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第一章

第23話 ライトサイドの誘惑

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 今からおよそ二年前のこと。とある女性が、自室にて女友達二人に相談を聞いて貰っていた。
 その相談とは、昨夜に見た夢のことである。突然謎の空間に彼氏と共に召喚され、他のカップルとゲームで対決させられた。そして自分達はそれに敗れ、彼氏の見ている前でゲームの主催者に抱かれることとなった。
 ここまで聞けば酷い悪夢だ。だが女性は、そこから話を続ける。

「そのゲームの主催者ってのがね、それこそ乙女ゲーの世界から出てきたかのような物凄いイケメンで。しかもH中に私の嫌がること一切しなくて。もう本当にすっごく気持ちよくて……彼氏とじゃ経験したことないくらいの」

 どうやら彼女にとってそれは悪夢ではなく、興奮しながら友達に語れるような夢であった。

「それってつまり彼氏はH中に嫌なことしてくるって言ってるようなものだよね」
「……まあ」

 友達の指摘に、女性は肯定。

「理想のイケメンが夢に出てきて、理想のHをしてくれる。しかもそれを彼氏に見せつけた。これもう彼氏に不満溜まってるのが夢に出てきたんじゃないかって……」

 それこそ彼女が友達に相談したかった主旨であった。早い話が、別れるべきかの相談である。
 すると先程指摘したのとは別の友達――ロングストレートの黒髪で四角いレンズの黒縁眼鏡を掛けた女性が突然ぽろぽろと涙を流し始めた。

「あっ……ご、ごめんね由美。由美が私の片想いを叶えるために奔走してくれたことには凄く感謝してるよ。でも……あれを経験しちゃった後じゃもう……」

 別れを考えている件の彼氏との関係は、最初彼女の片想いであった。それを交際まで持っていってくれた立役者が、この由美という友達だったのである。
 だがそれほど恋焦がれた相手でも交際を始めてからは少なからず不満が溜まっていき、そして昨夜の夢が本格的に別れを考えるきっかけとなったのだ。


 同じ頃、その女性と交際中の男性もまた、友達に悩みを相談していた。
 奇しくも彼は、恋人と同じ夢を見ていたのである。

「あー、あるあるそういうAV。まあAVだと所詮他人だからいいけど、自分の彼女でそれやられるとダメージ大きいわな。てかお前さ、寝る前にそういうAVでも見てたんじゃねーの?」
「見てねえよ……」

 げっそり痩せて目に隈を作り俯きながら深刻そうに言う本人とは対照的に、友達は事態を軽く見ていた。

「つっても所詮夢だろ? そこまで深刻に悩むかよ」
「でも無茶苦茶リアリティあったんだよ。俺としてる時は見たこともないような凄く気持ちよさそうな顔しててさ、何かもう男としての自信無くした。もう完璧に脳破壊されたわ……」


 程なくして、このカップルは破局することとなる。
 彼氏も彼女もあの出来事を夢だと認識していたが、実際は夢だと思い込まされているだけで全て現実に起こった事である。人間は淫魔との性行為を夢だと認識する。淫魔が夢魔とも呼ばれる所以である。
 二人の関係に終止符を打った淫魔の名は“寝取りのルシファー”。八百年以上生きる史上最高齢の淫魔であると共に、淫魔としては規格外の膨大な魔力を有する史上最強の淫魔でもある。
 淫魔が人間との性交で得られる魔力の質や量は、相手の人間にどれだけの快楽を与えたかに比例する。ルシファーは相手を見ただけでその人物がどんな性行為を好むか――前戯や体位といった基本的なことは勿論のこと、性感帯や特殊なプレイ、そして逆に何をされるのが嫌なのかも全て知ることができる。そして相手が最も望むセックスを百戦錬磨の卓越した技術で完璧にやり遂げこの上ない快楽を与えることで、質の高い魔力を大量に得ることができるのだ。
 カップルの男性には絶望的な悪夢を見せ、女性には至高の快楽を与える。理不尽極まる邪悪の化身とはまさにこのこと。
 だがそこにも救いはある。この男に寝取られる女性は、淫魔領域インキュバスゾーンに召喚された二組のカップルのうち脱衣ゲームに敗れた側の一人だけ。勝者は何もされずに元の世界へ帰ることができるのだ。
 愛する人のため、ゲームに勝たんと必死にもがく男女。その様子を観ることが、ルシファーの何よりの愉しみだったのである。


 この時期ルシファーは、綿環高校から遠く離れた地でサラリーマンをやっていた。現在と同じく黒羽崇を名乗って瓶底眼鏡を掛けた冴えない中年の姿をとり、出世コースを外れた万年係長を演じていたのである。
 この会社での黒羽の直属の部下は四人。
 古川ふるかわ静奈しずな。二十八歳女性。Cカップ。
 中沢なかざわ修太郎しゅうたろう。二十七歳男性。
 加持かじまこと。二十二歳男性。
 そして大島おおしま由美ゆみ。二十二歳女性。Eカップ。
 新入社員二名を含む若い社員達と共に、黒羽崇は日々業務に励んでいた。

