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第四章
88話 ロード&バグ
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灰村タクミの記憶を取り戻したばかりの頃、この世界は俺の為に用意されたものだと女神エレナは言っていた。
だがそれは建前で本当は全能神とやらが裏で好き勝手していたのが実情だろう。
俺が灰村タクミの記憶を持たずアルヴァとして生き続けるだけだったのも計画の一つかもしれない。
そもそも俺のために作られたという名目だが、前世の記憶がなければ自分の書いた小説世界を楽しむも何もない。
姿も見たことのない全能神は、俺たちを駒のように使って箱庭世界を遊んでいるのだ。
いや今はまだ遊ぶことさえしていないかもしれない。部下のエレナにチュートリアルを丸投げし自分は雲隠れしている。
恐らくアルヴァ・グレイラッドが魔王として目覚めてからが本編だと思っているのだろう。
しかし本来の作品になかった展開のせいかアルヴァは魔物に殺されるだけで魔王になんてならなかった。
だから神の力で死ぬ前の状態まで時間を戻し何回もやり直しをさせた。魔王化という当たりを引くまで。
まるでソーシャルゲームのリセットマラソンのようだ。そしてそれを延々とエレナは代行させられていた。
本人が酒に酔った時泣いていたようにかなりの苦痛だったのだろう。
少し記憶を辿れば眼鏡の美女の疲れた表情が思い出せる。
灰村タクミの記憶を取り戻す前のやりとりを今の俺は知っていた。
□■□
「アルヴァ・グレイブラッド。貴方はまた死んでしまいました。もう一度最初からやり直しです」
その台詞を聞いた途端今までの記憶を思い出す。死んでは又やり直し、そしてまた死ぬ。
何故ならやり直す際に以前の記憶は消されるからだ。俺は忌々しさに床に唾を吐いた。
「チッ、また俺はあのスライム野郎に殺されたのか!」
「ええ、具体的な回数を確認したいですか?」
「いらねえよ、どうせ記憶を消して放り出すんだから。ふざけんなよブス」
「……そのことについては、申し訳なく思っています」
無表情を装いながらこの女がしっかり傷ついていることは知っている。だがそんなことはどうでもよかった。
「申し訳ないと思うならよ、あんたが代わりに死んでくれよ」
「出来ません、それは私の役割ではないので」
このやり取りも数百回繰り返している。最初の頃は怒りのまま相手を殴ったりそれ以上の酷い目に遭わせたりもした。
だが今はそんなもの虚しいだけだと知っている。どれだけ俺が馬鹿でも何百回も繰り返せば学習するのだ。
記憶があるならの話だが。
眼鏡をかけた女神がエレナという名前だということも知っている。
そして復活する際には忘れてしまうことも。惨めな人生を数えきれない程やり直している。その度に同じ死に方をしている。
この女神が蘇らせるからだ。俺はその白く細い腕を乱暴に掴んだ。
「あんた、自分を知の女神と名乗ったな。何で俺を蘇らせては又殺す?恨みでもあるのか」
昔遊んで捨てた女の一人か?意地悪く笑う俺に女神エレナは淡々と答える。
「その質問には三白五十六回答えました。厳密には蘇生ではなく世界ごと時間を巻き戻しているのです。全能神の望む結果になるまで」
もしくは繰り返すことで結果にバグが生まれ私の願う未来が訪れるまで。
俺には女神の言うことは理解できなかった。ただ何かに賭けていることはわかった。
縋るような瞳をしている。俺を見ながら俺以外の相手に助けを求めている。ふざけるなよと思った。
「つまり俺は全能神というクソとお前というブスの賭け事に巻き込まれて死に続けてるわけだ?」
「……そうなります」
「お前らが死ねばいいのに」
泣きそうな顔の女の輪郭がぼやける。さっきまで覚えていたその名前すらわからない。いつものことだ。そして又繰り返す。
繰り返してはクロノを追放し、繰り返しては同じ魔物に惨めに殺される。
前回死んだ俺も今回死んだ俺も神から見たら失敗作だったのだろう。結局俺は誰の特別にもなれない。
