28 / 31
おかえり
目が覚めたら
しおりを挟む
暗い所にいるな、と思った。
皮膚の方が先に起きて、空気が冷たいと感じた。
次に耳が起きて、人の気配を察知した。
目を開くと、月明りが差し込んでいる空間にいると知った。
片手が重くて動かない。
瞳を動かした。
誰かいる。
というか、いっぱいいる。
呻き声。話し声。すすり泣く声。
頭をゆるゆると振って、それらを拾った。
戦場か。
思い出した時、びくりと体が震える。
傍らで何か動いた。
片手が解放されて、額に何か触れる。
「ヒルさん、また目が覚めました?」
声がした。
戦場にいるはずのない人の。
「お茶を飲みましょうか」
ゆっくりとした動作で前髪を指が通り抜ける。
コップからスプーンですくった茶が口許にあてられた。
一口流し入れたところで、ヒルの瞳が動きを追っていることに気づく。
サラは間近にその顔を覗き込んだ。
「起きていますか?ヒルさん」
ヒルは驚いて、逃げ場もないのに飛び退ろうとした。
その肩を押さえて寝ているようにと言い置いた後、サラは一旦どこかへ消える。
サラさんだった…?
どういう状況なのか分からないヒルは声を押さえて周りを見回した。
藁を積んだ簡易のベッドに皆寝かされている。
戦場ではない。
それだけは確認できた。
誰かがそばに来る。
「ヒル」
ひそめた声が耳元で名前を呼んだ。
「はい」
返事をしたが、掠れてほとんど出ない。
それでも相手は満足したようだった。
お腹がすいた。
のどが渇いた。
腹がまだちょっと痛い。
足腰が立たない。
並べてみるとまるで子どもみたいだった。
サラの薬湯なら口にしていい。
水は好きなだけ飲め。
体の内側の傷はまだ治りきってないのかもしれない。安静に。
2週間以上寝ていたから足腰弱るのは当然。
ヒルの症状にジャックがいちいち答えてくれる。
日が斜めにおりてきたころ、今の状態を聞かれた。
ジャックが汚れたエプロンをして傍らに立っている。
サラがそばで笑っていて、本当に帰ってきたと分かった。
「サラさんとダナが交代でずっと話しかけてくれてたんだ。
二人には一生逆らえないからな」
ジャックがにっと笑って言う。
「特にダナははきはきと、サラさんがお前をどんな風に待ってたかつぶさに報告してたから。
もうあれは一大叙事詩だった」
わはは、と笑ってやった。
ヒルは据わった目でジャックを睨む。
サラは申し訳なさそうにしていた。
「ごめんなさい。
ダナは私と話しているつもりで…」
「俺はその話が記憶にないのでとても残念なんです」
ジャックや、チコまで知ってるのに。
「サラさんが世話してくれるなら、ヒルは療養所を出ていいぞ。
彼女は弱った人間の世話を心得ている」
どうする?とジャックがヒルを覗き込む。
それは、即帰りたいに決まっていた。
ここで動けないままジャックにおちょくられるのはちょっと嫌である。
「サラさん、ヒルを頼める?
その間、ここには無理して来なくていいよ。
チコは明日戦場に向かう予定だ。
必要なものは彼が自分で用意すればいい」
逡巡するヒルから離れてサラに問うた。
サラは快諾する。
「次に新しい患者が運ばれてくるまでまだ時間がありますね。
ジャックがジョエルさんの所に時々顔を出してくれれば。
そうすれば私も不安が減ります」
よし、と言ってジャックはヒルの肩を叩いた。
「退所」
馬車にするか?牛にひかせるか?とジャックとチコが話していると、表が騒がしくなった。
降りてきたのは中隊長で、農繁期だけこちらに戻ると言う。
すかさずジャックが捕まえてきてヒルの前に連れ出した。
「中隊長、ここでヒルの除隊を認めてください」
口調は丁寧だったが顔がものすごく怖い。
「ヒルは大けがしてもう二度と戦場に立てません。
ねえ、そうだよね、チコ」
同意を求められたチコはひょろっと頷いた。
「この人は今後クソの役にも立たないです。
騎士としての日給を支払うのは損ですよ」
ひどい言いようにヒルはチコを凝視する。
この人に悪いことしたっけ?
ほとんど接点なんかなかったよ?