「ねえ由美ちゃん、何か嫌なことでもあった?」

 酷く落ち込んだ様子で作業も進んでいない由美を見て、静奈が尋ねた。

「友達が彼氏と別れてしまって……二人にはいつまでも幸せでいて欲しかったから……」

 自分自身ならまだしも友達の話でここまで悲しんでいたとは予想外で、静奈は目を丸くした。
 その様子を隣の机で見ていた誠は、由美の愁いを帯びた表情にドキドキしつつも友達のことでそこまで悲しめる彼女に感心していた。

(大島さん、本当に優しい子なんだな……)

 加持誠は、大島由美に片想いをしていた。清楚で美人で巨乳の眼鏡っ娘と同期で入社し、運よく同じ係に配属。何度も話すうち好きになってしまうのは必然であった。
 当然アタックしたいのはやまやまであるのだが、まだ入社して日が浅い内からガツガツ行くのは彼女にも周りの人達にも良い目では見られないだろう。今はただ、一緒に仕事ができることに喜びを感じるばかりである。

「古川さん、これお願いします」

 由美と話していた静奈に書類を手渡したのは、中沢修太郎である。

「ええ、ありがとう中沢君……あっ」

 自然に書類を手渡したつもりがふとした拍子に手と手が振れ、二人は焦りながら互いに目を逸らした。気まずそうにしながら自分の席に戻る修太郎の背中を、静奈は見送る。
 静奈は仕事の出来る女性であり、頼りにならない係長に代わって皆を取り纏める存在である。そんな彼女も、一年後輩の修太郎に対する密かな想いはなかなか告げられずにいた。
 そんな中で役立たずの黒羽係長は、暢気に茶を飲みながら今後制作予定の脱衣ゲームについて考えていた。彼は社内でも無能で通っており、こんな風にぼーっとしていたら課長や部長に怒られるのは部下達にも見慣れた光景だ。
 しかしそれもルシファーにとっては、冴えない人物を演じるためわざとやっていることに過ぎない。八百年以上生きる彼は人間社会で長く生活する間にとてつもない額の資産を得ており、そもそも経済面では労働する必要すら無い身。わざわざ会社勤めをしているのは道楽に近いのだ。


 その日の昼休み。社内食堂で静奈と昼食をとろうとしていた由美は、こちらに近づいてくる男性に気が付いた。

「席、ご一緒しても宜しいですか」

 二人と同席したがるのは修太郎である。二人と、というよりかは静奈と、と言った方が正確ではあるが。

「あ、私急用を思い出しましたので、お二人でどうぞ」

 そんな様子を察知した由美は、適当な理由をつけてそそくさと去る。突然二人きりにされた静奈と修太郎は、少し焦った様子で沈黙していた。
 逃げるように去った由美であるが、二人の様子を観察したくて後ろを振り向いたまま歩いていたので前から来た人にぶつかった。

「あっ、ごめんなさい!」

 尻餅をついてしまった由美は、まず自分から謝る。顔を上げると、ぶつかった相手は黒羽係長であった。

「あっ、係長……」
「いえ、お気になさらず。それよりも急ぎの用があると聞こえましたが」
「あ、それについては、古川先輩と中沢先輩を二人きりにしてあげるための口実なので……」
「はあ、あの二人ですか」

 ぎこちない様子で話す静奈と修太郎を見ながら、黒羽は顎に手を当てた。

「あのお二人、どう考えてもお互い好き合ってるじゃないですか。だから、お二人が早くちゃんと恋人同士になれるようお手伝いしたいと思ってまして」

 実際ルシファーも、あの二人が恋人関係になりそうな気配は感じ取っていた。そしてそうなった暁には、脱衣ゲームに参加させようかとも考えていたのである。
 だがそれはそれとして、大人しい印象だった由美が急に熱く語りだしたことには驚いていた。

「珍しいですね、大島さんがこんなに饒舌になるのは」
「あっ……」

 そこを指摘された由美は顔を赤くして俯く。

「その……私、誰かの恋を叶えてあげることに喜びを感じているんです。キューピッド、っていうのはちょっと格好つけすぎかもしれないですけど」

 照れながらそう答えた由美が黒羽の顔を見ると、何やらよくわかっていなさそうにぽかんと口を開けていた。

「あの、幸せそうなカップルを見ていると、こっちまで幸せになってきませんか?」

 恐る恐る尋ねたところで、黒羽は「ふむ」とでも言った調子で顎に手を当てながら首を傾げる。

「あっその、すいません。変な趣味なのは自覚してるんです。その、忘れて下さい」

 そう言って由美が黒羽に背中を向けると、黒羽は暫し沈黙。

(なるほど、そういうのもあるのか)

