ドM王子が婚約破棄してくれないのですが!

戦争で武勲を立て、いつしか王国の剣と呼ばれるようになったベルベット公爵家。
その三女として生まれたアイネの夢もまた、剣の道を極めることだった。

ある日、アシュレイ・ガルランド王子がアイネの剣を見学することになった。

「素晴らしい剣技だなアイネ嬢! 一度、私にもその剣を振らせてはもらえないか?」

王子が近づき、手を差し出す。

「邪魔ですわ! お怪我をなされたいのですか!」

アイネは声を張り上げ、王子を𠮟りつける。

やってしまった。
そう思ったアイネであったが、一方王子視点では……

アイネの怒声が響いたとき。
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24h.ポイント 2,109pt
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