22 / 55
雪に閉ざされて
魔法使いの一撃
しおりを挟む
レイと主人用の寝室を覗いた。
明らかに使われていて、お互い目を見合わせる。
これはこのまま彼女に引き渡すわけにいかない。
部屋の奥で物音がした。
レイが誰何の声をあげると、木の扉が開く音が聞こえる。
「……」
無言で長剣を抜く剣士を、グラントは黙って見送った。
顔が不機嫌極まりない。
剣はまっすぐ飛んでいって、部屋の奥の壁に突き刺さった。
飲み込むような悲鳴が聞こえる。
何か引っ掛かる音がして、大柄な人影が雪上に落ちた。
「どうせ直すからな」
グラントの物言いたげな目にそう答える。
「ウーシー、近くにいる?」
窓を開けながらグラントが尋ねた。
大きな鞄をがちゃがちゃ言わせてウーシーが入ってくる。
「何?」
「うん、隊長が逃走中。射てる?」
窓の先に、固くなった雪原を走る兵士の背中。
ウーシーはカバンからクロスボウを取り出した。
窓枠に固定して矢を装填する。「足止め?」と狙いながら聞いた。
「足止めしてくれ。わたしが追いつけるまで」
「わかったー」
大きな弾く音が響く。
走る隊長の脇腹を掠め、シャフトの太い矢が雪面に飛び込んだ。
グラントは杖を何度か振る。足を止めた敵将に向けて雪煙が走っていった。
「……」
しかし、何も起こらずに魔法が消える。グラントが首を傾げた。
「毒矢で狙おうか?」
初めて見る事態にウーシーは尋ねる。
グラントは「いらない」と答えた。理由に心当たりはある。
「ウーシーはここで援護を。わたしは行ってくる」
グラントは脱出扉から敵将を追って外へ出た。
ケープがひとりでに動く。グラントはそれを掴んだ。
「羽になったら、脱ぐよ」
拗ねた。そう感じる。
「何かしたいなら、動きやすい上着とかがいい」
ケープが応じた。
風もないのにはためいて紫黒の色の騎士の服になる。
これはこれで、何だか恥ずかしい。
固くしまった雪の上を行くと、程なく相対する。
相手が持っているのは柄の装飾が凝った長剣だった。
力のある家柄なのだろうと思う。
「戦は苛烈でしたか」
杖の石を敵の喉元に定めてグラントは尋ねた。
「国はどちらですか。分が悪くて逃げてきた?
このような雪深い土地に閉じ込められて、びっくりされたでしょう?」
隊長が答えたのは、西の山の向こうの国だった。
コーマックの隣の領地から侵入している。
じじいの領地から入っていたら文句を言いに行けた。
「東に行けば港があると聞いたのだが。
山を越える時に隊の半分がやられた」
「もう少し山沿いに大回りされれば深い湾に出られたのですよ」
そこはノルトエーデ領。
侵入した途端に狼煙が上がり、兵が集まってくる。
「難儀なことでしたが、あなたが侵入したのはわたしの友達の家でした。
ちゃんと狼藉を謝って」
敵の隊長は長剣を引き抜いた。その鍔にいくつかの宝石がある。
グラントはもう一度杖を振った。
見やすいように霧のかたちをしている。
蛇の如く滑り寄った魔法は、敵を捕える前にその宝石に吸い込まれていった。
「……そういうの、どこで手に入れるのですか?」
魔法使いと戦うために、防御する方法はいくつかある。
グラントは何年か前に会ったことがあった。
コーマックのところにやってきた賊の中にいたのである。
魔法を吸い取る石を持つ人間が。
どれくらい貯められるかは石によるようだった。
限界を超えると壊れる仕組みだった。
力の弱い魔法使いが普段から魔力を貯めておくこともできる。
杖の代わりのようにそこに貯めた力を利用できるのだ。
この敵将は魔法の魔の字もないように見える。
きっと石は対魔法使い用だ。
以前に見たのは最初の攻撃で砕け散った。
この人が持つのはまだなんともなさそうである。
「いい石ですね。どのくらいの価値があるんですか?」
相手は答えてくれなかった。
グラントは杖を構え直す。
雪面を何度か叩いた。長剣の届く範囲外から視線を合わせる。
幻術へ誘ってみるが鍔の石に吸い取られていった。
質がいい石だ。
少し足元の雪を確かめる。
杖で叩くと太鼓を叩くような音があたりに響いた。丘の斜面が揺れる。
