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兄と妹のイケナイ関係.07
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一人取り残されたみのりは、今までの甘く激しい行為と、そのあっさりとした態度のギャップにしばらく呆然としていた。
我に返ってパジャマを着ると少し落ち着いた頭で考える。
そもそも、私にここまでしてしまう将兄がどういうつもりなのか、そのことが今頃になって気になって仕方が無かった。
どう考えても、こんな関係はまずいと普通は考えるはずなのに…。
私は将兄が大好きだから、本心を言えば困ることはないんだけど、将兄は別に私のことを好きな訳じゃないだろうし、そうなるとこの行為はやはりただの欲求を満たすだけのもの?
複雑な気持ちのままベットに横になってはみるけど、眠れるはずも無く、眠りについたのは朝方になってからだった。
将貴は部屋に戻ると、みのりが自分を受け入れてくれたという事実に喜びを噛みしめていた。
将貴がこんな大胆な行動に出ようと決めたきっかけは、みのりのキスだった。
あのキスで、みのりが少なくとも兄妹以上の感情を持っていると確信した将貴は、もう迷うことなくこの夏休み中にみのりを自分のものにすると決めたのだ。
お正月に飲む御とそを、ほんの少し飲んだだけですぐに寝てしまうくらい酒にはめっぽう弱いみのりに、毎晩差し入れと称してジュースに酒を混ぜたものを飲ませ、その後はベッドで彼女の身体を開花すべく、愛撫を繰り返し、淫らな身体にしていった。
その成果もあり、今日のみのりは思っていた以上に感度が良く、途中で抑えるつもりだった予定をあやうく変更して最後までいってしまいそうだった。
しかし、彼は意思が強い方なので決めたことはしっかりと?遂行し、今日のところはここまでと決めたことはきっちりと守ったのだった。
そんな将貴ではあったが、やはりみのりの肌に触れ、体中を愛撫した興奮は冷めることが無く、一人彼女を思いながら自身をなだめたことは男性として致し方ないことだろう。
彼もまたみのりと同じく、悶々とした夜を過ごしたのだった。
次の日は、二人とも当然の様に寝坊した。
二人が起きたのは、両親がすでに出勤した後だった。
先に起きたみのりはキッチンでパンとオレンジジュースの軽い朝食をとっていた。
そこへ将兄が二階から下りてくる。
「おはよ。」
「おっ、おはよう。」
みのりは、恥しさのあまり目を合わせられない。
そんなみのりを気にする様子もなく、将兄はみのりの目の前の椅子にストンと腰を降ろす。
「俺、コーンフレーク。」
将兄は少し甘えた様子で言う。
「あっ、うん。わかった。」
みのりはあわてて立ち上がり、器にコーンフレークを入れ牛乳を注いで、将兄の前に置いた。
「ありがと。」
将兄はおいしそうにコーンフレークを食べ始める。
二人とも食べ終わった時、沈黙が訪れる。
「テっ、テレビでもつけようか。」
みのりは何とか間を埋めようとしたが、将兄は黙って立ち上がると、みのりのそばに来てみのりをじっと見つめる。
言葉にしなくても、その目で見つめられると心の奥に秘めた思いが見透かされてしまうようで、みのりは動揺しているのを悟られないように、テーブルの上のお皿をシンクに運び、洗い始める。
そんなみのりに近づくと将貴は後ろからふわっと手を回して、彼女を抱きしめる。
「だっ、だめだよっ、今お皿あらってるんだから。」
あせって拒もうとするみのりだったが、耳たぶを甘噛みされ、耳の中に舌を入れられる。
それだけでガクッとひざの力が抜け、危うくお皿を落としそうになった。
そのまま耳を愛撫されるうちに、腰が抜けたようになり、お皿を洗っていた手でシンクの端を持っていないと立っていられないほどにされてしまう。
(朝から、こんな…。だめだよ絶対。)
そう思いながらも、身体の奥はもう疼き始めている。
「あっ、あぁっ…。」
ついに、彼の愛撫に反応した声が出てしまった。
それを合図にしたように、将兄はみのりを抱きしめていた手を下に移動させ二つのふくらみを服の上から優しく揉み始める。
「あぁっ、だっ、だめっ、あぁんっ、あんっ…。」
すでにいやらしく慣らされたみのりの身体はすぐに反応を始める。