もういい加減終わりたい。消滅でいい。俺が俺じゃなくなってもいい。この世界ごと滅んでもいい。
魔王になれっていうなら次こそなってやる。その時は真っ先に神とやらを殺しに行くけど。
それにあの眼鏡の女だって、いい加減終わりたいってツラしてたじゃねぇか。
□■□
「うっ、げぇっ……」
思い出し過ぎたせいで、膨大な記憶に耐え切れず嘔吐する。自分とは性格の違う人間の思考がまるまる脳みそに詰め込まれたような違和感だ。
けれど今はそれも自分自身であることを理解している。
何回も死に続けたアルヴァ・グレイブラッドとその先で目覚めた灰村タクミの記憶を持つ俺。根っこは同じで自己嫌悪の塊だった。
母親に失敗作扱いされた俺と、神たちに失敗作扱いされたアルヴァは同じ惨めさを抱えていた。
「しかし、まじで危なかったな……」
勘になるが俺が目覚めなければアルヴァは今度こそ魔王として覚醒していたような気がする。
そうしたら全能神はうきうきとエレナから操作権を取り上げこの世界を、そしてクロノをぐちゃぐちゃにしていっただろう。
憎しみに染まり切った魔王を使って。
そうならなかったのは幸運のせいだけじゃない。
アルヴァが死ぬ度エレナは世界を巻き戻していると言っていた。つまりゲームで考えるなら失敗する度にロードを繰り返し続けたのだ。
もしくはエラーが出る度にリカバリーをしたという形かもしれない。どちらにしろ膨大な回数を試行したことによりデータに異常が生じた。
そう、異常事態だ。
それは本来あり得ないことだった。
ある日アルヴァは酒場で泥酔して転び頭を強打して死んだ。
絶対死ぬ筈が無いのに死んだのだ。クロノを追放する前に肝心の悪役が退場してしまった。
だがアルヴァ・グレイブラッドはここで死ぬ運命ではない。
クロノを追放した後に凋落して魔物に嬲り殺しにされなければいけない。そういう筋書きなのだから。
だから緊急手段として俺が目覚めた。アルヴァというキャラクターの中に封じられていた灰村タクミの魂が。
恐らく「救世主の恩人が望んだ世界」という大義名分の為に埋め込まれたそれ。
ただ奥深くに存在するだけだった俺の魂はアルヴァ・グレイブラッドの体を動かす為に急遽浮上した。
数えきれない死とやり直しの果てに。
きっとそれがエレナの待ち望んでいた「異常事態」だったのだ。
だがそれは建前で本当は全能神とやらが裏で好き勝手していたのが実情だろう。
俺が灰村タクミの記憶を持たずアルヴァとして生き続けるだけだったのも計画の一つかもしれない。
そもそも俺のために作られたという名目だが、前世の記憶がなければ自分の書いた小説世界を楽しむも何もない。
姿も見たことのない全能神は、俺たちを駒のように使って箱庭世界を遊んでいるのだ。
いや今はまだ遊ぶことさえしていないかもしれない。部下のエレナにチュートリアルを丸投げし自分は雲隠れしている。
恐らくアルヴァ・グレイラッドが魔王として目覚めてからが本編だと思っているのだろう。
しかし本来の作品になかった展開のせいかアルヴァは魔物に殺されるだけで魔王になんてならなかった。
だから神の力で死ぬ前の状態まで時間を戻し何回もやり直しをさせた。魔王化という当たりを引くまで。
まるでソーシャルゲームのリセットマラソンのようだ。そしてそれを延々とエレナは代行させられていた。
本人が酒に酔った時泣いていたようにかなりの苦痛だったのだろう。
少し記憶を辿れば眼鏡の美女の疲れた表情が思い出せる。
灰村タクミの記憶を取り戻す前のやりとりを今の俺は知っていた。
□■□
「アルヴァ・グレイブラッド。貴方はまた死んでしまいました。もう一度最初からやり直しです」
その台詞を聞いた途端今までの記憶を思い出す。死んでは又やり直し、そしてまた死ぬ。
何故ならやり直す際に以前の記憶は消されるからだ。俺は忌々しさに床に唾を吐いた。
「チッ、また俺はあのスライム野郎に殺されたのか!」
「ええ、具体的な回数を確認したいですか?」
「いらねえよ、どうせ記憶を消して放り出すんだから。ふざけんなよブス」
「……そのことについては、申し訳なく思っています」
無表情を装いながらこの女がしっかり傷ついていることは知っている。だがそんなことはどうでもよかった。
