85 / 86
もう君を絶対に離さない.85
しおりを挟む
「あ、あの・・・、このまましていい?」
どういう意味か野崎の言っていることが瑠璃子には分からない。
「前、したとき、笠原さん上だったから・・・、そういうのが好きなのかと・・・」
瑠璃子はあの時自分がさらした痴態を思い出し、またしても顔から火が出る思いだ。
「あ、あれは忘れてください・・・。普通でいいです・・・」
「わかった・・・」
お互いの脳裏にあの日の映像が鮮明によみがえってしまう。
「ごめん、変なこと聞いて・・・、でも、君が気持ちがいいようにしてあげたいんだ・・・」
「・・・ありがとう」
律儀すぎるのはやや問題だが、それも含めて野崎の優しさなのだろう。
ところどころムードにかけるけれど、野崎と一緒になれる喜びが全てを忘れさせる。
野崎ははち切れそうな自身の先端を瑠璃子の中に押し入れた。
「あっ・・・」
瑠璃子の心は歓喜に包まれた。
グッと最奥まで野崎が入って来る。
それだけで、また涙が溢れた。
「痛い?大丈夫・・・」
「大丈夫・・・、嬉しいだけ・・・」
「ぼ、僕もだよ・・・、好きだ、大好きだよ・・・笠原さん」
野崎は優しくキスをすると、ゆっくりと腰を動かし始めた。
「ああっ、あっ・・・、あっ、ああっ・・・」
体内に野崎を感じ、瑠璃子の気持ちはこれ以上ないくらいの幸せに包まれた。
「野崎君が中にいる・・・、嬉しい・・・」
「僕も嬉しい・・・、まだ信じられない・・・」
「私は野崎君のものだよ・・・」
「ダメだって・・・、そんなこと言ったら・・・」
もう、本当に限界なんだから・・・、すぐにイッちゃうよ~。
「んっ・・・くっ・・・」
野崎はほどなく瑠璃子の中で達した。
「ごめん、早くて・・・」
ううん、と瑠璃子は首を横に振った。
「しあわせ・・・」
「僕も・・・」
二人は裸のまま抱き合った。
軽いキスを何度もして、髪を撫で、体を愛撫した。
「あの・・・」
野崎は、すっかり元気を取り戻した自分自身のことを打ち明けるべきか躊躇する。
あんなにあっさりとイッてしまったくせに、もう一度なんて・・・。
自分の欲望を満たしたいだけなのがバレバレだ。
愛を交わし合うときはお互いが気持ちよくなければと、クソ真面目な野崎はつい考えてしまう。
しかし狭いベッドの中で体を密着させている状態で、野崎の変化に瑠璃子が気づかないはずがない。
「・・・もう一回欲しいっていったら軽蔑する・・・?」
瑠璃子の中でも、以前犯した自分の恥ずかしい過去が消えていないため、ついそんな風に尋ねたくなってしまう。
どういう意味か野崎の言っていることが瑠璃子には分からない。
「前、したとき、笠原さん上だったから・・・、そういうのが好きなのかと・・・」
瑠璃子はあの時自分がさらした痴態を思い出し、またしても顔から火が出る思いだ。
「あ、あれは忘れてください・・・。普通でいいです・・・」
「わかった・・・」
お互いの脳裏にあの日の映像が鮮明によみがえってしまう。
「ごめん、変なこと聞いて・・・、でも、君が気持ちがいいようにしてあげたいんだ・・・」
「・・・ありがとう」
律儀すぎるのはやや問題だが、それも含めて野崎の優しさなのだろう。
ところどころムードにかけるけれど、野崎と一緒になれる喜びが全てを忘れさせる。
野崎ははち切れそうな自身の先端を瑠璃子の中に押し入れた。
「あっ・・・」
瑠璃子の心は歓喜に包まれた。
グッと最奥まで野崎が入って来る。
それだけで、また涙が溢れた。
「痛い?大丈夫・・・」
「大丈夫・・・、嬉しいだけ・・・」
「ぼ、僕もだよ・・・、好きだ、大好きだよ・・・笠原さん」
野崎は優しくキスをすると、ゆっくりと腰を動かし始めた。
「ああっ、あっ・・・、あっ、ああっ・・・」
体内に野崎を感じ、瑠璃子の気持ちはこれ以上ないくらいの幸せに包まれた。
「野崎君が中にいる・・・、嬉しい・・・」
「僕も嬉しい・・・、まだ信じられない・・・」
「私は野崎君のものだよ・・・」
「ダメだって・・・、そんなこと言ったら・・・」
もう、本当に限界なんだから・・・、すぐにイッちゃうよ~。
「んっ・・・くっ・・・」
野崎はほどなく瑠璃子の中で達した。
「ごめん、早くて・・・」
ううん、と瑠璃子は首を横に振った。
「しあわせ・・・」
「僕も・・・」
二人は裸のまま抱き合った。
軽いキスを何度もして、髪を撫で、体を愛撫した。
「あの・・・」
野崎は、すっかり元気を取り戻した自分自身のことを打ち明けるべきか躊躇する。
あんなにあっさりとイッてしまったくせに、もう一度なんて・・・。
自分の欲望を満たしたいだけなのがバレバレだ。
愛を交わし合うときはお互いが気持ちよくなければと、クソ真面目な野崎はつい考えてしまう。
しかし狭いベッドの中で体を密着させている状態で、野崎の変化に瑠璃子が気づかないはずがない。
「・・・もう一回欲しいっていったら軽蔑する・・・?」
瑠璃子の中でも、以前犯した自分の恥ずかしい過去が消えていないため、ついそんな風に尋ねたくなってしまう。
0
お気に入りに追加
81
あなたにおすすめの小説
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
先生!放課後の隣の教室から女子の喘ぎ声が聴こえました…
ヘロディア
恋愛
居残りを余儀なくされた高校生の主人公。
しかし、隣の部屋からかすかに女子の喘ぎ声が聴こえてくるのであった。
気になって覗いてみた主人公は、衝撃的な光景を目の当たりにする…
JC💋フェラ
山葵あいす
恋愛
森野 稚菜(もりの わかな)は、中学2年生になる14歳の女の子だ。家では姉夫婦が一緒に暮らしており、稚菜に甘い義兄の真雄(まさお)は、いつも彼女におねだりされるままお小遣いを渡していたのだが……
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる