2 / 28
なりゆきで、君の体を調教中.02
しおりを挟む
教育実習は順調に進み、無事最終日を迎え、今日は先生方による送別会が近くの居酒屋で行われた。
真はあまり酒が強い方ではない。
しかし、以前から聞かされていたとおり先生という職業はかなりストレスが溜まるらしく、喫煙率と酒豪率が異常に高い。
先生方に酒を注いでまわっているうちに、随分と飲まされてしまい、かなり酔っぱらってしまった。
飲み会がお開きになり、ほかの実習生と分かれて駅へ向かう途中、例のメイドカフェの前にさしかかった。
もう店は閉まっているのだが、酔っぱらっている真はそれに気づかず、扉をドンドンと叩き「ご主人様のお帰りだぞー、開けてくれー」などと大声で叫んでいた。
「先生、どうしたんですか?お店はもう終わってますよ。」
中から着替えを済ませた優菜が出てきた。
「なにー?俺様が来てやったのに、中に入れないつもりかー?」
真は更に大声で叫びながら暴れ出した。突然、真は頬に強烈な痛みを感じた。なんと、優菜が真の頬を思い切り張り倒したのだ。激しい痛みに真の酔いは一気に醒める。
「あ、あれ?ここは、どこだ?」
「先生、かなり酔っぱらってますね。私のアパートここからすぐですから、少し休んでいってください。」
「え、そ、そんな、いいよ。俺、ちゃんと帰れるから。」
「先生のくせに、こんなだらしない状態で歩き回らないでください。」
「す、すみません。」
真は優菜にしかられながら、彼女について行った。案内されたのは、かなりひなびたアパートの一室だった。
「え、ここが君ん家?家族の人はいないの?」
「…。私、一人暮らしなんです。」
何だか事情がありそうだが、あまりプライベートなことまで聞いては失礼だと思い、彼女の言葉を待った。
「お水飲んでください。」
「あ、ああ。ありがとう。」
「よかったら、家に泊まってもいいですよ。先生だから、何にも変な事しないでしょ?」
「あ、当たり前だ。でも、生徒のアパートに泊まるっていうのは、ちょっと…。」
しかし、終電の時間はすでに過ぎている。タクシーで帰るには真の家は遠すぎる。真は優菜の言葉に甘えることにした。
どうせ、実習は今日で終わったのだ。教師と教え子という関係はもう成立しない。いや、その前に何もしないし。
メイドカフェで働いているだけあって、優菜の部屋は女の子らしいグッズで溢れている。
風呂から上がって来た優菜はフリフリのネグリジェ姿で水を飲んでいる。
それを真がどんな目で見ているのかなど考えてもいないだろう。
真はこれまで優菜に対して特別な気持ちなど抱いたことは無かったのに、こんなシチュエーションになったせいだろうか、妙に意識してしまう。
意識なんかしたら駄目だと思えば思うほど、余計に意識してしまう。
「お布団一組しかなくて…、狭くて申し訳ないんですけど。」
「え、ぼ、僕は、この辺で転がって寝るからいいよ。」
「だめです。風邪ひいたらどうするんですか。ほら、ダダこねないで。」
意外に力が強い優菜にヒョロヒョロの真はズルズルと引っ張られて、布団に転がされてしまう。
「ほら、寝ますよ。」
そう言うと、フワッと布団が掛けられ、優菜と一つの布団で寝ることになってしまった。
これは夢だろうか…。真は下半身がやけにスース―するのを感じた。
そして、柔らかな手で彼自身がゆっくりと扱かれている。
あ、ああっ、き、気持ちいいい…。なんていい夢なんだ…。あ、もう、ああっ、い、イクッ…。
彼は柔らかくてあたたかな手の中に全てを放った。しかし、余りの眠気で目を開けることが出来ない。
真はそのまま、再び深い眠りに落ちて行った。
真はあまり酒が強い方ではない。
しかし、以前から聞かされていたとおり先生という職業はかなりストレスが溜まるらしく、喫煙率と酒豪率が異常に高い。
先生方に酒を注いでまわっているうちに、随分と飲まされてしまい、かなり酔っぱらってしまった。
飲み会がお開きになり、ほかの実習生と分かれて駅へ向かう途中、例のメイドカフェの前にさしかかった。
もう店は閉まっているのだが、酔っぱらっている真はそれに気づかず、扉をドンドンと叩き「ご主人様のお帰りだぞー、開けてくれー」などと大声で叫んでいた。
「先生、どうしたんですか?お店はもう終わってますよ。」
中から着替えを済ませた優菜が出てきた。
「なにー?俺様が来てやったのに、中に入れないつもりかー?」
真は更に大声で叫びながら暴れ出した。突然、真は頬に強烈な痛みを感じた。なんと、優菜が真の頬を思い切り張り倒したのだ。激しい痛みに真の酔いは一気に醒める。
「あ、あれ?ここは、どこだ?」
「先生、かなり酔っぱらってますね。私のアパートここからすぐですから、少し休んでいってください。」
「え、そ、そんな、いいよ。俺、ちゃんと帰れるから。」
「先生のくせに、こんなだらしない状態で歩き回らないでください。」
「す、すみません。」
真は優菜にしかられながら、彼女について行った。案内されたのは、かなりひなびたアパートの一室だった。
「え、ここが君ん家?家族の人はいないの?」
「…。私、一人暮らしなんです。」
何だか事情がありそうだが、あまりプライベートなことまで聞いては失礼だと思い、彼女の言葉を待った。
「お水飲んでください。」
「あ、ああ。ありがとう。」
「よかったら、家に泊まってもいいですよ。先生だから、何にも変な事しないでしょ?」
「あ、当たり前だ。でも、生徒のアパートに泊まるっていうのは、ちょっと…。」
しかし、終電の時間はすでに過ぎている。タクシーで帰るには真の家は遠すぎる。真は優菜の言葉に甘えることにした。
どうせ、実習は今日で終わったのだ。教師と教え子という関係はもう成立しない。いや、その前に何もしないし。
メイドカフェで働いているだけあって、優菜の部屋は女の子らしいグッズで溢れている。
風呂から上がって来た優菜はフリフリのネグリジェ姿で水を飲んでいる。
それを真がどんな目で見ているのかなど考えてもいないだろう。
真はこれまで優菜に対して特別な気持ちなど抱いたことは無かったのに、こんなシチュエーションになったせいだろうか、妙に意識してしまう。
意識なんかしたら駄目だと思えば思うほど、余計に意識してしまう。
「お布団一組しかなくて…、狭くて申し訳ないんですけど。」
「え、ぼ、僕は、この辺で転がって寝るからいいよ。」
「だめです。風邪ひいたらどうするんですか。ほら、ダダこねないで。」
意外に力が強い優菜にヒョロヒョロの真はズルズルと引っ張られて、布団に転がされてしまう。
「ほら、寝ますよ。」
そう言うと、フワッと布団が掛けられ、優菜と一つの布団で寝ることになってしまった。
これは夢だろうか…。真は下半身がやけにスース―するのを感じた。
そして、柔らかな手で彼自身がゆっくりと扱かれている。
あ、ああっ、き、気持ちいいい…。なんていい夢なんだ…。あ、もう、ああっ、い、イクッ…。
彼は柔らかくてあたたかな手の中に全てを放った。しかし、余りの眠気で目を開けることが出来ない。
真はそのまま、再び深い眠りに落ちて行った。
9
お気に入りに追加
142
あなたにおすすめの小説
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
病気になって芸能界から消えたアイドル。退院し、復学先の高校には昔の仕事仲間が居たけれど、彼女は俺だと気付かない
月島日向
ライト文芸
俺、日生遼、本名、竹中祐は2年前に病に倒れた。
人気絶頂だった『Cherry’s』のリーダーをやめた。
2年間の闘病生活に一区切りし、久しぶりに高校に通うことになった。けど、誰も俺の事を元アイドルだとは思わない。薬で細くなった手足。そんな細身の体にアンバランスなムーンフェイス(薬の副作用で顔だけが大きくなる事)
。
誰も俺に気付いてはくれない。そう。
2年間、連絡をくれ続け、俺が無視してきた彼女さえも。
もう、全部どうでもよく感じた。
僕が美少女になったせいで幼馴染が百合に目覚めた
楠富 つかさ
恋愛
ある朝、目覚めたら女の子になっていた主人公と主人公に恋をしていたが、女の子になって主人公を見て百合に目覚めたヒロインのドタバタした日常。
この作品はハーメルン様でも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる