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ドSな彼のイジワルな愛し方.29
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琴乃の方はと言えば、例の件が気になってついぎこちない表情になってしまう。
「何だか、元気ないね。ほんとにどこか具合悪いんじゃないの?」
佐野君にやさしく言われて、少し泣きそうになってしまう。
「ううん。緊張してるだけだから。ごめんね、せっかく来てもらったのに…。飲み物何がいい?」
そう尋ねると、「琴乃」と佐野君は無邪気に答える。
いつもだったら、そんなこと言われたらすぐメロメロになっちゃうところだけど、やっぱり今日はそんな気分になれない。
「はあ…。」
と気のない返事をしてしまう。
そんな琴乃の様子はやっぱりどう考えてもおかしいと思った佐野君は、
「ねえ、本当にどうしたの?いつもの琴乃じゃないよ。何か言いたいことがあるんだったら、ちゃんと言ってほしい。」
そう言って琴乃の事をまっすぐ見つめてくる。
いきなり話を切り出すつもりはなかったのに、おかしな態度のせいでごまかせなくなってしまい、琴乃はどうしたらいいのか分からなくなって泣き出してしまった。
「なんでもない。なんでもないの…。」
そういい続ける琴乃を佐野君はぎゅっと抱きしめる。
「今は言えない事?俺、いつでも聞いてあげるから、言える時がきたら、真っ先に俺に話して。」
そう言って琴乃に優しく口づける。
(言うって決めてたのに。いざとなると彼と会えなくなるのがこんなにも悲しいなんて…。)
琴乃はしばらく泣き続けた。
その間、佐野君は黙ったまま、やさしく抱きしめていてくれた。
そして、「あっ、忘れてた。これこれ。はい、プレゼント。」と言いながら、かわいくラッピングした箱を取り出してきて琴乃に手渡す。
「ま、プレゼントって言っても、そんな大したもんじゃないから期待しないで。」
少しテレたように佐野君が言う。
「開けていい?」
琴乃が言うと、「もちろん。」と答える。
綺麗に包まれたラッピングを開けると、かわいいクッキーがバスケットに入っていた。
「うわ~。かわいい!あっ、ありがとう。佐野君。とってもうれしい。」
そんな琴乃の顔を見て、「やっと笑ったね。」佐野君がうれしそうに言う。
そんな言葉を聞いて、琴乃はまたポロっと涙がこぼれてしまった。
「何だか、今日は本当に泣き虫だな~。」
佐野君は笑いながら、琴乃をぎゅっと抱きしめる。そして涙をペロリと舐めると、口づけてくる。
「んっ…。」
一度離すと、また口づける。そしてまた離して角度を変えて口づける。ついばむように何度も。
そんな、彼の優しい口づけが、琴乃の身体の芯に火を着けてしまった。
(今日は、お別れを言うつもりだったのに…。)
琴乃は彼の舌に自身の舌をからませ始める。
そしてキスはより深くなり、琴乃は彼の背中に手を回してそのたくましい筋肉質な体躯をまさぐる。
(ここは、私の部屋なのに、こんなことしてて、お母さんに聞こえたら、どうしよう。)
そんなことを考えながらも、激しい欲情がキスを止めさせない。
「…あふっ…、んんっ…。」
佐野君はゆっくりと唇を離すと、二人の間にぬめった糸が引く。
「いつものように全部脱ぐわけにはいかないから。」
そう言って佐野君は、琴乃のベッドに腰掛けると琴乃においでおいでをする。
琴乃は佐野君の横に腰掛ける。
すると、佐野君は琴乃のスカートの中に手を入れるとショーツをゆっくり脱がす。
「えっ、ちょっ、ちょっと。だめだよ。」
あわてる琴乃に、
「大丈夫、少しだけ愛させて。すぐ終わるから。」
そう言うと自分はベッドに横になり、琴乃の足を開いてまたがらせる。
「やっ、やだ…。はずかしいよ。」
「すぐ気持ちよくなるから。」
佐野君はスルリとスカートの中に顔を移動させる。
「あっ…、そんな…。」
琴乃は、恥じらいながらも、一度覚えた快感をまた味わいたいという気持ちに逆らえなかった。
