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Bloody hood A
水晶と村長
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「どうしてあんな所に台座があるの?」
なんて聞いてきました。
まるで話を逸らすような感じだなぁなんて思いましたが、それは指摘しないことにしました。
もし先輩なら指摘したかもしれませんが。
とにかく、興味のない奴とは深く関わらないってことです。
まぁ、確かにあんな所に台座が置かれているのは何だか違和感を感じますよね。
祈るだけなら別に台座なんて設置する必要ないのに。
それもこの村の風習が関係しているのです。僕はそれも少し教えてあげることにしました。
「あの台座は村長になる儀式の時に使うのです。台座の上に水晶があるでしょう?あれはこの泉から勝手に生成される物なんです。だからとてもありがたみのある物と言われています。その為、村長を決めるときに使用するのです」
まず村人から村長を希望する男性を募り、その人たちが台座から水晶を取ってくる。
とれた人は名前を彫ってネックレスにする。
そうしたらそのネックレスが村長の証という訳だ。
本当馬鹿げたルールだなぁなんて思うのです。
あの水晶はそんな美しく神聖なものでもないのに意味も知らず信仰する村人達を後から嘲笑った。
一生お前らは意味を知ることなく朽ちていくんでしょうね、なんて。これも一つのルール。
一応まだ続きはあるのですが、今はまだ話す必要がないと思って言わない事にしました。
お楽しみは最後まで取っておくものでしょう?
それにそれはこの村の核心を突く物でもありますし、それを含めて最後で良いでしょう。
マリィは話を聞いた後、何かを考え込むように黙ってしまいました。
そこまで残酷な話をした気はしませんが。
それとも想像と違っていたのでしょうか。
大方、祈りを捧げるときにでも使う物だと解釈していたとか。
想像していた物と大きく違っていたら誰だって何を言えば良いのかわからなくて黙ることもありますし。
僕も時々そうなります。
そりゃあ村長になることがその人の悲願と言えばそうですが、それでももう少し違った選別方法を取りそうな気がします。
例えば街で行われる選挙だとか。
多数決で決めるべきのような気がします。
あんな簡単にとれそうな石を選別方法として選ぶなんて馬鹿げているななんて思います。
だから彼女に一つ教えることにしました。
「ちなみにあの水晶と台座は選ばれた者しか触れることが出来ないのです。だから先着順って訳でもないのですよ」
他の人が触れようとすれば、弾き飛ばされるだけなのだ。
なんて聞いてきました。
まるで話を逸らすような感じだなぁなんて思いましたが、それは指摘しないことにしました。
もし先輩なら指摘したかもしれませんが。
とにかく、興味のない奴とは深く関わらないってことです。
まぁ、確かにあんな所に台座が置かれているのは何だか違和感を感じますよね。
祈るだけなら別に台座なんて設置する必要ないのに。
それもこの村の風習が関係しているのです。僕はそれも少し教えてあげることにしました。
「あの台座は村長になる儀式の時に使うのです。台座の上に水晶があるでしょう?あれはこの泉から勝手に生成される物なんです。だからとてもありがたみのある物と言われています。その為、村長を決めるときに使用するのです」
まず村人から村長を希望する男性を募り、その人たちが台座から水晶を取ってくる。
とれた人は名前を彫ってネックレスにする。
そうしたらそのネックレスが村長の証という訳だ。
本当馬鹿げたルールだなぁなんて思うのです。
あの水晶はそんな美しく神聖なものでもないのに意味も知らず信仰する村人達を後から嘲笑った。
一生お前らは意味を知ることなく朽ちていくんでしょうね、なんて。これも一つのルール。
一応まだ続きはあるのですが、今はまだ話す必要がないと思って言わない事にしました。
お楽しみは最後まで取っておくものでしょう?
それにそれはこの村の核心を突く物でもありますし、それを含めて最後で良いでしょう。
マリィは話を聞いた後、何かを考え込むように黙ってしまいました。
そこまで残酷な話をした気はしませんが。
それとも想像と違っていたのでしょうか。
大方、祈りを捧げるときにでも使う物だと解釈していたとか。
想像していた物と大きく違っていたら誰だって何を言えば良いのかわからなくて黙ることもありますし。
僕も時々そうなります。
そりゃあ村長になることがその人の悲願と言えばそうですが、それでももう少し違った選別方法を取りそうな気がします。
例えば街で行われる選挙だとか。
多数決で決めるべきのような気がします。
あんな簡単にとれそうな石を選別方法として選ぶなんて馬鹿げているななんて思います。
だから彼女に一つ教えることにしました。
「ちなみにあの水晶と台座は選ばれた者しか触れることが出来ないのです。だから先着順って訳でもないのですよ」
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