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兄と妹のイケナイ関係.05
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将兄が入ってくるとまずいので、今日は早く寝るからいつもの差し入れはいらないとあらかじめ断っておくことも忘れなかった。
みのりは部屋の電気を消すとスマホに映し出される映像を頼りに、初めて自分の身体で普段触れない部分に触れてみた。
パジャマのボタンを外し、ショーツの中に恐る恐る手を入れる。
乳房とショーツの中の秘部に触れてはみるものの、夢の中で将兄から受ける様な興奮は得られない。
こんな事で欲求不満が解消できるとは思えないが、とりあえず映像と同じ様に乳房をもみ、乳首をつまんだりしてみる。
秘部については、当然ながらモザイクがかかっているので、どうしているのか良く分からないが、見よう見まねで指を動かしてみるが、一向に気持ち良くなんてならない。
お取り込み中のみのりは気づかなかったが、その様子は将兄にバッチリ見られていたのだ。
いつも受け取る差し入れを断ったことで、これは何かあると睨んだ頭の切れる兄はドアの隙間から、その様子をこっそり伺っていたのだ。
すると、あろうことかみのりはあられもない姿で自慰行為を始めるではないか。
将兄はまた弱みを握ったなとニヤリとすると、おもむろにドアを開けた。
「ぎゃーっっ!!」
みのりは声にならない声を上げる。
1階では帰って来た両親がリビングにいるのだ。大声を上げる訳にはいかない。
「やだっ、将兄、出てってよ。」
真っ赤になって涙目で訴えるみのりの言葉を無視したように将兄はみのりの部屋のドアをパタンと閉める。
将兄はいつものふざけた様子は無く、無言のまま近づいてくる。
その瞳はまっすぐにみのりを見つめて離さない。
「黙って、下に聞こえるから。」
人差し指を口に当てささやく。
そしてベッドに座り込んでいるみのりの横に腰掛けると、そのままみのりをベッドに押し倒す。
(えっ、なに、これ。うそっ、うそでしょ。)
声を出せないみのりは、いやいやをしながら抵抗をするが、将兄の大きな身体が覆いかぶさって身動きが取れない。
将兄の身体の熱が伝わってきて、みのり心臓は爆発寸前だ。
しばらく抵抗を試みたものの、体の大きな将兄が相手では体力を奪われるだけだと悟ったみのりは、もうあきらめたように脱力する。それを待っていたかのように、将兄はみのりに口づける。
最初は唇を合わせるだけのごく軽いものだった口づけは、しだいに変化してくる。
「あふっ。んんっ。」
小さい喘ぎ声がみのりの口から漏れる。
将兄はその声に触発され、更に口づけを深くする。
淫らな水音が部屋に響き渡る。
角度を変え、何度も口づけ、彼の舌はみのりの舌を探して彼女の口の中を動き回る。
将兄はみのりの黒髪を優しく撫でながら、彼女の舌を捕らえると、ゆっくりと絡ませる。
「んんっ…。」
激しい快感がみのりを貫く。
こんな激しい口づけは生まれて初めてだった。
口づけだけでこんなに感じるなんて…。
みのりの目からは自然と涙があふれていた。
そんなみのりに将兄はさらに優しく口づけ、涙をペロリと舐めてくれる。
「いやだった?」
そう尋ねる将兄に首を横に振って、
「い、いやじゃない…。」
みのりは赤くなりながらも、小さな声でつぶやく。
みのりの答えを聞いた将兄はまた真剣な顔つきに戻り、彼女の髪をなでながら耳もとでささやく。
「俺もう止まらないけど、いいの?」
その言葉を聞いたみのりは、体の芯を貫く激しい衝動に襲われる。そして、迷う事無く答えていた。
「いい…、の。」
将兄は覆いかぶさっていた身体を起こし、自分が着ているものを脱ぎ始める。
そして、そっとみのりの着ているパジャマも脱がしていく。
「あっ…。」
みのりの口から恥らう声が漏れる。
将貴の身体は鍛えた筋肉が美しく隆起し、普段感じない男性の部分を強く感じさせる。
そして、初めて見る将兄の熱い滾り。
一緒に暮らしているのだから、何度も彼の裸なんて見たことがあるけれど、兄の身体をこんな気持ちで見るのは初めてのことだった。
恥ずかしいのに目が離せない。もっと、もっと、将兄を見たい。将兄が欲しい。
みのりは抗うことが出来ない欲望が湧き上がってくる。
それは将貴も同じだった。
何食わぬ顔をしてみのりを裸にしたものの、その白い肌、膨らんだ二つの膨らみの先のピンクの頂がツンと立ち上がっているのを見た瞬間、後先考えずその体にしゃぶりつき、骨が折れるほどめちゃくちゃにしてしまいたいほどの欲望に駆られた。
しかし、事を急いではならない。それではうまくいくものもうまくいかなくなってしまう。
ここは、暴走しそうな欲望を抑え、じっくりと時間をかけるんだ。
将貴は自分に言い聞かせる。
みのりは部屋の電気を消すとスマホに映し出される映像を頼りに、初めて自分の身体で普段触れない部分に触れてみた。
パジャマのボタンを外し、ショーツの中に恐る恐る手を入れる。
乳房とショーツの中の秘部に触れてはみるものの、夢の中で将兄から受ける様な興奮は得られない。
こんな事で欲求不満が解消できるとは思えないが、とりあえず映像と同じ様に乳房をもみ、乳首をつまんだりしてみる。
秘部については、当然ながらモザイクがかかっているので、どうしているのか良く分からないが、見よう見まねで指を動かしてみるが、一向に気持ち良くなんてならない。
お取り込み中のみのりは気づかなかったが、その様子は将兄にバッチリ見られていたのだ。
いつも受け取る差し入れを断ったことで、これは何かあると睨んだ頭の切れる兄はドアの隙間から、その様子をこっそり伺っていたのだ。
すると、あろうことかみのりはあられもない姿で自慰行為を始めるではないか。
将兄はまた弱みを握ったなとニヤリとすると、おもむろにドアを開けた。
「ぎゃーっっ!!」
みのりは声にならない声を上げる。
1階では帰って来た両親がリビングにいるのだ。大声を上げる訳にはいかない。
「やだっ、将兄、出てってよ。」
真っ赤になって涙目で訴えるみのりの言葉を無視したように将兄はみのりの部屋のドアをパタンと閉める。
将兄はいつものふざけた様子は無く、無言のまま近づいてくる。
その瞳はまっすぐにみのりを見つめて離さない。
「黙って、下に聞こえるから。」
人差し指を口に当てささやく。
そしてベッドに座り込んでいるみのりの横に腰掛けると、そのままみのりをベッドに押し倒す。
(えっ、なに、これ。うそっ、うそでしょ。)
声を出せないみのりは、いやいやをしながら抵抗をするが、将兄の大きな身体が覆いかぶさって身動きが取れない。
将兄の身体の熱が伝わってきて、みのり心臓は爆発寸前だ。
しばらく抵抗を試みたものの、体の大きな将兄が相手では体力を奪われるだけだと悟ったみのりは、もうあきらめたように脱力する。それを待っていたかのように、将兄はみのりに口づける。
最初は唇を合わせるだけのごく軽いものだった口づけは、しだいに変化してくる。
「あふっ。んんっ。」
小さい喘ぎ声がみのりの口から漏れる。
将兄はその声に触発され、更に口づけを深くする。
淫らな水音が部屋に響き渡る。
角度を変え、何度も口づけ、彼の舌はみのりの舌を探して彼女の口の中を動き回る。
将兄はみのりの黒髪を優しく撫でながら、彼女の舌を捕らえると、ゆっくりと絡ませる。
「んんっ…。」
激しい快感がみのりを貫く。
こんな激しい口づけは生まれて初めてだった。
口づけだけでこんなに感じるなんて…。
みのりの目からは自然と涙があふれていた。
そんなみのりに将兄はさらに優しく口づけ、涙をペロリと舐めてくれる。
「いやだった?」
そう尋ねる将兄に首を横に振って、
「い、いやじゃない…。」
みのりは赤くなりながらも、小さな声でつぶやく。
みのりの答えを聞いた将兄はまた真剣な顔つきに戻り、彼女の髪をなでながら耳もとでささやく。
「俺もう止まらないけど、いいの?」
その言葉を聞いたみのりは、体の芯を貫く激しい衝動に襲われる。そして、迷う事無く答えていた。
「いい…、の。」
将兄は覆いかぶさっていた身体を起こし、自分が着ているものを脱ぎ始める。
そして、そっとみのりの着ているパジャマも脱がしていく。
「あっ…。」
みのりの口から恥らう声が漏れる。
将貴の身体は鍛えた筋肉が美しく隆起し、普段感じない男性の部分を強く感じさせる。
そして、初めて見る将兄の熱い滾り。
一緒に暮らしているのだから、何度も彼の裸なんて見たことがあるけれど、兄の身体をこんな気持ちで見るのは初めてのことだった。
恥ずかしいのに目が離せない。もっと、もっと、将兄を見たい。将兄が欲しい。
みのりは抗うことが出来ない欲望が湧き上がってくる。
それは将貴も同じだった。
何食わぬ顔をしてみのりを裸にしたものの、その白い肌、膨らんだ二つの膨らみの先のピンクの頂がツンと立ち上がっているのを見た瞬間、後先考えずその体にしゃぶりつき、骨が折れるほどめちゃくちゃにしてしまいたいほどの欲望に駆られた。
しかし、事を急いではならない。それではうまくいくものもうまくいかなくなってしまう。
ここは、暴走しそうな欲望を抑え、じっくりと時間をかけるんだ。
将貴は自分に言い聞かせる。
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