「もう少し、足を開いて腰を下に降ろして。」
佐野君に言われるがまま、琴乃は腰を下げる。
そこに佐野君の熱い吐息がかかり唇が吸い付く。
「あっ…、あぁ~っ!」
待ちきれなかったというように、何度も何度も口づけられる。
口で愛しながら、両手は柔らかなおしりを撫で回す。
しだいに舌が加わり、ひだを舐め、チロチロともてあそんだ後、全体にしゃぶりつく。
「あぁっ、だっ、だめっ、そんなに激しくしちゃ…。」
琴乃は、抑えきれない甘い声で訴える。
「これを咥えて。じゃないと、下にいるお母さんに君の可愛い声聞えちゃうから。」
そう言うと、ポケットから出したハンドタオルを琴乃に渡す。
再び顔をうずめ、蜜口を舐め回す。
いやらしい音が琴乃の部屋に響く。
「もっと、気持ちよくしてあげる。」
佐野君は、おしりを撫で回していた手を蜜口に移動させ、指を挿入する。
蜜口は愛液であふれ、ちゅぷっという音を響かせる。
服を着たままでショーツだけを脱ぎ、佐野君にまたがっている姿ををはずかしく思いながらも、琴乃はかえって興奮が増していることに気づく。
「…あぁっ。あぁん…。あっ…。はぁっ…。もうっ…。」
琴乃の体はビクビクと痙攣し頂点に達する。
蜜口からは愛液がとめどなく流れ、ももを濡らす。
「はっ、はずかしい…。」
「かわいいよ、琴乃。」
佐野君は琴乃の愛液をももから蜜口にかけてペロリ、ペロリと舐める。
「あっ、そんな。だめっ。」
琴乃が拒むと、
「いいの、俺がそうしたいんだから。」
そう言って愛撫をやめようとしない。
「お母さんが急に部屋に入ってきちゃうかもしれない…。」
琴乃は困った様子で佐野君に懇願する。
名残惜しそうに愛撫をやめると、琴乃を抱きすくめながら佐野君は言う。
「俺は、見てもらっても構わないんだけど。」
「っ!そんなの絶対無理!」
「だって、俺たちもうやることやっちゃってるんだし、今更この位どうってことないでしょ。」
「だからって、誰かに見せるもんじゃありません。」ぷんぷんしながら琴乃は言う。
(佐野君てば、私のことからかって楽しんでるとしか思えない…。)
琴乃はまた少し落ち込んできてしまった。
「何だか、元気ないね。ほんとにどこか具合悪いんじゃないの?」
佐野君にやさしく言われて、少し泣きそうになってしまう。
「ううん。緊張してるだけだから。ごめんね、せっかく来てもらったのに…。飲み物何がいい?」
そう尋ねると、「琴乃」と佐野君は無邪気に答える。
いつもだったら、そんなこと言われたらすぐメロメロになっちゃうところだけど、やっぱり今日はそんな気分になれない。
「はあ…。」
と気のない返事をしてしまう。
そんな琴乃の様子はやっぱりどう考えてもおかしいと思った佐野君は、
「ねえ、本当にどうしたの?いつもの琴乃じゃないよ。何か言いたいことがあるんだったら、ちゃんと言ってほしい。」
そう言って琴乃の事をまっすぐ見つめてくる。
いきなり話を切り出すつもりはなかったのに、おかしな態度のせいでごまかせなくなってしまい、琴乃はどうしたらいいのか分からなくなって泣き出してしまった。
「なんでもない。なんでもないの…。」
そういい続ける琴乃を佐野君はぎゅっと抱きしめる。
「今は言えない事?俺、いつでも聞いてあげるから、言える時がきたら、真っ先に俺に話して。」
そう言って琴乃に優しく口づける。
(言うって決めてたのに。いざとなると彼と会えなくなるのがこんなにも悲しいなんて…。)
琴乃はしばらく泣き続けた。
その間、佐野君は黙ったまま、やさしく抱きしめていてくれた。
そして、「あっ、忘れてた。これこれ。はい、プレゼント。」と言いながら、かわいくラッピングした箱を取り出してきて琴乃に手渡す。
「ま、プレゼントって言っても、そんな大したもんじゃないから期待しないで。」
少しテレたように佐野君が言う。
「開けていい?」
琴乃が言うと、「もちろん。」と答える。
綺麗に包まれたラッピングを開けると、かわいいクッキーがバスケットに入っていた。
「うわ~。かわいい!あっ、ありがとう。佐野君。とってもうれしい。」
