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御曹司のやんごとなき恋愛事情.65

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「優子・・・、はぁ・・・、優子・・・なか・・・気持ちいい・・・」

 一気に奥まで・・・、激しく激しく・・・何度も。

 俊介は想いのすべてをかけて優子の体を貫いた。

「・・・んんっ!」

 ほどなく俊介は優子の中で絶頂を迎えた。



 まだおさまらない荒い息遣い・・・。
 
 激しく上下する胸板・・・。

 俊介に抱きしめられ、優子は身も心も幸せで満ちていた。
 
 しかし、それを伝えることは許されない。

 自分がそんな気持ちでいることを悟られてはならない。



「優子・・・」

 俊介は少し満足したのか、優しいキスをした。
  
 しかし、身体の火照りはまだまだおさまらない。

「怒った・・・?」

 そんな答えられない質問をしないで欲しい・・・。

 優子は少しだけ笑って首を横に振った。



「じゃあもう少し甘えさせて・・・」

 俊介は優子のことを後ろから抱きしめたまま、勢いの衰えていない自身を再び挿入した。

「ああっ・・・」

 今度はさっきとは打って変わって、優しく優しく、そしてゆっくりとした挿入だった。



 激しさに任せた挿入と違い、俊介のそれが今まさに自分の中にあることがひどくリアルに感じられ、優子の中は恥ずかしくなるくらい濡れて、感じてしまった・・・。

 熱くて大きな俊介のそれの形すら分かってしまうほど、優子の内側は鋭敏になり、挿入される度に震える程の快感が体中を貫いた。

 そしてそんなことが何度も繰り返されれば、おのずと優子の体は絶頂に近づいていく。

「あっ、あっ、あああっ!」

 優子は俊介の腕に抱かれたまま全身をビクビクと震わせた。



「優子・・・いったのか?」

 こんなゆっくりとした挿入でいってしまうなんて・・・、よほど優子も欲していたのだと思われたかもしれない。

 YESともNOとも答えらえず、優子はただただ真っ赤になっていた。

「ああ、もう!ダメだ!!」

 俊介は優子の腰を持ち上げると今度は尻を突き出させ、再び後ろから激しく突いた。



「ああっ!ああああっ!!」

 感じに感じまくった挙句の激しい挿入・・・。

 もう・・・よすぎて・・・おかしくなる・・・。

 決して言葉にはできない、私の本当の気持ち・・・。

 

 俊介は優子の背中にキスをして、たわわな乳房をまさぐりながら、後ろから何度も何度も貫いた。

 奥の、そのもっと奥まで・・・。

 もう、いっそ優子と一緒になってしまいたかった。

 優子のことを激しく求め、全身で抱いた。

 愛していると伝えたかったから・・・。

 俊介は再び優子の中で達した。



 二人はそのまま崩れるようにベッドに身体を預けた。

 離れがたい・・・。

 裸のまま朝までずっとこうして繋がっていたい・・・。

 優子には、そんなだらしないこと、と小言をいわれそうだけれど。
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