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しおりを挟む異世界転生とかやっぱり無理なのかなぁ。
「なんじゃ。お主。違う惑星に転生したいのか?」
惑星?
「っはい!違う惑星はよくわかんないですけど、地球じゃないとこってあるんですか?!」
「まぁ、あるにはある。異世界っていうのは違う惑星のことじゃろう?うーん。どうしようかのぉ。」
めっちゃ神様悩んでる!
でも違う惑星だとしても、ラノベのような世界かわからないし。
そもそも転生させてくれんのか?
「そもそも転生って簡単に出来るもんですか?」
「ああ。簡単にとはいかんが、転生は誰でも行うものじゃよ。
現世を去って、魂の流れに戻ったら、わしの部下のような者達がその人物の歴史を測って次の生を決めるんじゃ。いい事を沢山していれば、来世では幸せに恵まれる。悪いことをしていれば、多くの困難が待ち受けておるという感じでな。それでも最終的には転生する。どんな大罪を犯していたとしてもただ順番が後にまわるだけじゃ。もちろん、前世の記憶はないが。
琥珀、お主は特に悪さもしておらぬようだし、今すぐにでも転生させようと思っていたが、地球じゃないとなるとわしの管轄から外れておる。それにお主が言う転生には、前世の記憶の引き継ぎも含まれてるであろう?
そうすると色々とめんどくさい事になる。どうしようかのぅ」
神様の方にも色々と仕組みがあるんどなぁ。そういう宗教とかあったけど、意外と当たってるんだなぁ。それに、普通に転生とかあるんだね。えー地球かぁ。温暖化進んでるし、面白いもんラノベしかないじゃん。第一に魔法ない。剣で戦えない。いや、剣で戦いたくてしょうがない戦闘狂でもないけど。
剣と魔法の世界とかあるじゃん!よくあるじゃーん!俺が生まれた時には地球がそういう世界になってるならまだいいけどさ。
それでも温暖化はあるじゃん。そこ大事だと思うよ。やっぱりダメだわぁ。地球。
チラッ
チラッ
え。何。
なんか神様がめっちゃチラ見してくんだけど。
そのなんか期待してる目やめて。
期待に応えたくなっちゃうから。やめて。
「…なんですか。神様。その期待してる目。」
「聞きたいかぁ?いやぁ、そんなに聞きたいってんなら、応えてあげようかなぁ。」
なんかうざい。けど黙って聞いてる。
「うざいとか言うんじゃない!まぁいいか…。お主がわしの頼みを何個か聞いてくれたら、お主が望む世界へと転生してやろう。地球以外はわしの管轄外だから、他の惑星の神に頼んでな。」
ええええええええぇぇぇぇぇぇ!!!!
まじかぁぁぁぉ!!!
やったぁぉぁぁぁぁ!!!!
きたきたきた!!夢の異世界転生!!
ふおぉぉぉぉぉぉぉ!!!!
……ん?待って。皆さん聞きました?あの人なんか言いましたよ。
えっと、頼み?何個か?
えー。そーゆー系なのねー。
転生させて貰うのはありがたいけど、どんな頼みかは大事だよね。魔王を倒せとか?
「頼みってなんですか。魔王を倒せばいんですか?それとも俺が魔王になればいんですか?」
「違う!違う!魔王なんて物騒なもんなんてどーでもいんじゃ!…まぁ関係あるっちゃあるんじゃが…まぁざっくり言うとわしの頼みは2つほどある」
2つかぁ。いけるかな俺。命に関わるとかじゃなければ、多少嫌でも我慢しよ。
これも異世界のため。魔法のため。
「で、勿体ぶらずに早く言ってください。」
「じゃあ、まず1つ目。お主、『チート』に興味はあるか?」
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