エロ

星野しずく

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エロ.17

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 ビキニしか身につけていない美世は裸同然だ。

 肩ひもを少しずらせば、豊な胸が露わになる。

 両手で先端をいじる。



「もう硬くなった」

「っ・・・」



 美世は何も言わない。

 背中に舌を這わせると、美世の身体がピクピクと反応する。



 美世に従うわけではないが、あまりゆっくりしているわけにはいかない。

 ビキニの腰ひもを解くと、白い尻があらわれた。

 割れ目に触れると、思いのほか濡れていた。



「こういうの結構好きなの?もう濡れてる」

 高広の問いかけに美世は答えようとはしない。

 だが、逃げ出さないだけまだましだろう。



 高広は初めての青姦に興奮していた。

 誰かに見られるかもしれないというスリルがたまらない。

 水着を少し下ろし、自身を引き出すと美世の中にグッと押し入った。



「あっ」とだけ美世は声をあげたが、挿入の最中もずっと声は我慢していた。

 やはり誰かに気づかれるのを恐れているのだろう。



 日差しを浴びながら青い空の下、美世を貫くのは想像以上の快感を高広にもたらした。

 美世の首筋や背中の汗がキラキラと反射している。

 普段見ることのない光景が、外でしているのだというのをよりリアルに感じさせる。

 高広はあっという間に昇りつめた。



「ごめん、無理させた」

「・・・ううん」

「早く戻らないとマズいね」

「・・・うん」



 二人は水着を直すと、一度海に浸かって体液を洗い流した。

 そして、元貴たちが待つパラソルまで急いだ。



「もう!どこ行ってたんだよ!!氷溶けちゃうじゃん」

「ごめんごめん、美世さんも少し泳ぎたいっていうから」

 理由としてはお粗末だが、二人ともびしょ濡れの訳を説明する手間は省ける。



「なんだ、姉ちゃんは見てるだけって言ったくせに」

「・・・うん、みんなが気持ちよさそうだったから」

「そうだぞ!このくそ暑いのに、砂の上でボーっとしてたら熱中症になるかもしれない。あとで俺が連れてってやる」

 張り切る元貴に、「今入ったばかりだから」と美世はやんわり断った。



「おい、そんなことより氷早くくれよ」

「ああ、そうだった。ほら、こっちが姉ちゃんの、で、こっちが高広の」

 みんなでかき氷を頬張りひと休みする。



「さて、じゃあ今度はビーチバレーしよう!」

「でも三人じゃ無理だろ」

「えーっ、海といえば、やっぱビーチバレーっしょ?」



 徳馬は今日一日で夏休みを回収しようとしているわけで、その気迫は元貴と高広を圧倒する。

 ただ、美世を一人にしておくと、おかしな男が言い寄る恐れがあると心配した元貴と高広が交代で美世の見張り役をした。

 結局、徳馬の願いどおりビーチバレーをやり、昼食をはさんでバナナボート、ビーチフラッグ、そして最後はスイカ割りで締めくくった。
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