雪崩が起きて、麓の沢へと雪原が落ちていった。
静かになったところで、雪の塊の中から敵将が這い出てくる。
グラントは走っていってその目を間近に見た。
ぬっと伸びてきた手に掴まれて額をぶちかまされる。
「……っ」
転がって間合いをとった。
杖の先の黒い石を、相手の喉に定める。
「狐」
黒い石から大きな狐が飛び出した。
白い毛並みの獣は敵将に噛みつこうと口を開く。
これは結構魔力を費やした。
しかし石に吸われ、狐は動けなくなって消えた。
「それも吸うの」
耳の後ろを掻いて呟く。
雪崩のあとはところどころぬかるんだ地面が露出していた。
それを蹴って敵将が近づいてくる。
グラントは残っている雪の壁に杖を投げ挿した。
ショートソードを抜いて向かっていく。
「お前は魔法使いか、剣士か」
剣を抜く素早さに敵将は問うた。
今度は間合いを取らずに体の近くで戦った。
元の方で叩いてくるのを防ぐ。
顔を掴まれて、グラントは泥の上に転がった。
すぐに前屈みに起き上がる。
その中墨に定められた長剣が振り下ろされた。
グラントは柄を逆手に握って突進する。
打ったのは、長剣を握るその手だ。
敵将は短い声で叫ぶ。
グラントがもう一度、剣を手に振り下ろして叩き落とした。
「わたしは魔法使いだ」
ショートソードを捨てて長剣の方を拾う。
敵将の顎に突きつけて言った。
「水牛」
大きな角が出てくる。
グラントの魔力が実体を持って飛び出した。
「打ち上げろ」
水牛の頭が敵将の体へと派手にぶつかる。
空中へと駆け上がった獣の姿は、日の光に溶けるように消えた。
「ウーシー、手伝って」
息を整えながら屋敷を振り返る。
その時にはもう親友は外に飛び出していた。
「グラントー。久しぶりに見たぞ、獣。大っきいー」
泥を跳ね上げながら走ってくる。
その背後をふと見上げた。屋敷の中のレイと目が合う。
また不機嫌そうだ。
無視してウーシーと敵将を捕縛する。
引っ張るのが大変なので結局不機嫌な騎士も呼んだ。
明らかに使われていて、お互い目を見合わせる。
これはこのまま彼女に引き渡すわけにいかない。
部屋の奥で物音がした。
レイが誰何の声をあげると、木の扉が開く音が聞こえる。
「……」
無言で長剣を抜く剣士を、グラントは黙って見送った。
顔が不機嫌極まりない。
剣はまっすぐ飛んでいって、部屋の奥の壁に突き刺さった。
飲み込むような悲鳴が聞こえる。
何か引っ掛かる音がして、大柄な人影が雪上に落ちた。
「どうせ直すからな」
グラントの物言いたげな目にそう答える。
「ウーシー、近くにいる?」
窓を開けながらグラントが尋ねた。
大きな鞄をがちゃがちゃ言わせてウーシーが入ってくる。
「何?」
「うん、隊長が逃走中。射てる?」
窓の先に、固くなった雪原を走る兵士の背中。
ウーシーはカバンからクロスボウを取り出した。
窓枠に固定して矢を装填する。「足止め?」と狙いながら聞いた。
「足止めしてくれ。わたしが追いつけるまで」
「わかったー」
大きな弾く音が響く。
走る隊長の脇腹を掠め、シャフトの太い矢が雪面に飛び込んだ。
グラントは杖を何度か振る。足を止めた敵将に向けて雪煙が走っていった。
「……」
しかし、何も起こらずに魔法が消える。グラントが首を傾げた。
「毒矢で狙おうか?」
初めて見る事態にウーシーは尋ねる。
グラントは「いらない」と答えた。理由に心当たりはある。
「ウーシーはここで援護を。わたしは行ってくる」
グラントは脱出扉から敵将を追って外へ出た。
ケープがひとりでに動く。グラントはそれを掴んだ。
「羽になったら、脱ぐよ」
拗ねた。そう感じる。
「何かしたいなら、動きやすい上着とかがいい」
ケープが応じた。
風もないのにはためいて紫黒の色の騎士の服になる。
これはこれで、何だか恥ずかしい。
固くしまった雪の上を行くと、程なく相対する。
相手が持っているのは柄の装飾が凝った長剣だった。
力のある家柄なのだろうと思う。
「戦は苛烈でしたか」
杖の石を敵の喉元に定めてグラントは尋ねた。
「国はどちらですか。分が悪くて逃げてきた?
