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武神女帝編
ep428 ヒーローチーム、ここに在りってね!
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アタシにタケゾーにフェリアさん。流れで集まったヒーローチームみたいなもんだけど、そこから放たれた合体技は強大だ。
とはいえ、敵だって常人を超えた改造人間。いくら電撃と衝撃と斬撃が一斉に来ても、耐えるか躱すかはして来そうなもんだ。
そう思ったんだけど――
ズギャァァァアアン!!
「うぐぅあぁぁあ!?」
「ガハァ……!?」
「あっ。普通に当たった」
――ものの見事に直撃。回避もできず、堪え切られた様子もない。盛大に悲鳴を上げて吹き飛び、全身ボロボロになってしまった。
内心では『もうちょっと耐えてくれてもいいのよ?』なんて思っちゃうぐらい、あっけなく元五艦将コンビはダウンしている。
本当にこの二人、先代右舷将と先代左舷将なの? どう見てもラルカさんと牙島の方が手強かったんだけど?
「……こんなこと言うのもおかしいけど、ちょいと歯応えがなさすぎじゃない? 仮にも元五艦将なんて名乗ってるなら、もっと真面目にやってほしいなって思うんだけど?」
「く、くそぉ……!? 調子に乗りやがって……!」
「我々を愚弄するな……! たかがはぐれ王族の分際で……!」
「……空鳥、あんまり煽ってやるな。こいつらが惨めすぎる」
思わず調子こいた発言もしちゃうけど、そうしたくなるぐらいには味気ない。強がってはいるものの、なんだか負け惜しみみたいな発言までしてるし。
こういうところも含めて小物臭さが増しちゃうのよね。実力に自信があるのなら、もっと堂々としてほしいもんだ。
「だったら……我々の全力を見せてやる! このように小馬鹿にしたことを後悔するぐらいにな!!」
「我々こそ、先代右舷将と左舷将にして、将軍艦隊創設メンバーに相応しき古豪! その力と真名を……目と耳を通して脳裏に焼き付けるがいい!!」
とりあえず、流石にこれで終わりってわけではなさそうだ。再度立ち上がると、上着を脱ぎ捨ててガチガチの上半身を露わにしながらこっちを睨みつけてくる。
胸のあたりにサイボーグ化の痕跡も見えるし、やっぱただの人間てわけではないのね。そんでもって、ようやく名乗りも上げてくれるってことか。
ここまで引っ張っちゃったんだから、名前ぐらいはアタシも聞いてあげようか。
なんだったら、相応のヴィランネームも考えてみて――
バギュンッ! バギュンッ!
「アッ!?」
「ガァ!?」
「……え? な、何が……?」
――なんてことを考えながら待っていると、突如予想だにしなかったことが起こった。
眼前で名乗ろうとした元五艦将コンビの頭から鮮血が吹き出し、そのまま前のめりに崩れ落ちる。
あまりに一瞬の出来事だ。アタシも思わず息を呑んで言葉を詰まらせてしまう。
「……な、なあ? 何が起こったんだ? つうか、あの二人はまさか……?」
「あ、ああ……死んでやがる。背後から頭を撃ち抜かれたのか……?」
タケゾーとフェリアさんも一瞬沈黙してたけど、少しずつ状況を理解するように口を開く。
あまりに突発的すぎる出来事だ。分かることは、この二人が『背後から銃で頭を撃たれて殺された』ってことだけ。
さっきまではこっちも余裕があったのに、こんな惨劇を見せられたら血も凍りついてくる。
とにかく、なんでこの二人は撃ち殺されたわけ? そもそも、誰がそんなことをしたわけ?
とりあえずはその背後に犯人がいるらしいけど――
「自分達の先代とはいえ、役に立たない人達ですね。今後のことも考え、足手まといは排除しておくのが得策でしょう」
「キーハハハ! せやかて、いきなり背後から頭を拳銃でズドンかいな? 久々に殺し屋らしい暗殺をしたもんやな」
「ラ、ラルカさん……!? それに……牙島!?」
――目を向けてみれば、そこに立っていたのは現右舷将と現左舷将のコンビ。将軍艦隊を裏切って天鐘についたラルカさんと牙島だった。
何より目に付くのは、手袋をつけたラルカさんに握られた二丁拳銃。硝煙がまだ残ってるし、まさかそれで先代の二人を撃ち殺したってこと?
これって、本当にどういう状況なの? 今は元五艦将コンビもラルカさん達の味方じゃなかったの?
「お、おい! ラルカに牙島! そこの二人はテメェ達の仲間じゃねえのか!? なのに、なんであっさり殺しやがった!?」
「その事情をわざわざフェリア様に語る理由はありませんが……言うなれば『邪魔者の排除』以外の何物でもありませんね。自分達の計画において、この二人のように図が高いだけの無能は不要です」
「まあ、撃ち殺したんはラルカやし、ワイは別にどないもコメントなんかありまへん。そもそも、事細かに語る義理もおまへんな」
「……どうにも、天鐘一派も一枚岩ではないのかもな」
事態が呑み込めずに固まるアタシを他所に、フェリアさんとタケゾーは問答を眼前の二人にぶつけていく。それでも返ってくるのは、冷酷ながらはぐらかすような返答のみ。
『天鐘の計画のため』なんて言ってるけど、仮にも戦力である味方二人をあっさり殺して、ここまで淡々とできるものだろうか?
