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魔女と街のさらなる日常編
ep369 新婚旅行へ出発しよう!
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アタシの方で空色の魔女不在の間の対策もし、タケゾーの方でもショーちゃんの面倒をお義母さん達が見てくれるように手筈を整えてくれた。
できうる限りの準備は万端。送迎役のフクロウさんとも連絡を取り、アタシ達夫婦二人による新婚旅行の準備は万全だ。
「つうか、隼。ヒーロー関係の対策として、固厳首相に直談判してたのか……」
「だって、あの人強いじゃん。ヴィランとか出てきても、あの人ならなんとかなるかと思って」
「仮にそうだとしても、相手は内閣総理大臣だぞ? まあ、当人間で話がまとまってるならそれで構わないが……」
そして出発当日。アタシとタケゾーはお互いに身だしなみを整え、旅行用のキャリーバッグを手にしながら集合場所へと向かう。
その際にタケゾーから固厳首相にお願いした件で色々言われるけど、話自体はまとまってるんだしそこは気にしない方向で。相手も『ただの総理大臣』でまとめるのは難しい人だし。
「タケゾーにしたって、アタシにこんなものの用意を頼むなんてね。はい、ジェットアーマー用の変身カプセル。ちょいと手間取ったけど、ここのボタンを押せばすぐに変身できるさ」
「ありがとよ。一応は俺も用心として持っておこうと思ってさ。手間をかけさせてすまないな」
「手間については気にしなくて大丈夫さ。アタシもモデル・パンドラを同じように変身カプセルに対応できたし、また一歩技術革新できたってもんよ」
集合場所へ向かう最中、アタシはタケゾーに頼まれていたものを手渡す。本人は嫌がってたのに、まさか『ジェットアーマーもウォリアールへ持っていけないか?』なんて相談されるとは思わなかったね。
ジェットアーマーはかなり高性能な装備だけに、アタシが普段使ってる変身ブローチと同じ要領とはいかなかった。だけど、そこはこれまで手にした技術の応用と組み合わせでなんとかなる。
腕時計型ガジェットにも使っているデジタル収納技術を変身機構とハイブリットさせ、機能を維持したままでの小型収納と即時変身に対応。ついでにアタシのモデル・パンドラも同じように収納し、何かあったら即座にパワーアップモードでの対応も可能となった。
――新婚旅行に行くのに、なんだか物騒な準備をしちゃったもんだ。まあ、タケゾーが警戒する気持ちも分からなくはない。
「そんでもって、フクロウさんが待ってるのはこの角を曲がった先の駐車場だね。ショーちゃんやお義母さん達も待ってるって聞いてるけど」
「そのはずだな。かなり広い駐車場だから、フクロウさんも専用の移動手段を用意できるんだとか」
まだ色々と悩むところはあるけれど、こうなったら後は野となれ山となれだ。まずはウォリアールに行ってみないと始まらない。
パスポートの準備もしてあるし、後は用意されているらしい送迎用の飛行機に乗り込めばウォリアール行きだ。新婚旅行なんだし、暗いことばっかり考えても仕方ないよね。
ただ今回は洗居さん達の時みたいに普通の国際空港から出発とはいかない。フクロウさんの送迎手段では空港が使えないんだとか。
アタシ的にはちょいと知り合いに見送られながら、空港の出国ゲートに入るなんてのをやってみたかったんだけど――
「あっ! 空鳥さん! 赤原との新婚旅行、安心して楽しんできてくれよな!」
「帰ってきたら今度こそサインください!」
「わしも若い頃、ばあさんと海外へ新婚旅行したことを思い出すわい」
「空色の魔女がいない間、俺のムキムキとタンクトップで街を守るぜ!」
「僕の計算によれば、街の人間が協力すればなんとかなる気がしますね」
「……いや。多い多い。見送りの人数が多いって。なんだか街のみんなが集まってない?」
――アタシの予想以上の見送りが、集合場所である駐車場に集っていた。
嬉しいことは嬉しいんだけど、ちょっと多すぎない? 広い駐車場が人で溢れかえってるんだけど?
