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兄と妹のイケナイ関係.23
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そんな毎日を過ごしているうちに、みのりの気持ちに変化が訪れた。
それは、大学に行ったら将貴とは離れ離れになってしまうということが、どれだけ辛いことなのかと、より現実的に考えるようになったからだ。
そしてみのりは、将貴の志望している大学の付属高校を目指してみようかと考え始めた。
そうすれば合格した暁には、将貴と一緒に東京に出て、同じアパートで暮らすことが出来る。
これは同棲?一人そんなことを考えて、勝手に興奮してしまう。
しかし、将貴の大学の付属高校は、今志望しているところよりレベルが高い。
だから、この夢をかなえるには、更なる努力が必要となる。
でも、それで同棲?が出来るのなら、少々動機が不純だが死に物狂いで頑張れる気がする。
せっかく将貴が付き合って勉強を見てくれているが、それでは追いつかないくらいレベルが違うのだ。
その差を埋めるにはやはり塾に行くしかない。
人見知りなところがあるみのりは、なかなか新しい環境になじめないので、塾に行くのは気が進まなかったが、今より上を目指すには、そんな我がままを言っている余裕はないのだ。
みのりは母親に、塾に行きたいと相談すると、一も二も無くOKしてくれた。
早速、この辺りで一番評判の良い塾に申し込み、今週から行くことになった。
毎日ファミレスで勉強を見てくれていた将貴には、何て言おうかと最後まで迷ったが、もう追い込みの時期になるから、将貴も自分の勉強をしてほしいから、自分は塾に行くことに決めたと無理やり理由をつけて納得してもらった。
そんなこんなで、みのりの塾通いが始まった。
塾の初日、みのりが教室に入ると、聞き覚えのある声が聞こえてきた。
何と、その塾は黒木君が通っている塾だったのだ。
今頃分っても後の祭りだが、これが将貴に知られると大変まずい。
かと言って、せっかく入れた塾を辞める訳にもいかない。
みのりは黒木君に見つからないよう、出来るだけ離れた場所に座った。
幸い、その塾は個別指導という形式をとっていたので、一人ひとりがパーテーションに区切られたスペースで勉強することが出来る。おかげでその日は、黒木君に気づかれることなく、終えることができた。
さすが、地域で一番と言われるだけのことはあって、とっても分りやすいし、何よりモチベーションの上げ方が上手いので、とってもやる気が出るのもいい。
こんなことなら、もっと早く塾に来ればよかったと思ったが、将貴について行くと決めていなかった時はそんな必要がなかったので仕方が無い。
家に帰ると、将貴がさっそく様子を伺ってくる。
「みのり、塾はどうだった。俺より分りやすかったか?」
「えっと、その~。」
みのりが答えにくそうにしていると、
「遠慮しないで本当の事を言えばいい。塾は教えるプロなんだから、俺よりうんと分かりやすくないと逆に困るよ。」
「そっ、そうだね。とっても分りやすかったし、すごくやる気が出たよ。私、頑張る!」
「そうか、それはよかった。」
そう言うと、将貴はみのりの髪ををくしゅくしゅとすると、うれしそうに微笑んだ。
みのりは将貴のそんな表情にもドキッとしてしまう。
将貴は笑うと八重歯がちらっと見えて、それが少年のようにさわやかで、みのりにはたまらないのだ。
(そんな笑顔反則だよ~。私も欲求不満なんだから…。止まらなくなっちゃうじゃん。)
そんなみのりの様子に将貴が気づかないはずは無く、ぐっと手を引かれると、あっという間に唇を奪わていた。
「んんっ、将兄っ、なにっ…、して…。」
「ごほうびだよ。勉強を頑張ってるみのりに。」
そう言いながら、素早くブラを緩められ、乳房に触れる。
「ほら、もう、こんなになってる。」
将貴はみのりの尖った二つの先端を優しくつまむ。
「いやっ、将兄のえっち!」
「これでほんとにいやなの?」
下着の上から指で秘部をなで、しっとりと濡れているのを確認すると、あっという間にショーツの中に指を滑り込ませ、蜜をからませながらひだをゆっくりとなぞる。
「あっ、あぁんっ…。だめだってばっ…。」
「そういう口はこうだっ。」
そう言うと、再び口づけられる。大きな手でみのりの後頭部を支えながら、口づけはどんどん深くなる。
将貴の舌がみのりの舌をとらえるやいなや、みのりの身体の芯は熱く火照りだす。
みのりはうっすらと目を開けると、そこには将貴の伏目がちな瞳と長い睫毛がすぐそばにある。
兄と妹でありながらも未だにあこがれの存在である将貴とこうしていることを今更ながら夢のように感じている自分がいた。
(将兄、好き…。)
みのりは心の中でつぶやいた。
そんなことを考えている間も、将貴の愛撫は止まることはなく、みのりはあっけなくイカされてしまった。
ヒクつくみのりを優しく抱き上げると、ベッドに横たえる。上目遣いに将貴を見つめるみのりに、
「そんな潤んだ目で見つめるなよ。今日はこれで我慢しようと思ってるんだけどな…。いっつも、俺は我慢が足りないと反省してたんだ…。」
めずらしく、将貴は最後まで求めてこない。
はずかしいけど、灯がついているのは将貴だけではない。
みのりだって、将貴に求められれば、同じくらい求めていると分って欲しい。
それは、大学に行ったら将貴とは離れ離れになってしまうということが、どれだけ辛いことなのかと、より現実的に考えるようになったからだ。
そしてみのりは、将貴の志望している大学の付属高校を目指してみようかと考え始めた。
そうすれば合格した暁には、将貴と一緒に東京に出て、同じアパートで暮らすことが出来る。
これは同棲?一人そんなことを考えて、勝手に興奮してしまう。
しかし、将貴の大学の付属高校は、今志望しているところよりレベルが高い。
だから、この夢をかなえるには、更なる努力が必要となる。
でも、それで同棲?が出来るのなら、少々動機が不純だが死に物狂いで頑張れる気がする。
せっかく将貴が付き合って勉強を見てくれているが、それでは追いつかないくらいレベルが違うのだ。
その差を埋めるにはやはり塾に行くしかない。
人見知りなところがあるみのりは、なかなか新しい環境になじめないので、塾に行くのは気が進まなかったが、今より上を目指すには、そんな我がままを言っている余裕はないのだ。
みのりは母親に、塾に行きたいと相談すると、一も二も無くOKしてくれた。
早速、この辺りで一番評判の良い塾に申し込み、今週から行くことになった。
毎日ファミレスで勉強を見てくれていた将貴には、何て言おうかと最後まで迷ったが、もう追い込みの時期になるから、将貴も自分の勉強をしてほしいから、自分は塾に行くことに決めたと無理やり理由をつけて納得してもらった。
そんなこんなで、みのりの塾通いが始まった。
塾の初日、みのりが教室に入ると、聞き覚えのある声が聞こえてきた。
何と、その塾は黒木君が通っている塾だったのだ。
今頃分っても後の祭りだが、これが将貴に知られると大変まずい。
かと言って、せっかく入れた塾を辞める訳にもいかない。
みのりは黒木君に見つからないよう、出来るだけ離れた場所に座った。
幸い、その塾は個別指導という形式をとっていたので、一人ひとりがパーテーションに区切られたスペースで勉強することが出来る。おかげでその日は、黒木君に気づかれることなく、終えることができた。
さすが、地域で一番と言われるだけのことはあって、とっても分りやすいし、何よりモチベーションの上げ方が上手いので、とってもやる気が出るのもいい。
こんなことなら、もっと早く塾に来ればよかったと思ったが、将貴について行くと決めていなかった時はそんな必要がなかったので仕方が無い。
家に帰ると、将貴がさっそく様子を伺ってくる。
「みのり、塾はどうだった。俺より分りやすかったか?」
「えっと、その~。」
みのりが答えにくそうにしていると、
「遠慮しないで本当の事を言えばいい。塾は教えるプロなんだから、俺よりうんと分かりやすくないと逆に困るよ。」
「そっ、そうだね。とっても分りやすかったし、すごくやる気が出たよ。私、頑張る!」
「そうか、それはよかった。」
そう言うと、将貴はみのりの髪ををくしゅくしゅとすると、うれしそうに微笑んだ。
みのりは将貴のそんな表情にもドキッとしてしまう。
将貴は笑うと八重歯がちらっと見えて、それが少年のようにさわやかで、みのりにはたまらないのだ。
(そんな笑顔反則だよ~。私も欲求不満なんだから…。止まらなくなっちゃうじゃん。)
そんなみのりの様子に将貴が気づかないはずは無く、ぐっと手を引かれると、あっという間に唇を奪わていた。
「んんっ、将兄っ、なにっ…、して…。」
「ごほうびだよ。勉強を頑張ってるみのりに。」
そう言いながら、素早くブラを緩められ、乳房に触れる。
「ほら、もう、こんなになってる。」
将貴はみのりの尖った二つの先端を優しくつまむ。
「いやっ、将兄のえっち!」
「これでほんとにいやなの?」
下着の上から指で秘部をなで、しっとりと濡れているのを確認すると、あっという間にショーツの中に指を滑り込ませ、蜜をからませながらひだをゆっくりとなぞる。
「あっ、あぁんっ…。だめだってばっ…。」
「そういう口はこうだっ。」
そう言うと、再び口づけられる。大きな手でみのりの後頭部を支えながら、口づけはどんどん深くなる。
将貴の舌がみのりの舌をとらえるやいなや、みのりの身体の芯は熱く火照りだす。
みのりはうっすらと目を開けると、そこには将貴の伏目がちな瞳と長い睫毛がすぐそばにある。
兄と妹でありながらも未だにあこがれの存在である将貴とこうしていることを今更ながら夢のように感じている自分がいた。
(将兄、好き…。)
みのりは心の中でつぶやいた。
そんなことを考えている間も、将貴の愛撫は止まることはなく、みのりはあっけなくイカされてしまった。
ヒクつくみのりを優しく抱き上げると、ベッドに横たえる。上目遣いに将貴を見つめるみのりに、
「そんな潤んだ目で見つめるなよ。今日はこれで我慢しようと思ってるんだけどな…。いっつも、俺は我慢が足りないと反省してたんだ…。」
めずらしく、将貴は最後まで求めてこない。
はずかしいけど、灯がついているのは将貴だけではない。
みのりだって、将貴に求められれば、同じくらい求めていると分って欲しい。
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