 由美の話を聞いて、彼の中で一つの考えが浮かんだ。

「大島さん、実を言うと私もあの二人がなかなかくっつかないことにもどかしさを感じていましてね。宜しければ私も協力致しますよ」

 上司からまさかの提案を頂き、由美は仰天した表情で振り返る。
 これまでルシファーが脱衣ゲームに参加させてきたのは、その全てが既に出来ているカップルであった。だがもしも、参加させるカップルを自らの手で供給できれば。
 カップル未満の男女が結ばれるのを手助けした上で、最終的に脱衣ゲームに参加させて寝取る。それはさながら、育てた農作物を収穫するかのように。


 そうしてルシファーと由美は、共にキューピッド活動を始めた。休憩中でも仕事中でも静奈と修太郎が二人きりになれるようそれとなく誘導したり、互いの欲しがっているものを教えてプレゼントを促したり。飲み会とあれば静奈をぐでんぐでんに酔わせて、黒羽が修太郎に家まで送っていくよう命令したり。
 もう三十近くになるのに中学生のように初心な二人はルシファー達が思うようにはなかなか進展しなかったが、半年も経つ頃にはようやくそれが実を結んだ。

「古川さん、貴方のことが好きです。僕と付き合って下さい」
「……はい」

 休日デートのレストランで修太郎はその想いを静奈に伝え、遂に二人は恋人同士となった。
 翌朝の会社にて、二人はそのことを同じ係の皆に報告。皆から祝福を受け、由美に至っては感極まって泣き出したほど。

(さて……これでまず片方は万事上手く行った。だがもう片方は……)

 ルシファーの視線は、涙を拭う由美の隣でじっと由美を見つめる誠に向いていた。
 脱衣ゲームを行うには、二組のカップルが必要となる。実を言うとルシファーは静奈と修太郎をくっつけるために動いている間、それと同時に由美と誠もくっつけようと様々な手を尽くしていた。どうせならば同僚カップル同士で対決させてみるのが面白いと考えたからだ。
 だが由美は他人同士の恋愛感情には敏感な癖して自分に向いている好意には酷く鈍感であった。誠が頑張ってアタックしに行っても、由美自身が静奈と修太郎にやったようなことをルシファーが由美と誠にやっても、由美は誠の気持ちに気付きもしなかったのである。
 仕事がひと段落ついたところで、ルシファーは休憩室でコーヒーを飲んでいた由美に声をかけた。

「やあ大島さん。これでようやく、我々の悲願が叶いましたね」
「はい、お二人が幸せになってくれて、本当によかったです」

 さて、それはさておき本題はここからである。

「ところで大島さん、古川さんと中沢君が結ばれたことを喜ぶのは良いのだけど、君自身のそういうことに関してはどうなんだい?」
「えっ?」

 突然にそう訊かれたところで、由美は何のことだかわからなさげな様子であった。

「君には誰か男の人と付き合いたいという気持ちは無いのかと思ってね。それに案外、君の周りに君のことを想っている男性がいるのでは?」
「えっ、そ、それは……」

 由美はもじもじと俯いてルシファーの質問に言葉を濁す。が、その後顔を上げてルシファーと目を合わせた。
 暫し見つめ合う二人。真顔でいるルシファーとは対照的に、由美の瞳は潤み頬は赤く濡れていた。

「その……何でもないです」
(ん?)

 自分が意図していたものとは全く違う解釈をされたことを、ルシファーは察した。
 一つの目標に向かって共に切磋琢磨してきたことで芽生えた想い。幼い頃から他人の恋愛ばかり気にしてきた由美にとって、これは初めての感情であった。

(こういうことにならないために冴えない中年を演じていたのだがな。どこかで素顔を見られたか? 或いは単に男の趣味が悪いか)

 人間を自身に惚れさせて性行為に持ち込むというのは、淫魔にとってはごく一般的な活動形態だ。しかしさながら魅力のステータスがカンストしているが如きこのルシファーという男にとってそれはあまりに簡単すぎることであり、味気なさを感じていた。それ故に、脱衣ゲームの敗者を寝取るという形でのみ性行為をするという制約を己に課しているのである。
 人間に惚れられたところで、その結果として性行為をするのは己の美学に反することでしかない。何も嬉しいことなど無いのだ。
 ルシファーには記憶操作の能力があるのだから、あらぬ方向に向いてしまった由美の恋心をそれを使って無かったことにすればいいかと思えば、そうはいかない。ルシファーの記憶操作が通用するのは淫魔領域内での出来事のみ。現実世界で黒羽に惚れた由美に対しては効果が無いのである。
 そしてもうこうなっては、当初ルシファーが考えていた由美と誠をくっつけることは非常に難しくなった。黒羽にべた惚れな由美の気持ちを、誠の方に向けるのは事実上不可能であった。

(こうなってはやむを得ない、か)

 静奈と修太郎が恋人になってから一ヵ月後、ルシファーは一つの決心をしたのである。
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