34 / 53
社長の奴隷.34
しおりを挟む
翌日、信楽は授業を終えると五時少し前にオフィスについた。
自分のPCを立ち上げ、さっそくメンズ部門のホームページの作業に取り掛かろうとした。
しかしその瞬間、信楽は自分の目を疑った。
トップページにいっぱいに、自分の下着姿が映し出されているのだ。
それも、社長が言っていた下半身などではない。
そう言えばなぜか裸にネクタイをつけた状態で何枚か写真を撮られた記憶が・・・。
その中の一枚が今まさに画面のトップに鎮座しているのだ。
しかも、顔も目から下はハッキリと、そして、胸から腹、股間から腿まで・・・。
これは話が違う・・・。
信楽は寛成の方に視線を移した。
寛成は何食わぬ顔をしてPCに向かっている。
「社長、ちょっとよろしいですか」
「ん?どうした」
寛成はPCの画面を見つめたまま答えた。
「あの・・・、メンズ向けのホームページのトップ画面なんですけど、これ、僕の写真ですよね?」
「そうだけど、何か問題でも?」
「こ、こんなのは困ります!」
「え、そんな凄い写真なの?」
寛成と信楽の間に挟まれている美緒は、信楽のPCを覗き込んだ。
いきなり距離を詰められ、信楽は思わず身をかわした。
昨日あんなDVDをみてしまい、さらに何度も美緒で抜いてしまった信楽は、さっきから美緒のことをまともに見ることができない。
「なんだあ、そんな恥しがるようなもんじゃないじゃん。もっと凄いの想像しちゃった」
美緒は恥ずかしげもなくそんな感想を口にする。
「そうだよ、信楽君。顔が映ってなければ誰だか分からないし、下着だって、それはそんなに際どくないだろ?むしろ、高級感のあるものを選んだつもりなんだけど気に入らない?」
「い、いや、そもそも、僕の写真がこんなに大きく使われるなんて知りませんでしたから」
「で、どうしても嫌なの?」
寛成の言葉には、『嫌なら他の子を探すけど』という無言の意味が込められているのだ。
くっ・・・、これじゃあ社長がやろうとしてることは、全てやる羽目になるじゃないか。
しかし、まあ、今のところ犯罪に手を染めているわけでも、違法なことをしているわけでもなく、ただ単に信楽がそういうことに対して考え方が堅いだけなのだ。
「い、いえ、まあ・・・いいです」
「そうか、それはよかった」
寛成はシメシメと思っているのだろうか。
よく分からない男だ・・・。
「やっぱ、こうやって画面で見ると、信楽君のナイスバディが映えるよね」
「そ、そうですか?僕なんて別に体鍛えてる訳じゃないし、こんなんで本当に大丈夫なんですかね・・・」
「え~、そんな謙遜しなくてもいいのに。信楽君の体、結構そそるよ」
「そうなんですか?自分ではよく分かりません」
エロさがダダ漏れの美緒に言われるのは複雑だが、美緒はお世辞などは言わないだろう。
自分では分からないが、女性から見れば許容範囲内なのだろうか。
自分のPCを立ち上げ、さっそくメンズ部門のホームページの作業に取り掛かろうとした。
しかしその瞬間、信楽は自分の目を疑った。
トップページにいっぱいに、自分の下着姿が映し出されているのだ。
それも、社長が言っていた下半身などではない。
そう言えばなぜか裸にネクタイをつけた状態で何枚か写真を撮られた記憶が・・・。
その中の一枚が今まさに画面のトップに鎮座しているのだ。
しかも、顔も目から下はハッキリと、そして、胸から腹、股間から腿まで・・・。
これは話が違う・・・。
信楽は寛成の方に視線を移した。
寛成は何食わぬ顔をしてPCに向かっている。
「社長、ちょっとよろしいですか」
「ん?どうした」
寛成はPCの画面を見つめたまま答えた。
「あの・・・、メンズ向けのホームページのトップ画面なんですけど、これ、僕の写真ですよね?」
「そうだけど、何か問題でも?」
「こ、こんなのは困ります!」
「え、そんな凄い写真なの?」
寛成と信楽の間に挟まれている美緒は、信楽のPCを覗き込んだ。
いきなり距離を詰められ、信楽は思わず身をかわした。
昨日あんなDVDをみてしまい、さらに何度も美緒で抜いてしまった信楽は、さっきから美緒のことをまともに見ることができない。
「なんだあ、そんな恥しがるようなもんじゃないじゃん。もっと凄いの想像しちゃった」
美緒は恥ずかしげもなくそんな感想を口にする。
「そうだよ、信楽君。顔が映ってなければ誰だか分からないし、下着だって、それはそんなに際どくないだろ?むしろ、高級感のあるものを選んだつもりなんだけど気に入らない?」
「い、いや、そもそも、僕の写真がこんなに大きく使われるなんて知りませんでしたから」
「で、どうしても嫌なの?」
寛成の言葉には、『嫌なら他の子を探すけど』という無言の意味が込められているのだ。
くっ・・・、これじゃあ社長がやろうとしてることは、全てやる羽目になるじゃないか。
しかし、まあ、今のところ犯罪に手を染めているわけでも、違法なことをしているわけでもなく、ただ単に信楽がそういうことに対して考え方が堅いだけなのだ。
「い、いえ、まあ・・・いいです」
「そうか、それはよかった」
寛成はシメシメと思っているのだろうか。
よく分からない男だ・・・。
「やっぱ、こうやって画面で見ると、信楽君のナイスバディが映えるよね」
「そ、そうですか?僕なんて別に体鍛えてる訳じゃないし、こんなんで本当に大丈夫なんですかね・・・」
「え~、そんな謙遜しなくてもいいのに。信楽君の体、結構そそるよ」
「そうなんですか?自分ではよく分かりません」
エロさがダダ漏れの美緒に言われるのは複雑だが、美緒はお世辞などは言わないだろう。
自分では分からないが、女性から見れば許容範囲内なのだろうか。
0
お気に入りに追加
152
あなたにおすすめの小説
イケメンドクターは幼馴染み!夜の診察はベッドの上!?
すずなり。
恋愛
仕事帰りにケガをしてしまった私、かざね。
病院で診てくれた医師は幼馴染みだった!
「こんなにかわいくなって・・・。」
10年ぶりに再会した私たち。
お互いに気持ちを伝えられないまま・・・想いだけが加速していく。
かざね「どうしよう・・・私、ちーちゃんが好きだ。」
幼馴染『千秋』。
通称『ちーちゃん』。
きびしい一面もあるけど、優しい『ちーちゃん』。
千秋「かざねの側に・・・俺はいたい。」
自分の気持ちに気がついたあと、距離を詰めてくるのはかざねの仕事仲間の『ユウト』。
ユウト「今・・特定の『誰か』がいないなら・・・俺と付き合ってください。」
かざねは悩む。
かざね(ちーちゃんに振り向いてもらえないなら・・・・・・私がユウトさんを愛しさえすれば・・・・・忘れられる・・?)
※お話の中に出てくる病気や、治療法、職業内容などは全て架空のものです。
想像の中だけでお楽しみください。
※お話は全て想像の世界です。現実世界とはなんの関係もありません。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
ただただ楽しんでいただけたら嬉しいです。
すずなり。
甘い失恋
霧内杳/眼鏡のさきっぽ
恋愛
私は今日、2年間務めた派遣先の会社の契約を終えた。
重い荷物を抱えエレベーターを待っていたら、上司の梅原課長が持ってくれた。
ふたりっきりのエレベター、彼の後ろ姿を見ながらふと思う。
ああ、私は――。
隣の席の女の子がエッチだったのでおっぱい揉んでみたら発情されました
ねんごろ
恋愛
隣の女の子がエッチすぎて、思わず授業中に胸を揉んでしまったら……
という、とんでもないお話を書きました。
ぜひ読んでください。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
俺のセフレが義妹になった。そのあと毎日めちゃくちゃシた。
ねんごろ
恋愛
主人公のセフレがどういうわけか義妹になって家にやってきた。
その日を境に彼らの関係性はより深く親密になっていって……
毎日にエロがある、そんな時間を二人は過ごしていく。
※他サイトで連載していた作品です
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる