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将軍艦隊編・破
ep312 将軍艦隊に奪わせはしない!
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「そ、空色の魔女やと!? 本人まで乗り込んできおったか!?」
「ぐうぅ……!? 次から次へと、面倒が舞い込んできますね……!?」
「ビビってる暇だって与えないよ! 食らえ! パチンコ魔女キィィック!!」
デバイスロッドに乗ったまま、自らをパチンコ玉にして開幕一発、必殺の魔女キック。
モデル・パンドラになっても魔女らしくない体術メインだけど、これはある意味で『アタシらしさ』だ。イメージ転換する気もない。
向こうも錯乱した事態のせいで反応が遅れている。不意打ち上等で、まずは一発お見舞いしよう。
狙うは一番近いところにいるラルカさん。その顔面目掛けて右足を突き出し――
「……どうせ不意打ちするなら、前口上も省くべきでしたね」
「おい、ラルカ!? 今お前が頭を下げ――ギビャァァア!?」
ドガァァァアン!!
――キックをお見舞いしようとしたんだけど、ラルカさんには頭を下げて躱されてしまった。
代わりにその延長線にいた牙島にクリーンヒット。あわれ吹き飛び、コメットノアの戦艦側面へと叩きつけられた。
「あちゃー、牙島の方に当たっちゃったか。焦って対応が遅れると思ったのに、そこは流石のラルカさんってね」
「自分も少々取り乱しはしましたが、これでも将軍艦隊で右舷将の地位にある人間です。いざ戦闘となれば、即座に切り替えさせていただきます。あなたのような甘っちょろい奇襲など、自分には通用しません」
「お、おい……ラルカ……。それって遠回しに、ワイのことを『即座に切り替えれないアホ』って馬鹿にしてへんか……?」
アタシが一度デバイスロッドから降りて構えなおしたころには、もういつものラルカさんに戻っていた。
一度気持ちを切り替えるように手で顔を押さえると、ルナアサシンの二つ名に相応しい冷たい眼光を覗かせてくる。
対して、牙島も叩きつけられた戦艦側面から戻ってきた。衝撃で正体を隠していたグラサンマスクや迷彩コートも外れている。
ただ、その表情はどこか怒りと呆れを感じさせる。バーサクリザードの二つ名はどこ行った?
【隼! 来てくれたか!】
「お待たせ、タケゾー! 後はアタシに任せておいて! とりあえず、連中にコメットノアは渡さないさ!」
「空色の魔女さ本人まで来おったけんね! こげんなったら、ここで迎え撃つばい!」
タケゾーが操縦するウィッチキャットもアタシのもとにやって来て、相手をしていたベレゴマもベーゴマドローンに乗りながら高度を下げてくる。
これにて、将軍艦隊五艦将という最高幹部が三人揃ったわけか。
対してこちらはアタシ一人。ウィッチキャットに戦闘能力はないし、戦力差は歴然か。
とはいえ、あっさり引き下がるつもりなど毛頭ない。
「空色の魔女の服、なんや白ないか?」
「ボスが入手した戦闘データによりますと、あれは『モデル・パンドラ』という彼女のパワーアップ形態のようです」
「パワーアップしとるか知らんけんど、オイども五艦将の三人さ相手にして、勝てるとは思わんこったね」
「確かに強敵揃いだけど、アタシだって引きはしないさ! 街を守るヒーローとして、人々から託された者として、あんた達の好きにはさせないよ!」
役者も舞台も揃った。こっちの不利は見ての通りだけど、今はとにかくコメットノアを奪われないように立ち回ればいい。
見た感じ、この戦艦ごと何かしらの装置で持ち出そうとしてるらしいけど、だったらその装置を壊してしまえばいいだけだ。
こっちは妨害、向こうは守り。そう考えれば攻め気にもなれる。
――もう、アタシは多少のことで怖気づいたりはしない。
みんなの想いと覚悟を背負い、ヒーローとしての役目を成し遂げてみせる。
ビー! ビー! ビー! ビー!
「……って、何、この音? あんた達、何か変なことしたの?」
「いや、ワイは知らへんで? 運び込んだ装置にこないな警告音なんて搭載しとったか?」
「しとらんけん。そもそも、あの発電装置はまだ稼働させとらんばい」
「こ、この警告音はもしや……!?」
そう意気込んでいたタイミングで戦艦から鳴り響く謎の電子音。なんだか『Warning!』って感じの警告音だよね。
牙島とベレゴマは不思議そうにしてるけど、ラルカさんだけは何かに勘づいたようだ。
慌てて目線を戦艦に向けてるけど、何があったのだろうか?
