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悪夢
しおりを挟む土日に海の日がひっつき、この3連休はありとあらゆる場所に人が押し寄せているようだった。特にどこへ行くでもなく家に居た唯斗はその情報を朝のニュース番組で知った。
3連休の最終日。
寝よう、と部屋の明かりを消した時、
スマートフォンが通知を知らせた。
麻衣からだった。
【風邪治った!明日は学校行ける!】
ルン♪って感じの絵文字と共にその文面を受け取り、唯斗は直ぐに【それは良かった】と返信した。内心もっと喜んでいる。金曜日。麻衣が風邪で学校を欠席し、退屈というか、物足りない、というか。なんとも言えない気分に陥っていた事は自分の胸にだけ秘めておく事にする。
唯斗は布団に潜り、眠りについた。
***
ーーその晩、僕は夢を見た。
夢の癖にやけにリアルな夢。
夢の中で、唯斗と麻衣は付き合っていなくて
ただのクラスメイト。
ただのクラスメイトとして数ヶ月
同じ教室で授業を受けたりしていた。
隣の席の彼女とは
何かを話す程の間柄ではなかった。でも
彼女とは1ヶ月ごとに席替えをしても隣である事には変わり無く、休み時間になると決まって彼女の席に来る友人と、彼女は楽しそうに何かを話す。唯斗はそれを横目で見ていた。
休み時間は決まって大して読む気のない小説を広げて、小難しい文章をひたすら目で追っていた(ふり)をしていた唯斗。これは小中で唯斗が身につけた、好きで1人でいるんですよ、という事を周りにアピールしたいが為のちょっとした強がりでとる安定の行動だった。そんな行動を実行する傍ら。
隣の席の彼女の行動だけが日に日に唯斗に染み付いていった。
4月から始まった倉ヶ丘高校での生活。
この新天地に友達も彼女もいない唯斗だったが、学校帰りに時々幼馴染の和也の家に寄ったりと、それなりにパターン化した日々を送っていた。日々は淡々と流れていく。
ある日の事。
もうすぐで夏休みだ、と少し浮ついた気持ちに朝から歯止めがかかるようだった。
HRで担任教師が放った言葉は唯斗の心を
ミシッ、と蝕んだ。
「昨日、茅野さんが事故に遭われて…」
そういう出だしでクラスメイトで入学当初からずっと唯斗の隣の席に位置していた茅野麻衣が死んだ、と伝えられた。
そしてどこからともなく取り出した
花瓶を担任教師は唯斗の隣の席に置いた。
茅野麻衣と仲の良い友達だった立花彩月は突然の事で酷く驚いているようだった。当然だ。唯斗は昨日、彼女が茅野麻衣を高校近くのファミレスに誘っている様子を目撃していた為、心情を察していた。ファミレスで何を語ったかは知らないが昨日まで突然のようにいた友達が死んだんだ。その悲しみは計り知れなかった。
その日立花彩月はずっと自分の席に突っ伏して肩を震わせていた。
《7月17日 午後18時過ぎ。杉並中央道路の横断歩道で、倉ヶ丘高校に通う1年・茅野麻衣さんがトラックに跳ねられ、搬送先の病院で死亡が確認されました。警察は……》
茅野麻衣の事故は運転手の過失運転致死罪として、世に取り上げられた。クラスメイトが視線を貼り付けるスマートフォンからはそれぞれ同じようなニュースが流れていた。
そんなニュースを小耳に挟みつつ、声も出さず泣いている立花彩月をチラチラと見ていた。デリカシーの欠片もないそんなクラスメイトに唯斗は注意など出来るはずがなく、ただガラン、と空いた隣の席を眺めるのであった。
やがてそんな状況から逃げ出すかのように立花彩月は4限の辺りで早退する事になったようで、しばらくすると女性の養護教諭がいそいそと彼女の荷物を教室に取りに来た。
唯斗も、いつも隣に当たり前のようにあった茅野麻衣の存在が1つ。消えただけだと言うのに、トゲのようなものがぎこちなく唯斗の胸の奥深くを、つついていた。
その日の帰り際、クラスメイトが死んだ、という驚きニュースを紛らわしたく、癒しを求めたのか?何となく【ハイビスカス】を訪れた唯斗は彼女が亡くなる数日前、授業中に彼女と目があった事を思い出していた。クマちゃんのいる水槽を眺めながら。ぼんやり、と。
確か英語の授業中の事だ。
次の休み時間に捨てに行こう、と消しカスを机の隅に集めている唯斗と彼女は、
そこで目が合ったのだ。ほんの数秒。いや、秒に満たない程だったかもしれない。
視線を感じ、隣をチラリ、と見たらパッ、と逸らされてしまったから。
あんまり…というか、1度も話した事無かったけど、目がクリッ、としていて可愛い子だな、と。そういえば入学式の日、彼女に抱いた第一印象は、それだったな、と思い返す。
あの日の夕暮れ。
何も知らず自分の指をパクパクと追いかけるクマちゃんを僕はボー、と眺めていた。
夢は終始そんな……世界観だった。
明晰夢でもない限り、夢なんてものは
思い通りになってくれない。
ただただ、一晩中。
無情にも過ぎ去る日々を見ていた。
夢の中の唯斗はなんだか、
退屈で、つまらない人生だったように思う。
答えは明白だ。
麻衣と一切喋っていないからだろう。
夢の中での唯斗は麻衣と付き合ったりしていないのだから、ただクラスメイトの死に心を痛める脇役D的な立場であった。麻衣がクラスメイトの男子と話していても妬く事は無かったし、むしろお似合いなんじゃないか、と遠目で見ていた事もあった。
だけど目が覚めてからはそんな自分が気持ち悪く感じた。なんて胸糞悪い夢なのだろう。それが夢だと分かっていてもとてつもない悲しみに襲われた。
ただの夢。そんな事は分かっている。
なのにどうしてか、この夢は
一切の音沙汰之のない神様からのメッセージな気がしてならなかった。
妙にリアルで、妙に流せない。
妙に心に突っかかりをみせた。
それから母の鼻歌はさておき、
朝食のトーストを食べている時、
夢の中の唯斗が1滴も涙を流していない事に遅ればせながら気付いた。
あの世界観での唯斗は麻衣の死に
悲しみよりも驚きが勝っていたらしい。
***
積乱雲がこれでもかと言う程漂っている夏の空が頭上に広がっていた。家を出て、電車の吊革に手を伸ばし、ガタンゴトン、と揺れながらいつも降りる駅《倉ヶ丘駅》に到着。
そうしている間も、夢の余韻はなかなか抜けなくて嫌な予感がして落ち着かないでいた。
電車だって、座れる席があればいつもなら座るのだが今日は空いているにも関わらずあえて立っていた。
人が死ぬ夢なんて。嫌だ。
大切な人が死ぬ夢なんて。もっと。
こんな不吉な夢を見た日は、誰だってこんな嫌に落ち着かないソワソワとした気分が長く続くんじゃないだろうか。
「あ」
改札を抜けた辺りで唯斗は言葉を発した。
夢の内容に、少し違和感を覚えたのだ。
あくまで夢の中の話だが、
彼女が死ぬ何日か前は確か3連休に入る前の金曜日の事だった気がするのだ。今まで無欠席だった彼女が1日だけ、学校を休んだのだ。確か、風邪と担任教師が言っていた。
ーー3連休明けの火曜日
あくまで夢の中の話だが、麻衣は立花彩月に「あ、麻衣!風邪大丈夫?今日1日おんぶしてあげようか!?」と、話しかけられていた。そして…
「大丈夫大丈夫ー!もう…なにそれー。彩月の心配性だなぁ」
そんなやり取りをしていた事を思い出す。
ーー3連休明けの火曜日……?
なんというか……。
唯斗はこの時思った。
7月16日。
まるで今日に至るまでの事の進み方だな、と。
3連休があった事も。
麻衣が風邪をこじらせた事も。
***
学校へ到着して、靴を履き替え教室に入る。ここへ来るまでに唯斗が行った動作は全て震える手でこなしてきた。
教室には既に麻衣が居た。
「唯斗!おはよう、金曜日色々買って来てくれてありがとね!」
いつもと変わらずそう言ってきた麻衣。
そこで初めて安心して、足の力が抜けるように唯斗は自分の席に座った。
ただの夢、なのに。
生きてる……。と、心の底から安堵したのだ。
あの夢は今の唯斗にとってよっぽどダメージのある夢だったようだ。
「お、はよう…、どういた、しまして」
「どうしたの?なんか疲れてる?」
麻衣にそう言われる程の。
「ううん。大丈夫」
軽く笑って返すが、何故だろう。
こうして麻衣と喋っているのに。
今まで通り、喋っているのに。
胸騒ぎが収まる気配が一向に止まなかった。
ほどなくして、遅刻寸前で教室にやってきた彩月が「おはよー、寝坊しちゃった!」といいながらこちらにやってきた。唯斗と麻衣の「おはよう」が重なる。
彩月は何かを思い出したかのようにパチン!と手を叩き、続けた。
「あ、麻衣!風邪大丈夫?今日1日おんぶしてあげようか!?」
「大丈夫大丈夫ー!もう…なにそれー。彩月の心配性だなぁ」
そんな会話は唯斗の目の前で行われた。
胸騒ぎが止まなかった。
「…りはら?栗原?なんちゅう顔してんの?」
「えっ…」
彩月の声で我に返った。
返った、とて。胸騒ぎは留まる所を知らない。
「あ…、なんでもないよ」
「本当に大丈夫?もしかして風邪移しちゃった?」
麻衣が隣で不安げに眉を下げていた。
「言ったでしょ?バカは風邪ひかない、って」
そう、微笑んだ、とて。
「唯斗ってば、またそんな事言って」
…胸騒ぎは留まる所を知らなかった。
***
今日は淡々といつも通りに過ぎていった。
お昼も屋上でいつもの3人で食べた。
クラスメイトに冷やかされたりなんかも度々した。本当に、いつも通りに過ぎていったので昨晩の夢などとうに忘れかけていた6限目の数学。
「えー、じゃあここ。栗原」
唯斗は先生に当てられ、あたふたしていた。
もはやついていけるレベルになかったので窓の外のスズメを呑気に目で追い掛けていたのだ。そんな唯斗に先生はお灸を据えたかったのか、たまたま偶然唯斗を指名したのかは分からないが……
こんな時。隣の席の頭のイイ女子が何かメモを投げて答えを教えてくれやしないだろうか……などと何かの映画のワンシーンのような妄想を繰り広げる唯斗の元に丸まったメモが飛んできた。
ーーえ……?
隣の席をチラ、と見る。
それは久々に飛んできた麻衣からのメモだった。身を屈ませた麻衣が先生の隙をついてそそくさと投げたようだ。
最初の頃。2人がまだ恋人同士では無かった頃何通か飛ばし合ったが、それ以降は一切してこなかった。「もうメモ飛ばしはいいの?」と聞いたら、「ちゃんと真面目に授業受けないと私達やばいじゃん?留年になったらやでしょ?」と言われ、私達…の言い方に違和感を覚えたお花見の日の晩の事は記憶に新しく、今でもよく覚えていた。
ーーまさか答えを…?
