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人物紹介・微ネタバレ有(最終更新2021/02/09)

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エミヤ:女主人公。二百年前に竜を倒した伝説の聖女。
最悪竜ザッハークと相討ちになり戦死後シュタイト公爵家の息女に転生する。
転生前の記憶は新しい人生に不要と魂をエミヤ(過去)とエミア(現在)に分割し自分は深く眠っていた。
主人格だったエミアが婚約者からの長年の冷遇に絶望し精神崩壊寸前になった為役目を交代した。
長い間微睡みの中にいた為現代の事情や学園生活の知識が欠けている部分がある。

エミア・シュタイト:転生直後にエミヤが自分の魂を分けて作った人格。
男性に対し大人しく従順。婚約相手であるアリオス第二王子を長年慕っていた。
しかし彼からは一貫して疎まれ暴言を投げかけられていた。
十七歳の時にとうとう耐え切れず精神的な死を選び奥底で眠っていたエミヤと交代した。

フレイ・シュタイト
エミア(ヤ)の父。現シュタイト公爵。
娘の婚約解消の願いに全面的に協力する。


アリオス・ルーンファクト
ルーン王家の第二王子。17歳。
暗い赤褐色の髪に鋭い緑の瞳。血筋と容姿は優れている。
性格は粗暴で無自覚だが嫉妬深い。婚約者であるエミアを奴隷のように見下していた。
兄の失踪を受け順当にいけば次期国王になるはずだが奇妙な程に人望がない。
エミアと交代したエミヤに婚約解消を申し込まれるが見苦しく拒否した。


セリス・ルーンファクト
ルーン王家第一王子。失踪時は17歳。
金髪に緑色の瞳。三年前に行方不明になった。
子どものころから穏やかで慈悲深くたった一人の弟をとても愛していた。
幼いロゼマリアと婚約話が持ち上がったが丁寧に断っている。
失踪から三年後国王によって不在のままエミア(ヤ)の婚約相手にされた。


アルバート・エーベル 
竜の谷を守護し管理する辺境伯の息子。17歳。
金色の髪に緑の瞳で銀縁眼鏡をかけている。
姉のロゼマリアの次に成績優秀な為アリオスに嫉妬され学園内で嫌がらせを受けていた。
前世はエミヤの友人で騎士団長アルファード・ウェイン。彼女と同じくザッハークとの戦いで死亡した。
エミアからエミヤに入れ替わったことに気づき学園生活を手助けするようになる。


ロゼマリア・エーベル
赤い髪に緑の瞳。男装の麗人。アルバートの双子の姉。十七歳。
前世の記憶を持つ弟を追い抜くほどの神童ぶりを経て天才と呼ばれるに至った。
アリオスに成績優秀ぶりを「女のくせに生意気だ」と咎められ彼と同じ髪色にした上で男装し挑発した過去を持つ。
現在も男装と染髪は継続している。弟に頼まれエミヤの同性の友人となり学園生活をサポートする。


ルーン国
二百年前は各地を巨竜が支配していた。
聖女エミヤの活躍により現在はほぼ全ての土地が人間の支配下となった。


ミカエリス教
女神ミカエラを崇める、ルーンの国教。
大陸はミカエラが生み出し、竜はミカエラが倒した夫神の亡骸から生まれたと伝える。


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