「申し訳ないと思うならよ、あんたが代わりに死んでくれよ」
「出来ません、それは私の役割ではないので」
このやり取りも数百回繰り返している。最初の頃は怒りのまま相手を殴ったりそれ以上の酷い目に遭わせたりもした。
だが今はそんなもの虚しいだけだと知っている。どれだけ俺が馬鹿でも何百回も繰り返せば学習するのだ。
記憶があるならの話だが。
眼鏡をかけた女神がエレナという名前だということも知っている。
そして復活する際には忘れてしまうことも。惨めな人生を数えきれない程やり直している。その度に同じ死に方をしている。
この女神が蘇らせるからだ。俺はその白く細い腕を乱暴に掴んだ。
「あんた、自分を知の女神と名乗ったな。何で俺を蘇らせては又殺す?恨みでもあるのか」
昔遊んで捨てた女の一人か?意地悪く笑う俺に女神エレナは淡々と答える。
「その質問には三白五十六回答えました。厳密には蘇生ではなく世界ごと時間を巻き戻しているのです。全能神の望む結果になるまで」
もしくは繰り返すことで結果にバグが生まれ私の願う未来が訪れるまで。
俺には女神の言うことは理解できなかった。ただ何かに賭けていることはわかった。
縋るような瞳をしている。俺を見ながら俺以外の相手に助けを求めている。ふざけるなよと思った。
「つまり俺は全能神というクソとお前というブスの賭け事に巻き込まれて死に続けてるわけだ?」
「……そうなります」
「お前らが死ねばいいのに」
泣きそうな顔の女の輪郭がぼやける。さっきまで覚えていたその名前すらわからない。いつものことだ。そして又繰り返す。
繰り返してはクロノを追放し、繰り返しては同じ魔物に惨めに殺される。
前回死んだ俺も今回死んだ俺も神から見たら失敗作だったのだろう。結局俺は誰の特別にもなれない。
もういい加減終わりたい。消滅でいい。俺が俺じゃなくなってもいい。この世界ごと滅んでもいい。
魔王になれっていうなら次こそなってやる。その時は真っ先に神とやらを殺しに行くけど。
それにあの眼鏡の女だって、いい加減終わりたいってツラしてたじゃねぇか。
□■□
「うっ、げぇっ……」
思い出し過ぎたせいで、膨大な記憶に耐え切れず嘔吐する。自分とは性格の違う人間の思考がまるまる脳みそに詰め込まれたような違和感だ。
けれど今はそれも自分自身であることを理解している。
何回も死に続けたアルヴァ・グレイブラッドとその先で目覚めた灰村タクミの記憶を持つ俺。根っこは同じで自己嫌悪の塊だった。
母親に失敗作扱いされた俺と、神たちに失敗作扱いされたアルヴァは同じ惨めさを抱えていた。
「しかし、まじで危なかったな……」
勘になるが俺が目覚めなければアルヴァは今度こそ魔王として覚醒していたような気がする。
そうしたら全能神はうきうきとエレナから操作権を取り上げこの世界を、そしてクロノをぐちゃぐちゃにしていっただろう。
憎しみに染まり切った魔王を使って。
そうならなかったのは幸運のせいだけじゃない。
アルヴァが死ぬ度エレナは世界を巻き戻していると言っていた。つまりゲームで考えるなら失敗する度にロードを繰り返し続けたのだ。
もしくはエラーが出る度にリカバリーをしたという形かもしれない。どちらにしろ膨大な回数を試行したことによりデータに異常が生じた。
そう、異常事態だ。
それは本来あり得ないことだった。
ある日アルヴァは酒場で泥酔して転び頭を強打して死んだ。
絶対死ぬ筈が無いのに死んだのだ。クロノを追放する前に肝心の悪役が退場してしまった。
だがアルヴァ・グレイブラッドはここで死ぬ運命ではない。
クロノを追放した後に凋落して魔物に嬲り殺しにされなければいけない。そういう筋書きなのだから。
だから緊急手段として俺が目覚めた。アルヴァというキャラクターの中に封じられていた灰村タクミの魂が。
恐らく「救世主の恩人が望んだ世界」という大義名分の為に埋め込まれたそれ。
ただ奥深くに存在するだけだった俺の魂はアルヴァ・グレイブラッドの体を動かす為に急遽浮上した。
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