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開花?.02
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予想以上に充実していたオープンキャンパスを満喫したさくらは、上機嫌で啓太の家に向かう。
チャイムを押すとすぐにドアが開けられた。
「いらっしゃい。わざわざ来てもらって悪かったね。」
そう言う啓太の様子は何だか不自然にソワソワしている。
「そこ座って。今お茶入れるから。」
お茶を持って一緒にリビングに腰を下ろすと、さっそく今日の話しになる。
「今日の感想はどう?」
「うん。やっぱり実際にキャンパスに行ってみて正解だった。啓太のアドバイスのおかげだよ。」
「そっか。よかった。で、どんなのに興味があったの?」
「う~ん。やっぱり美容外科かな。エステっぽいのも興味あるし。なんか私にぴったりって感じ。」
「そっか~。確かに美やファッションに詳しいさくらちゃんには合ってるかもね。」
「でしょ~!なんかこれだっていうの見つけちゃったって感じで、すっごいワクワクするの~。」
さくらが心から嬉しそうに語るのを啓太は感慨深く見つめる。
「そうやって目標がはっきりすると、勉強もきっともっと出来るようになると思うよ。」
啓太は、自分の経験からもそういうことは確かにあると信じている。
「そういうもん?ホントにそうだったらいいな~。」
さくらは、早くもナースになった自分のイケてる姿をを想像し始める。
そんなさくらとは対照的に、啓太は抑えきれない欲望を実行に移すタイミングがつかめず、あせり始めていた。しかし、その思いを果たすまでは、さくらを帰す気にはなれない。
啓太は勇気を出して行動に出る。
「さ、さくらちゃん。お願いがあるんだけどさ、今日のオープンキャンパスで着てたナース服もう一度着てみてくれない?」
そう言う啓太は、どうやって手に入れたのか分からないが、昼間、大学で試着したようなナース服を手にしている。
「え、なに、どうしたの啓太?」
普段、啓太の方からそんな頼みごとをされることは無いため、なにが起こったのかさくらには分からない。
「あの、はずかしいんだけど、さくらちゃんのナース姿見たら、その…。」
「なによ、はっきり言いなさいよ!」
さくらはわかっていて啓太をからかい始める。
「だ、だから、さくらちゃんのナース姿が見たい!」
啓太は、自分がこんなことを言う人間だということに、自分自身が一番驚きながら叫んだ。
「へーえ、啓太ってそういう趣味があったんだー。人は見かけに寄らないなー。」
さくらは、啓太の必死な姿がおかしくて仕方がない。
「か、からかわないでよ。今まで、こんなこと考えたことも無かったんだけど、今日のさくらちゃんを見たらもう我慢できなくて…。」
「もう、しょうがないな。啓太にそんな風に言われると、着ないわけにはいかなくなるじゃん。」
恥じ入る啓太がだんだん可哀想に見えてきて、さくらは、ついその要求を受け入れてしまった。
「じゃあ、これ。」
啓太はそう言うと、ナース服とその他一式をさくらに手渡した。
何だか普通のナース服とは若干違うなと思いつつも、さくらは着替えるため啓太の寝室に向かう。
手に取った時から違和感はあったものの、実際にベッドに広げられたそれらは、あきらかにプレイ用のコスプレ一式だった。
これは、わざとなのかそれとも啓太が天然なのか、そこのところは分からない。
しかし、さっきの勢いでは、これを着ないと今日の啓太は収まらないということだけは確かだ。
もともと恥じらいの感覚は薄い方であることも幸いして、さくらは一瞬はためらったものの、ひるむ事無くそれらを身に付けていった。
ナース服の胸元は谷間が見えるほどざっくりと開いており、スカートの丈は下着が見えるか見えないかスレスレの短さだ。
そして、お決まりのようにガーターベルトとフリルのついたストッキングもセットでついている。
全てを身に付けた姿を鏡に映してみる。
さくらは我ながらかなりエロいなと感心してしまうほど、完璧な仕上がりだった。
「啓太、着たよー!」
さくらに呼ばれて、啓太は恐る恐る、寝室のドアを開ける。
「さ、さくらちゃん!い、いいよ。すっごく似合ってる。」
啓太はもう完全に頭に血がのぼって、今に鼻血でも出すのではないかと思うほどの興奮ぶりだ。
「そう?なんかこれ昼間のとはちょっと違くない?」
「え、そ、そうかな?」
嘘をつくのが下手な啓太は、とぼけてもバレバレだ。しかし、そんな啓太がどんな顔をしてこんなコスプレを買ってきたのかと想像するだけで、さくらは啓太のことが可愛く思えてしまう。
「ま、私は何でも似合うから。」
そう言ってさくらがもう一度鏡の方に振り向いた瞬間、後ろから啓太がさくらを抱きしめる。
「さくらちゃん。僕、もう我慢出来ない。」
「ちょ、ちょっと、啓太?」
チャイムを押すとすぐにドアが開けられた。
「いらっしゃい。わざわざ来てもらって悪かったね。」
そう言う啓太の様子は何だか不自然にソワソワしている。
「そこ座って。今お茶入れるから。」
お茶を持って一緒にリビングに腰を下ろすと、さっそく今日の話しになる。
「今日の感想はどう?」
「うん。やっぱり実際にキャンパスに行ってみて正解だった。啓太のアドバイスのおかげだよ。」
「そっか。よかった。で、どんなのに興味があったの?」
「う~ん。やっぱり美容外科かな。エステっぽいのも興味あるし。なんか私にぴったりって感じ。」
「そっか~。確かに美やファッションに詳しいさくらちゃんには合ってるかもね。」
「でしょ~!なんかこれだっていうの見つけちゃったって感じで、すっごいワクワクするの~。」
さくらが心から嬉しそうに語るのを啓太は感慨深く見つめる。
「そうやって目標がはっきりすると、勉強もきっともっと出来るようになると思うよ。」
啓太は、自分の経験からもそういうことは確かにあると信じている。
「そういうもん?ホントにそうだったらいいな~。」
さくらは、早くもナースになった自分のイケてる姿をを想像し始める。
そんなさくらとは対照的に、啓太は抑えきれない欲望を実行に移すタイミングがつかめず、あせり始めていた。しかし、その思いを果たすまでは、さくらを帰す気にはなれない。
啓太は勇気を出して行動に出る。
「さ、さくらちゃん。お願いがあるんだけどさ、今日のオープンキャンパスで着てたナース服もう一度着てみてくれない?」
そう言う啓太は、どうやって手に入れたのか分からないが、昼間、大学で試着したようなナース服を手にしている。
「え、なに、どうしたの啓太?」
普段、啓太の方からそんな頼みごとをされることは無いため、なにが起こったのかさくらには分からない。
「あの、はずかしいんだけど、さくらちゃんのナース姿見たら、その…。」
「なによ、はっきり言いなさいよ!」
さくらはわかっていて啓太をからかい始める。
「だ、だから、さくらちゃんのナース姿が見たい!」
啓太は、自分がこんなことを言う人間だということに、自分自身が一番驚きながら叫んだ。
「へーえ、啓太ってそういう趣味があったんだー。人は見かけに寄らないなー。」
さくらは、啓太の必死な姿がおかしくて仕方がない。
「か、からかわないでよ。今まで、こんなこと考えたことも無かったんだけど、今日のさくらちゃんを見たらもう我慢できなくて…。」
「もう、しょうがないな。啓太にそんな風に言われると、着ないわけにはいかなくなるじゃん。」
恥じ入る啓太がだんだん可哀想に見えてきて、さくらは、ついその要求を受け入れてしまった。
「じゃあ、これ。」
啓太はそう言うと、ナース服とその他一式をさくらに手渡した。
何だか普通のナース服とは若干違うなと思いつつも、さくらは着替えるため啓太の寝室に向かう。
手に取った時から違和感はあったものの、実際にベッドに広げられたそれらは、あきらかにプレイ用のコスプレ一式だった。
これは、わざとなのかそれとも啓太が天然なのか、そこのところは分からない。
しかし、さっきの勢いでは、これを着ないと今日の啓太は収まらないということだけは確かだ。
もともと恥じらいの感覚は薄い方であることも幸いして、さくらは一瞬はためらったものの、ひるむ事無くそれらを身に付けていった。
ナース服の胸元は谷間が見えるほどざっくりと開いており、スカートの丈は下着が見えるか見えないかスレスレの短さだ。
そして、お決まりのようにガーターベルトとフリルのついたストッキングもセットでついている。
全てを身に付けた姿を鏡に映してみる。
さくらは我ながらかなりエロいなと感心してしまうほど、完璧な仕上がりだった。
「啓太、着たよー!」
さくらに呼ばれて、啓太は恐る恐る、寝室のドアを開ける。
「さ、さくらちゃん!い、いいよ。すっごく似合ってる。」
啓太はもう完全に頭に血がのぼって、今に鼻血でも出すのではないかと思うほどの興奮ぶりだ。
「そう?なんかこれ昼間のとはちょっと違くない?」
「え、そ、そうかな?」
嘘をつくのが下手な啓太は、とぼけてもバレバレだ。しかし、そんな啓太がどんな顔をしてこんなコスプレを買ってきたのかと想像するだけで、さくらは啓太のことが可愛く思えてしまう。
「ま、私は何でも似合うから。」
そう言ってさくらがもう一度鏡の方に振り向いた瞬間、後ろから啓太がさくらを抱きしめる。
「さくらちゃん。僕、もう我慢出来ない。」
「ちょ、ちょっと、啓太?」
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