――いや、本当は『できて当然』なのだろう。ラルカさんにしても牙島にしても、元々は凄腕の殺し屋や鉄砲玉と呼ばれる人達だ。
アタシやタケゾーとはそもそも住む世界が違う。これまでとは違う現実を前にして怯んじゃったけど、こういう役目こそがこの人達の本来の立ち位置だった。
「ほんで? ここからはどないする?」
「どうするも何も、自分達が代わりに相手するしかないでしょう。ミスター天鐘は自分の部下達が護衛して脱出に動いており、時間稼ぎは必要です。クジャク様の元へ辿り着かせるわけにもいきませんので」
「なんや。結局はワイらの出番ってことかいな。……キーハハハ! それはええ考えや! ワイも中々出番が回って来ぉへんで、ウズウズしとったとこなんや!」
「呆れた戦闘狂ですね。まあ、あなたがこちらについたのも『戦う機会が増える』という理由でしたか。ならば、存分にその力を振るっていただきましょう。自分もお供いたします」
そして、元五艦将コンビがいなくなったからといって、こちらへの脅威がなくなったわけでもない。まるで『自分達の方が適任』とでも言いたげに、二人はこちらへ構えをとってくる。
ラルカさんが構えるは二丁拳銃。牙島も上着を脱ぎ捨て本性解放。
これまで割といがみ合ってることが多かった二人だけど、手を組まれると厄介だ。一人でも十分すぎる脅威なのは理解してる分、さっきの二人よりも厄介さは上だ。
「……とりあえず、アタシ達もやるしかないってことね」
「そうみたいだな。俺も情けなく怯えてる余裕はないか」
「ああ。ラルカと牙島に関しては、お前達夫婦も知っての通りだ。……苦戦は必至だと思ってくれ」
まずはこの場を凌がないことには先に進めない。この二人こそ、クジャクさんへ続く道における本当の番人か。
敵に回られた以上、いずれはこうなる時が来ることは予想できた。まさか味方を撃ち殺しての登場とは思わなかったけど、機会が来てしまった以上はやむを得ない。
――どんな思いで天鐘に味方していようとも、こっちだって引けない理由がある。
「さあ、始めましょうか。今回は自分も容赦はいたしません。ミスター牙島もよろしく願います」
「ワイに指図すんなや! 空色の魔女も含めて、全員ブチ転がしたるわぁあ! キーハハハ!」
とはいえ、敵だって常人を超えた改造人間。いくら電撃と衝撃と斬撃が一斉に来ても、耐えるか躱すかはして来そうなもんだ。
そう思ったんだけど――
ズギャァァァアアン!!
「うぐぅあぁぁあ!?」
「ガハァ……!?」
「あっ。普通に当たった」
――ものの見事に直撃。回避もできず、堪え切られた様子もない。盛大に悲鳴を上げて吹き飛び、全身ボロボロになってしまった。
内心では『もうちょっと耐えてくれてもいいのよ?』なんて思っちゃうぐらい、あっけなく元五艦将コンビはダウンしている。
本当にこの二人、先代右舷将と先代左舷将なの? どう見てもラルカさんと牙島の方が手強かったんだけど?
「……こんなこと言うのもおかしいけど、ちょいと歯応えがなさすぎじゃない? 仮にも元五艦将なんて名乗ってるなら、もっと真面目にやってほしいなって思うんだけど?」
「く、くそぉ……!? 調子に乗りやがって……!」
「我々を愚弄するな……! たかがはぐれ王族の分際で……!」
「……空鳥、あんまり煽ってやるな。こいつらが惨めすぎる」
思わず調子こいた発言もしちゃうけど、そうしたくなるぐらいには味気ない。強がってはいるものの、なんだか負け惜しみみたいな発言までしてるし。
こういうところも含めて小物臭さが増しちゃうのよね。実力に自信があるのなら、もっと堂々としてほしいもんだ。
「だったら……我々の全力を見せてやる! このように小馬鹿にしたことを後悔するぐらいにな!!」
「我々こそ、先代右舷将と左舷将にして、将軍艦隊創設メンバーに相応しき古豪! その力と真名を……目と耳を通して脳裏に焼き付けるがいい!!」
とりあえず、流石にこれで終わりってわけではなさそうだ。再度立ち上がると、上着を脱ぎ捨ててガチガチの上半身を露わにしながらこっちを睨みつけてくる。
胸のあたりにサイボーグ化の痕跡も見えるし、やっぱただの人間てわけではないのね。そんでもって、ようやく名乗りも上げてくれるってことか。
ここまで引っ張っちゃったんだから、名前ぐらいはアタシも聞いてあげようか。
なんだったら、相応のヴィランネームも考えてみて――
バギュンッ! バギュンッ!