「ヒルは兵役を5年以上納めているし、組合にも入ってますよね。
年金対象者だ。
手続きよろしく。こっちいる間にやってください」
「早く除隊にしないと、この役立たずに給料が発生してるんです。
領主のためにもとっととお願いします」
ジャックとチコが畳みかけた。
帰って早々事務作業ができた中隊長はげんなりしながら「わかった」と言う。
「あ、そうだ。
ついでにあの馬車、貸してください。
ヒルを家に送るので」
ジャックがまだその首根っこを掴みながらお願いした。
館の主はどうぞどうぞと言ってから、自分の家族の元へ逃げていく。
「足が手に入った。ヒル、帰れるぞ」
ジャックがにっこりと笑い、チコがヒルを持ち上げた。
放り込まれた馬車から日が落ちるのを見た。
サラとジャックは向かいで話が弾んでいて、ヒルは無表情なチコに支えられながら家に着いた。
店の前にはトビアスが伏せている。
ダナが飛び出してきた。
ジョエルがバイオリンを止めて店の外に出てくる。
少し話した後、チコに持ち上げられて2階に上った。
ジャックがチコに馬車を持って帰れと命じているのが聞こえる。
私はダナと約束したからここで休憩する、と主張していた。
自分の方が今日はよく働いた、と反論される。
チコはごねて残ったようだ。
またジョエルが演奏し始めたのを聞きながら、ヒルはほっとしたようなため息を吐いた。
皮膚の方が先に起きて、空気が冷たいと感じた。
次に耳が起きて、人の気配を察知した。
目を開くと、月明りが差し込んでいる空間にいると知った。
片手が重くて動かない。
瞳を動かした。
誰かいる。
というか、いっぱいいる。
呻き声。話し声。すすり泣く声。
頭をゆるゆると振って、それらを拾った。
戦場か。
思い出した時、びくりと体が震える。
傍らで何か動いた。
片手が解放されて、額に何か触れる。
「ヒルさん、また目が覚めました?」
声がした。
戦場にいるはずのない人の。
「お茶を飲みましょうか」
ゆっくりとした動作で前髪を指が通り抜ける。
コップからスプーンですくった茶が口許にあてられた。
一口流し入れたところで、ヒルの瞳が動きを追っていることに気づく。
サラは間近にその顔を覗き込んだ。
「起きていますか?ヒルさん」
ヒルは驚いて、逃げ場もないのに飛び退ろうとした。
その肩を押さえて寝ているようにと言い置いた後、サラは一旦どこかへ消える。
サラさんだった…?
どういう状況なのか分からないヒルは声を押さえて周りを見回した。
藁を積んだ簡易のベッドに皆寝かされている。
戦場ではない。
それだけは確認できた。
誰かがそばに来る。
「ヒル」
ひそめた声が耳元で名前を呼んだ。
「はい」
返事をしたが、掠れてほとんど出ない。
それでも相手は満足したようだった。
お腹がすいた。
のどが渇いた。
腹がまだちょっと痛い。
足腰が立たない。
並べてみるとまるで子どもみたいだった。
サラの薬湯なら口にしていい。
水は好きなだけ飲め。
体の内側の傷はまだ治りきってないのかもしれない。安静に。
2週間以上寝ていたから足腰弱るのは当然。
ヒルの症状にジャックがいちいち答えてくれる。
日が斜めにおりてきたころ、今の状態を聞かれた。
ジャックが汚れたエプロンをして傍らに立っている。
サラがそばで笑っていて、本当に帰ってきたと分かった。
「サラさんとダナが交代でずっと話しかけてくれてたんだ。
二人には一生逆らえないからな」
ジャックがにっと笑って言う。
「特にダナははきはきと、サラさんがお前をどんな風に待ってたかつぶさに報告してたから。
もうあれは一大叙事詩だった」
わはは、と笑ってやった。
ヒルは据わった目でジャックを睨む。
サラは申し訳なさそうにしていた。
「ごめんなさい。
ダナは私と話しているつもりで…」
「俺はその話が記憶にないのでとても残念なんです」
ジャックや、チコまで知ってるのに。
「サラさんが世話してくれるなら、ヒルは療養所を出ていいぞ。
彼女は弱った人間の世話を心得ている」
どうする?とジャックがヒルを覗き込む。
それは、即帰りたいに決まっていた。
ここで動けないままジャックにおちょくられるのはちょっと嫌である。
「サラさん、ヒルを頼める?
