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【13歳】
【13歳】1 少し☆
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あれから6年………
色々ありました。
精霊は相変わらず眠ってますが、みんな……元気です。
「あ!シオン!」
「オーク、何しに来たの?」
もぅ「様」も付けてない。
親戚同然な状態になってるので言葉もなぁなぁだ。
「酷い言い草だよな!今日はクロバイに魔術を習いに来たんだよっ!」
「私達はカイエ様に剣術を習いに……」
いや、当たり前の様にヒイラギとアベリア、ザクロも来てるけど、師範とか王都にいるよね?
「シオン様………面倒ならここで移動魔法使いましょうか………?」
「いや、カヤ…その魔法、まだ練習中でしょ?仮にも王子…何かあったら怖い。」
「え?!扱い雑っ!!」
精霊の加護を持つローズウッド家は色々な能力を持つ者を輩出し、逆にそこに惹かれて集まるので指南に来る者も少なくない事に………最近気が付いた。
「あ、いらっしゃい。」
両親が中庭で騒いでいた俺達に気付いてやって来た。
ラブラブ夫婦は相変わらず健在だ。
「この度は、おめでとうございます。」
「ウフフ~、ありがとう♪」
………母、妊娠しました………
すぐにできると思ってた妊娠は、最近精霊が眠ってしまった事により国内全体の不妊状態が増えて子どもの出生率が下がってしまっているらしい。
「ロゥ………そろそろ身体に障るね、さぁ………部屋に戻ろうか。」
「えぇ…アッシュ♡」
父は最近、王様の依頼も落ち着いてここの仕事を中心に色々と動いている。
今回、母の妊娠が分かってからは仕事をセーブして常にベッタリだ。
…………夫婦円満で…良かったね(棒読み)
両親を見送り、俺はオークに振り返った。
「今回もクロバイに習うの?王都にもいるじゃん、魔法指南役。」
「それじゃ、物足りないんだよ。」
ちょっと前にクロバイになかなか出来なかった魔法を助言されてすんなり出来て以来、事あるごとにこちらにやって来て指南を受けている。
オークの魔法の力は他の兄弟より強くなってきていて、最近指南役も手に余る程だ。
「ふ~ん………みんな凄いなぁ。」
カヤも毎日クロバイ達と魔法や剣術でメキメキ上達してるけど…俺はなかなかなんだよなぁ。
「さっ、荷物を置いて早速練習だ!」
俺は魔法はどうにか人並みには出来るが、剣術はまるで素質がない。
おかしいなぁ…死ぬ前は斧振って薪とか割ってたんだけど…やっぱり身体が違うからかなぁ。
筋肉があんまり付かないんだよなぁ………
「ひぁぁぁぁあっ!お前っ!!」
「あぁぁあっ!シオン様っ!!」
「えぇ?!何っ?!」
カヤがもの凄い勢いで走ってきて、捲り上げて筋肉を見ていた俺の服を思い切り下に引き下げた。
「もうっ!何だよっカヤっ!」
「~~~っ!シオン様っ!!」
「?」
「………はぁ………久々お説教ですかね………」
カヤが低い声で呟いた。
「何がだよ?もぅっ!」
全く分からん。
こんな生っ白いの、2人に比べたらヒョロヒョロじゃん!
筋肉の付け方についてのお説教なら頑張ってるよっ!!
「とにかく………あの王子の前だけでは、絶対………見せないで下さいね…」
「………んっ…くすぐったい。」
耳元に寄って来て、オークに聞かれない様にこっそりと囁かれた。
「約束ですよ。」
「え~、面倒臭い。」
「婚約決定しますよ。」
「善処致します!!」
即答した。
「おい、何話してんだよ。」
「スミマセン、ちょっと肌の露出の注意を。」
「全くだよ!お前、自覚しろよな~。」
「自覚って、何だよっ!もぅっ!!」
こんなヒョロヒョロ、魅了なんてねぇよ!
「…ゴメン……無駄話出来るくらい…訓練物足りなかったみたいだね………」
いつの間にか、俺達の前にカイエが立っていた。
ニッコリ笑うカイエは…その後俺達にキツイ訓練を追加した。
俺は「巻き込まれただけだから」と、少し追加されただけで済んだが………終わった後のオークの疲れ具合をみると……
真面目にやってて良かったぁぁ!
そして夜になり、いつもの様にカヤと風呂へ行き、身体を洗ってもらう。
「なぁ…カヤ。」
「何ですか?」
「カヤはどうやって身体を鍛えてるの?」
「それは…色々と…」
「色々って何だよ。」
「貴方が寝ていたり用事で何処かへ出掛けられた時に訓練を追加のしてますので…」
え?クロバイやカイエの特訓以外に?!
結構くったくたになるよね?
現にオークなんて、もう夢の中のはずだよ?!
「シオン様………そういえば………」
スルッと背中を洗っていた手が腰に降りて前の股間に手が伸びる。
「わぁっ!くすぐった………っひゃあっ!!」
「ここ…………まだ…ムケてません…よね?」
「んっ…そこぉっ!いつも俺が洗うじゃんっ!」
この身体でここを触られるのは初めてなので、違和感しか感じない。
カヤが泡を使ってクニクニと皮を下に降ろすがまだ引っ付いているので亀頭が少し見えるがそれ以上は降りなかった。
「あと少し…かな?……俺が………お手伝いしますよ。」
耳元で囁きながらゆっくりと扱く。
まだこの身体ではそういった経験がないけど………転生前の記憶が蘇り身体が少しゾクゾクする。
「んっ…やっ………俺が…ぅん………」
一応は…やってんだよ?
でもまだ13歳だしさ。
この国じゃ少し遅いかもだけど。
カヤが手に泡をつけて優しく扱く。
あと少しと言ったカヤの言う通りすぐにムケた。
「んんっ!」
少しピリピリとしたが、やっと大人になった実感とカヤにムイてもらった恥ずかしさで下を向く。
「これからは…大人の仲間入りなんですから………肌の露出は………俺だけの特権にして下さいね………チュク…」
「ひゃあ!」
チクン…と、背中に何かを感じた。
「さ、出ましょう。」
ザァッと、背中を湯で流されて大きな柔らかいタオルケットで身を包まれる。
そのままヒョイと、お姫様抱っこをされていつもは寝室に行くのだが…………
「カヤ…………」
「何ですか?」
「…………今日は恥ずかしいから、俺………1人で着替える…………」
もう皮もムケて大人だからなっ!
お姫様抱っこされてるけどっ!!
それに今日から「俺」呼びだ!!
大人だからなっっ!!
___ニッコリ___
「ダメ…です…♡」
きゃぁぁぁあっ!何?!この色気駄々漏れオバケ!!
俺はそのまま抱っこされて寝室に連れて行かれ、今日の説教を滾々とされながらしっかり拭かれてしっかり夜着を着せられた………解せぬぅっ………
色々ありました。
精霊は相変わらず眠ってますが、みんな……元気です。
「あ!シオン!」
「オーク、何しに来たの?」
もぅ「様」も付けてない。
親戚同然な状態になってるので言葉もなぁなぁだ。
「酷い言い草だよな!今日はクロバイに魔術を習いに来たんだよっ!」
「私達はカイエ様に剣術を習いに……」
いや、当たり前の様にヒイラギとアベリア、ザクロも来てるけど、師範とか王都にいるよね?
「シオン様………面倒ならここで移動魔法使いましょうか………?」
「いや、カヤ…その魔法、まだ練習中でしょ?仮にも王子…何かあったら怖い。」
「え?!扱い雑っ!!」
精霊の加護を持つローズウッド家は色々な能力を持つ者を輩出し、逆にそこに惹かれて集まるので指南に来る者も少なくない事に………最近気が付いた。
「あ、いらっしゃい。」
両親が中庭で騒いでいた俺達に気付いてやって来た。
ラブラブ夫婦は相変わらず健在だ。
「この度は、おめでとうございます。」
「ウフフ~、ありがとう♪」
………母、妊娠しました………
すぐにできると思ってた妊娠は、最近精霊が眠ってしまった事により国内全体の不妊状態が増えて子どもの出生率が下がってしまっているらしい。
「ロゥ………そろそろ身体に障るね、さぁ………部屋に戻ろうか。」
「えぇ…アッシュ♡」
父は最近、王様の依頼も落ち着いてここの仕事を中心に色々と動いている。
今回、母の妊娠が分かってからは仕事をセーブして常にベッタリだ。
…………夫婦円満で…良かったね(棒読み)
両親を見送り、俺はオークに振り返った。
「今回もクロバイに習うの?王都にもいるじゃん、魔法指南役。」
「それじゃ、物足りないんだよ。」
ちょっと前にクロバイになかなか出来なかった魔法を助言されてすんなり出来て以来、事あるごとにこちらにやって来て指南を受けている。
オークの魔法の力は他の兄弟より強くなってきていて、最近指南役も手に余る程だ。
「ふ~ん………みんな凄いなぁ。」
カヤも毎日クロバイ達と魔法や剣術でメキメキ上達してるけど…俺はなかなかなんだよなぁ。
「さっ、荷物を置いて早速練習だ!」
俺は魔法はどうにか人並みには出来るが、剣術はまるで素質がない。
おかしいなぁ…死ぬ前は斧振って薪とか割ってたんだけど…やっぱり身体が違うからかなぁ。
筋肉があんまり付かないんだよなぁ………
「ひぁぁぁぁあっ!お前っ!!」
「あぁぁあっ!シオン様っ!!」
「えぇ?!何っ?!」
カヤがもの凄い勢いで走ってきて、捲り上げて筋肉を見ていた俺の服を思い切り下に引き下げた。
「もうっ!何だよっカヤっ!」
「~~~っ!シオン様っ!!」
「?」
「………はぁ………久々お説教ですかね………」
カヤが低い声で呟いた。
「何がだよ?もぅっ!」
全く分からん。
こんな生っ白いの、2人に比べたらヒョロヒョロじゃん!
筋肉の付け方についてのお説教なら頑張ってるよっ!!
「とにかく………あの王子の前だけでは、絶対………見せないで下さいね…」
「………んっ…くすぐったい。」
耳元に寄って来て、オークに聞かれない様にこっそりと囁かれた。
「約束ですよ。」
「え~、面倒臭い。」
「婚約決定しますよ。」
「善処致します!!」
即答した。
「おい、何話してんだよ。」
「スミマセン、ちょっと肌の露出の注意を。」
「全くだよ!お前、自覚しろよな~。」
「自覚って、何だよっ!もぅっ!!」
こんなヒョロヒョロ、魅了なんてねぇよ!
「…ゴメン……無駄話出来るくらい…訓練物足りなかったみたいだね………」
いつの間にか、俺達の前にカイエが立っていた。
ニッコリ笑うカイエは…その後俺達にキツイ訓練を追加した。
俺は「巻き込まれただけだから」と、少し追加されただけで済んだが………終わった後のオークの疲れ具合をみると……
真面目にやってて良かったぁぁ!
そして夜になり、いつもの様にカヤと風呂へ行き、身体を洗ってもらう。
「なぁ…カヤ。」
「何ですか?」
「カヤはどうやって身体を鍛えてるの?」
「それは…色々と…」
「色々って何だよ。」
「貴方が寝ていたり用事で何処かへ出掛けられた時に訓練を追加のしてますので…」
え?クロバイやカイエの特訓以外に?!
結構くったくたになるよね?
現にオークなんて、もう夢の中のはずだよ?!
「シオン様………そういえば………」
スルッと背中を洗っていた手が腰に降りて前の股間に手が伸びる。
「わぁっ!くすぐった………っひゃあっ!!」
「ここ…………まだ…ムケてません…よね?」
「んっ…そこぉっ!いつも俺が洗うじゃんっ!」
この身体でここを触られるのは初めてなので、違和感しか感じない。
カヤが泡を使ってクニクニと皮を下に降ろすがまだ引っ付いているので亀頭が少し見えるがそれ以上は降りなかった。
「あと少し…かな?……俺が………お手伝いしますよ。」
耳元で囁きながらゆっくりと扱く。
まだこの身体ではそういった経験がないけど………転生前の記憶が蘇り身体が少しゾクゾクする。
「んっ…やっ………俺が…ぅん………」
一応は…やってんだよ?
でもまだ13歳だしさ。
この国じゃ少し遅いかもだけど。
カヤが手に泡をつけて優しく扱く。
あと少しと言ったカヤの言う通りすぐにムケた。
「んんっ!」
少しピリピリとしたが、やっと大人になった実感とカヤにムイてもらった恥ずかしさで下を向く。
「これからは…大人の仲間入りなんですから………肌の露出は………俺だけの特権にして下さいね………チュク…」
「ひゃあ!」
チクン…と、背中に何かを感じた。
「さ、出ましょう。」
ザァッと、背中を湯で流されて大きな柔らかいタオルケットで身を包まれる。
そのままヒョイと、お姫様抱っこをされていつもは寝室に行くのだが…………
「カヤ…………」
「何ですか?」
「…………今日は恥ずかしいから、俺………1人で着替える…………」
もう皮もムケて大人だからなっ!
お姫様抱っこされてるけどっ!!
それに今日から「俺」呼びだ!!
大人だからなっっ!!
___ニッコリ___
「ダメ…です…♡」
きゃぁぁぁあっ!何?!この色気駄々漏れオバケ!!
俺はそのまま抱っこされて寝室に連れて行かれ、今日の説教を滾々とされながらしっかり拭かれてしっかり夜着を着せられた………解せぬぅっ………
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