。」
「よく俺と…分かったな…」
「そりゃ、こんな時間に起きてるのは俺かクロバイとカヤくらいだろ?……カヤはシオン様の指導中だからまだだし、シオン様は……それどころじゃねぇだろうしな。クロバイは見回りで最近忙しくてこっちに来ねぇしなぁ。」
シオン様が婚約者候補になり、王子が頻繁にやって来ることから最近は更にヒイラギ達意外にも王宮から騎士を派遣されているので、この時間に働くのは最低限の俺達のみだ。
みんな訓練で強化されているのもあるが、クロバイの癒やしの魔術で眠りも深く、一番守りの強化が高い時間帯に交代しながら短時間でガッツリ寝るから睡眠不足になる事はない。
「酒で良いか?」
「うん。……何してるんだ?」
「あ~、チビたんのお菓子の試作。砂糖たっぷりはダメだからねぇ。」
「………あぁ、ユズ様のか…」
「野菜もまだまだいっぱい食べて欲しいしさ。野菜の甘さを砂糖の代わりにして…ってのもありだとシオン様と話しててさ。野菜を入れて蒸したパンを作ってみたらチビたん食べてくれたんだよね。だからまた新作でも作ろうかと思ってさ。」
「……………」
「お前も食べたいんだろ?」
無言で頷く。
「フフッ、そうだろうと思って用意したよ。これはカボチャの角切りとサツマイモの角切り、明日食べな。今は…これな。」
エンジュが酒と肴を出してくれた。
最近この屋敷は使用人にとても手厚く休みも柔軟だ。
酒はアッシュ様が労いの酒として使用人に振る舞われたり、市場調査前に自分の使用人達から感想を聞く為の試飲用で配られたりもする。酒の飲めない者は食べ物や他のちょっとしたもので対応してくれるので、他の屋敷で働いている者はみんなここに来たがるらしい。
前にシオン様がここは働く者にとって「ホワイト企業」?とか言ってたが………よく分からないけど良い環境だという事なんだろう。
「前にアッシュ様が見回りに行った時のブドウ園の酒だ。感想を聞かせて欲しいそうだ。」
「分かった………ん………」
ワイングラスに注がれた濃い赤紫…口に含むと雑味のないブドウ本来の味が広がる。
「俺…これ好き…」
「確かにお前好みだよな。俺にはちょっと…重いかな。もう少し軽い味が良いかなぁ。」
「お前は元々赤より…白だろ?」
「まぁ…ね。」
エンジュ…少し…元気ないな…
いつもの飄々とした元気さがない。
「なぁ…」
「ん…」
「お前は……今の子と……幸せ?」
「あぁ…毎回…抱き潰す程に…」
「おまっ……可哀想に…」
だって…可愛いから…
「…で、言ったのか?」
「……言えるわけ無いじゃん。歳離れてんのよ?」
「…俺も…だが?」
「お前はさぁ……言われた側でしょ~。俺は言う側なの。悩むじゃん。」
「同じだ。」
年齢なんて関係ないし先の事は分からない。
要はずっといたいか…そうじゃないかだ。
「悩むよ~。だってさぁ…若いんだよ?こないだ冗談みたい言ったら『本気にして良いですか?』とか言うし…確実こっちに気があるのは分かるんだけどさぁ……もし断られたら…」
「断られたら…?」
「……………俺………ここ辞めるかも…」
「……ハァ……面倒くさい…………」
「心に閉まって?!声に出てるよっ!!」
………コイツは昔からこうだ………
幼馴染みの俺達は腐れ縁というか…付き合って別れても、結局働く場所でさえ離れられない。
「……本気………なんだろ?」
「…………うん………好きぃ…」
「もぅ…酒の飲み過ぎだ……ユズ様のはもう明日にしておいて…寝ろ。」
「………分かった…」
「カイエ~…」
「ん?」
「キス…しよ?」
「……ん…」
両手を広げて待つエンジュに寄って行って唇を合わせる。
「…んぅ……っ……んぅっ!プハッ!!」
珍しく弱っているからと甘く見てた……軽くキスをするつもりだったが、エンジュは俺の後頭部に手を周してグイッと、引き寄せ舌まで入れてきたがすぐに引き離して拳を振り下ろした。
___ゴンッ!!___
「バカバカしいっ…俺を代わりにするな。相手に…失礼だろ。」
「痛ぁ~いっ!……だって…不安なんだもんっ……それに…幼馴染みで元恋人のお前にしかしねぇよ…お前なら勘違いもしねぇし。」
「今の俺には相手がいる……本気じゃないのか?」
「っ!!本気だよっ!!だからじゃんっっ!!」
「………じゃあ…つべこべ言わずに…行ってこい…次は…グーじゃ無く剣を降ろすからな………」
「怖い怖い怖いぃっ!分かりましたっ!…分かったよ~っ!!」
___ガタッ___
「「っ?!」」
___バタバタバタバタ………___
「…………っ!もしかして!!」