その間、ここには無理して来なくていいよ。
チコは明日戦場に向かう予定だ。
必要なものは彼が自分で用意すればいい」
逡巡するヒルから離れてサラに問うた。
サラは快諾する。
「次に新しい患者が運ばれてくるまでまだ時間がありますね。
ジャックがジョエルさんの所に時々顔を出してくれれば。
そうすれば私も不安が減ります」
よし、と言ってジャックはヒルの肩を叩いた。
「退所」
馬車にするか?牛にひかせるか?とジャックとチコが話していると、表が騒がしくなった。
降りてきたのは中隊長で、農繁期だけこちらに戻ると言う。
すかさずジャックが捕まえてきてヒルの前に連れ出した。
「中隊長、ここでヒルの除隊を認めてください」
口調は丁寧だったが顔がものすごく怖い。
「ヒルは大けがしてもう二度と戦場に立てません。
ねえ、そうだよね、チコ」
同意を求められたチコはひょろっと頷いた。
「この人は今後クソの役にも立たないです。
騎士としての日給を支払うのは損ですよ」
ひどい言いようにヒルはチコを凝視する。
この人に悪いことしたっけ?
ほとんど接点なんかなかったよ?
「ヒルは兵役を5年以上納めているし、組合にも入ってますよね。
年金対象者だ。
手続きよろしく。こっちいる間にやってください」
「早く除隊にしないと、この役立たずに給料が発生してるんです。
領主のためにもとっととお願いします」
ジャックとチコが畳みかけた。
帰って早々事務作業ができた中隊長はげんなりしながら「わかった」と言う。
「あ、そうだ。
ついでにあの馬車、貸してください。
ヒルを家に送るので」
ジャックがまだその首根っこを掴みながらお願いした。
館の主はどうぞどうぞと言ってから、自分の家族の元へ逃げていく。
「足が手に入った。ヒル、帰れるぞ」
ジャックがにっこりと笑い、チコがヒルを持ち上げた。
放り込まれた馬車から日が落ちるのを見た。
サラとジャックは向かいで話が弾んでいて、ヒルは無表情なチコに支えられながら家に着いた。
店の前にはトビアスが伏せている。
ダナが飛び出してきた。
ジョエルがバイオリンを止めて店の外に出てくる。
少し話した後、チコに持ち上げられて2階に上った。
ジャックがチコに馬車を持って帰れと命じているのが聞こえる。
私はダナと約束したからここで休憩する、と主張していた。
自分の方が今日はよく働いた、と反論される。
チコはごねて残ったようだ。
またジョエルが演奏し始めたのを聞きながら、ヒルはほっとしたようなため息を吐いた。
0
お気に入りに追加
0
あなたにおすすめの小説
雑用係の回復術士、【魔力無限】なのに専属ギルドから戦力外通告を受けて追放される〜ケモ耳少女とエルフでダンジョン攻略始めたら『伝説』になった〜
霞杏檎
ファンタジー
「使えん者はいらん……よって、正式にお前には戦力外通告を申し立てる。即刻、このギルドから立ち去って貰おう!! 」
回復術士なのにギルド内で雑用係に成り下がっていたフールは自身が専属で働いていたギルドから、何も活躍がないと言う理由で戦力外通告を受けて、追放されてしまう。
フールは回復術士でありながら自己主張の低さ、そして『単体回復魔法しか使えない』と言う能力上の理由からギルドメンバーからは舐められ、S級ギルドパーティのリーダーであるダレンからも馬鹿にされる存在だった。
しかし、奴らは知らない、フールが【魔力無限】の能力を持っていることを……
途方に暮れている道中で見つけたダンジョン。そこで傷ついた”ケモ耳銀髪美少女”セシリアを助けたことによって彼女はフールの能力を知ることになる。
フールに助けてもらったセシリアはフールの事を気に入り、パーティの前衛として共に冒険することを決めるのであった。
フールとセシリアは共にダンジョン攻略をしながら自由に生きていくことを始めた一方で、フールのダンジョン攻略の噂を聞いたギルドをはじめ、ダレンはフールを引き戻そうとするが、フールの意思が変わることはなかった……
これは雑用係に成り下がった【最強】回復術士フールと"ケモ耳美少女"達が『伝説』のパーティだと語られるまでを描いた冒険の物語である!
