兄と妹のイケナイ関係

星野しずく

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兄と妹のイケナイ関係.08

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 将兄は後ろからみのりを抱きしめ耳もとでささやく。

「かわいいよ、みのり。」

 その声だけで、まだゾクッと体が震えた。

「私ばっかり、恥かしい。」

「大丈夫、これから俺も、メロメロにしてもらうから。」

 将兄はうれしそうに、みのりをお姫様抱っこして、ソファーに横たえる。

 唯一身に付けていたキャミソールは二つの膨らみの先端が見てそれと分るほど尖り、みのりの興奮がまだ冷めていないことを物語っていた。

 将兄は、キャミソールのすそに手を掛けると、あっという間に脱がせてしまう。

「あっ、将兄っ…。」

 恥ずかしくて両手で胸を隠してはみるものの、みのりは、もう将貴のされるがままだった。

 もっと抵抗すべきなのかもしれない。だって、こんなこと本当は許されない行為なのだから。

 でも、将兄に見つめられる、触れられる、そうやって与えられる悦びに逆らうことなど出来なかった。

 将兄は、全裸のみのりを舐めるように見つめ、その手で頭の先から、頬、肩、乳房、腹部、腿、すね、つま先までスーッと撫でられる。

 「あぁっ…。」

 みのりは甘い声を漏らす。

「きれいだよ。俺のみのり…。」

 将貴はみのりに覆いかぶさり、優しく口付ける。

「将兄も…、脱いで…。」

 みのりが口づけをはずし、恥ずかしそうに言った。

「みのり…。いいのかそんなこと言って。どうなっても知らないよ?」

 そう言うと、将貴も全てを脱ぎ捨て、たくましい体を顕にする。

(将兄、かっこいい…。)

 声には出させないけれど、心の中でそっとつぶやく。

「将兄…、来て…。」

「まいったな、どこでそんな言葉覚えたんだ?」

 ちょっと前まで、みのりの言葉で煽られるようなことになるとは思いも寄らなかった。

 次の口づけは、いきおい激しいものとなった。

 お互いの舌を求め合い、絡めあう。

 舌先どうしで会話するように、何度も何度も。

 その間に、将兄の手は忙しくみのりの身体を求める。

 白くやわらかい乳房を揉みしだき、乳首を摘んではこよりを作るようによじる。

 キスでふさがれた唇から、みのりの喘ぎ声が漏れ続ける。

「あぁん…、はぁっ…、あっ…、あぁっ…。」

 熱い口づけと乳房への執拗な刺激で、蜜口からは再び愛液が溢れ出していた。

「気持ちいいか?」

 そうはっきり聞かれると答えずらいが、溢れる愛液を見ればいわずもがなである。

「…うん…。」

 はずかしそうに答えるみのりが、いじらしくてもっとかわいいと思ってしまう。

 将貴は、自分のものが危なくなっていることを気にしながら、みのりの蜜口に手を伸ばす。

 彼女の方は申し分ないほど濡れており、初めての挿入にも耐えられそうだとふんだ将貴は、いよいよその準備にかかる。

 あらかじめ用意しておいた避妊具をさっと着けると、「やさしくするから。」

 そう言って、みのりの蜜口にいきり立った自身の先端を押し付けた。

「えっ、将兄、私、あの、どっ、どうしたら…。」

 いつかは将兄と、と考えていたみのりだったが、あまりに早い展開に頭がついて行かない。 

「大丈夫、俺に全部まかせて。」

 そう言うと、更に奥へと推し進める。

「痛いっ。痛いよ、将兄っ。」

「もっと、力を抜いてごらん。」

「でも、痛すぎる…。」

「じゃあ、今日はやめようか。」

 半泣きのみのりに向かって将貴は、意地の悪い事を言う。

(痛い。めちゃくちゃ痛いけど、初めては将兄がいい。)

 そう心に決めると、みのりは言った。

「ううん。続けて。最後まで、したい…。」

 そう言われ、ぶるっと身震いをした将貴は、ゆっくりゆっくり愛液をからめ、口づけをしてはみのりの体をほぐす。

 徐々に、挿入の速度が速くなり、将貴のほとんどを飲み込んだみのりの膣内は、いつの間にか痛みとは別の感覚が芽生え始めていた。

 あふれ出た蜜の音がいやらしく響く。

「あぁっ、くぅんっ、うぅんっ、あぅっ、あぁっ。」

「みのり…、俺…、もう…。」

 そう言うと将貴の腰の動きは一層速くなる。

 そして、みのりの中で将貴のそれが一瞬大きさを増した直後、彼女の中で将貴ははじけ、膣内でビクビクッと痙攣したように震える。

「ふっ…、んんっ…、はぁっ…、はぁっ…。」

 みのりの体に覆いかぶさると、将貴の激しい息遣いが耳もとにかかる。
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