「バカッ!早く追い掛けろ!!」
「あぁっ!!」
エンジュが足音のした方へと走って行った。
さて………
「フゥ……片付けるか………」
俺はある程度片付けをしてから自室へ戻ると、俺の恋人が少し身じろぎして目を薄っすらと開けた。
「………ぁ…………カイエ……」
俺の…一番愛しい人………
「ん……起きた…?…チュ……」
足りない………
「…ん……どこか……ぅん……行ってたの………?」
「眠れないから…チュッ……エンジュのとこ…チュ…酒を飲みに…ん…」
「………ちょっ………んんっ……カイエ……俺……もぅ……眠た…」
「ん………まだ……チュク…足りない……」
「ぇ………?」
「まだ……ここ…に…入りたい……」
まだ柔らかいままの後孔に俺のペニスをズブズブと入れる。
「ぁぁあっ!!」
「……寝かさない………」
「ぁっ!………動かなっ……んんっ…」
気を失うまで突いたそこは……まだまだねっとりと俺を離さない様に絡みつき、俺の出した物で抽送を楽にさせている。
ズチュズチュと突く度に普段は見せない顔で可愛く喘ぐ………
「眠いなら………」
腰を…引いて………
___ズヂュン!!___
「……んっ…一番奥をっ…突く…だけっっ!!」
___グポンッ!
ブシュッ!!___
「ひゃぁあっ!!目ぇっ………覚めたぁっ!!………イッた…………イッてるからぁぁ!!動かっ…あぁぁっ!!」
「起き…た……っ…?」
「あっあっあっ…んっ……ぅうっ!……起き……たっ……からぁぁあっっ!!」
俺は恋人の中に精を放った。
俺の愛についてこられるのはエンジュ以外は初めだ……
…………愛してる…………
………ヒイラギ………
俺はヒイラギが気を失うまで……再び抱き続けた。
*******************
【15歳】4 以降のお話です。
ヒイラギの告白は…何となく考えてたのですが、こちらの方がインパクトあるかなと…
カイエは受攻どちらでもOKな人です。
ヒイラギの告白編はまた後日、ヒイラギ視点の【閑話】ヒイラギver.で公開させて頂きます。
エンジュももちろん、幸せになりますよ。
mana.
……あ、シオン様も……起きてるか。
………起きてる……かな?
厨房を覗くとカチャカチャと音がしていた。
「おぅ、お疲れ~。」
「よく俺と…分かったな…」
「そりゃ、こんな時間に起きてるのは俺かクロバイとカヤくらいだろ?……カヤはシオン様の指導中だからまだだし、シオン様は……それどころじゃねぇだろうしな。クロバイは見回りで最近忙しくてこっちに来ねぇしなぁ。」
シオン様が婚約者候補になり、王子が頻繁にやって来ることから最近は更にヒイラギ達意外にも王宮から騎士を派遣されているので、この時間に働くのは最低限の俺達のみだ。
みんな訓練で強化されているのもあるが、クロバイの癒やしの魔術で眠りも深く、一番守りの強化が高い時間帯に交代しながら短時間でガッツリ寝るから睡眠不足になる事はない。
「酒で良いか?」
「うん。……何してるんだ?」
「あ~、チビたんのお菓子の試作。砂糖たっぷりはダメだからねぇ。」
「………あぁ、ユズ様のか…」
「野菜もまだまだいっぱい食べて欲しいしさ。野菜の甘さを砂糖の代わりにして…ってのもありだとシオン様と話しててさ。野菜を入れて蒸したパンを作ってみたらチビたん食べてくれたんだよね。だからまた新作でも作ろうかと思ってさ。」
「……………」
「お前も食べたいんだろ?」
無言で頷く。
「フフッ、そうだろうと思って用意したよ。これはカボチャの角切りとサツマイモの角切り、明日食べな。今は…これな。」
エンジュが酒と肴を出してくれた。
最近この屋敷は使用人にとても手厚く休みも柔軟だ。
酒はアッシュ様が労いの酒として使用人に振る舞われたり、市場調査前に自分の使用人達から感想を聞く為の試飲用で配られたりもする。酒の飲めない者は食べ物や他のちょっとしたもので対応してくれるので、他の屋敷で働いている者はみんなここに来たがるらしい。
前にシオン様がここは働く者にとって「ホワイト企業」?とか言ってたが………よく分からないけど良い環境だという事なんだろう。
「前にアッシュ様が見回りに行った時のブドウ園の酒だ。感想を聞かせて欲しいそうだ。」
「分かった………ん………」
ワイングラスに注がれた濃い赤紫…口に含むと雑味のないブドウ本来の味が広がる。
「俺…これ好き…」
「確かにお前好みだよな。俺にはちょっと…重いかな。もう少し軽い味が良いかなぁ。」