プシュゥゥゥウウ!!
「ゲホッ! ゲホッ!? ご、五艦将の皆様方! 突如戦艦内部より、催涙ガスが射出されました!」
「艦内にいた構成員は退避せざるを得ません! 発電用白陽炉の設置も不完全なままです!」
「や、やはり、防衛システムが作動してしまいましたか……!?」
アタシも戦艦を見てみると、ハッチから大勢の将軍艦隊構成員が咳込みながら飛び出してくるのが見える。
ラルカさんが焦った理由も見えてきた。こうやってアタシ達が暴れた(特に牙島が戦艦に叩きつけられた)せいで、コメットノアの防衛システムが作動したということか。
おかげでコメットノアを持ち出す作業も中断。白陽炉とか言う発電システムを使おうとしたらしいけど、中に残されたまま戦艦のハッチも閉じられてしまう。
これは予想外だったけど、アタシからしてみれば結果オーライではあるのかな?
「とりあえず、そっちがコメットノアを持ち出すって策略は防げたかな? どうやってこんな巨大戦艦を山奥から持ち出すのかは分かんなかったけど、奪われないのが第一だったからね。ほら、コメットノアも『やめて! 乱暴に触らないで! エロ同人みたいに!』って言ってんだし、おとなしく引き下がりなよ?」
「……冗談交じりに語りますが、これはミス空鳥にとってもマズいことかと思われますよ?」
「コソコソこっちで発電機を設置せえへんと、誰も持ち出せへんかったのになぁ……」
「……それ以上にマズいことがあるばい。今、フロストのオヤジから通信が入っとるけん。全員、とりあえず話を聞くばい」
アタシとしてはこれで『将軍艦隊にコメットノアを奪われる』という最悪の事態は回避できた。
こっちもコメットノアを持ち出せなくはなったけど、そもそも持ち出し方が分かんなかったからね。最悪の可能性を潰せただけでも十分か。
だけどそれ以外のことで何かあるらしく、ベレゴマが手に持った通信機を全員に向けて耳を傾けるように促してくる。
どうやら、敵総大将であるフロスト博士と繋がってるみたいだけど――
【そこにいるテメーら全員、なーにをやってやがんだぁぁあ!? そんな場所で暴れたら、コメットノアの回収どころか固厳首相どもが大義名分のもとに襲ってくるだろーが!? それを避けるための、極秘回収任務だったんだろーがぁぁああ!?】
「ぐうぅ……!? 次から次へと、面倒が舞い込んできますね……!?」
「ビビってる暇だって与えないよ! 食らえ! パチンコ魔女キィィック!!」
デバイスロッドに乗ったまま、自らをパチンコ玉にして開幕一発、必殺の魔女キック。
モデル・パンドラになっても魔女らしくない体術メインだけど、これはある意味で『アタシらしさ』だ。イメージ転換する気もない。
向こうも錯乱した事態のせいで反応が遅れている。不意打ち上等で、まずは一発お見舞いしよう。
狙うは一番近いところにいるラルカさん。その顔面目掛けて右足を突き出し――
「……どうせ不意打ちするなら、前口上も省くべきでしたね」
「おい、ラルカ!? 今お前が頭を下げ――ギビャァァア!?」
ドガァァァアン!!
――キックをお見舞いしようとしたんだけど、ラルカさんには頭を下げて躱されてしまった。
代わりにその延長線にいた牙島にクリーンヒット。あわれ吹き飛び、コメットノアの戦艦側面へと叩きつけられた。
「あちゃー、牙島の方に当たっちゃったか。焦って対応が遅れると思ったのに、そこは流石のラルカさんってね」
「自分も少々取り乱しはしましたが、これでも将軍艦隊で右舷将の地位にある人間です。いざ戦闘となれば、即座に切り替えさせていただきます。あなたのような甘っちょろい奇襲など、自分には通用しません」
「お、おい……ラルカ……。それって遠回しに、ワイのことを『即座に切り替えれないアホ』って馬鹿にしてへんか……?」
アタシが一度デバイスロッドから降りて構えなおしたころには、もういつものラルカさんに戻っていた。
一度気持ちを切り替えるように手で顔を押さえると、ルナアサシンの二つ名に相応しい冷たい眼光を覗かせてくる。
対して、牙島も叩きつけられた戦艦側面から戻ってきた。衝撃で正体を隠していたグラサンマスクや迷彩コートも外れている。
ただ、その表情はどこか怒りと呆れを感じさせる。バーサクリザードの二つ名はどこ行った?
【隼! 来てくれたか!】
「お待たせ、タケゾー! 後はアタシに任せておいて! とりあえず、連中にコメットノアは渡さないさ!」
「空色の魔女さ本人まで来おったけんね! こげんなったら、ここで迎え撃つばい!」
タケゾーが操縦するウィッチキャットもアタシのもとにやって来て、相手をしていたベレゴマもベーゴマドローンに乗りながら高度を下げてくる。
これにて、将軍艦隊五艦将という最高幹部が三人揃ったわけか。
対してこちらはアタシ一人。ウィッチキャットに戦闘能力はないし、戦力差は歴然か。
とはいえ、あっさり引き下がるつもりなど毛頭ない。
「空色の魔女の服、なんや白ないか?」
「ボスが入手した戦闘データによりますと、あれは『モデル・パンドラ』という彼女のパワーアップ形態のようです」
「パワーアップしとるか知らんけんど、オイども五艦将の三人さ相手にして、勝てるとは思わんこったね」
「確かに強敵揃いだけど、アタシだって引きはしないさ! 街を守るヒーローとして、人々から託された者として、あんた達の好きにはさせないよ!」
役者も舞台も揃った。こっちの不利は見ての通りだけど、今はとにかくコメットノアを奪われないように立ち回ればいい。
見た感じ、この戦艦ごと何かしらの装置で持ち出そうとしてるらしいけど、だったらその装置を壊してしまえばいいだけだ。
こっちは妨害、向こうは守り。そう考えれば攻め気にもなれる。
――もう、アタシは多少のことで怖気づいたりはしない。
みんなの想いと覚悟を背負い、ヒーローとしての役目を成し遂げてみせる。
ビー! ビー! ビー! ビー!
「……って、何、この音? あんた達、何か変なことしたの?」
「いや、ワイは知らへんで? 運び込んだ装置にこないな警告音なんて搭載しとったか?」
「しとらんけん。そもそも、あの発電装置はまだ稼働させとらんばい」
「こ、この警告音はもしや……!?」
そう意気込んでいたタイミングで戦艦から鳴り響く謎の電子音。なんだか『Warning!』って感じの警告音だよね。
牙島とベレゴマは不思議そうにしてるけど、ラルカさんだけは何かに勘づいたようだ。
慌てて目線を戦艦に向けてるけど、何があったのだろうか?
プシュゥゥゥウウ!!
「ゲホッ! ゲホッ!? ご、五艦将の皆様方! 突如戦艦内部より、催涙ガスが射出されました!」
「艦内にいた構成員は退避せざるを得ません! 発電用白陽炉の設置も不完全なままです!」
「や、やはり、防衛システムが作動してしまいましたか……!?」
アタシも戦艦を見てみると、ハッチから大勢の将軍艦隊構成員が咳込みながら飛び出してくるのが見える。
ラルカさんが焦った理由も見えてきた。こうやってアタシ達が暴れた(特に牙島が戦艦に叩きつけられた)せいで、コメットノアの防衛システムが作動したということか。
おかげでコメットノアを持ち出す作業も中断。白陽炉とか言う発電システムを使おうとしたらしいけど、中に残されたまま戦艦のハッチも閉じられてしまう。
これは予想外だったけど、アタシからしてみれば結果オーライではあるのかな?
「とりあえず、そっちがコメットノアを持ち出すって策略は防げたかな? どうやってこんな巨大戦艦を山奥から持ち出すのかは分かんなかったけど、奪われないのが第一だったからね。ほら、コメットノアも『やめて! 乱暴に触らないで! エロ同人みたいに!』って言ってんだし、おとなしく引き下がりなよ?」
「……冗談交じりに語りますが、これはミス空鳥にとってもマズいことかと思われますよ?」
「コソコソこっちで発電機を設置せえへんと、誰も持ち出せへんかったのになぁ……」
「……それ以上にマズいことがあるばい。今、フロストのオヤジから通信が入っとるけん。全員、とりあえず話を聞くばい」
アタシとしてはこれで『将軍艦隊にコメットノアを奪われる』という最悪の事態は回避できた。
こっちもコメットノアを持ち出せなくはなったけど、そもそも持ち出し方が分かんなかったからね。最悪の可能性を潰せただけでも十分か。
だけどそれ以外のことで何かあるらしく、ベレゴマが手に持った通信機を全員に向けて耳を傾けるように促してくる。
どうやら、敵総大将であるフロスト博士と繋がってるみたいだけど――
【そこにいるテメーら全員、なーにをやってやがんだぁぁあ!? そんな場所で暴れたら、コメットノアの回収どころか固厳首相どもが大義名分のもとに襲ってくるだろーが!? それを避けるための、極秘回収任務だったんだろーがぁぁああ!?】
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