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両手に花!
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ほろ酔い加減。
よりも、酔った。天羽と浅葱と話をするのは楽しくて。コミュニケーションに苦手意識がある絢佳の話を楽しそうに聞いてくれて、引き出してくれて、話しやすくしてくれて。2人が会話を交わしているのに耳を傾けているのも楽しくて。
結果。酔った。
「絢佳?」
立ち上がる絢佳を見上げる…というか、背の高いスツールにかけていると、立ち上がっても目線があまり違わない。絢佳も165cm近くあるから小柄ではないのに。小柄な女の子が、よく羨ましくなるくらい可愛げのない身長で、でもモデル体型とかではなくて。ただ、この高さのスツールで床に足が余裕でついて膝が曲がっているくらいって、さらに意味がわからない。
となぜか頬を軽く膨らませ、尖らせた口で上目遣い。
「お手洗いっ」
一言おいて身を翻すのを見送って、天羽は片手で顔を覆った。
一体どういう思考回路の結果あの表情になったのかは知らないが、反則だ。
「チェックを。あれはもう、連れて帰る」
呻くような声に、柏木は「それがいいですよ」と小さく笑った。
それから、今夜の料金を書いた紙を差し出す。
問いかける視線に、柏木は口元に微かに笑みを浮かべた。
「うちの常連さんへのお祝いです。…あなたはあの子を少なくとも今は大事にしてくれているようなので、それがずっと続くことを願います」
「…」
「先ほどの彼。友達だと未だに言いますが。あの2人が別れた時のことは、おそらく今後もずっと、腹に据えかねると思うんですよ」
やはり、そういう関係か、と思いながら、天羽の顔が険しくなるのを柏木は見つめる。
「この店に、もう二度と出入りできない人間から、聞きたくもないのに聞かされまして」
今日のはお祝いだって、と聞かされ、絢佳は驚いた顔で柏木を見る。
「え、でもっ」
「これからも、顔を出してくれればいいですよ」
「当たり前です!」
食い気味に言い切れば、ふっ、と柏木が笑って、絢佳はぺこり、と深く頭を下げた。
「お祝いしてもらえるような経緯じゃないけど。お祝いしてもらったので、それに見合ったものに近づけるように、頑張ってみようかと、ちょっと思います」
「ちょっとかい」
「無理はしません…」
「そうだね」
と、柏木は応じる。無理はいけない。また、無理の結果を見るのはお断りしたい。
ふわふわと歩く絢佳を抑え込んで、天羽は腰を引き寄せた。このままどこかに勝手に行ってしまいそうでしっかりと腕の中に抱え込む。
その様子を一歩引いて眺めながら、浅葱は先ほどの柏木の言葉への引っ掛かりを口にする。天羽は、きっと自分がいなくなったら聞こうと思っているのだろうけれど。気になるのは同じだ。
「絢ちゃん、俺たちが着いたときに一緒にいたのが元彼?」
一緒にいたのがという言い方に天羽は浅葱をまじまじと見る。天羽の知らない絢佳との時間を持っている浅葱は、話を聞いたことがあるというのか。
「あー。まあ、さすが、分かりますよねぇ」
渋々答えながら、絢佳は天羽の腕から逃げようとする。腰を抱き寄せられてとか、歩きにくくて仕方ないと言わんばかりに。そんなにつかつかと歩くからだと天羽は思うのだけれど、むずかるようにするのが面白くて逃す気もない。
「別れたのずいぶん前だけど、それが最後って言ってた、あれが最後の彼氏?」
「…よく、一お客の話そんなにちゃんと覚えてますね」
苦々しげに頷きながら絢佳は開き直ったように頷く。
「臆病なので、あの人が最後です。なくすのが怖い大事なものなら、作らないほうがいいから」
「そんなに大事だった?」
静かな聞き方に、絢佳は首を傾げる。傾げたこめかみが、抱き寄せている天羽の体に当たって、でも触れ合うのは心地良くて無意識に、すり、と甘える仕草を交えてしまう。
それで天羽が堪えるような表情を浮かべたのに気づくはずもなく。
話したいことを話すのに、密着した距離が話にくくて。
腰にある天羽の手を自分の両手で持ち上げて剥がし、その腕の中からすり抜けて2人から絢佳は少し距離を取る。
距離をとって、振り返った。
「なくすのが怖いから、もともと、恋愛的な意味で大事な人を作るのは怖かったんです。だから上手に大事にもできなくて、触れ合うのも照れが優って全部受け身で。そりゃ、いやにも面倒にもなりますよね。そのくせ依存だけは感じたら尚更」
他に、好きな人ができてしまった人。仕方ないと思う。とっくに気づいていたのに、手放すのが、知ってしまった温もりに触れられなくなることが怖くて伸ばし伸ばしにした。
きっと、その罰。
「シようとしたんだけど、できなくて。友達に戻ったんです。ああ、もうそういう関係じゃないんだねぇ、って」
離れて話す絢佳が切なくて、天羽は強引に引き寄せて胸に押し付けた。
話たらスッキリした、と、押し戻そうとしながら言うのが苛々する。女としてダメって白状するみたいで恥ずかしかったんだけど、酔った勢いで白状してみました、なんて、ようやく胸から顔だけ離していたずらげな顔で見上げて言われれば、天羽の胸の方が痛くて痛くて仕方ない。
「こんなハズレくじ引いて、天羽さん、またあの人にばかにされても知らないですよ」
「だから、お前も天羽なんだよ」
罰だと、噛み付くようなキスをしながら言えば、絢佳はジタバタと抵抗をしようとする。
キスをした後の甘えたな顔など人に晒したくもないからすぐにやめるが、こんな場所でと挙動不審なのが愛おしくてその顔をもう一度自分の胸に押し付けた。
「じゃあ隠してやる」
「もうっ」
ぐりぐりとそのまま額を押しつけられれば、たまらず天羽は腕を緩めてやる。こんな場所でそんなことをされたら天羽がもたない。
わかっていてやったわけでは内容だが、なぜか勝ち誇った顔の絢佳は、少し考えて天羽と浅葱を見上げた。
「酔った勢いで、やってみたいことが」
「何」
思いがけず返答が綺麗に重なって、絢佳はくすりと微笑う。
躊躇いがちに、照れ隠しのように少し戯けた足取りで2人の間に入ると、手を伸ばしてそれぞれと手をつなぎ、引き寄せた。引き寄せた2人の腕に頬を挟まれるようにして、くしゃっと笑顔になる。
「両手に花!」
「阿呆」
たまらん。
という思いをとにかく押し殺して、無造作に絢佳が繋いだ手を指を絡ませ合うように繋ぎ直して、余裕の笑みで天羽は見下ろしてやる。
浅葱は、最初は苦笑いを浮かべ、屈託のないこの人は、本当に、特別かもしれないと思う。最初は、冗談まじりで、たとえそうだとしても本気ではなかったのに。
天羽への思いを伝えても気にすることなく態度も変えず、むしろ親しくなった距離感のままにこうして甘えてくる。
その接触に嫌悪感もなく、むしろくすぐったい思いがして。
無意識に、繋いだ手の甲を親指で撫で、その肌の感触に微笑んでいた。
よりも、酔った。天羽と浅葱と話をするのは楽しくて。コミュニケーションに苦手意識がある絢佳の話を楽しそうに聞いてくれて、引き出してくれて、話しやすくしてくれて。2人が会話を交わしているのに耳を傾けているのも楽しくて。
結果。酔った。
「絢佳?」
立ち上がる絢佳を見上げる…というか、背の高いスツールにかけていると、立ち上がっても目線があまり違わない。絢佳も165cm近くあるから小柄ではないのに。小柄な女の子が、よく羨ましくなるくらい可愛げのない身長で、でもモデル体型とかではなくて。ただ、この高さのスツールで床に足が余裕でついて膝が曲がっているくらいって、さらに意味がわからない。
となぜか頬を軽く膨らませ、尖らせた口で上目遣い。
「お手洗いっ」
一言おいて身を翻すのを見送って、天羽は片手で顔を覆った。
一体どういう思考回路の結果あの表情になったのかは知らないが、反則だ。
「チェックを。あれはもう、連れて帰る」
呻くような声に、柏木は「それがいいですよ」と小さく笑った。
それから、今夜の料金を書いた紙を差し出す。
問いかける視線に、柏木は口元に微かに笑みを浮かべた。
「うちの常連さんへのお祝いです。…あなたはあの子を少なくとも今は大事にしてくれているようなので、それがずっと続くことを願います」
「…」
「先ほどの彼。友達だと未だに言いますが。あの2人が別れた時のことは、おそらく今後もずっと、腹に据えかねると思うんですよ」
やはり、そういう関係か、と思いながら、天羽の顔が険しくなるのを柏木は見つめる。
「この店に、もう二度と出入りできない人間から、聞きたくもないのに聞かされまして」
今日のはお祝いだって、と聞かされ、絢佳は驚いた顔で柏木を見る。
「え、でもっ」
「これからも、顔を出してくれればいいですよ」
「当たり前です!」
食い気味に言い切れば、ふっ、と柏木が笑って、絢佳はぺこり、と深く頭を下げた。
「お祝いしてもらえるような経緯じゃないけど。お祝いしてもらったので、それに見合ったものに近づけるように、頑張ってみようかと、ちょっと思います」
「ちょっとかい」
「無理はしません…」
「そうだね」
と、柏木は応じる。無理はいけない。また、無理の結果を見るのはお断りしたい。
ふわふわと歩く絢佳を抑え込んで、天羽は腰を引き寄せた。このままどこかに勝手に行ってしまいそうでしっかりと腕の中に抱え込む。
その様子を一歩引いて眺めながら、浅葱は先ほどの柏木の言葉への引っ掛かりを口にする。天羽は、きっと自分がいなくなったら聞こうと思っているのだろうけれど。気になるのは同じだ。
「絢ちゃん、俺たちが着いたときに一緒にいたのが元彼?」
一緒にいたのがという言い方に天羽は浅葱をまじまじと見る。天羽の知らない絢佳との時間を持っている浅葱は、話を聞いたことがあるというのか。
「あー。まあ、さすが、分かりますよねぇ」
渋々答えながら、絢佳は天羽の腕から逃げようとする。腰を抱き寄せられてとか、歩きにくくて仕方ないと言わんばかりに。そんなにつかつかと歩くからだと天羽は思うのだけれど、むずかるようにするのが面白くて逃す気もない。
「別れたのずいぶん前だけど、それが最後って言ってた、あれが最後の彼氏?」
「…よく、一お客の話そんなにちゃんと覚えてますね」
苦々しげに頷きながら絢佳は開き直ったように頷く。
「臆病なので、あの人が最後です。なくすのが怖い大事なものなら、作らないほうがいいから」
「そんなに大事だった?」
静かな聞き方に、絢佳は首を傾げる。傾げたこめかみが、抱き寄せている天羽の体に当たって、でも触れ合うのは心地良くて無意識に、すり、と甘える仕草を交えてしまう。
それで天羽が堪えるような表情を浮かべたのに気づくはずもなく。
話したいことを話すのに、密着した距離が話にくくて。
腰にある天羽の手を自分の両手で持ち上げて剥がし、その腕の中からすり抜けて2人から絢佳は少し距離を取る。
距離をとって、振り返った。
「なくすのが怖いから、もともと、恋愛的な意味で大事な人を作るのは怖かったんです。だから上手に大事にもできなくて、触れ合うのも照れが優って全部受け身で。そりゃ、いやにも面倒にもなりますよね。そのくせ依存だけは感じたら尚更」
他に、好きな人ができてしまった人。仕方ないと思う。とっくに気づいていたのに、手放すのが、知ってしまった温もりに触れられなくなることが怖くて伸ばし伸ばしにした。
きっと、その罰。
「シようとしたんだけど、できなくて。友達に戻ったんです。ああ、もうそういう関係じゃないんだねぇ、って」
離れて話す絢佳が切なくて、天羽は強引に引き寄せて胸に押し付けた。
話たらスッキリした、と、押し戻そうとしながら言うのが苛々する。女としてダメって白状するみたいで恥ずかしかったんだけど、酔った勢いで白状してみました、なんて、ようやく胸から顔だけ離していたずらげな顔で見上げて言われれば、天羽の胸の方が痛くて痛くて仕方ない。
「こんなハズレくじ引いて、天羽さん、またあの人にばかにされても知らないですよ」
「だから、お前も天羽なんだよ」
罰だと、噛み付くようなキスをしながら言えば、絢佳はジタバタと抵抗をしようとする。
キスをした後の甘えたな顔など人に晒したくもないからすぐにやめるが、こんな場所でと挙動不審なのが愛おしくてその顔をもう一度自分の胸に押し付けた。
「じゃあ隠してやる」
「もうっ」
ぐりぐりとそのまま額を押しつけられれば、たまらず天羽は腕を緩めてやる。こんな場所でそんなことをされたら天羽がもたない。
わかっていてやったわけでは内容だが、なぜか勝ち誇った顔の絢佳は、少し考えて天羽と浅葱を見上げた。
「酔った勢いで、やってみたいことが」
「何」
思いがけず返答が綺麗に重なって、絢佳はくすりと微笑う。
躊躇いがちに、照れ隠しのように少し戯けた足取りで2人の間に入ると、手を伸ばしてそれぞれと手をつなぎ、引き寄せた。引き寄せた2人の腕に頬を挟まれるようにして、くしゃっと笑顔になる。
「両手に花!」
「阿呆」
たまらん。
という思いをとにかく押し殺して、無造作に絢佳が繋いだ手を指を絡ませ合うように繋ぎ直して、余裕の笑みで天羽は見下ろしてやる。
浅葱は、最初は苦笑いを浮かべ、屈託のないこの人は、本当に、特別かもしれないと思う。最初は、冗談まじりで、たとえそうだとしても本気ではなかったのに。
天羽への思いを伝えても気にすることなく態度も変えず、むしろ親しくなった距離感のままにこうして甘えてくる。
その接触に嫌悪感もなく、むしろくすぐったい思いがして。
無意識に、繋いだ手の甲を親指で撫で、その肌の感触に微笑んでいた。
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