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ホストと女医は診察室で.40

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 和希にはとても言えないけれど、慶子はまるで和希と聖夜の二人を相手にしている様な感覚に陥っていた。

 しかし、体が反応していることを知られてしまった今、慶子の懇願は意味をなさなくなった。

 もう口でいくら拒んでもやめてはもらえないだろう。



「嬉しいな…、僕の愛撫でこんなに感じてくれてたなんて」

 和希はさっきまでの少し殺気立った様な雰囲気は消えていた。

 だが、だからといって行為をやめることはなかった。

「僕の愛撫が気に入ってくれたみたいだから…」

 そうして、和希はいよいよ最後まで触れなかったその部分に顔を埋めた。



「あああっ、ああっ、和希さん…、あっ、ああっ、あああああ!」

 散々体中を舐め回され、感じまくったあげくの愛撫に、慶子は頭の血管が切れるのではないかと本気で思った。

「あ、いやっ、和希さん…、お願い…もう、離して…」

 こんなことを言っても無駄なことは分かってる。

 でも、本当に自分がどうにかなってしまいそうで、言わずにはいられない。



 和希の舌は器用に感じる部分を刺激した。

 それは、慶子の反応を楽しむように、緩急をつけ強弱をつけて巧みに行われた。

 慶子が鳴けば鳴くほど和希の満足度は高まっていく。



「あああっ、も…、もう、ほんとに…、ダメ…、あっ、ああっ、お願い…」

 慶子は自由にならないながらも必死で体を動かした。

 しかしそんな慶子の抵抗は、和希を更に煽るだけだった。



「慶子さん…、こんなに濡らして…。いい加減、気持ちいいって言いなよ」

「ち、違います!」

 慶子は何がなんでもそこだけは否定したかった。

 いくら体が反応していても、心はそうではないと分かって欲しかった。

 そんなつもりはないのに…。

 どうして…、私ってそんなにいやらしい女だったの…。



 自分でも自分が分からない程コントロールが効かなくなっていた。

 しかし、愛撫のたびにビクビクと体を震わせ、掠れるほどに声をあげ、最後の砦はぐしょぐしょに濡れているのだ。

 和希からすれば、本当に嫌ならこんな反応はしないと思うのが普通だろう。



「口でそう言われても、体がこうじゃ…説得力がないな」

 和希は舌先で割れ目を舐めながら、慶子の中にくちゅりと指を入れた。

「あああっ、いや、いやぁ…、やめて、やめてください!」

 慶子は和希がついに本気になってしまうのを恐れた。

 しかし、見た目は聖夜そっくりの和希が与えてくるあまりの快楽に、慶子の身体は溺れそうになる。
 


 チロチロと舐められ、同時に中をぐちゅぐちゅとかき回される。

 そのあまりの刺激の強さに、何かを冷静に考えることすらできなくなった。

「ああっ、あっ、ああっ、あっ…、んんっ、あっ、はぁ…」

 もはや慶子の口から出るのは、自分では聞きたくない様な情欲に溺れた淫らな声だけだった。



「慶子さんの中、締め付けてくる…。やっぱり欲しいんだね」

 和希はそう言うと指の動きをいっそう激しくした。

「あああっ、か、和希さん…、ああっ、あんっ、あ、あっ、ああーっ…」
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