(160話で完結予定)
元タイトル
「雑用係の回復術士、【魔力無限】なのに専属ギルドから戦力外通告を受けて追放される〜でも、ケモ耳少女とエルフでダンジョン攻略始めたら『伝説』になった。噂を聞いたギルドが戻ってこいと言ってるがお断りします〜」
僕らが転生した理由 〜異世界転生した先は赤い地球〜神々に弄ばれた人間の物語
空 朱春
ファンタジー
僕(大夢)はこの日本で生まれ育った。
そしてこの日本で家族を失い、僕自身も失った。
「世の中の大半は凡人だ」
稀に凡人以下の人間がいる。それはいじめられている人間、つまり「僕のこと」だ。
妹一緒に両親の墓参りに行くと、雷に撃たれて死んだ。そして異世界転生をした。
ところが、ただ転生したわけではなかった。魂と肉体は別物。
肉体の持ち主(エーデル)と記憶を頼りに生きていくが、暴かれる嘘や真実たち。そして謎の赤い地球。
異世界での生活にも慣れ、初めての友達もできた。家族仲良くそれなりに楽しい第二の人生を過ごしていた。やっと「普通」になり、目標をにも色が付いた。
だか、どの世界も現実はそう甘くはない。
学校という地獄に行くことになってしまったのだから…
そして出会った人物は本当に人間なのだろうか?
これからエーデルの物語は始まる……
(異世界転生、チートのリアルな感情を描くハイファンタジー物語)
婚約破棄られ令嬢がカフェ経営を始めたらなぜか王宮から求婚状が届きました!?
江原里奈
恋愛
【婚約破棄? 慰謝料いただければ喜んで^^ 復縁についてはお断りでございます】
ベルクロン王国の田舎の伯爵令嬢カタリナは突然婚約者フィリップから手紙で婚約破棄されてしまう。ショックのあまり寝込んだのは母親だけで、カタリナはなぜか手紙を踏みつけながらもニヤニヤし始める。なぜなら、婚約破棄されたら相手から慰謝料が入る。それを元手に夢を実現させられるかもしれない……! 実はカタリナには前世の記憶がある。前世、彼女はカフェでバイトをしながら、夜間の製菓学校に通っている苦学生だった。夢のカフェ経営をこの世界で実現するために、カタリナの奮闘がいま始まる!
※カクヨム、ノベルバなど複数サイトに投稿中。
カクヨムコン9最終選考・第4回アイリス異世界ファンタジー大賞最終選考通過!
※ブクマしてくださるとモチベ上がります♪
※厳格なヒストリカルではなく、縦コミ漫画をイメージしたゆるふわ飯テロ系ロマンスファンタジー。作品内の事象・人間関係はすべてフィクション。法制度等々細かな部分を気にせず、寛大なお気持ちでお楽しみください<(_ _)>
聖女なので公爵子息と結婚しました。でも彼には好きな人がいるそうです。
MIRICO
恋愛
癒しの力を持つ聖女、エヴリーヌ。彼女は聖女の嫁ぎ制度により、公爵子息であるカリス・ヴォルテールに嫁ぐことになった。しかしカリスは、ブラシェーロ公爵子息に嫁ぐ聖女、アティを愛していたのだ。
カリスはエヴリーヌに二年後の離婚を願う。王の命令で結婚することになったが、愛する人がいるためエヴリーヌを幸せにできないからだ。
勝手に決められた結婚なのに、二年で離婚!?
アティを愛していても、他の公爵子息の妻となったアティと結婚するわけにもいかない。離婚した後は独身のまま、後継者も親戚の子に渡すことを辞さない。そんなカリスの切実な純情の前に、エヴリーヌは二年後の離婚を承諾した。
なんてやつ。そうは思ったけれど、カリスは心優しく、二年後の離婚が決まってもエヴリーヌを蔑ろにしない、誠実な男だった。
やめて、優しくしないで。私が好きになっちゃうから!!
ブックマーク・いいね・ご感想等、ありがとうございます。誤字もお知らせくださりありがとうございます。修正します。ご感想お返事ネタバレになりそうなので控えさせていただきます。
腐ったお姉ちゃん、【ヤンデレBLゲームの世界】で本気を出すことにした!
