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本編:現実と夢の境で
代償は一体なにかな?
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案って言ってもね?
現実に戻る。ただそれだけで良いの♪
ね?簡単でしょう。
夢の中なら何でもかなう。
現実は努力しないと叶わない。
簡単な違いだよね。
でも、その違いが憎いから逃げ込んだんだよね?
別の方法もあるよ。
だけど、それはさっきの方法よりも大変なんだ。
きっと人には耐えられない。
それでも良いの?
なら、教えてあげよう。
ただ、1つ約束してね。
死んでもどうなっても、自分の魂は僕に渡すってね。
さっきの人は消えちゃった。
みんなに忘れ去られて可哀想?
そんなの思わない。
私はアリス。不思議の国の主。
颯太も蓮も呪いのsp。
私も当然呪いのspに決まっているでしょう?
ただ、私のは発動条件が特殊なだけ。
貞操の危険にあうこと。
これが最低条件。
そうそうそんな機会訪れないから意味がないって?
いやいや、十分役に立つよ!
だってここは不思議の国。
たくさん人が来るんだから。
なんにも不自由しないよ。
「やぁ。久しぶりだねアリス。元気にしてた?僕があげた力、有効活用してる?」
「久しぶりだね、輪廻。」
輪廻はそう言った。
輪廻は私に能力を得る方法を教えてくれた張本人。
だからって私は彼を危険だと考えていない。
だって彼は、
「アリスは僕のおねぇちゃんだよね!だって僕より年上だもんね!」
こんな風に笑う彼は小学生なのだから。
私は高校生ぐらいの年齢だから、結構年が離れている。
輪廻はクスクス笑いながら手に何かを出現させた。
それは、大きな鎌。
きっとレグに借りたんだろう。
レグは死神だから。
「早速集めた魂をいただくね!」
私に鎌を突き刺す。
全然いたくもなんともない。
むしろ痒いくらい。
鎌をしばらく突き刺して、引き抜いた。
引き抜いたのはきっともう回収出来たからだろう。
「じゃあねアリス!また会おうね。」
そう言って消える。
彼は能力を与える代償に他人。もしくは自分の魂を求める。
黒い髪に光の加減によって色を変える瞳。
どこか蓮に似た雰囲気をもつ彼は他の女性能力者達に人気で、彼に魂を捧げるためだけに、仲間すら殺し、最終的に自分の魂まで捧げる人もいるらしい。
今日も司の部屋にいく。
べつに司が好きなわけではない。
ただ情報が欲しいだけ。
今日得た情報をまとめる。
今までの能力者をすべてまとめあげた。
ノートをめくっていると、埋まっていたはずのページが何故か空白だった。
ここにかいていたのは誰だったっけ……?
まさか、蓮や颯太か……。
何て考えていると、ハラリ、と紙が落ちてきた。
その紙には
「蓮や颯太、月ではない。」
とかかれた紙がある。
ワープロで打って作ったようで、筆跡がわからない。
誰がこれを書いたのだろう?
現実に戻る。ただそれだけで良いの♪
ね?簡単でしょう。
夢の中なら何でもかなう。
現実は努力しないと叶わない。
簡単な違いだよね。
でも、その違いが憎いから逃げ込んだんだよね?
別の方法もあるよ。
だけど、それはさっきの方法よりも大変なんだ。
きっと人には耐えられない。
それでも良いの?
なら、教えてあげよう。
ただ、1つ約束してね。
死んでもどうなっても、自分の魂は僕に渡すってね。
さっきの人は消えちゃった。
みんなに忘れ去られて可哀想?
そんなの思わない。
私はアリス。不思議の国の主。
颯太も蓮も呪いのsp。
私も当然呪いのspに決まっているでしょう?
ただ、私のは発動条件が特殊なだけ。
貞操の危険にあうこと。
これが最低条件。
そうそうそんな機会訪れないから意味がないって?
いやいや、十分役に立つよ!
だってここは不思議の国。
たくさん人が来るんだから。
なんにも不自由しないよ。
「やぁ。久しぶりだねアリス。元気にしてた?僕があげた力、有効活用してる?」
「久しぶりだね、輪廻。」
輪廻はそう言った。
輪廻は私に能力を得る方法を教えてくれた張本人。
だからって私は彼を危険だと考えていない。
だって彼は、
「アリスは僕のおねぇちゃんだよね!だって僕より年上だもんね!」
こんな風に笑う彼は小学生なのだから。
私は高校生ぐらいの年齢だから、結構年が離れている。
輪廻はクスクス笑いながら手に何かを出現させた。
それは、大きな鎌。
きっとレグに借りたんだろう。
レグは死神だから。
「早速集めた魂をいただくね!」
私に鎌を突き刺す。
全然いたくもなんともない。
むしろ痒いくらい。
鎌をしばらく突き刺して、引き抜いた。
引き抜いたのはきっともう回収出来たからだろう。
「じゃあねアリス!また会おうね。」
そう言って消える。
彼は能力を与える代償に他人。もしくは自分の魂を求める。
黒い髪に光の加減によって色を変える瞳。
どこか蓮に似た雰囲気をもつ彼は他の女性能力者達に人気で、彼に魂を捧げるためだけに、仲間すら殺し、最終的に自分の魂まで捧げる人もいるらしい。
今日も司の部屋にいく。
べつに司が好きなわけではない。
ただ情報が欲しいだけ。
今日得た情報をまとめる。
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ノートをめくっていると、埋まっていたはずのページが何故か空白だった。
ここにかいていたのは誰だったっけ……?
まさか、蓮や颯太か……。
何て考えていると、ハラリ、と紙が落ちてきた。
その紙には
「蓮や颯太、月ではない。」
とかかれた紙がある。
ワープロで打って作ったようで、筆跡がわからない。
誰がこれを書いたのだろう?
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