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密会
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リラが日々、当たり前のように通い続ける兄シオンの執務室…の奥。
奇跡的に心身ともに後遺症もなく快方に向かい始めたアレンディオがある意味幽閉されている部屋。
命をかけても、一生を捧げても返せない恩があると、そんなものがなくともただ1人の替え難い存在であるとの思いが消えない相手ではあるけれど。
それでも、その上でも言わずにいられないほどに、アレンディオは目の前の幼なじみの突拍子のない行動に頭を抱えていた。
確かに、そういう人だったけれど。接することもできなかった10年も彼女を変えることはなかったと思えば嬉しいようで、それでも頭を抱えてしまう。
「アレン?どうしたの?具合、悪い?」
慌てた声で枕元に膝をつき、寝台の脇から覗き込まれれば、幸せすぎるその距離感に耐えられないからやめてほしいと嘆く思いで顔を手で無意識に覆う。
「リラ…相変わらずにも程がある」
きょとんとした顔で首を傾げるのを目の端に捉えながら、それでもそのさらに向こう、部屋の片隅の人影に、アレンは深くため息をつきながら目元に険しさが浮かぶ。
リラに頼まれ、反射的に従ってしまった自分が憎い。と思いながら深くため息をつく。
「アレン、お願い。扉を封じて」
唐突に頼まれれば、その意味を考えることも状況を判断することもなく、とっさにその願いを叶えてしまう。
リラにそこまでの計算があったわけではないだろう。ただ、リラにとって現状、一番手を貸してくれそうなのがアレンだっただけのこと。それは、アレンの思い、とかではなく、その部屋の隅にアレンが扉を封じる寸前に姿を現した人物との、直近の関わり方のため。
楽士の君、イルク・リンド。
そんなところに扉があるとも思えなかった場所から不意に姿を現した。
その直前、リラはいつものように一緒に来ていたレイをシオンへの用事をお願いすることで部屋から外に出してしまっている。
つまり、部屋の向こうにレイとシオンを締め出した形になっているわけで。
アレンディオの力がその2人のどちらにも優っているとは思えない。つまり、2人とも、あえて強引なことはせずにリラの出方を伺ってくれているだけなのだが。
「お嬢!」
リラが扉を閉め、アレンにお願いをした直後に向こうから響いた声は、アレンも身がすくむほどの怒りと、それ以上の焦りに満ちていて。
それなのにリラはけろっと扉に手をついて言ってのけるのだ。
「たまには、アレンと2人でお話しさせて。レイは、そこで兄さんとお茶でもしていて」
それに返事は結局なかったけれど。強引にこじ開けられることもなく、扉の向こうは静かなまま。
けれど、あの2人がこの部屋の中の気配に気づいていないわけはない、と、アレンは思う。
自分を覗き込むリラとようやく目を合わせれば、なぜかホッとしたようにリラが微笑むから、アレンはきっと情けない顔になっている、と肩を落とす。
そのアレンに、リラは少し悪戯げな眼差しを向け、きっぱりと言う。
「この間。アレンはわたしに不思議なことを言ったけど。そんなのはいらない。もし、あの時の騒ぎにわたしが入っていってしまったことで気にしているのなら、今日のこの時間で、わたしには十分だし。それに、アレンの方がきっと、わたしのせいであんなことに10年以上も巻き込まれていたから…」
「リラ?」
ぶつぶつと言い始めたリラの声を遮るアレンの声は、静かだけれど厳しい。
リラに非があるわけがない。リラを責めることなど、お門違いも良いところ。だがそれを言い始めれば堂々巡りなのは目に見えていて、今はとりあえず言葉を遮る。
「リラが受け入れてくれなくても、変わらない。ずっと、子供の頃からずっと、そうしたいと願っていたことだから」
言いながらアレンは少し、当初ほどには骨と皮ばかりと言う状況ではなくなっている手を伸ばし、そばにあるリラの手を握ってその注意をイルクに向けさせる。