月白ヤトヒコ
ファンタジー
ある日、不遇な異母兄が虐げられる理由を考えていたら――――
この世界が鬼畜ヤンデレスキーな腐女子ご用達の、ほぼほぼハッピーエンドの無い、メリバ、バッドエンド、デッドエンドの散りばめられているBLゲーム【愛シエ】の世界だと気が付いた!
そして自分が、ゲームの攻略対象のメンヘラリバース男の娘こと第三王子のネロに生まれ変わっていることを知った前世腐女子の茜は、最推しだったゲーム主人公(総受け)のバッドエンド&死亡フラグをへし折ることを決めた。
まずは異母兄弟であることを利用し、ゲーム主人公のシエロたんに会うと――――
なんとびっくり、シエロたんの中身は前世の弟、蒼だったっ!?
BLは嫌だと『腐ったお姉様。伏してお願い奉りやがるから、是非とも助けろくださいっ!?』と、半泣きで縋られたので、蒼のお姉ちゃんである茜は、弟の生命と貞操と尊厳を守るため、運命に立ち向かうことにした。
「生でBLを見られる♪」というワクテカな誘惑を、泣く泣く断ち切って・・・
どうにかして、破滅、死亡フラグを折って生き残ってやろうじゃないのっ!!!!
掛かって来いや運命っ!
設定はふわっと。
多分、コメディー。
※BLゲームに転生ですが、BLを回避する目的なのでBLな展開にはなりません。
※『腐ったお姉様。伏してお願い奉りやがるから、是非とも助けろくださいっ!?』の、腐ったお姉ちゃんが主役の話。
『腐ったお姉様~』の方を読んでなくても大丈夫です。
【完結】乙女ゲーム開始前に消える病弱モブ令嬢に転生しました
佐倉穂波
恋愛
転生したルイシャは、自分が若くして死んでしまう乙女ゲームのモブ令嬢で事を知る。
確かに、まともに起き上がることすら困難なこの体は、いつ死んでもおかしくない状態だった。
(そんな……死にたくないっ!)
乙女ゲームの記憶が正しければ、あと数年で死んでしまうルイシャは、「生きる」ために努力することにした。
2023.9.3 投稿分の改稿終了。
2023.9.4 表紙を作ってみました。
2023.9.15 完結。
2023.9.23 後日談を投稿しました。
異世界に来たからといってヒロインとは限らない
あろまりん
ファンタジー
※ようやく修正終わりました!加筆&纏めたため、26~50までは欠番とします(笑)これ以降の番号振り直すなんて無理!
ごめんなさい、変な番号降ってますが、内容は繋がってますから許してください!!!※
ファンタジー小説大賞結果発表!!!
\9位/ ٩( 'ω' )و \奨励賞/
(嬉しかったので自慢します)
書籍化は考えていま…いな…してみたく…したいな…(ゲフンゲフン)
変わらず応援して頂ければと思います。よろしくお願いします!
(誰かイラスト化してくれる人いませんか?)←他力本願
※誤字脱字報告につきましては、返信等一切しませんのでご了承ください。しかるべき時期に手直しいたします。
* * *
やってきました、異世界。
学生の頃は楽しく読みました、ラノベ。
いえ、今でも懐かしく読んでます。
好きですよ?異世界転移&転生モノ。
だからといって自分もそうなるなんて考えませんよね?
『ラッキー』と思うか『アンラッキー』と思うか。
実際来てみれば、乙女ゲームもかくやと思う世界。
でもね、誰もがヒロインになる訳じゃないんですよ、ホント。
モブキャラの方が楽しみは多いかもしれないよ?
帰る方法を探して四苦八苦?
はてさて帰る事ができるかな…
アラフォー女のドタバタ劇…?かな…?
***********************
基本、ノリと勢いで書いてます。
どこかで見たような展開かも知れません。
暇つぶしに書いている作品なので、多くは望まないでくださると嬉しいです。
聖女業に飽きて喫茶店開いたんだけど、追放を言い渡されたので辺境に移り住みます!【完結】
青緑
ファンタジー
聖女が喫茶店を開くけど、追放されて辺境に移り住んだ物語と、聖女のいない王都。
———————————————
物語内のノーラとデイジーは同一人物です。
王都の小話は追記予定。
修正を入れることがあるかもしれませんが、作品・物語自体は完結です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる