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事務仕事は得意だけれど、恋愛も人間関係も得意ではなくて、苦手意識をなんとか押し込んできた凪瑚(なこ)は、小説家の義兄、加瀬の最初の読者を子供の頃からずっとやってきた。
大事な人を亡くして、聞いていた話を辿って行き着いたゲイバーで出会った、恋人は作らないことで知られるバイの琥太狼。
ヨーロッパ系の血の混じる極上の青年と、ごく普通の日本人のアラサー女子は関わりながら、心地よい時間と場所を見出していく。
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