あと数分で終わりを迎えるこの眠くなるような授業を麻衣は真剣に聞いていたとでも言うのか、少し驚きつつも唯斗はメモを広げた。
そこに書いてあったのは今先生から求められている答えでは無かった。
【別れよう】
そのシンプルな文面を見た時、唯斗は椅子を引いて思わず立ち上がった。ガタン!と椅子が後ろに転がる。あまりの音の大きさに居眠り中の生徒数人の肩がビクン!と跳ね上がった。
「なんだ、栗原。どうした?」
クラスメイトの視線が一心不乱に唯斗に降り注ぐ中。唯斗の視線は隣に向かって一直線だった。唯斗が見据える先に、合う目はないのだが。
「いえ……すみません、全く聞いてませんでした。授業。」
なんかもうそれ所では無くなり、変に言い訳を述べる余裕などなく正直に白状した。そんな唯斗に先生は「ちゃんと聞くように」と軽く叱っただけで、別の生徒へと解答権は移った。
淡々と板書する麻衣を横目に唯斗は残り数分、授業所ではなかった。
何かメモを投げようかと思ったけど
この手の話は直接、の方がいいかと思い、休み時間になったらすぐに聞こう、と考えていた。
「きりーつ、れいー」
「ありがとうございましたー…」
「麻衣」
号令と被さる勢いで唯斗は麻衣に呼び掛けた。
「僕、なんかした?」
何がどうなって【別れよう】に繋がったのか唯斗には皆目検討もつかなかった。そんな予兆は本当に覚えがなかったのだ。震える声で尋ねた唯斗の問い掛けに麻衣は
こちらを1ミリたりとも見ず、首を横に振った。
「じゃあ、なんでこれ……」
冗談、か何かである事を期待していた。
でも流石にこんなの冗談な訳無く……。
「冷めちゃった。ごめんね」
力なく笑った麻衣とそこでやっと目が合った。
「え……」
たちまち喉がヒュッ、と嫌な感覚を孕む。
「でも、僕はまだ────」
言葉が喉に張り付くようで上手く喋れなかった。本当は……
僕はまだ麻衣の事が好き、だと言おうとしていた。
だけど、麻衣のその表情を見た時。
怯んでしまった。
単に冷めた、と言われた事に傷付いてしまった、というのもあるが、麻衣が今まで唯斗に寄せてくれていた感情がもう既にプツリ、と切れてしまったのだ、とその表情を見て感じてしまったのだ。
もう疲れた、みたいな顔。
あの頃「好きです」と自分を好いてくれた麻衣とは別人のようだった。
「麻衣…、ほんとにそれだけ?ちゃんと話し────」
話し合おう、と麻衣に伸ばしかけた手はパチン、と突っぱねられてしまった。それは初めて味わう麻衣からの明らかな拒絶だった。
「…触らないで」
お花見に行った日も、海へ行った日も。
とてもあの手を自分が握っていたとは思えなかった。それから麻衣が唯斗を残して教室から出ていく寸前…、キリッ、と鋭く唯斗を睨みつけ、ため息混じりに放り投げた麻衣の最後の言葉は
「私の連絡先、消しといてね」
だった。
トドメをさされた気分だった。
だけど───────
腑に落ちない、とはまさにこの事。
だっておかしい。
「…触らないで」の言葉も
何故だか覇気がなかったし。
唯斗がいうのもなんだが、なんというか
”拒絶が足りない”
そんな気がしたのだ。仕方なくそう言った、というか。それはもしかしたらそうであってほしい、という唯斗の願望に過ぎないかもしれないが。
それに最後。唯斗を睨みつけた目も、汚らしいものを見るかのような嫌悪感に満ちた目だったのに。
どこか切なさを含んでいる気がした。
それに……それに…。
昨日、唯斗と麻衣は付き合って3ヶ月記念を迎えたばかりだ。海の日で学校は休みだったし、麻衣は風邪をこじらせていたし、会いはしなかった。けど、今回は忘れずに【3ヶ月経つね。いつもありがとう】とメッセージを送ったのだ。
返事もいつもと変わらなかったように思う。
【ほんとだね!こちらこそありがとう】
可愛い絵文字と共に送られたそのメッセージには本当に本当に、別れなんて感じさせないものだったのだ。
なんで……、突然…。
しばらく考えは忙しなく行ったりきたりした。麻衣からの拒絶がショックで、信じたくなくて、何かの間違いなんじゃないか、って。そう信じたいがゆえの、願望が並べられる。
唯斗の今の精神状態を鑑みれば有り得ない事でもないだろう。
麻衣に、振られた。
湧き上がる焦燥感など。
全て意味の無い感情な気がした。
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