二つの頂は服の上からでも分かるほどツンと尖ってしまい、それが将兄に分かってしまうのがたまらなく恥ずかしい。
(将兄ばっかり、ずるい。)
みのりはすっかり主導権を握られている状況がうれしいような悔しいような複雑な心境になっていた。
将兄の指先はキャミソールの隙間から滑り込むと、じかにその頂をつまみ始める。
「あぁんっ。将兄っ。だめだってば。」
しかし将貴にやめる気配は無い。
しばらく乳房をもてあそんだ後、その手は下半身に移動する。
やわらかい臀部をなでまわし、しだいに前にそして足の付け根へと場所を変えながら、ショートパンツの下を刺激する。
「はぁっ、あぁん。」
みのりは喘ぐことしか出来ない。
ジッパーを下ろしショートパンツを脱がすとショーツの上から、両手を使ってさらに激しくまさぐられる。
「あぁっ…、あっ…。」
すでにショーツにはたっぷり愛液が染み出し、みのりは頬を赤く染める。
ショーツも脱がされ、蜜口からツーっと糸が引くのが恥かしい。
「足、少し開いて。」
「やっ、やだっ、無理っ。」
みのりはいやいやをする。
「ふ~ん。じゃあ、ここでやめようか?」
「えっ…。」
そう言われてやめてと言わないことを知っている将兄が憎らしい。
「…めないで…。」
「ん?なんだって、よく聞こえないな~。」
(聞こえてるくせに~。)
「やめ…ないで…。」
そう言うとみのりは素直に足を開く。
将貴はしゃがむとみのりの太ももに手を掛けながら、その蜜口に熱い口づけをする。
「あぁっ…!」
昨晩与えられたばかりのあの快感が呼び起こされ、恐ろしいほどの衝撃がみのりを貫いた。
将貴の愛撫は昨日と同じく優しく、しかし執拗に続けられた。
「みのりのここ、いやらしい香りがするよ。」
将兄ははずかしいことを平気で口にする。
「そっ、そんなこと言わないで…。恥かしい。」
夕べは両親がいる時間だったこともあり、声を出すのは極力我慢していたみのりだったが、今日は誰もいないということが、その束縛を外している。
みのりは、自分でも信じたくないようなはずかしい嬌声をあげ続けた。
将兄が舌の愛撫に指を加えると、みのりはもうシンクに捕まっていた手もガクガクと震え、そろそろ限界を迎えそうだ。
いよいよ激しくなった将兄の動きに、みのりはあっけなく達していた。
「あぁっ…、あっ、あぁ~っ。」
みのりはビクビクっと体を震わせ床に膝をついた。
我に返ってパジャマを着ると少し落ち着いた頭で考える。
そもそも、私にここまでしてしまう将兄がどういうつもりなのか、そのことが今頃になって気になって仕方が無かった。
どう考えても、こんな関係はまずいと普通は考えるはずなのに…。
私は将兄が大好きだから、本心を言えば困ることはないんだけど、将兄は別に私のことを好きな訳じゃないだろうし、そうなるとこの行為はやはりただの欲求を満たすだけのもの?
複雑な気持ちのままベットに横になってはみるけど、眠れるはずも無く、眠りについたのは朝方になってからだった。
将貴は部屋に戻ると、みのりが自分を受け入れてくれたという事実に喜びを噛みしめていた。
将貴がこんな大胆な行動に出ようと決めたきっかけは、みのりのキスだった。
あのキスで、みのりが少なくとも兄妹以上の感情を持っていると確信した将貴は、もう迷うことなくこの夏休み中にみのりを自分のものにすると決めたのだ。
お正月に飲む御とそを、ほんの少し飲んだだけですぐに寝てしまうくらい酒にはめっぽう弱いみのりに、毎晩差し入れと称してジュースに酒を混ぜたものを飲ませ、その後はベッドで彼女の身体を開花すべく、愛撫を繰り返し、淫らな身体にしていった。
その成果もあり、今日のみのりは思っていた以上に感度が良く、途中で抑えるつもりだった予定をあやうく変更して最後までいってしまいそうだった。
しかし、彼は意思が強い方なので決めたことはしっかりと?遂行し、今日のところはここまでと決めたことはきっちりと守ったのだった。
そんな将貴ではあったが、やはりみのりの肌に触れ、体中を愛撫した興奮は冷めることが無く、一人彼女を思いながら自身をなだめたことは男性として致し方ないことだろう。
彼もまたみのりと同じく、悶々とした夜を過ごしたのだった。
次の日は、二人とも当然の様に寝坊した。
二人が起きたのは、両親がすでに出勤した後だった。
先に起きたみのりはキッチンでパンとオレンジジュースの軽い朝食をとっていた。
