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Bloody hood A
釣り合う愛情
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先輩の愛情はとても重いです。
本人はまるで人に執着なんて一切しませんみたいな顔して生きている癖して、実際は滅茶苦茶依存して、束縛して。
先輩だって狂愛の持ち主なのです。
そして僕もそれくらいの愛情を持っている。
これって結ばれるべきだと思うのですよ。
相性だってきっとピッタリでしょうから。
そんなことを思っていたはずなのに。
突然月が何やら思い立った様子で僕を引き摺り始めて。
僕はもう抵抗がめんどくさくなってしまったのでそのまま引き摺られたら、その先であれやこれやとあっという間に着替えさせられました。
「颯太の服血生臭いから今はチェンジね」
「月以外には臭わないと思いますけどねー」
なんて言っていたら魔法でチェンジさせられていた。
本当に手が早いな。
なんて感心していれば、
「ところでどうして僕は女の子の服を着せられているんですか...?」
そう、僕は女の子の格好をさせられていました。
髪は巻きロールのツインテール。
服は首輪の部分に錠がついていて、その下はゴスロリになっていました。
まるでシスターのような上にスカート部分は膨らんでいてレースが揺れています。
袖口もふんだんにレースが使われています。
ただ所々に鎖が巻き付いています。
それと鍵が一箇所に纏まって付いていますね。
太ももにガーターベルト。
薄地の白い靴下にガーターベルトまで伸びたつるの先を辿ればつま先の方に薔薇が咲いています。
靴はヒールになっていました。
ってあれ?
この服は...
「ふふふ、凪に着せてたドレスを颯太風にアレンジしてみたんだ」
やっぱりそうですよね。
どこかで見たことある気がしたんです。
やっぱりそうなんだ。
僕がこれから取るべき行動を瞬時に理解しました。
「先輩が着ていた服を寄越せ」
そういえば月は困ったように笑いながら、
「生憎、私の物だからあげられないよ」
その後、僕が説得という名の猛攻を仕掛けた結果、無事譲り渡されました。
やっぱり世の中必要なのは武力ですね。
これで全部解決します。
話し合いが通用しないやつはこうした方が早いですね、はい。
僕は手に入れた服をまず最初に吸ってみました。
すると先輩の匂いが鼻腔を満たして幸せな気持ちになりました。
何でしょう。
すごくいけないことをしている気持ちです。
「実際やっちゃダメなことだから...」
何か月が言っていますが気にしないことにします。
気にしたら負けです。
だって一応あっちが正論なので。
スーハースーハー繰り返してたっぷり堪能した後は持ち帰るために僕の家へと向かいました。
本人はまるで人に執着なんて一切しませんみたいな顔して生きている癖して、実際は滅茶苦茶依存して、束縛して。
先輩だって狂愛の持ち主なのです。
そして僕もそれくらいの愛情を持っている。
これって結ばれるべきだと思うのですよ。
相性だってきっとピッタリでしょうから。
そんなことを思っていたはずなのに。
突然月が何やら思い立った様子で僕を引き摺り始めて。
僕はもう抵抗がめんどくさくなってしまったのでそのまま引き摺られたら、その先であれやこれやとあっという間に着替えさせられました。
「颯太の服血生臭いから今はチェンジね」
「月以外には臭わないと思いますけどねー」
なんて言っていたら魔法でチェンジさせられていた。
本当に手が早いな。
なんて感心していれば、
「ところでどうして僕は女の子の服を着せられているんですか...?」
そう、僕は女の子の格好をさせられていました。
髪は巻きロールのツインテール。
服は首輪の部分に錠がついていて、その下はゴスロリになっていました。
まるでシスターのような上にスカート部分は膨らんでいてレースが揺れています。
袖口もふんだんにレースが使われています。
ただ所々に鎖が巻き付いています。
それと鍵が一箇所に纏まって付いていますね。
太ももにガーターベルト。
薄地の白い靴下にガーターベルトまで伸びたつるの先を辿ればつま先の方に薔薇が咲いています。
靴はヒールになっていました。
ってあれ?
この服は...
「ふふふ、凪に着せてたドレスを颯太風にアレンジしてみたんだ」
やっぱりそうですよね。
どこかで見たことある気がしたんです。
やっぱりそうなんだ。
僕がこれから取るべき行動を瞬時に理解しました。
「先輩が着ていた服を寄越せ」
そういえば月は困ったように笑いながら、
「生憎、私の物だからあげられないよ」
その後、僕が説得という名の猛攻を仕掛けた結果、無事譲り渡されました。
やっぱり世の中必要なのは武力ですね。
これで全部解決します。
話し合いが通用しないやつはこうした方が早いですね、はい。
僕は手に入れた服をまず最初に吸ってみました。
すると先輩の匂いが鼻腔を満たして幸せな気持ちになりました。
何でしょう。
すごくいけないことをしている気持ちです。
「実際やっちゃダメなことだから...」
何か月が言っていますが気にしないことにします。
気にしたら負けです。
だって一応あっちが正論なので。
スーハースーハー繰り返してたっぷり堪能した後は持ち帰るために僕の家へと向かいました。
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