異世界転生した俺ですが、なんだか周りの奴らがおかしい気がする

OZ

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「チッ、しょうがない。ルーナ!悪い!!!!」


バチッッッン


「……??え、レオ兄さん??あれ?…今俺何して
ました?」

「ルーナ!ごめん!!痛かったよな、ほんとに悪かった。ロー、治癒魔法を!」

「すぐに治癒魔法をかけます。…はぁ~、良かったです。正気に戻ったようですね。ちょっと、まさかいきなり叩くとは思いませんでしたよ、兄さん。大丈夫ですか?ルーナ」

「????」


   なんか顔に大きな衝撃があったと思ったらすぐにロー兄さんが、俺に手をかざした。白い光が俺の顔を包んだと思ったら、次の瞬間にはもうどんどん光は小さくなっていった。

   俺は、なんでこんな所にいるんだ?ベッドで目を覚ましてから、なんだかぼーっとしててよく分からないままここに歩いててた気がする。
   俺の前には心配そうな顔した、兄さんたちとネポスが居る。??一緒にここまで来たんだっけ?

   俺が疑問に思っていると、ネポスが出てきて俺の前で膝をついた。


「ルーナ様。ルーナ様は今寝ぼけてらしたんですよ、レグルス様やロス様が呼びかけても歩き続けるので、レグルス様が起こしてくださったのですが…覚えていらっしゃいませんか?」

「いや、ベッドで目を覚ましたことは覚えてるんだけど…そう、寝ぼけて…」


   寝ぼけて!?やばいやつじゃん俺。話しかけらても起きないとか。いや、寝ながら歩く方がやばい。恥ずかしい…絶対今顔赤い。もうやだ。


「ふっ、ルーナは色々あって疲れたんだろう。今日はあまり予定はないから、ゆっくりしよう。とりあえずは朝食だな。悪いが先に言っててくれないか。ネポス、ルーナをダイニングルームへ」


   そこで兄さん達とは別れた。兄さんって呼ぶの最初は緊張するかなって思ってたけど、てか今も思うけど、結構抵抗なくいけてるな。兄さん達が優しそうなのもあるけど、やっぱり家族だならかな。
   兄さん達は一緒に朝ごはん食べないのかな?


「ネポス、兄さん達は一緒に朝ごはん食べないの?もう食べちゃった?」

「いえ、皆様まだです。もうすぐ朝食のお時間なので、ルーナ様を起こしに来たところですね。レグルス様方も後でいらっしゃると思います。」

「そっか。ねぇさっきのこと忘れてね。…っていうか俺どんな感じだったの?」

「はい。私たちが来た時にはルーナ様はもうお部屋にいらっしゃいませんでした。手分けして探そうとしたのですが、すぐに廊下の奥でルーナ様が歩いていらしたのを見つけたので呼びかけました。何回か後ろから声をお掛けしたのですが…
反応がないまま歩き続けるのでロス様が様子がおかしいと。その後レグルス様がルーナ様の頬を叩いて起こそうとしました。
あっ、あの、決してレグルス様はルーナ様に危害を加えようとした訳ではありませんから…誤解なさらないでくださいね…」

「うわぁ、俺本当にやばいやつじゃん。ありがとうネポス。大丈夫だよ、レオ兄さんのことそんなふうに思ってないから。逆に迷惑掛けちゃって、怒ってないかな」

「そんな訳ありません!!!あっ、すいません…レグルス様もロス様も心配こそしていましたが、怒っているわけではないですよ」

「そっか。じゃあ後で心配かけてごめんなさいってことと、起こしてくれてありがとうって言わなくちゃだね。ネポスもついてきてくれる?」

「はい。ネポスはいつでもルーナ様のお傍にいます」


   今までこんなこと無かったけど、レオ兄さんが言うように疲れてるのかな。朝ごはんは一緒に食べるみたいだし、その時に言えるはず。寝ねながら歩いているやつなんかいたら、そりゃびっくりするよな。

   そういうばなんか夢を見た気がするけど、思い出せない。まぁ思い出せないんだから、大した夢じゃなかったんだろ。
   あー、朝ごはんなんだろうな~。たまに和食が恋しくなるわー。味噌汁飲みてー。この世界味噌あるかな?









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みんなルーナファーストです。

特にネポスは。

操られている?時のことをルーナが覚えていないようだったので、ネポスが咄嗟に嘘をついて寝ぼけてたことにしました。

ネポスは色々と勝手な行動したことを分かっているのでこの後公爵様や、レグルス、ロスに謝ることはしっかり考えています。お叱り覚悟で色々勝手に動きました。ルーナファーストですから。ネポスのことを嫌いにならないでくださいね。

レグルスやロスは、公爵様(父)のとこ行って、事情を説明中です。話を聞いた公爵様は心配と驚きでひっくり返りそうになってます。私の中で、かっこいい公爵様像が崩れてます。お母様の方は、この話を朝食が終わったあとに聞いて、半泣きです。
それと、みんな別にネポスのことを咎める気は一切ありません。逆によくやった、機転が利くなくらいです。ルーナファーストですから。

そっちの事情を説明してる側を、公爵様sideで書くか迷ってます。多分書かないかな。

あとがき説明楽しい。


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話が全然進まなくて辛い。_( _´ω`)_

ついでに言うと、勉強したくなさすぎて逆にこっちが捗るというやば現象が起きてます。

ごめんなさい、今回長すぎました。






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