そこへ将兄が二階から下りてくる。
「おはよ。」
「おっ、おはよう。」
みのりは、恥しさのあまり目を合わせられない。
そんなみのりを気にする様子もなく、将兄はみのりの目の前の椅子にストンと腰を降ろす。
「俺、コーンフレーク。」
将兄は少し甘えた様子で言う。
「あっ、うん。わかった。」
みのりはあわてて立ち上がり、器にコーンフレークを入れ牛乳を注いで、将兄の前に置いた。
「ありがと。」
将兄はおいしそうにコーンフレークを食べ始める。
二人とも食べ終わった時、沈黙が訪れる。
「テっ、テレビでもつけようか。」
みのりは何とか間を埋めようとしたが、将兄は黙って立ち上がると、みのりのそばに来てみのりをじっと見つめる。
言葉にしなくても、その目で見つめられると心の奥に秘めた思いが見透かされてしまうようで、みのりは動揺しているのを悟られないように、テーブルの上のお皿をシンクに運び、洗い始める。
そんなみのりに近づくと将貴は後ろからふわっと手を回して、彼女を抱きしめる。
「だっ、だめだよっ、今お皿あらってるんだから。」
あせって拒もうとするみのりだったが、耳たぶを甘噛みされ、耳の中に舌を入れられる。
それだけでガクッとひざの力が抜け、危うくお皿を落としそうになった。
そのまま耳を愛撫されるうちに、腰が抜けたようになり、お皿を洗っていた手でシンクの端を持っていないと立っていられないほどにされてしまう。
(朝から、こんな…。だめだよ絶対。)
そう思いながらも、身体の奥はもう疼き始めている。
「あっ、あぁっ…。」
ついに、彼の愛撫に反応した声が出てしまった。
それを合図にしたように、将兄はみのりを抱きしめていた手を下に移動させ二つのふくらみを服の上から優しく揉み始める。
「あぁっ、だっ、だめっ、あぁんっ、あんっ…。」
すでにいやらしく慣らされたみのりの身体はすぐに反応を始める。
二つの頂は服の上からでも分かるほどツンと尖ってしまい、それが将兄に分かってしまうのがたまらなく恥ずかしい。
(将兄ばっかり、ずるい。)
みのりはすっかり主導権を握られている状況がうれしいような悔しいような複雑な心境になっていた。
将兄の指先はキャミソールの隙間から滑り込むと、じかにその頂をつまみ始める。
「あぁんっ。将兄っ。だめだってば。」
しかし将貴にやめる気配は無い。
しばらく乳房をもてあそんだ後、その手は下半身に移動する。
やわらかい臀部をなでまわし、しだいに前にそして足の付け根へと場所を変えながら、ショートパンツの下を刺激する。
「はぁっ、あぁん。」
みのりは喘ぐことしか出来ない。
ジッパーを下ろしショートパンツを脱がすとショーツの上から、両手を使ってさらに激しくまさぐられる。
「あぁっ…、あっ…。」
すでにショーツにはたっぷり愛液が染み出し、みのりは頬を赤く染める。
ショーツも脱がされ、蜜口からツーっと糸が引くのが恥かしい。
「足、少し開いて。」
「やっ、やだっ、無理っ。」
みのりはいやいやをする。
「ふ~ん。じゃあ、ここでやめようか?」
「えっ…。」
そう言われてやめてと言わないことを知っている将兄が憎らしい。
「…めないで…。」
「ん?なんだって、よく聞こえないな~。」
(聞こえてるくせに~。)
「やめ…ないで…。」
そう言うとみのりは素直に足を開く。
将貴はしゃがむとみのりの太ももに手を掛けながら、その蜜口に熱い口づけをする。
「あぁっ…!」
昨晩与えられたばかりのあの快感が呼び起こされ、恐ろしいほどの衝撃がみのりを貫いた。
将貴の愛撫は昨日と同じく優しく、しかし執拗に続けられた。
「みのりのここ、いやらしい香りがするよ。」
将兄ははずかしいことを平気で口にする。
「そっ、そんなこと言わないで…。恥かしい。」
夕べは両親がいる時間だったこともあり、声を出すのは極力我慢していたみのりだったが、今日は誰もいないということが、その束縛を外している。
みのりは、自分でも信じたくないようなはずかしい嬌声をあげ続けた。
将兄が舌の愛撫に指を加えると、みのりはもうシンクに捕まっていた手もガクガクと震え、そろそろ限界を迎えそうだ。
いよいよ激しくなった将兄の動きに、みのりはあっけなく達していた。
「あぁっ…、あっ、あぁ~っ。」
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