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弟の友達とデート
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「よしっ準備できた!」
今日のファッションは、ラフな黒色のパンツに、オーバーサイズのプリントTシャツ。ら
髪は後ろで結び、カッコよくキメていた。
最初で最後の体験かもしれない。
カッコよくエスコートしてあげようと言う思いから、元々顔が整っているのもあり、とてもかっこいい。
そして、完璧に準備し、隼人に「行ってくる」 と伝えると、集合場所の駅前にドキドキしながら向かった。
集合時間の20分前に着いてしまった奏斗だったが、驚くことに、凛はもう集合場所にいた。
奏斗の姿を見た凛は一瞬驚いた顔をした。
「ごめん待たせたな」
「いえ、俺が早すぎただけなんで」
「ははっ、驚いたろ?」
「はい……似合いますよ」
「ははっサンキューな」と奏斗は笑い、「じゃあ、行きましょうか」 とデートが始まったのだ。
「そういえば、今日はどこに行く?」
「俺、行きたいところがあるんですが、いいですか?」
「ああ、もちろんいいぜ」
凛が行きたいところってどこだろうと思いながら、奏斗は凛について行く。
そしてたどり着いた場所は、小物・アクセサリーショップだった。
店内に入ると、奏斗が好きそうな可愛いアクセサリーが沢山売っている。
「凛が行きたい場所ってここなのか?」
「はい。奏斗さんが好きそうなので」
そう言って微笑んだ凛に奏斗はドキッとした。
そして、店内を見て回る。
すると、凛は1つのエメラルドのピアスをじっとみていた。
「それが気に入ったのか?」
「はい。奏斗さんの瞳の色でとても綺麗……」
奏斗はつい顔を真っ赤にしてしまい、モゴモゴさせながら「それはどうも……」 と呟く。
「奏斗さんは気に入ったもの、ありましたか?」
奏斗は少し黙ってから勇気を出して言った。
「このクマのキーホルダー、凛とお揃いでつけたい」
奏斗が指さしたのは、キリッとした顔のクマと目がクリっとしたクマのキーホルダーだった。
黙る凛に、奏斗は我に返り、顔をより赤くして早口で言った。
「す、すまん!やっぱいい!こんな可愛いやつ、しかも俺とお揃いなんて嫌だよな!無理言ってごめんな!」
すると、凛はそれをレジに持っていき、あっという間にお会計を済ませた。
「これ、プレゼントです。お揃い」
そう言って、凛は奏斗にキリッとしている方のクマのキーホルダーを渡し、クリっとした目の方のクマのキーホルダーを自分の顔の横で見せた。
(なにそれ、好き……)
奏斗は、想いが溢れそうになりながらニカっと笑い、「ありがとう、大事にするよ」 と凛に伝えた。
「次は俺が行きたいところに行っていいか?」
「はい、もちろんです」
「今度は俺がエスコートしてやるよ」
そう言って、次は奏斗の本来の目的であった場所へ凛をエスコートした。
今日のファッションは、ラフな黒色のパンツに、オーバーサイズのプリントTシャツ。ら
髪は後ろで結び、カッコよくキメていた。
最初で最後の体験かもしれない。
カッコよくエスコートしてあげようと言う思いから、元々顔が整っているのもあり、とてもかっこいい。
そして、完璧に準備し、隼人に「行ってくる」 と伝えると、集合場所の駅前にドキドキしながら向かった。
集合時間の20分前に着いてしまった奏斗だったが、驚くことに、凛はもう集合場所にいた。
奏斗の姿を見た凛は一瞬驚いた顔をした。
「ごめん待たせたな」
「いえ、俺が早すぎただけなんで」
「ははっ、驚いたろ?」
「はい……似合いますよ」
「ははっサンキューな」と奏斗は笑い、「じゃあ、行きましょうか」 とデートが始まったのだ。
「そういえば、今日はどこに行く?」
「俺、行きたいところがあるんですが、いいですか?」
「ああ、もちろんいいぜ」
凛が行きたいところってどこだろうと思いながら、奏斗は凛について行く。
そしてたどり着いた場所は、小物・アクセサリーショップだった。
店内に入ると、奏斗が好きそうな可愛いアクセサリーが沢山売っている。
「凛が行きたい場所ってここなのか?」
「はい。奏斗さんが好きそうなので」
そう言って微笑んだ凛に奏斗はドキッとした。
そして、店内を見て回る。
すると、凛は1つのエメラルドのピアスをじっとみていた。
「それが気に入ったのか?」
「はい。奏斗さんの瞳の色でとても綺麗……」
奏斗はつい顔を真っ赤にしてしまい、モゴモゴさせながら「それはどうも……」 と呟く。
「奏斗さんは気に入ったもの、ありましたか?」
奏斗は少し黙ってから勇気を出して言った。
「このクマのキーホルダー、凛とお揃いでつけたい」
奏斗が指さしたのは、キリッとした顔のクマと目がクリっとしたクマのキーホルダーだった。
黙る凛に、奏斗は我に返り、顔をより赤くして早口で言った。
「す、すまん!やっぱいい!こんな可愛いやつ、しかも俺とお揃いなんて嫌だよな!無理言ってごめんな!」
すると、凛はそれをレジに持っていき、あっという間にお会計を済ませた。
「これ、プレゼントです。お揃い」
そう言って、凛は奏斗にキリッとしている方のクマのキーホルダーを渡し、クリっとした目の方のクマのキーホルダーを自分の顔の横で見せた。
(なにそれ、好き……)
奏斗は、想いが溢れそうになりながらニカっと笑い、「ありがとう、大事にするよ」 と凛に伝えた。
「次は俺が行きたいところに行っていいか?」
「はい、もちろんです」
「今度は俺がエスコートしてやるよ」
そう言って、次は奏斗の本来の目的であった場所へ凛をエスコートした。
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