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VRワールド編
ep271 あの人、そんな凄い人だったの!?
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「あのさ、ラルカさん。クジャクさんって結局、何者だったの?」
「……それを自分に尋ねますか?」
「だって、もう知ってそうなのはラルカさんしかいないし」
「……まあ、ここに残ったのがミスター牙島では、うまい説明もできなかったでしょう。自分も本当に少しだけご説明いたします」
クジャクさんが別れ際に口にした、アタシの両親の名前。父さんの『将鷹』も母さんの『ツバメ』も娘のアタシが間違えるはずがない。
どうしてそのことをクジャクさんが知っていたのだろうか? そのことが気になってしまい、アタシはその場に残ったラルカさんへと尋ねてみる。
一応は敵対してるような立場だけど、今は停戦って感じだし、少しぐらいなら教えてくれるそうだ。
そして、ラルカさんが語ってくれる謎の貴婦人クジャクさんの話なのだけど――
「彼女の名前は『クジャク・スクリード』と言います。これが何を意味するか、ミス空鳥ならご理解いただけるかと」
「ス、スクリードって、フェリアさんと同じ……!?」
――少し話してもらえただけでも、アタシにもその複雑な事情が少し見えてきた。
『クジャク』って名前が本名だったことにも驚きだけど、ファミリーネームの方が『スクリード』ならラルカさん達よりも立場が上で当然だ。
――クジャクさんもフェリアさんと同じく、ウォリアールの王族だ。
「クジャク様の件につきましては将軍艦隊の任務とも完全に無関係で、こちらとしても想定外の話です。何やら突然『日本に遊びに行く』などと言いだして勝手に来日し、こうやって将軍艦隊を動員してまでその身柄の確保に動いていたということです」
「完全に王族のワガママに振り回されてったってことか……。将軍艦隊も大変だねぇ」
「フェリア様とは遠縁になるのですが、どうしてこうもスクリード王家の人間は面倒ばかり起こすのか……。クジャク様を連れてきたパイロットとも連絡が取れませんし、流石の自分も任務を放棄したくなります」
「ラルカさんが投げ出したくなるなんて、相当な話じゃない……?」
そんなクジャクさんが何故こんなところで観光していたのかというと、要するに王族のワガママだったということだ。
話を繋げていくと、先日会った玉杉さんの友人であるフクロウさんに頼み、クジャクさんはお忍びで来日したということか。
これにはアタシも苦笑い。どちらかというと敵対関係にあるラルカさんに対しても、同情の念が湧いてくる。
――フェリアさんの洗居さんへの片思いもそうだけど、ウォリアールの王族って自由過ぎない?
ただ、その事実を聞いてもアタシには一つ解せないことがある。
「ねえねえ、ラルカさん。クジャクさんは別れ際にアタシの父さんと母さんの名前を呼んでたんだけど、何で知ってたんだろ?」
「ミス空鳥のことについては、将軍艦隊内でも情報共有はしております。クジャク様があなたのご両親をご存じでも、別段おかしくはないかと」
「そりゃそうだろうけど、何て言うか……どこか含みを感じたと言うか……」
「……確かにクジャク様もボスも、あなたのことで何かを隠している様子が伺えます」
「フロスト博士まで? 一体、アタシに何があるってのさ?」
「そこまでは自分も存じ上げておりませんが……少々、余計な話をし過ぎましたか」
クジャクさんがどうして父さんと母さんの名前を呼んだのか。その詳細は結局分からずじまいだった。
ラルカさんも知らないみたいだけど、どうにも引っかかるものが残ってしまう。
でもまあ、今はそこまで気にすることでもないか。クジャクさんの観光案内もお開きで、アタシも目的のものが手に入った。
今はこっちのことだけ優先的に考えておこう。
「ラルカさんもお疲れ様。アタシもクジャクさんに欲しかったものを買ってもらえたし、またお礼を言っておいてね」
「……そちらのVRゲームですが、ボスも関与している開発物ですよ? 自分の立場で言うのもおかしな話ですが、ミス空鳥としては大丈夫なのですか?」
「ダイジョーブ、ダイジョーブ。これはあくまでアタシもプレイヤーとしてやるだけだし」
「呑気と言いますか、分別をわきまえていると言いますか……。敵であるはずなのに、あなたは本当にやりにくいです」
「まあ、これがアタシの生き様みたいなもんさねぇ。後、無闇に女性の髪を切ろうとしない方がいいよ? ラルカさんだって、丸坊主は嫌でしょ?」
「……そうですね。今後は体に突き刺さるよう、しっかり狙いを定めます」
「いや、そういう話でもないんだけど……って、もう行っちゃった」
最後にラルカさんとも少しだけ言葉を交わし、その最中にそそくさと立ち去られてしまった。
なんだかあの人って任務に忠実な殺し屋らしいけど、不思議と悪い人間には見えないのよね。同じ幹部の牙島とは大違いだ。
もしも立場が違っていれば、いい友達になれたかもしれない。でもまあ、現状だとやっぱり敵対関係といったところか。なんだか残念。
「……まあ、アタシはアタシのやることをやりましょうか。丁度三人分のVRゲームも手に入ったからねぇ。ニシシシ~」
なんだか奇妙なことに巻き込まれまくったけど、災い転じて何とやら。
一家全員分のVRゲームも手に入ったことだし、早速帰ってこれでVRワールドへの潜入調査を行いますか。
■
