ドSな彼のイジワルな愛し方

星野しずく

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ドSな彼のイジワルな愛し方.12

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「ど、どうかな?」

「うん。とってもいいよ。」

「きみのかわいいところが丸見えだ。」

「っ!!」

(何だか命令されてばっかりで悔しい。でもうれしい…。私って実は変態なのかしら。)

 ふと自分の感覚の方を疑いたくなるけど、常識から考えたらおかしいのは彼の方で…。

「じゃ、俺のも映すからよく見えるか確認してみて。」

(かかっ、確認って。あはっ。彼の裸と大事な部分が映ってる。)

「あの、よっ、よく見えます。」

「どこが?」

「うっ、い、いじわるですね…。全部です。」

「ふ~ん。俺としてはアソコがちゃんと見えるかどうかが重要なんだけどね。」

 そう言われて真っ赤になりながら答える。

「しっかり映ってます…。」

「あっ、そう。じゃあ、はじめようか。」

 いろんなことが初めてだけど、こんなことは誰もがやるとは思えない。

 初めてだからどうこうという問題ではないような気がするけど、佐野君とだとなんでも許してしまう自分に我ながらあきれてしまう。 

「まず両手で、胸を掴んで下から揉み上げて、先端を人差し指と親指でつまんで。自分が気持ちいいと思う強さでくりくりと転がして、最後は先端に抜く感じでキュッとしごき上げて。」

「こっ、こうかな。」

 おぼつかない手つきで胸に手を添えると、そのふくらみを揉みあげる。

「あっ、ちゃんと鏡をみながらね。あと、声は我慢しないでどんどん出しちゃって。」

(そんなこと言われても、ここは家だよ。隣の部屋では妹たちがもう眠ってるっていうのに。人の気も知らないで…。)

 佐野君の言ったとおり、指先で先端をつまみ始めると自分の手のはずなのに、じんわりとした感覚が生まれはじめ、それは徐々に強くなり知らず知らずのうちに、その行為に夢中になっていた。

 そして、それを佐野君が見ているかと思うと更に興奮が増してくる。

 鏡に映る自分の姿は、淫らでその瞳はすでに欲情でうるんでいる。

「上手だよ。」

「俺もだんだん興奮してきちゃった。」

 そう言いながら佐野くんは自分の大事な部分を手で掴んで上下に動かしている。

(過激すぎる!この映像…。でも、目が離せない…。)

 そんなことを考えていると、

「次は、君の大事なところに触れてもらうよ。もう蜜はあふれてきてると思うから、その蜜を指先に付けて、その指先で君の気持ちいいところを優しく上下になぞるんだ。そして気持ちいいと感じる強さで刺激すんだよ。」

「は、はい…。」

 とは言ったものの、お風呂で洗うとき以外触れることのない場所だ。

 戸惑った様子の琴乃を見た佐野君は、「鏡をちゃんと見て。自分の気持ちいい場所をちゃんと知ることは大事だよ。」

(何だかうまく言いくるめられてるな~と思いながらも、鏡に向き直る。)

 確かに蜜はあふれている。

 それを指にとって佐野君が舐め回していたようにひだにふれてみる。

 ぬるぬるとした蜜のおかげで指はなめらかな動きでひだをかき乱す。

 鏡を見ると蜜があふれ出た場所はすでにぽってりとふっくらみをもってきている。

「あぁっ…。はぁん…。」

 自分でしてるのに、思わずいやらしい声が漏れてしまう。

(感じている自分に感じるなんて、いやらしすぎる。)

 そんなことを考えていると、

「すてきだよ。」

 と少し息が荒くなった佐野君の声。

「蜜があふれて、ぷっくりとしてはちきれそうだ。なんておいしそうなんだろう。今すぐしゃぶりつきたいくらいだよ。」

「はっ、はずかしいこと言わないで…!」

「何言ってるの、君が魅力的なんだよ。」

「次は中心に触れてみて。」

 琴乃は鏡をもう一度見つめる。

 確かに全体的に赤みを帯び、ぽってりとしたふくらみの中にかわいい突起がのぞいている。

 琴乃は佐野君に教えてもらった蜜を指につける手法を使い、勇気を出してそこに触れてみる。

「あぁっ!」

 そこはもうすでに指で触れることが出来ないほど敏感になっていた。

「むっ、無理です。」

「どうして?」

「だって、刺激が強すぎて…。」

「出来ない?」

「はい…。」

 琴乃は申し訳なさそうに答える。

「う~ん、でも俺のコレはどうしたらいいのかな?」

 そう言いながら彼は自分の反り返った自身を指差す。

「キャッ。」

 琴乃は思わずその映像から目を逸らす。

(いじわるだ。意地悪すぎる…。)

 琴乃は選択を迫られた。

 これを断れば、これから彼から誘ってもらえなくなってしまうかもしれない。

 そうなったら、もう彼女には絶対なれない。

 琴乃はもう一度勇気を振り絞ってチャレンジしてみる。

 そうだ、もっと蜜を多くしたら刺激も和らぐかもしれない。

 そう考えた琴乃は再び二つの乳房を淫らに揉みしだき、乳首を刺激的に何度も摘む。

 そして、恥ずかしげもなく喘ぎ声を上げ、鏡に映った自分を眺める。

 そこには、二つの頂を極限まで尖らせ、瞳を潤ませて下半身からはみだらに愛蜜をあふれさせている自分がいた。
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