おそらく、それほど長い時間は与えられない。部屋の外が目を瞑っていてくれるのも時間の問題だろう。
自分の方に注意が向いたことで、イルクは壁際を離れ、僅かに寝台に歩み寄る。
「リラ嬢、何の用かな?このような隠し通路を教えるような無茶をしてこんな場所へ」
イルクの方から話しかけられれば、リラは僅かに体を緊張させ、それからひっそりと深く息を吸い込んだ。緊張を飲み込むようにして、アレンの傍から立ち上がると、静かに腰を折って頭を下げる。
楽士の君と呼ばれるだけあるイルクの透明感のある声は、以前自分に向けられたことのあった親しみも優しさも何もない。硬い声に悲しくなり、ああ、いまだにこんな風な感情が湧くのだなと妙に客観的になりながら、それでもそれは、遠い感情だと割り切ることもできる。
「先日、イルク様が兄たちに知らせてくださったおかげで、騒ぎを収めることができました。シグルド卿も、こうして快方に向かっております。本来であればお呼び立てできる立場ではございませんが、イルク様にお会いするにはこの方法しか思いつかず無理をお願いしました」
リラが感謝の言葉を述べるほどに、イルクの美しい顔が歪み、そして握られた拳が硬くなっていくのをアレンは見つめていた。
いたたまれないだろう。
この男は、ずっとスィミリアと通じていた。それが本意であったのか否かはアレンディオは知らないし、知りたいとも思わない。ただ、その過程で、なのかスィミリアと通じる前の話なのか、リラを傷つけたのは、この男。アレンは自分がそれを指摘できる立場だとは思っていないが、聞こえよがしなスィミリアの嘲る声が耳に残る。
もしかしたらこの男も、リラから奪うためにスィミリアに目をつけられたのかもしれないが、それでも、同族嫌悪と自分に腹を立てながらも、アレンディオの目から鋭さが去ることはない。
当然、リラが彼に向けるような感謝の念も湧くはずがない。
この男は、ずっと知っていた。
スィミリアが何をしているか、何をしてきたか。
シグルド家で何をしているか。
今更、と言う思いが勝りながらも、不意に、頭を下げていたはずのリラが自分を振り返っていることに気づき、アレンはびくり、と体を揺らす。昏い感情を見られたことへの羞恥に目を逸らし逃げたくなるが、まだ、寝台から思うように離れることもできない。
「…アレンのように、イルク様を見る方もいらっしゃるかもしれません。何かを言う方もいらっしゃるかもしれません。貴族の社会に疎いわたしの耳にも入るくらいですので…厄介な相手に接するきっかけとなってしまったこと、お詫びいたします」
それでも、と、リラはアレンを宥めるようにその骨の浮いた肩にそっと手を置きながら、イルクへの言葉を続ける。
「兄に知らせてくださった勇気と優しさへの感謝の方が、お詫びをしなければという気持ちよりも優ってしまうのです。相変わらず自分勝手なと呆れられることでしょうが…お礼を申し上げたく。そしてあなたが助けてくださったアレンの無事な姿をお見せしたく、お呼びいたしました」
言葉もないイルクをアレンは見つめ、そうしながら、自分の肩にあるリラの手を引いた。
骨ばかりにわずかに肉がついた程度のアレンの腕でも引けるくらいに、イルクがいようとこの場で力を抜いているリラに呆れながら、その目を先ほどアレンが封じた扉の方に向ける。
いとも簡単に開けられてしまった扉から、レイとシオンが入ってきており、リラが気の済む程度に話が終わるのを待っていた様子が窺える。
「お嬢、わがままも無茶もやめてほしいですが、せめて締め出すのはやめてください」
イルクの存在も無視して歩み寄ったレイに言われれば、リラは申し訳なさそうにしていて。雷が落ちるかとせめてもの盾になろうとしたアレンは拍子抜けしてレイを見上げる。
この状況で頭ごなしに怒るほど鬼ではないとレイは笑いながら、アレンの手からリラを拐い上げ、扉のところでシオンとすれ違いざまにため息をつく。
