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将軍艦隊編・急
ep338 現実世界に空中戦艦が現れた!?
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「クーカカカ! 将軍艦隊もあの空中戦艦が相手だと、一時退避しねーといけねーからな! お仲間のところに戻りたきゃ、さっさと脱出しろってー話だ!」
「ッ!? タケゾー! 早くアタシに掴まって! すぐに脱出するよ!」
「あ、ああ! 頼む!」
フロスト博士がまず何をするのかは理解した。この戦艦を再度海中に潜水させ、空中に出現した戦艦から身を隠すつもりだ。
それが分かればアタシ達もうかうかしてられない。エレベーターが再度上昇して甲板が閉じられるよりも早く、デバイスロッドで戦艦の外へ飛び出る。
「あ、あの飛んでる戦艦って、やっぱりコメットノアだよね? アタシ達が洞窟の中で見たのと同じものだよね?」
「信じがたいが、本当に現実世界で空を飛んでるのか……?」
将軍艦隊の戦艦から脱出すると、今度は頭上を飛行する空中戦艦に目を移す。
タケゾーも一緒なら見間違えるはずがない。あれこそがコメットノアの母体とも言える戦艦だ。
ついさっきその話をしていたら、まさか話題のネタそのものが出現するとはね。いや、そんな偶然よりも気になることがある。
――あの空中戦艦は一体、誰の差し金で動いているのだろうか?
「隼さん! 武蔵さん! 無事!? 交渉、うまくいった!?」
「ショーちゃん! 心配させてごめんね! 交渉はうまくいったんだけど、それよりなんでコメットノアが……!?」
みんなが待っていた船に戻ってくるけど、やはりと言うべきか軽くパニックになっている。
乗組員もデッキに顔を出し、空を見上げて出現した戦艦を警戒している。
今のところ、向こうから何かしてくる様子もない。だけど、何が起こってもおかしくはない。
――純粋な技術がアタシの理解を完全に超えているからこそ、何を警戒すればいいのかも分からない。
「あれがコメットノアの本体なのか……!? 僕もこの目で見るのは初めてだが、将軍艦隊が手を引いたのならば、おそらくは固厳首相の差し金か……!?」
「そ、そうか! 今もコメットノアは固厳首相の管理下にあるから、動かせるとしたらあの人ぐらいか!」
宇神君もコメットノアを見上げながら疑問を口にしてくれたおかげで、アタシも元凶の正体が見えてきた。
フロスト博士も少し言ってたけど、将軍艦隊には白陽炉を使ってコメットノアを持ち出すための算段があった。
白陽炉設置の機材自体はコメットノアの艦内に置きっぱなしだったし、それを使って固厳首相が起動させたと見るのが妥当だ。
――だけどまさか、本当にあの戦艦が空を飛ぶとは思わなかった。
実際の動力構造までは確認できない。だけど、核融合エネルギーである白陽炉があれば、多少のオーバースペックも実現可能だ。
その力によりVRワールドでも目にした姿がこうして現実世界で顕在する光景は、もうアタシのような個人での技術屋の常識を完全に超える。
「う、嘘だろ……? あ、あれって、俺らに攻撃してこないよな……!?」
「わ、私達は聞いてないわよ……!? あ、あんな力……相手にするなんて話にないわ……!?」
戦士仮面と僧侶仮面は空中戦艦を見上げながらも、完全に腰が砕けてヘタれこんでいる。
流石にあんなものを見せつけられれば、普通の人は怖気づいておしまいだ。ヒーローとしてはどうかと思うけど。
いずれにせよ、あれをあのままってわけにはいかないよね。
「ソラッチャン! 戻ってきてくれたか!」
「フクロウさん! コメットノアが動いちゃってるよ!? どうにかする方法はないの!?」
「オレッチも状況が呑み込めねえ! とにかく、まずはコメットノアのもとまで行ってみるしかない! オレッチのガンシップに乗ってくれ!」
「うん! お願い!」
ガンシップで空中待機していたフクロウさんも高度を落とし、船上にいるアタシへ声をかけてくれる。
やっぱり奥さんの分身が姿を見せれば、旦那も気になって仕方ないよね。ここからだと詳細は分からないし、アタシも乗り込んで真相を確認したい。
かなりの高度にあるけれど、フクロウさんのガンシップなら飛んでいけそうだ。
「タケゾー達はここで待ってて! 将軍艦隊はどうにかなっても、コメットノアが固厳首相の仕業だったらまだ問題は終わってない! アタシとフクロウさんでなんとかしてくるね!」
「じゅ、隼!? 相手は空中戦艦だぞ!? 本当に大丈夫なのか!?」
「まずはあそこまで行かないと分かんないけどね! 大丈夫! 無事に帰ってくることは約束するさ!」
タケゾー達に心配そうな顔で見送られながらも、アタシはフクロウさんのガンシップへ飛び乗る。
まだあの戦艦コメットノアがどういった目的で出現したのかも分からない。心配するのだって早計かもしれない。
淡い期待ではあるけれど、デバイスロッド片手にフクロウさんのガンシップへと乗り込む。
「将軍艦隊の艦艇も五隻全部海中に隠れちゃったか……」
「コメットノアを起動させたのが固厳首相の仕業なら、連中も標的にされちまう。それにしても、まさかこれほどまでの規模だったとはな……。フロストの旦那が指揮する戦艦と同じぐらいのサイズじゃないか……!」
空中戦艦目指して高度が上がっていく中で、海上全域の様子も再度確認できる。
将軍艦隊は潜水してコメットノアを警戒。実に妥当な判断だ。
アタシ達の眼前に近づくその姿を見れば、こっちも恐ろしさですくみ上がりそうになる。
ジェットアーマーに使われていた推進機構を大型にしたものを、船底にいくつも配置。そこから生まれる推進力により、この巨大な戦艦は空を航行している。
空を飛ぶだけの技術ならアタシでも作れるけど、ここまで巨大となるともはや次元が違う。
――星皇社長は本当にアタシよりはるか先を行く技術者だった。
とはいえ、残ってしまったものの後始末はアタシの役目か。
「ほォう? まさか、テメェらがこのオレの前に姿を見せるとはなァ……!」
そうして甲板の辺りまで高度を上げると、一人の人影が見えてくる。
高級そうなスーツに身を包み、いかにも元相撲取りといったガタイの持ち主。やっぱり、この人が元凶だったか。
まさかこの国の超お偉いさんが、こうして空中戦艦を起動させてお出ましとはね。
いつもの営業スマイルではなく、厳つくて邪悪な笑みを浮かべながらこちらに語り掛けてくる。
「将軍艦隊は退避したみてェだが、本物のヒーローってのはこんなものを目の前にしても逃げねェってことかァ。ダハハハ……!」
「内閣総理大臣……固厳 豪……!」
「ッ!? タケゾー! 早くアタシに掴まって! すぐに脱出するよ!」
「あ、ああ! 頼む!」
フロスト博士がまず何をするのかは理解した。この戦艦を再度海中に潜水させ、空中に出現した戦艦から身を隠すつもりだ。
それが分かればアタシ達もうかうかしてられない。エレベーターが再度上昇して甲板が閉じられるよりも早く、デバイスロッドで戦艦の外へ飛び出る。
「あ、あの飛んでる戦艦って、やっぱりコメットノアだよね? アタシ達が洞窟の中で見たのと同じものだよね?」
「信じがたいが、本当に現実世界で空を飛んでるのか……?」
将軍艦隊の戦艦から脱出すると、今度は頭上を飛行する空中戦艦に目を移す。
タケゾーも一緒なら見間違えるはずがない。あれこそがコメットノアの母体とも言える戦艦だ。
ついさっきその話をしていたら、まさか話題のネタそのものが出現するとはね。いや、そんな偶然よりも気になることがある。
――あの空中戦艦は一体、誰の差し金で動いているのだろうか?
「隼さん! 武蔵さん! 無事!? 交渉、うまくいった!?」
「ショーちゃん! 心配させてごめんね! 交渉はうまくいったんだけど、それよりなんでコメットノアが……!?」
みんなが待っていた船に戻ってくるけど、やはりと言うべきか軽くパニックになっている。
乗組員もデッキに顔を出し、空を見上げて出現した戦艦を警戒している。
今のところ、向こうから何かしてくる様子もない。だけど、何が起こってもおかしくはない。
――純粋な技術がアタシの理解を完全に超えているからこそ、何を警戒すればいいのかも分からない。
「あれがコメットノアの本体なのか……!? 僕もこの目で見るのは初めてだが、将軍艦隊が手を引いたのならば、おそらくは固厳首相の差し金か……!?」
「そ、そうか! 今もコメットノアは固厳首相の管理下にあるから、動かせるとしたらあの人ぐらいか!」
宇神君もコメットノアを見上げながら疑問を口にしてくれたおかげで、アタシも元凶の正体が見えてきた。
フロスト博士も少し言ってたけど、将軍艦隊には白陽炉を使ってコメットノアを持ち出すための算段があった。
白陽炉設置の機材自体はコメットノアの艦内に置きっぱなしだったし、それを使って固厳首相が起動させたと見るのが妥当だ。
――だけどまさか、本当にあの戦艦が空を飛ぶとは思わなかった。
実際の動力構造までは確認できない。だけど、核融合エネルギーである白陽炉があれば、多少のオーバースペックも実現可能だ。
その力によりVRワールドでも目にした姿がこうして現実世界で顕在する光景は、もうアタシのような個人での技術屋の常識を完全に超える。
「う、嘘だろ……? あ、あれって、俺らに攻撃してこないよな……!?」
「わ、私達は聞いてないわよ……!? あ、あんな力……相手にするなんて話にないわ……!?」
戦士仮面と僧侶仮面は空中戦艦を見上げながらも、完全に腰が砕けてヘタれこんでいる。
流石にあんなものを見せつけられれば、普通の人は怖気づいておしまいだ。ヒーローとしてはどうかと思うけど。
いずれにせよ、あれをあのままってわけにはいかないよね。
「ソラッチャン! 戻ってきてくれたか!」
「フクロウさん! コメットノアが動いちゃってるよ!? どうにかする方法はないの!?」
「オレッチも状況が呑み込めねえ! とにかく、まずはコメットノアのもとまで行ってみるしかない! オレッチのガンシップに乗ってくれ!」
「うん! お願い!」
ガンシップで空中待機していたフクロウさんも高度を落とし、船上にいるアタシへ声をかけてくれる。
やっぱり奥さんの分身が姿を見せれば、旦那も気になって仕方ないよね。ここからだと詳細は分からないし、アタシも乗り込んで真相を確認したい。
かなりの高度にあるけれど、フクロウさんのガンシップなら飛んでいけそうだ。
「タケゾー達はここで待ってて! 将軍艦隊はどうにかなっても、コメットノアが固厳首相の仕業だったらまだ問題は終わってない! アタシとフクロウさんでなんとかしてくるね!」
「じゅ、隼!? 相手は空中戦艦だぞ!? 本当に大丈夫なのか!?」
「まずはあそこまで行かないと分かんないけどね! 大丈夫! 無事に帰ってくることは約束するさ!」
タケゾー達に心配そうな顔で見送られながらも、アタシはフクロウさんのガンシップへ飛び乗る。
まだあの戦艦コメットノアがどういった目的で出現したのかも分からない。心配するのだって早計かもしれない。
淡い期待ではあるけれど、デバイスロッド片手にフクロウさんのガンシップへと乗り込む。
「将軍艦隊の艦艇も五隻全部海中に隠れちゃったか……」
「コメットノアを起動させたのが固厳首相の仕業なら、連中も標的にされちまう。それにしても、まさかこれほどまでの規模だったとはな……。フロストの旦那が指揮する戦艦と同じぐらいのサイズじゃないか……!」
空中戦艦目指して高度が上がっていく中で、海上全域の様子も再度確認できる。
将軍艦隊は潜水してコメットノアを警戒。実に妥当な判断だ。
アタシ達の眼前に近づくその姿を見れば、こっちも恐ろしさですくみ上がりそうになる。
ジェットアーマーに使われていた推進機構を大型にしたものを、船底にいくつも配置。そこから生まれる推進力により、この巨大な戦艦は空を航行している。
空を飛ぶだけの技術ならアタシでも作れるけど、ここまで巨大となるともはや次元が違う。
――星皇社長は本当にアタシよりはるか先を行く技術者だった。
とはいえ、残ってしまったものの後始末はアタシの役目か。
「ほォう? まさか、テメェらがこのオレの前に姿を見せるとはなァ……!」
そうして甲板の辺りまで高度を上げると、一人の人影が見えてくる。
高級そうなスーツに身を包み、いかにも元相撲取りといったガタイの持ち主。やっぱり、この人が元凶だったか。
まさかこの国の超お偉いさんが、こうして空中戦艦を起動させてお出ましとはね。
いつもの営業スマイルではなく、厳つくて邪悪な笑みを浮かべながらこちらに語り掛けてくる。
「将軍艦隊は退避したみてェだが、本物のヒーローってのはこんなものを目の前にしても逃げねェってことかァ。ダハハハ……!」
「内閣総理大臣……固厳 豪……!」
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