このような雪深い土地に閉じ込められて、びっくりされたでしょう?」
隊長が答えたのは、西の山の向こうの国だった。
コーマックの隣の領地から侵入している。
じじいの領地から入っていたら文句を言いに行けた。
「東に行けば港があると聞いたのだが。
山を越える時に隊の半分がやられた」
「もう少し山沿いに大回りされれば深い湾に出られたのですよ」
そこはノルトエーデ領。
侵入した途端に狼煙が上がり、兵が集まってくる。
「難儀なことでしたが、あなたが侵入したのはわたしの友達の家でした。
ちゃんと狼藉を謝って」
敵の隊長は長剣を引き抜いた。その鍔にいくつかの宝石がある。
グラントはもう一度杖を振った。
見やすいように霧のかたちをしている。
蛇の如く滑り寄った魔法は、敵を捕える前にその宝石に吸い込まれていった。
「……そういうの、どこで手に入れるのですか?」
魔法使いと戦うために、防御する方法はいくつかある。
グラントは何年か前に会ったことがあった。
コーマックのところにやってきた賊の中にいたのである。
魔法を吸い取る石を持つ人間が。
どれくらい貯められるかは石によるようだった。
限界を超えると壊れる仕組みだった。
力の弱い魔法使いが普段から魔力を貯めておくこともできる。
杖の代わりのようにそこに貯めた力を利用できるのだ。
この敵将は魔法の魔の字もないように見える。
きっと石は対魔法使い用だ。
以前に見たのは最初の攻撃で砕け散った。
この人が持つのはまだなんともなさそうである。
「いい石ですね。どのくらいの価値があるんですか?」
相手は答えてくれなかった。
グラントは杖を構え直す。
雪面を何度か叩いた。長剣の届く範囲外から視線を合わせる。
幻術へ誘ってみるが鍔の石に吸い取られていった。
質がいい石だ。
少し足元の雪を確かめる。
杖で叩くと太鼓を叩くような音があたりに響いた。丘の斜面が揺れる。
雪崩が起きて、麓の沢へと雪原が落ちていった。
静かになったところで、雪の塊の中から敵将が這い出てくる。
グラントは走っていってその目を間近に見た。
ぬっと伸びてきた手に掴まれて額をぶちかまされる。
「……っ」
転がって間合いをとった。
杖の先の黒い石を、相手の喉に定める。
「狐」
黒い石から大きな狐が飛び出した。
白い毛並みの獣は敵将に噛みつこうと口を開く。
これは結構魔力を費やした。
しかし石に吸われ、狐は動けなくなって消えた。
「それも吸うの」
耳の後ろを掻いて呟く。
雪崩のあとはところどころぬかるんだ地面が露出していた。
それを蹴って敵将が近づいてくる。
グラントは残っている雪の壁に杖を投げ挿した。
ショートソードを抜いて向かっていく。
「お前は魔法使いか、剣士か」
剣を抜く素早さに敵将は問うた。
今度は間合いを取らずに体の近くで戦った。
元の方で叩いてくるのを防ぐ。
顔を掴まれて、グラントは泥の上に転がった。
すぐに前屈みに起き上がる。
その中墨に定められた長剣が振り下ろされた。
グラントは柄を逆手に握って突進する。
打ったのは、長剣を握るその手だ。
敵将は短い声で叫ぶ。
グラントがもう一度、剣を手に振り下ろして叩き落とした。
「わたしは魔法使いだ」
ショートソードを捨てて長剣の方を拾う。
敵将の顎に突きつけて言った。
「水牛」
大きな角が出てくる。
グラントの魔力が実体を持って飛び出した。
「打ち上げろ」
水牛の頭が敵将の体へと派手にぶつかる。
空中へと駆け上がった獣の姿は、日の光に溶けるように消えた。
「ウーシー、手伝って」
息を整えながら屋敷を振り返る。
その時にはもう親友は外に飛び出していた。
「グラントー。久しぶりに見たぞ、獣。大っきいー」
泥を跳ね上げながら走ってくる。
その背後をふと見上げた。屋敷の中のレイと目が合う。
また不機嫌そうだ。
無視してウーシーと敵将を捕縛する。
引っ張るのが大変なので結局不機嫌な騎士も呼んだ。
0
お気に入りに追加
2
あなたにおすすめの小説
【完結】婚約者の義妹と恋に落ちたので婚約破棄した処、「妃教育の修了」を条件に結婚が許されたが結果が芳しくない。何故だ?同じ高位貴族だろう?
つくも茄子
恋愛
国王唯一の王子エドワード。
彼は婚約者の公爵令嬢であるキャサリンを公の場所で婚約破棄を宣言した。
次の婚約者は恋人であるアリス。
アリスはキャサリンの義妹。
愛するアリスと結婚するには「妃教育を修了させること」だった。
同じ高位貴族。
少し頑張ればアリスは直ぐに妃教育を終了させると踏んでいたが散々な結果で終わる。
八番目の教育係も辞めていく。
王妃腹でないエドワードは立太子が遠のく事に困ってしまう。
だが、エドワードは知らなかった事がある。
彼が事実を知るのは何時になるのか……それは誰も知らない。
他サイトにも公開中。
僕の家族は母様と母様の子供の弟妹達と使い魔達だけだよ?