「隼さん、武蔵さん、ようやく来てくれた。ボクも声をかけたら、街のみんなが見送りに来てくれた」
「二人揃って、街に愛された夫婦でお母さんも嬉しいわ~」
「まあ、街のヒーローである空色の魔女とその旦那の新婚旅行と聞けば、これだけの人間も集まるわな~」
ショーちゃん、タケゾー母、玉杉さんといった特に親しい面々が語るのは『アタシとタケゾーの新婚旅行ならこれぐらいの見送りに来て当然』とでも言いたげな内容だ。
まあ、確かにアタシはぶっちゃけ街の有名人よ? ローカル的に見れば下手な芸能人より著名度は上かもしれない。
とはいえ、ここまでの人数が来てくれるとは思わなんだ。まるでハリウッドスターの来日か何かじゃん。
「二人とも、ボクが作ったお野菜も持って行って。清掃のお姉ちゃん達にもおすそ分けしたい」
「そいつは名案だねぇ。洗居さんやフェリアさんへのいい手土産にもなるや」
「俺もいくらか酒のボトルを見繕っておいた。遠慮せずに持っていけ。隼ちゃんと武蔵への祝いの品だ」
「玉杉さんまでわざわざありがとうございます」
大勢の人々に囲まれながらも、アタシとタケゾーは街のみんなから見送りの品を受け取っていく。
新婚旅行とはいえ、洗居さんとフェリアさんに婚約祝いの挨拶もするわけだ。手ブラはよろしくないよね。
ショーちゃんの作った野菜なら大ウケしそうだし、予備で作っておいたデジタル収納カプセルに入れて持って行こう。
玉杉さんからもらったお酒も隙間時間の一杯には申し分ない。ありがたく頂くとしよう。
「わしが若い頃に甲子園決勝戦で三振に仕留めて優勝をもぎ取ったこのウイニングボールも、お守りとして持っていくがよいぞ」
「サインの練習用にノートとペンを用意しました!」
「俺が愛用してるプロテインも持っていけ。どうしてもムキムキになりたい時に飲むといい」
「うん、だから待って。多いのよ、色々と。嬉しいんだけど。後、よく分かんないものが多いし」
他の人々も色々と手渡そうとしてくれるけど、ぶっちゃけいらない。あっても困るものばっかりだ。
ウイニングボールは自分の記念に持ってなさい、おじいちゃん。サインの練習しないからね、婦警さん。
『どうしてもムキムキになりたい時』なんてないからね、ムキムキタンクトップ。
「……盛り上がってるところ悪いんだけど、そろそろ出発にしない? オレッチ、軽く待ち惚けなんだけど?」
「あっ、フクロウさん。ごめんごめん。今そっちに行くからね」
思わぬ大衆に面食らっちゃったけど、フクロウさんを待たせるのも申し訳ないよね。なんだか呆気にとられた感じになってるし。
まだまだ手渡される品々と人波を掻き分け、アタシとタケゾーは駐車場の中央に用意されたウォリアール行きの飛行機へと歩みを進める。
「あれ? これって、いつものフクロウさんのガンシップだよね? 機体下部に箱みたいな増設ユニットがついてるけど」
「この増設ユニットは長距離飛行と乗客スペース用のもんだ。元々はクジャク様の来日に合わせて乗って来たオレッチのガンシップだし、こうしないと狭すぎるっしょ」
フクロウさんが用意した飛行機は、これまでアタシも何度か乗せてもらったガンシップだ。そこに旅客機としての機能を追加できる増設ユニットがとりつけられ、入口はアタシ達が乗り込めるように開かれている。
思えばクジャクさんという王族を乗せてくるのに、狭いガンシップのコクピットじゃ失礼だからね。そもそもが二人乗りだし。
――この増設ユニットがなかったら、アタシ一人で空を飛んでウォリアールまでガンシップに引っ張てもらうところだった。
「そいじゃ、行きましょうかねぇ。みんなもアタシがいない間のことはお願いね!」
「ショーちゃんもいい子にしてるんだぞ。おばあちゃんと仲良くな」
「うん、もちろん。いってらっしゃい。隼さん、武蔵さん」
ガンシップの増設ユニットに乗り込みながら、アタシとタケゾーはショーちゃんを含むみんなに手を振ってしばしの別れを告げる。
まさかここまで多くの人々に見送られるなんて、気が付けば空色の魔女も大きな存在となったもんだ。
ウォリアールに行くことには色々と思うところもある。だけど、せっかく用意してもらえた新婚旅行の機会なんだ。
ついでだ何だはあるけれど、まずは楽しむことから始めよう。たまにはヒーローとしての役目を忘れ、羽を伸ばすのも悪くない。
――こうして、アタシ達は洗居さんとフェリアさんも待つウォリアールへと飛び立っていった。
できうる限りの準備は万端。送迎役のフクロウさんとも連絡を取り、アタシ達夫婦二人による新婚旅行の準備は万全だ。
「つうか、隼。ヒーロー関係の対策として、固厳首相に直談判してたのか……」
「だって、あの人強いじゃん。ヴィランとか出てきても、あの人ならなんとかなるかと思って」
「仮にそうだとしても、相手は内閣総理大臣だぞ? まあ、当人間で話がまとまってるならそれで構わないが……」
そして出発当日。アタシとタケゾーはお互いに身だしなみを整え、旅行用のキャリーバッグを手にしながら集合場所へと向かう。
その際にタケゾーから固厳首相にお願いした件で色々言われるけど、話自体はまとまってるんだしそこは気にしない方向で。相手も『ただの総理大臣』でまとめるのは難しい人だし。
「タケゾーにしたって、アタシにこんなものの用意を頼むなんてね。はい、ジェットアーマー用の変身カプセル。ちょいと手間取ったけど、ここのボタンを押せばすぐに変身できるさ」
「ありがとよ。一応は俺も用心として持っておこうと思ってさ。手間をかけさせてすまないな」
「手間については気にしなくて大丈夫さ。アタシもモデル・パンドラを同じように変身カプセルに対応できたし、また一歩技術革新できたってもんよ」
集合場所へ向かう最中、アタシはタケゾーに頼まれていたものを手渡す。本人は嫌がってたのに、まさか『ジェットアーマーもウォリアールへ持っていけないか?』なんて相談されるとは思わなかったね。
ジェットアーマーはかなり高性能な装備だけに、アタシが普段使ってる変身ブローチと同じ要領とはいかなかった。だけど、そこはこれまで手にした技術の応用と組み合わせでなんとかなる。
腕時計型ガジェットにも使っているデジタル収納技術を変身機構とハイブリットさせ、機能を維持したままでの小型収納と即時変身に対応。ついでにアタシのモデル・パンドラも同じように収納し、何かあったら即座にパワーアップモードでの対応も可能となった。
――新婚旅行に行くのに、なんだか物騒な準備をしちゃったもんだ。まあ、タケゾーが警戒する気持ちも分からなくはない。
「そんでもって、フクロウさんが待ってるのはこの角を曲がった先の駐車場だね。ショーちゃんやお義母さん達も待ってるって聞いてるけど」
「そのはずだな。かなり広い駐車場だから、フクロウさんも専用の移動手段を用意できるんだとか」
まだ色々と悩むところはあるけれど、こうなったら後は野となれ山となれだ。まずはウォリアールに行ってみないと始まらない。
パスポートの準備もしてあるし、後は用意されているらしい送迎用の飛行機に乗り込めばウォリアール行きだ。新婚旅行なんだし、暗いことばっかり考えても仕方ないよね。
ただ今回は洗居さん達の時みたいに普通の国際空港から出発とはいかない。フクロウさんの送迎手段では空港が使えないんだとか。
アタシ的にはちょいと知り合いに見送られながら、空港の出国ゲートに入るなんてのをやってみたかったんだけど――
「あっ! 空鳥さん! 赤原との新婚旅行、安心して楽しんできてくれよな!」
「帰ってきたら今度こそサインください!」
「わしも若い頃、ばあさんと海外へ新婚旅行したことを思い出すわい」
「空色の魔女がいない間、俺のムキムキとタンクトップで街を守るぜ!」
「僕の計算によれば、街の人間が協力すればなんとかなる気がしますね」
「……いや。多い多い。見送りの人数が多いって。なんだか街のみんなが集まってない?」
――アタシの予想以上の見送りが、集合場所である駐車場に集っていた。
嬉しいことは嬉しいんだけど、ちょっと多すぎない? 広い駐車場が人で溢れかえってるんだけど?
「隼さん、武蔵さん、ようやく来てくれた。ボクも声をかけたら、街のみんなが見送りに来てくれた」
「二人揃って、街に愛された夫婦でお母さんも嬉しいわ~」
「まあ、街のヒーローである空色の魔女とその旦那の新婚旅行と聞けば、これだけの人間も集まるわな~」
ショーちゃん、タケゾー母、玉杉さんといった特に親しい面々が語るのは『アタシとタケゾーの新婚旅行ならこれぐらいの見送りに来て当然』とでも言いたげな内容だ。
まあ、確かにアタシはぶっちゃけ街の有名人よ? ローカル的に見れば下手な芸能人より著名度は上かもしれない。
とはいえ、ここまでの人数が来てくれるとは思わなんだ。まるでハリウッドスターの来日か何かじゃん。
「二人とも、ボクが作ったお野菜も持って行って。清掃のお姉ちゃん達にもおすそ分けしたい」
「そいつは名案だねぇ。洗居さんやフェリアさんへのいい手土産にもなるや」
「俺もいくらか酒のボトルを見繕っておいた。遠慮せずに持っていけ。隼ちゃんと武蔵への祝いの品だ」
「玉杉さんまでわざわざありがとうございます」
大勢の人々に囲まれながらも、アタシとタケゾーは街のみんなから見送りの品を受け取っていく。
新婚旅行とはいえ、洗居さんとフェリアさんに婚約祝いの挨拶もするわけだ。手ブラはよろしくないよね。
ショーちゃんの作った野菜なら大ウケしそうだし、予備で作っておいたデジタル収納カプセルに入れて持って行こう。
玉杉さんからもらったお酒も隙間時間の一杯には申し分ない。ありがたく頂くとしよう。
「わしが若い頃に甲子園決勝戦で三振に仕留めて優勝をもぎ取ったこのウイニングボールも、お守りとして持っていくがよいぞ」
「サインの練習用にノートとペンを用意しました!」
「俺が愛用してるプロテインも持っていけ。どうしてもムキムキになりたい時に飲むといい」
「うん、だから待って。多いのよ、色々と。嬉しいんだけど。後、よく分かんないものが多いし」
他の人々も色々と手渡そうとしてくれるけど、ぶっちゃけいらない。あっても困るものばっかりだ。
ウイニングボールは自分の記念に持ってなさい、おじいちゃん。サインの練習しないからね、婦警さん。
『どうしてもムキムキになりたい時』なんてないからね、ムキムキタンクトップ。
「……盛り上がってるところ悪いんだけど、そろそろ出発にしない? オレッチ、軽く待ち惚けなんだけど?」
「あっ、フクロウさん。ごめんごめん。今そっちに行くからね」
思わぬ大衆に面食らっちゃったけど、フクロウさんを待たせるのも申し訳ないよね。なんだか呆気にとられた感じになってるし。
まだまだ手渡される品々と人波を掻き分け、アタシとタケゾーは駐車場の中央に用意されたウォリアール行きの飛行機へと歩みを進める。
「あれ? これって、いつものフクロウさんのガンシップだよね? 機体下部に箱みたいな増設ユニットがついてるけど」
「この増設ユニットは長距離飛行と乗客スペース用のもんだ。元々はクジャク様の来日に合わせて乗って来たオレッチのガンシップだし、こうしないと狭すぎるっしょ」
フクロウさんが用意した飛行機は、これまでアタシも何度か乗せてもらったガンシップだ。そこに旅客機としての機能を追加できる増設ユニットがとりつけられ、入口はアタシ達が乗り込めるように開かれている。
思えばクジャクさんという王族を乗せてくるのに、狭いガンシップのコクピットじゃ失礼だからね。そもそもが二人乗りだし。
――この増設ユニットがなかったら、アタシ一人で空を飛んでウォリアールまでガンシップに引っ張てもらうところだった。
「そいじゃ、行きましょうかねぇ。みんなもアタシがいない間のことはお願いね!」
「ショーちゃんもいい子にしてるんだぞ。おばあちゃんと仲良くな」
「うん、もちろん。いってらっしゃい。隼さん、武蔵さん」
ガンシップの増設ユニットに乗り込みながら、アタシとタケゾーはショーちゃんを含むみんなに手を振ってしばしの別れを告げる。
まさかここまで多くの人々に見送られるなんて、気が付けば空色の魔女も大きな存在となったもんだ。
ウォリアールに行くことには色々と思うところもある。だけど、せっかく用意してもらえた新婚旅行の機会なんだ。
ついでだ何だはあるけれど、まずは楽しむことから始めよう。たまにはヒーローとしての役目を忘れ、羽を伸ばすのも悪くない。
――こうして、アタシ達は洗居さんとフェリアさんも待つウォリアールへと飛び立っていった。
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