「お前は元々赤より…白だろ?」
「まぁ…ね。」
エンジュ…少し…元気ないな…
いつもの飄々とした元気さがない。
「なぁ…」
「ん…」
「お前は……今の子と……幸せ?」
「あぁ…毎回…抱き潰す程に…」
「おまっ……可哀想に…」
だって…可愛いから…
「…で、言ったのか?」
「……言えるわけ無いじゃん。歳離れてんのよ?」
「…俺も…だが?」
「お前はさぁ……言われた側でしょ~。俺は言う側なの。悩むじゃん。」
「同じだ。」
年齢なんて関係ないし先の事は分からない。
要はずっといたいか…そうじゃないかだ。
「悩むよ~。だってさぁ…若いんだよ?こないだ冗談みたい言ったら『本気にして良いですか?』とか言うし…確実こっちに気があるのは分かるんだけどさぁ……もし断られたら…」
「断られたら…?」
「……………俺………ここ辞めるかも…」
「……ハァ……面倒くさい…………」
「心に閉まって?!声に出てるよっ!!」
………コイツは昔からこうだ………
幼馴染みの俺達は腐れ縁というか…付き合って別れても、結局働く場所でさえ離れられない。
「……本気………なんだろ?」
「…………うん………好きぃ…」
「もぅ…酒の飲み過ぎだ……ユズ様のはもう明日にしておいて…寝ろ。」
「………分かった…」
「カイエ~…」
「ん?」
「キス…しよ?」
「……ん…」
両手を広げて待つエンジュに寄って行って唇を合わせる。
「…んぅ……っ……んぅっ!プハッ!!」
珍しく弱っているからと甘く見てた……軽くキスをするつもりだったが、エンジュは俺の後頭部に手を周してグイッと、引き寄せ舌まで入れてきたがすぐに引き離して拳を振り下ろした。
___ゴンッ!!___
「バカバカしいっ…俺を代わりにするな。相手に…失礼だろ。」
「痛ぁ~いっ!……だって…不安なんだもんっ……それに…幼馴染みで元恋人のお前にしかしねぇよ…お前なら勘違いもしねぇし。」
「今の俺には相手がいる……本気じゃないのか?」
「っ!!本気だよっ!!だからじゃんっっ!!」
「………じゃあ…つべこべ言わずに…行ってこい…次は…グーじゃ無く剣を降ろすからな………」
「怖い怖い怖いぃっ!分かりましたっ!…分かったよ~っ!!」
___ガタッ___
「「っ?!」」
___バタバタバタバタ………___
「…………っ!もしかして!!」
「バカッ!早く追い掛けろ!!」
「あぁっ!!」
エンジュが足音のした方へと走って行った。
さて………
「フゥ……片付けるか………」
俺はある程度片付けをしてから自室へ戻ると、俺の恋人が少し身じろぎして目を薄っすらと開けた。
「………ぁ…………カイエ……」
俺の…一番愛しい人………
「ん……起きた…?…チュ……」
足りない………
「…ん……どこか……ぅん……行ってたの………?」
「眠れないから…チュッ……エンジュのとこ…チュ…酒を飲みに…ん…」
「………ちょっ………んんっ……カイエ……俺……もぅ……眠た…」
「ん………まだ……チュク…足りない……」
「ぇ………?」
「まだ……ここ…に…入りたい……」
まだ柔らかいままの後孔に俺のペニスをズブズブと入れる。
「ぁぁあっ!!」
「……寝かさない………」
「ぁっ!………動かなっ……んんっ…」
気を失うまで突いたそこは……まだまだねっとりと俺を離さない様に絡みつき、俺の出した物で抽送を楽にさせている。
ズチュズチュと突く度に普段は見せない顔で可愛く喘ぐ………
「眠いなら………」
腰を…引いて………
___ズヂュン!!___
「……んっ…一番奥をっ…突く…だけっっ!!」
___グポンッ!
ブシュッ!!___
「ひゃぁあっ!!目ぇっ………覚めたぁっ!!………イッた…………イッてるからぁぁ!!動かっ…あぁぁっ!!」
「起き…た……っ…?」
「あっあっあっ…んっ……ぅうっ!……起き……たっ……からぁぁあっっ!!」
俺は恋人の中に精を放った。
俺の愛についてこられるのはエンジュ以外は初めだ……
…………愛してる…………
………ヒイラギ………
俺はヒイラギが気を失うまで……再び抱き続けた。
*******************
【15歳】4 以降のお話です。
ヒイラギの告白は…何となく考えてたのですが、こちらの方がインパクトあるかなと…
カイエは受攻どちらでもOKな人です。
ヒイラギの告白編はまた後日、ヒイラギ視点の【閑話】ヒイラギver.で公開させて頂きます。
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