闇夜の現し人(ヤミヨノウツシビト)
ファンタジー
ー 母さんは、「絶世の美女」と呼ばれるほど美しく、国の中で最も権力の強い貴族と呼ばれる公爵様の寵姫だった。
しかし、それをよく思わない正妻やその親戚たちに毒を盛られてしまった。
幸い発熱だけですんだがお腹に子が出来てしまった以上ここにいては危険だと判断し、仲の良かった侍女数名に「ここを離れる」と言い残し公爵家を後にした。
お母さん大好きっ子な主人公は、毒を盛られるという失態をおかした父親や毒を盛った親戚たちを嫌悪するがお母さんが日々、「家族で暮らしたい」と話していたため、ある出来事をきっかけに一緒に暮らし始めた。
しかし、自分が家族だと認めた者がいれば初めて見た者は跪くと言われる程の華の顔(カンバセ)を綻ばせ笑うが、家族がいなければ心底どうでもいいというような表情をしていて、人形の方がまだ表情があると言われていた。
『無能で無価値の稚拙な愚父共が僕の家族を名乗る資格なんて無いんだよ?』
さぁ、ここに超絶チートを持つ自分が認めた家族以外の生き物全てを嫌う主人公の物語が始まる。
〈念の為〉
稚拙→ちせつ
愚父→ぐふ
⚠︎注意⚠︎
不定期更新です。作者の妄想をつぎ込んだ作品です。
【完】あの、……どなたでしょうか?
桐生桜月姫
恋愛
「キャサリン・ルーラー
爵位を傘に取る卑しい女め、今この時を以て貴様との婚約を破棄する。」
見た目だけは、麗しの王太子殿下から出た言葉に、婚約破棄を突きつけられた美しい女性は………
「あの、……どなたのことでしょうか?」
まさかの意味不明発言!!
今ここに幕開ける、波瀾万丈の間違い婚約破棄ラブコメ!!
結末やいかに!!
*******************
執筆終了済みです。
【完結】私だけが知らない
綾雅(りょうが)祝!コミカライズ
ファンタジー
目が覚めたら何も覚えていなかった。父と兄を名乗る二人は泣きながら謝る。痩せ細った体、痣が残る肌、誰もが過保護に私を気遣う。けれど、誰もが何が起きたのかを語らなかった。
優しい家族、ぬるま湯のような生活、穏やかに過ぎていく日常……その陰で、人々は己の犯した罪を隠しつつ微笑む。私を守るため、そう言いながら真実から遠ざけた。
やがて、すべてを知った私は――ひとつの決断をする。
記憶喪失から始まる物語。冤罪で殺されかけた私は蘇り、陥れようとした者は断罪される。優しい嘘に隠された真実が徐々に明らかになっていく。
【同時掲載】 小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2023/12/20……小説家になろう 日間、ファンタジー 27位
2023/12/19……番外編完結
2023/12/11……本編完結(番外編、12/12)
2023/08/27……エブリスタ ファンタジートレンド 1位
2023/08/26……カテゴリー変更「恋愛」⇒「ファンタジー」
2023/08/25……アルファポリス HOT女性向け 13位
2023/08/22……小説家になろう 異世界恋愛、日間 22位
2023/08/21……カクヨム 恋愛週間 17位
2023/08/16……カクヨム 恋愛日間 12位
2023/08/14……連載開始
《勘違い》で婚約破棄された令嬢は失意のうちに自殺しました。
友坂 悠
ファンタジー
「婚約を考え直そう」
貴族院の卒業パーティーの会場で、婚約者フリードよりそう告げられたエルザ。
「それは、婚約を破棄されるとそういうことなのでしょうか?」
耳を疑いそう聞き返すも、
「君も、その方が良いのだろう?」
苦虫を噛み潰すように、そう吐き出すフリードに。
全てに絶望し、失意のうちに自死を選ぶエルザ。
絶景と評判の観光地でありながら、自殺の名所としても知られる断崖絶壁から飛び降りた彼女。
だったのですが。
【完結】悪役令嬢に転生したけど、王太子妃にならない方が幸せじゃない?
みちこ
ファンタジー
12歳の時に前世の記憶を思い出し、自分が悪役令嬢なのに気が付いた主人公。
ずっと王太子に片思いしていて、将来は王太子妃になることしか頭になかった主人公だけど、前世の記憶を思い出したことで、王太子の何が良かったのか疑問に思うようになる
色々としがらみがある王太子妃になるより、このまま公爵家の娘として暮らす方が幸せだと気が付く
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる