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君に溺れてしまうのは僕だから.89
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武彦がいつも伊織にしてくれる愛撫を自分がする側になって、初めて気づくことだった。
愛撫はもちろん相手を気持ちよくさせる。
だけどそれ以上に自分が気持ちいいのだ。
ましてや、それに相手が感じてくれたなら、それ以上の喜びはない。
「伊織…、もういいから」
そう言う武彦の先端からは先走りの蜜が溢れているのだ。
もう伊織はたまらなくて、頭が爆発しそうだった。
おじさまのことを自分が気持ちよくさせてる!
蜜をこぼすほどに…。
伊織は武彦のそれを離すことができなかった。
最後まで、最後まで…、したい。
伊織はますます硬くなるそれを、たらたらと流れ落ちる唾液にまみれながら無心で咥えつづけた。
「い、伊織!」
伊織の只ならぬ雰囲気に気付いたのか、武彦は必死で伊織から逃れようとした。
しかし、伊織は瞳に涙を浮かべながら武彦を見つめると心の中で懇願した。
最後までさせてください。
それが伝わったかどうかは定かではない。
ただ、武彦は観念したというか覚悟を決めた様子で伊織の前に身体を差し出した。
伊織は一層強く愛撫を施した。
武彦の手が伊織の乳房に伸びてきて、その先端をいじった。
「んんっ!」
そういうことをされると伊織の意識はいつもならそちらに引っ張られてしまう。
だけど今は初めてしゃぶりついた武彦の熱いそれに夢中だった。
もうそれしかこの世に存在しないかのように伊織は愛撫をつづけた。
乳首に与えられる刺激に時折声をあげてしまいながらも、いよいよはち切れそうに大きくなったそれを伊織は口いっぱいにほおばって扱きつづけた。
「い、伊織、も、もう…、あぁっ…」
武彦が声を発したのと同時に、伊織の口の中に青臭い液体が放出された。
びゅくびゅくと波打つように吐き出されるそれは、伊織の口の中には収まりきらず、口の端からたらたらと白い筋を残しながら垂れ落ちた。
「こんなことしなくても…」
口ではそう言いながらも、武彦の表情は困っているというより照れている様だった。
武彦はティッシュを何枚も取り出すと、そこに吐き出すように言った。
伊織はそれを飲むという発想が無かったため、口から溢れしまったわけだが、後でネットでそういうことを調べたら、飲んでしまう人もいると知り、驚いた。
だけど、武彦のだったら飲んでもかまわないと思った。
「まったく、伊織には驚かされてばかりだ」
武彦は伊織の口を綺麗に拭いながら言った。
「おじさまのこと全部欲しいんです」
伊織は真面目な顔で言った。
伊織が真面目なことを言えば言うほど武彦は困った顔になる。
「伊織…」
武彦は伊織のことを優しくベッドに横たえると、今度は伊織の感じやすい部分を集中的に愛撫しはじめた。
「伊織…、もう随分と濡れてるね」
武彦にそんなことを言われるのは、やっぱりめちゃくちゃ恥ずかしい。
だけどそれよりも、いつもクールな武彦がそんなことを言うこと自体がエロティックで伊織を興奮させる。
愛撫はもちろん相手を気持ちよくさせる。
だけどそれ以上に自分が気持ちいいのだ。
ましてや、それに相手が感じてくれたなら、それ以上の喜びはない。
「伊織…、もういいから」
そう言う武彦の先端からは先走りの蜜が溢れているのだ。
もう伊織はたまらなくて、頭が爆発しそうだった。
おじさまのことを自分が気持ちよくさせてる!
蜜をこぼすほどに…。
伊織は武彦のそれを離すことができなかった。
最後まで、最後まで…、したい。
伊織はますます硬くなるそれを、たらたらと流れ落ちる唾液にまみれながら無心で咥えつづけた。
「い、伊織!」
伊織の只ならぬ雰囲気に気付いたのか、武彦は必死で伊織から逃れようとした。
しかし、伊織は瞳に涙を浮かべながら武彦を見つめると心の中で懇願した。
最後までさせてください。
それが伝わったかどうかは定かではない。
ただ、武彦は観念したというか覚悟を決めた様子で伊織の前に身体を差し出した。
伊織は一層強く愛撫を施した。
武彦の手が伊織の乳房に伸びてきて、その先端をいじった。
「んんっ!」
そういうことをされると伊織の意識はいつもならそちらに引っ張られてしまう。
だけど今は初めてしゃぶりついた武彦の熱いそれに夢中だった。
もうそれしかこの世に存在しないかのように伊織は愛撫をつづけた。
乳首に与えられる刺激に時折声をあげてしまいながらも、いよいよはち切れそうに大きくなったそれを伊織は口いっぱいにほおばって扱きつづけた。
「い、伊織、も、もう…、あぁっ…」
武彦が声を発したのと同時に、伊織の口の中に青臭い液体が放出された。
びゅくびゅくと波打つように吐き出されるそれは、伊織の口の中には収まりきらず、口の端からたらたらと白い筋を残しながら垂れ落ちた。
「こんなことしなくても…」
口ではそう言いながらも、武彦の表情は困っているというより照れている様だった。
武彦はティッシュを何枚も取り出すと、そこに吐き出すように言った。
伊織はそれを飲むという発想が無かったため、口から溢れしまったわけだが、後でネットでそういうことを調べたら、飲んでしまう人もいると知り、驚いた。
だけど、武彦のだったら飲んでもかまわないと思った。
「まったく、伊織には驚かされてばかりだ」
武彦は伊織の口を綺麗に拭いながら言った。
「おじさまのこと全部欲しいんです」
伊織は真面目な顔で言った。
伊織が真面目なことを言えば言うほど武彦は困った顔になる。
「伊織…」
武彦は伊織のことを優しくベッドに横たえると、今度は伊織の感じやすい部分を集中的に愛撫しはじめた。
「伊織…、もう随分と濡れてるね」
武彦にそんなことを言われるのは、やっぱりめちゃくちゃ恥ずかしい。
だけどそれよりも、いつもクールな武彦がそんなことを言うこと自体がエロティックで伊織を興奮させる。
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