「アッ!?」
「ガァ!?」
「……え? な、何が……?」
――なんてことを考えながら待っていると、突如予想だにしなかったことが起こった。
眼前で名乗ろうとした元五艦将コンビの頭から鮮血が吹き出し、そのまま前のめりに崩れ落ちる。
あまりに一瞬の出来事だ。アタシも思わず息を呑んで言葉を詰まらせてしまう。
「……な、なあ? 何が起こったんだ? つうか、あの二人はまさか……?」
「あ、ああ……死んでやがる。背後から頭を撃ち抜かれたのか……?」
タケゾーとフェリアさんも一瞬沈黙してたけど、少しずつ状況を理解するように口を開く。
あまりに突発的すぎる出来事だ。分かることは、この二人が『背後から銃で頭を撃たれて殺された』ってことだけ。
さっきまではこっちも余裕があったのに、こんな惨劇を見せられたら血も凍りついてくる。
とにかく、なんでこの二人は撃ち殺されたわけ? そもそも、誰がそんなことをしたわけ?
とりあえずはその背後に犯人がいるらしいけど――
「自分達の先代とはいえ、役に立たない人達ですね。今後のことも考え、足手まといは排除しておくのが得策でしょう」
「キーハハハ! せやかて、いきなり背後から頭を拳銃でズドンかいな? 久々に殺し屋らしい暗殺をしたもんやな」
「ラ、ラルカさん……!? それに……牙島!?」
――目を向けてみれば、そこに立っていたのは現右舷将と現左舷将のコンビ。将軍艦隊を裏切って天鐘についたラルカさんと牙島だった。
何より目に付くのは、手袋をつけたラルカさんに握られた二丁拳銃。硝煙がまだ残ってるし、まさかそれで先代の二人を撃ち殺したってこと?
これって、本当にどういう状況なの? 今は元五艦将コンビもラルカさん達の味方じゃなかったの?
「お、おい! ラルカに牙島! そこの二人はテメェ達の仲間じゃねえのか!? なのに、なんであっさり殺しやがった!?」
「その事情をわざわざフェリア様に語る理由はありませんが……言うなれば『邪魔者の排除』以外の何物でもありませんね。自分達の計画において、この二人のように図が高いだけの無能は不要です」
「まあ、撃ち殺したんはラルカやし、ワイは別にどないもコメントなんかありまへん。そもそも、事細かに語る義理もおまへんな」
「……どうにも、天鐘一派も一枚岩ではないのかもな」
事態が呑み込めずに固まるアタシを他所に、フェリアさんとタケゾーは問答を眼前の二人にぶつけていく。それでも返ってくるのは、冷酷ながらはぐらかすような返答のみ。
『天鐘の計画のため』なんて言ってるけど、仮にも戦力である味方二人をあっさり殺して、ここまで淡々とできるものだろうか?
――いや、本当は『できて当然』なのだろう。ラルカさんにしても牙島にしても、元々は凄腕の殺し屋や鉄砲玉と呼ばれる人達だ。
アタシやタケゾーとはそもそも住む世界が違う。これまでとは違う現実を前にして怯んじゃったけど、こういう役目こそがこの人達の本来の立ち位置だった。
「ほんで? ここからはどないする?」
「どうするも何も、自分達が代わりに相手するしかないでしょう。ミスター天鐘は自分の部下達が護衛して脱出に動いており、時間稼ぎは必要です。クジャク様の元へ辿り着かせるわけにもいきませんので」
「なんや。結局はワイらの出番ってことかいな。……キーハハハ! それはええ考えや! ワイも中々出番が回って来ぉへんで、ウズウズしとったとこなんや!」
「呆れた戦闘狂ですね。まあ、あなたがこちらについたのも『戦う機会が増える』という理由でしたか。ならば、存分にその力を振るっていただきましょう。自分もお供いたします」
そして、元五艦将コンビがいなくなったからといって、こちらへの脅威がなくなったわけでもない。まるで『自分達の方が適任』とでも言いたげに、二人はこちらへ構えをとってくる。
ラルカさんが構えるは二丁拳銃。牙島も上着を脱ぎ捨て本性解放。
これまで割といがみ合ってることが多かった二人だけど、手を組まれると厄介だ。一人でも十分すぎる脅威なのは理解してる分、さっきの二人よりも厄介さは上だ。
「……とりあえず、アタシ達もやるしかないってことね」
「そうみたいだな。俺も情けなく怯えてる余裕はないか」
「ああ。ラルカと牙島に関しては、お前達夫婦も知っての通りだ。……苦戦は必至だと思ってくれ」
まずはこの場を凌がないことには先に進めない。この二人こそ、クジャクさんへ続く道における本当の番人か。
敵に回られた以上、いずれはこうなる時が来ることは予想できた。まさか味方を撃ち殺しての登場とは思わなかったけど、機会が来てしまった以上はやむを得ない。
――どんな思いで天鐘に味方していようとも、こっちだって引けない理由がある。
「さあ、始めましょうか。今回は自分も容赦はいたしません。ミスター牙島もよろしく願います」
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