「シオン様、ここはお任せします。リース様が怒り狂っていそうなんで」
面倒そうに言うのに頷きながら、入れ替わるように室内に足を踏み入れたシオンは、イルクの耳元にささやいた。
その声は、部屋を出て行ったリラはもちろん、近くにいるアレンディオにも聞こえない。
「あなたを探していた。逃走者についてお聞きしたいことがある」
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命をかけても、一生を捧げても返せない恩があると、そんなものがなくともただ1人の替え難い存在であるとの思いが消えない相手ではあるけれど。
それでも、その上でも言わずにいられないほどに、アレンディオは目の前の幼なじみの突拍子のない行動に頭を抱えていた。
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「リラ…相変わらずにも程がある」
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リラに頼まれ、反射的に従ってしまった自分が憎い。と思いながら深くため息をつく。
「アレン、お願い。扉を封じて」
唐突に頼まれれば、その意味を考えることも状況を判断することもなく、とっさにその願いを叶えてしまう。
リラにそこまでの計算があったわけではないだろう。ただ、リラにとって現状、一番手を貸してくれそうなのがアレンだっただけのこと。それは、アレンの思い、とかではなく、その部屋の隅にアレンが扉を封じる寸前に姿を現した人物との、直近の関わり方のため。
楽士の君、イルク・リンド。
そんなところに扉があるとも思えなかった場所から不意に姿を現した。
その直前、リラはいつものように一緒に来ていたレイをシオンへの用事をお願いすることで部屋から外に出してしまっている。
つまり、部屋の向こうにレイとシオンを締め出した形になっているわけで。
アレンディオの力がその2人のどちらにも優っているとは思えない。つまり、2人とも、あえて強引なことはせずにリラの出方を伺ってくれているだけなのだが。
「お嬢!」
リラが扉を閉め、アレンにお願いをした直後に向こうから響いた声は、アレンも身がすくむほどの怒りと、それ以上の焦りに満ちていて。
それなのにリラはけろっと扉に手をついて言ってのけるのだ。
「たまには、アレンと2人でお話しさせて。レイは、そこで兄さんとお茶でもしていて」
それに返事は結局なかったけれど。強引にこじ開けられることもなく、扉の向こうは静かなまま。
けれど、あの2人がこの部屋の中の気配に気づいていないわけはない、と、アレンは思う。
自分を覗き込むリラとようやく目を合わせれば、なぜかホッとしたようにリラが微笑むから、アレンはきっと情けない顔になっている、と肩を落とす。
そのアレンに、リラは少し悪戯げな眼差しを向け、きっぱりと言う。
「この間。アレンはわたしに不思議なことを言ったけど。そんなのはいらない。もし、あの時の騒ぎにわたしが入っていってしまったことで気にしているのなら、今日のこの時間で、わたしには十分だし。それに、アレンの方がきっと、わたしのせいであんなことに10年以上も巻き込まれていたから…」
「リラ?」
ぶつぶつと言い始めたリラの声を遮るアレンの声は、静かだけれど厳しい。
リラに非があるわけがない。リラを責めることなど、お門違いも良いところ。だがそれを言い始めれば堂々巡りなのは目に見えていて、今はとりあえず言葉を遮る。
「リラが受け入れてくれなくても、変わらない。ずっと、子供の頃からずっと、そうしたいと願っていたことだから」
言いながらアレンは少し、当初ほどには骨と皮ばかりと言う状況ではなくなっている手を伸ばし、そばにあるリラの手を握ってその注意をイルクに向けさせる。
おそらく、それほど長い時間は与えられない。部屋の外が目を瞑っていてくれるのも時間の問題だろう。
自分の方に注意が向いたことで、イルクは壁際を離れ、僅かに寝台に歩み寄る。
「リラ嬢、何の用かな?このような隠し通路を教えるような無茶をしてこんな場所へ」
イルクの方から話しかけられれば、リラは僅かに体を緊張させ、それからひっそりと深く息を吸い込んだ。緊張を飲み込むようにして、アレンの傍から立ち上がると、静かに腰を折って頭を下げる。
楽士の君と呼ばれるだけあるイルクの透明感のある声は、以前自分に向けられたことのあった親しみも優しさも何もない。硬い声に悲しくなり、ああ、いまだにこんな風な感情が湧くのだなと妙に客観的になりながら、それでもそれは、遠い感情だと割り切ることもできる。
「先日、イルク様が兄たちに知らせてくださったおかげで、騒ぎを収めることができました。シグルド卿も、こうして快方に向かっております。本来であればお呼び立てできる立場ではございませんが、イルク様にお会いするにはこの方法しか思いつかず無理をお願いしました」
リラが感謝の言葉を述べるほどに、イルクの美しい顔が歪み、そして握られた拳が硬くなっていくのをアレンは見つめていた。
いたたまれないだろう。
この男は、ずっとスィミリアと通じていた。それが本意であったのか否かはアレンディオは知らないし、知りたいとも思わない。ただ、その過程で、なのかスィミリアと通じる前の話なのか、リラを傷つけたのは、この男。アレンは自分がそれを指摘できる立場だとは思っていないが、聞こえよがしなスィミリアの嘲る声が耳に残る。
もしかしたらこの男も、リラから奪うためにスィミリアに目をつけられたのかもしれないが、それでも、同族嫌悪と自分に腹を立てながらも、アレンディオの目から鋭さが去ることはない。
当然、リラが彼に向けるような感謝の念も湧くはずがない。
この男は、ずっと知っていた。
スィミリアが何をしているか、何をしてきたか。
シグルド家で何をしているか。
今更、と言う思いが勝りながらも、不意に、頭を下げていたはずのリラが自分を振り返っていることに気づき、アレンはびくり、と体を揺らす。昏い感情を見られたことへの羞恥に目を逸らし逃げたくなるが、まだ、寝台から思うように離れることもできない。
「…アレンのように、イルク様を見る方もいらっしゃるかもしれません。何かを言う方もいらっしゃるかもしれません。貴族の社会に疎いわたしの耳にも入るくらいですので…厄介な相手に接するきっかけとなってしまったこと、お詫びいたします」
それでも、と、リラはアレンを宥めるようにその骨の浮いた肩にそっと手を置きながら、イルクへの言葉を続ける。
「兄に知らせてくださった勇気と優しさへの感謝の方が、お詫びをしなければという気持ちよりも優ってしまうのです。相変わらず自分勝手なと呆れられることでしょうが…お礼を申し上げたく。そしてあなたが助けてくださったアレンの無事な姿をお見せしたく、お呼びいたしました」
言葉もないイルクをアレンは見つめ、そうしながら、自分の肩にあるリラの手を引いた。
骨ばかりにわずかに肉がついた程度のアレンの腕でも引けるくらいに、イルクがいようとこの場で力を抜いているリラに呆れながら、その目を先ほどアレンが封じた扉の方に向ける。
いとも簡単に開けられてしまった扉から、レイとシオンが入ってきており、リラが気の済む程度に話が終わるのを待っていた様子が窺える。
「お嬢、わがままも無茶もやめてほしいですが、せめて締め出すのはやめてください」
イルクの存在も無視して歩み寄ったレイに言われれば、リラは申し訳なさそうにしていて。雷が落ちるかとせめてもの盾になろうとしたアレンは拍子抜けしてレイを見上げる。
この状況で頭ごなしに怒るほど鬼ではないとレイは笑いながら、アレンの手からリラを拐い上げ、扉のところでシオンとすれ違いざまにため息をつく。
「シオン様、ここはお任せします。リース様が怒り狂っていそうなんで」
面倒そうに言うのに頷きながら、入れ替わるように室内に足を踏み入れたシオンは、イルクの耳元にささやいた。
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