そんな琴乃の顔を見て、「やっと笑ったね。」佐野君がうれしそうに言う。
そんな言葉を聞いて、琴乃はまたポロっと涙がこぼれてしまった。
「何だか、今日は本当に泣き虫だな~。」
佐野君は笑いながら、琴乃をぎゅっと抱きしめる。そして涙をペロリと舐めると、口づけてくる。
「んっ…。」
一度離すと、また口づける。そしてまた離して角度を変えて口づける。ついばむように何度も。
そんな、彼の優しい口づけが、琴乃の身体の芯に火を着けてしまった。
(今日は、お別れを言うつもりだったのに…。)
琴乃は彼の舌に自身の舌をからませ始める。
そしてキスはより深くなり、琴乃は彼の背中に手を回してそのたくましい筋肉質な体躯をまさぐる。
(ここは、私の部屋なのに、こんなことしてて、お母さんに聞こえたら、どうしよう。)
そんなことを考えながらも、激しい欲情がキスを止めさせない。
「…あふっ…、んんっ…。」
佐野君はゆっくりと唇を離すと、二人の間にぬめった糸が引く。
「いつものように全部脱ぐわけにはいかないから。」
そう言って佐野君は、琴乃のベッドに腰掛けると琴乃においでおいでをする。
琴乃は佐野君の横に腰掛ける。
すると、佐野君は琴乃のスカートの中に手を入れるとショーツをゆっくり脱がす。
「えっ、ちょっ、ちょっと。だめだよ。」
あわてる琴乃に、
「大丈夫、少しだけ愛させて。すぐ終わるから。」
そう言うと自分はベッドに横になり、琴乃の足を開いてまたがらせる。
「やっ、やだ…。はずかしいよ。」
「すぐ気持ちよくなるから。」
佐野君はスルリとスカートの中に顔を移動させる。
「あっ…、そんな…。」
琴乃は、恥じらいながらも、一度覚えた快感をまた味わいたいという気持ちに逆らえなかった。
「もう少し、足を開いて腰を下に降ろして。」
佐野君に言われるがまま、琴乃は腰を下げる。
そこに佐野君の熱い吐息がかかり唇が吸い付く。
「あっ…、あぁ~っ!」
待ちきれなかったというように、何度も何度も口づけられる。
口で愛しながら、両手は柔らかなおしりを撫で回す。
しだいに舌が加わり、ひだを舐め、チロチロともてあそんだ後、全体にしゃぶりつく。
「あぁっ、だっ、だめっ、そんなに激しくしちゃ…。」
琴乃は、抑えきれない甘い声で訴える。
「これを咥えて。じゃないと、下にいるお母さんに君の可愛い声聞えちゃうから。」
そう言うと、ポケットから出したハンドタオルを琴乃に渡す。
再び顔をうずめ、蜜口を舐め回す。
いやらしい音が琴乃の部屋に響く。
「もっと、気持ちよくしてあげる。」
佐野君は、おしりを撫で回していた手を蜜口に移動させ、指を挿入する。
蜜口は愛液であふれ、ちゅぷっという音を響かせる。
服を着たままでショーツだけを脱ぎ、佐野君にまたがっている姿ををはずかしく思いながらも、琴乃はかえって興奮が増していることに気づく。
「…あぁっ。あぁん…。あっ…。はぁっ…。もうっ…。」
琴乃の体はビクビクと痙攣し頂点に達する。
蜜口からは愛液がとめどなく流れ、ももを濡らす。
「はっ、はずかしい…。」
「かわいいよ、琴乃。」
佐野君は琴乃の愛液をももから蜜口にかけてペロリ、ペロリと舐める。
「あっ、そんな。だめっ。」
琴乃が拒むと、
「いいの、俺がそうしたいんだから。」
そう言って愛撫をやめようとしない。
「お母さんが急に部屋に入ってきちゃうかもしれない…。」
琴乃は困った様子で佐野君に懇願する。
名残惜しそうに愛撫をやめると、琴乃を抱きすくめながら佐野君は言う。
「俺は、見てもらっても構わないんだけど。」
「っ!そんなの絶対無理!」
「だって、俺たちもうやることやっちゃってるんだし、今更この位どうってことないでしょ。」
「だからって、誰かに見せるもんじゃありません。」ぷんぷんしながら琴乃は言う。
(佐野君てば、私のことからかって楽しんでるとしか思えない…。)
琴乃はまた少し落ち込んできてしまった。
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