てんこ盛りだけどいいのかな?

すずまる

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まさかのお仕置き

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「ァ…アレク?」
「ん?どうかした?」

 なんだかすっっごくいい笑顔をこちらに向けてます。ヤバい…顔から火が出るどころじゃない(〃ノд〵〃)

「どうして…いつの間にワタクシ、アレクのお膝に乗ってるのかしら?(〃ノд〵〃)」

 恥ずかしさのあまり顔を両手で覆ってしまったまま問いかけてみました。

「どうしてって、お仕置きするって言ったでしょ?」

 私は顔を両手で覆っていて、更には目も瞑ってしまっているので見えてない。見えてはいないけどアレクが更にすっっっっっっごくいい笑顔になっていることだけは感じてしまいます(〃ノд〵〃)

「シャルが言ったでしょ?痛いのは嫌、怖いのも嫌って。だから痛くもないし怖くもないお仕置きをしてるんだよ♡」
「だって💦 おし…お仕置き、さっき、く…くくっ……くくくくくっ」
「あれ?思わず笑っちゃうぐらいに嬉しい?」

 ちっっが~~~~う!!ଘ(੭ु๑‪≧Д≦)੭ु⁾⁾ 💦

「お仕置き💦 お口にチュッてした~~!ଘ(੭ु๑‪≧Д≦)੭ु⁾⁾ 💦」

 思わずアレクをポコポコしちゃってますわね。不敬ですね。不敬罪でまたお仕置きです💦 でも私のポコポコは当然の権利だと思います!ଘ(੭ु๑‪≧Д≦)੭ु⁾⁾ 💦

「あぁ、あれ?あれは開始の合図みたいなもの?ん~……違うな、ほら、マナーを教えてくれてる先生も歴史や言葉を教えてくれてる先生も僕たちが小さい頃は何度も間違ったりいけないことをしたらお仕置きとしてメイド達のお手伝いをさせただろ?その時に『先ずは道具を持ちなさい』と言われて、その後に使い方を教えて貰ってから始めたよね?それと同じだよ」

 ……言ってる意味がまっっったくワカラナイ‪‪‪(꒪ㅿ‪꒪)‬ホエ?

「さっきのキスは今から始まるお仕置きの『道具』と同じ♡ 今からシャルは『こういうことをされちゃうぞ』っていう、言ってみれば『お手本』かな?今からいっぱい僕にキスされるんだよ♡」
「お仕置き♡は仕事を片付けてからにしやがって下さい」

 軽くパニックを起こしているとセドリック様のお声が…って、ちょっとお口が悪くなりかけてますわ💦

「なんだセディ、まだいたのか」

 それは私も思いましたわ。でもセドリック様はアレクを仕事に戻らせるために来たんですものアレクを連れていくまで諦めませんわよね。

「あの、アレク?お仕事がんばって?私、いい子で待ってるから」
「シャルはさみしくないの?」

 で…出ましたわ、アレクのちょっと悲しそうに見える顔!
 でも私も日々成長してますもの。もう騙されません!むしろナダメスカシテやりますわ(`・ω・´)

「もちろんさみしいわよ?でもアレクが仕事を後回しにしていったらいつかそのお仕事のために一日…ううん、何日も会えなくなっちゃうかもしれない方がもっとさみしいんだもん‪‪(´;ㅿ;`)」

 どうかしら?私の涙に弱いアレクには効いたんじゃないかしら?(o*≧∀≦)o

「はぁ……ひどいなぁ。シャルに泣かれると弱いのわかっててそんな顔するんだから。まぁでも仕方ない、頑張って来るよ。できるだけ早く終わらせて来るからいい子で待ってるんだよ」

 そう言ってアレクは私の額にキスを落としてセドリック様と部屋を出ていきました(´・ω・`)デモチョットサミシィ…
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