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御曹司のやんごとなき恋愛事情.80
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「優子・・・、声が聞きたいんだ・・・。口を開けて・・・」
伊波は優子の口に自身の指を差し入れた。
そのまま腰を動かす。
たらり、たらりと、優子の唾液が伊波の指を伝う。
「あっ・・・、ああ・・・、はぁっ・・・、ああっ・・・」
開いた口からは再び甘い声が吐き出された。
ああ・・・、なんていやらしい姿なんだ・・・。
伊波は自分で仕掛けておいて、自分自身がたまらなくなる。
少しずつスピードを上げようとしていたはずなのに、気がつけば挿入はひどく激しいものになっていた。
「ああっ・・・、賢二さん!・・・はげしいっ・・・」
「ごめっ・・・、でも・・・、止まらない・・・」
優子の妖艶な姿にすっかり理性が吹っ飛んだ伊波は、自分の欲望を抑えることなどできなかった。
「あああっ!賢二さん・・・、ああっ・・・、ああああっ!!」
優子の膝を抱えると、奥の奥まで何度も何度も貫いた。
ダメだ・・・、よすぎる・・・。
もう・・・。
「はっ・・・、んんっ・・・」
伊波は優子の奥で欲望の全てを放った。
「ごめん・・・、優しくするつもりだったのに・・・」
自分の気持ちを優先してしまった事を、伊波は申し訳なさそうに詫びた。
「賢二さんは十分優しいわ・・・」
優子は感じたままの気持ちを素直に伝えた。
彼がどのくらい自分のことを欲してくれているのかなど、言われなくてもよく分かる。
なぜなら、自分も同じ様に俊介のことを欲しているのだから。
その気持ちを暴走させることなく、伊波は自分のことを大切に扱ってくれている。
きっと伊波はもう一度といわず、何度も優子のことを抱きたいに違いない。
しかし、優子は敢えて自分から水を向けたりはしない。
こういう触れ合いは出来れば最低限に抑えたい。
伊波には悪いが、優子にとってこの行為は演技でしかない。
優子が伊波に見せている姿は、感情を置き去りにした体だけの反応なのだ。
そんな無理なことにはやはり限界がある。
俊介の時の様に朝方まで何度も何度も愛し合うことなど、とても考えられなかった。
俊介の渡米は半年後と決まった。
それまではネット会議でアメリカのスタッフとコミュニケーションを取り合った。
現在進行中のプロジェクトについて、あらかじめ知っておけば、現地に行ってから一緒に仕事をする際、あちらの手を煩わせることも少なくなる。
日本では副社長という肩書の俊介も、あちらでは社員として一から商社の仕事を学ぶことになる。
ついこの間まで小さなデザイン会社で働いていた俊介にとって、そんなことは全く苦にならない。
むしろ庶民感覚の方が自分に合っていると俊介は思う。
そんな俊介だから、現地のスタッフと打ち解けるのも早かった。
こうして、準備は着々と進んでいく。
俊介はこのことについて、優子に何か言うべきか迷っていた。
伊波は優子の口に自身の指を差し入れた。
そのまま腰を動かす。
たらり、たらりと、優子の唾液が伊波の指を伝う。
「あっ・・・、ああ・・・、はぁっ・・・、ああっ・・・」
開いた口からは再び甘い声が吐き出された。
ああ・・・、なんていやらしい姿なんだ・・・。
伊波は自分で仕掛けておいて、自分自身がたまらなくなる。
少しずつスピードを上げようとしていたはずなのに、気がつけば挿入はひどく激しいものになっていた。
「ああっ・・・、賢二さん!・・・はげしいっ・・・」
「ごめっ・・・、でも・・・、止まらない・・・」
優子の妖艶な姿にすっかり理性が吹っ飛んだ伊波は、自分の欲望を抑えることなどできなかった。
「あああっ!賢二さん・・・、ああっ・・・、ああああっ!!」
優子の膝を抱えると、奥の奥まで何度も何度も貫いた。
ダメだ・・・、よすぎる・・・。
もう・・・。
「はっ・・・、んんっ・・・」
伊波は優子の奥で欲望の全てを放った。
「ごめん・・・、優しくするつもりだったのに・・・」
自分の気持ちを優先してしまった事を、伊波は申し訳なさそうに詫びた。
「賢二さんは十分優しいわ・・・」
優子は感じたままの気持ちを素直に伝えた。
彼がどのくらい自分のことを欲してくれているのかなど、言われなくてもよく分かる。
なぜなら、自分も同じ様に俊介のことを欲しているのだから。
その気持ちを暴走させることなく、伊波は自分のことを大切に扱ってくれている。
きっと伊波はもう一度といわず、何度も優子のことを抱きたいに違いない。
しかし、優子は敢えて自分から水を向けたりはしない。
こういう触れ合いは出来れば最低限に抑えたい。
伊波には悪いが、優子にとってこの行為は演技でしかない。
優子が伊波に見せている姿は、感情を置き去りにした体だけの反応なのだ。
そんな無理なことにはやはり限界がある。
俊介の時の様に朝方まで何度も何度も愛し合うことなど、とても考えられなかった。
俊介の渡米は半年後と決まった。
それまではネット会議でアメリカのスタッフとコミュニケーションを取り合った。
現在進行中のプロジェクトについて、あらかじめ知っておけば、現地に行ってから一緒に仕事をする際、あちらの手を煩わせることも少なくなる。
日本では副社長という肩書の俊介も、あちらでは社員として一から商社の仕事を学ぶことになる。
ついこの間まで小さなデザイン会社で働いていた俊介にとって、そんなことは全く苦にならない。
むしろ庶民感覚の方が自分に合っていると俊介は思う。
そんな俊介だから、現地のスタッフと打ち解けるのも早かった。
こうして、準備は着々と進んでいく。
俊介はこのことについて、優子に何か言うべきか迷っていた。
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