「――というわけで、家族みんなでVRワールドに突入するぞー!」
「ボクも突入できる。やった」
「また隼は色々とんでもない目に遭ったみたいだけど、俺もツッコむのに疲れてきた……。もう無事だったのなら何でもいいよ……」
我が家に帰って夕食後に一家全員が揃うと、アタシは早速ゲットしたフルダイブVRゲームのセッティングにかかった。
説明書を見る限り、ヘッドマウントディスプレイにソフトが内蔵されていて、オンラインに接続することでVRワールドにフルダイブできるらしい。
技術の進歩とは凄いもんだ。これだけでもアタシの技術者根性に火が着いちゃう。
そんなVRゲームを見てショーちゃんはノリノリだけど、タケゾーはどこかゲンナリ気味だ。
――まあ、アタシも説明する中で色々とぶっ飛んだ話だとは思ったけどね。
『貴婦人の観光案内をしてたら将軍艦隊と交戦して、VRゲームを家族三人分買ってもらった』って説明すると、自分でもちょっと何言ってるか分かんなくなってくる。
「まあ、俺もゲーム自体には興味がある。こんな最新式のものなんて、そうそうできる機会はないからな」
「そうそう。アタシとしての目的は調査の意味もあるけど、まずはみんなで楽しもうよ」
「ボク、早くやりたい。楽しみ」
裏にちょっとした目的はあるけれど、ゲームは楽しんでやるもんだ。それも家族全員でできるのだから、楽しさも三倍ってもんだ。
それぞれヘッドマウントディスプレイを装着し、目指すは未知なるVRワールド。なんだかんだで胸も高鳴る。
「……あっ。ちょっとだけ待ってて。ここをこうしておいて――」
「ん? 何をしてるんだ?」
「いや。一応は敵陣に飛び込むようなもんだから、アタシの方で先に対策をね」
ただ、一応の備えはしておくに越したことはない。
ここから先の世界は、あの将軍艦隊のボスでマッドサイエンティストなフロスト博士が作り出した領域だ。
万が一の可能性も考慮し、アタシはヘッドマウントディスプレイに少しだけ細工を施しておく。
それができれば、今度こそ準備は万全だ。
「さあ! 行くぞ! まだ見ぬ電子の幻想世界へ!」
「おー」
「二人とも、ノリノリだな……」
「……それを自分に尋ねますか?」
「だって、もう知ってそうなのはラルカさんしかいないし」
「……まあ、ここに残ったのがミスター牙島では、うまい説明もできなかったでしょう。自分も本当に少しだけご説明いたします」
クジャクさんが別れ際に口にした、アタシの両親の名前。父さんの『将鷹』も母さんの『ツバメ』も娘のアタシが間違えるはずがない。
どうしてそのことをクジャクさんが知っていたのだろうか? そのことが気になってしまい、アタシはその場に残ったラルカさんへと尋ねてみる。
一応は敵対してるような立場だけど、今は停戦って感じだし、少しぐらいなら教えてくれるそうだ。
そして、ラルカさんが語ってくれる謎の貴婦人クジャクさんの話なのだけど――
「彼女の名前は『クジャク・スクリード』と言います。これが何を意味するか、ミス空鳥ならご理解いただけるかと」
「ス、スクリードって、フェリアさんと同じ……!?」
――少し話してもらえただけでも、アタシにもその複雑な事情が少し見えてきた。
『クジャク』って名前が本名だったことにも驚きだけど、ファミリーネームの方が『スクリード』ならラルカさん達よりも立場が上で当然だ。
――クジャクさんもフェリアさんと同じく、ウォリアールの王族だ。
「クジャク様の件につきましては将軍艦隊の任務とも完全に無関係で、こちらとしても想定外の話です。何やら突然『日本に遊びに行く』などと言いだして勝手に来日し、こうやって将軍艦隊を動員してまでその身柄の確保に動いていたということです」
「完全に王族のワガママに振り回されてったってことか……。将軍艦隊も大変だねぇ」
「フェリア様とは遠縁になるのですが、どうしてこうもスクリード王家の人間は面倒ばかり起こすのか……。クジャク様を連れてきたパイロットとも連絡が取れませんし、流石の自分も任務を放棄したくなります」
「ラルカさんが投げ出したくなるなんて、相当な話じゃない……?」
そんなクジャクさんが何故こんなところで観光していたのかというと、要するに王族のワガママだったということだ。
話を繋げていくと、先日会った玉杉さんの友人であるフクロウさんに頼み、クジャクさんはお忍びで来日したということか。
これにはアタシも苦笑い。どちらかというと敵対関係にあるラルカさんに対しても、同情の念が湧いてくる。
――フェリアさんの洗居さんへの片思いもそうだけど、ウォリアールの王族って自由過ぎない?
ただ、その事実を聞いてもアタシには一つ解せないことがある。
「ねえねえ、ラルカさん。クジャクさんは別れ際にアタシの父さんと母さんの名前を呼んでたんだけど、何で知ってたんだろ?」
「ミス空鳥のことについては、将軍艦隊内でも情報共有はしております。クジャク様があなたのご両親をご存じでも、別段おかしくはないかと」
「そりゃそうだろうけど、何て言うか……どこか含みを感じたと言うか……」
「……確かにクジャク様もボスも、あなたのことで何かを隠している様子が伺えます」
「フロスト博士まで? 一体、アタシに何があるってのさ?」
「そこまでは自分も存じ上げておりませんが……少々、余計な話をし過ぎましたか」
クジャクさんがどうして父さんと母さんの名前を呼んだのか。その詳細は結局分からずじまいだった。
ラルカさんも知らないみたいだけど、どうにも引っかかるものが残ってしまう。
でもまあ、今はそこまで気にすることでもないか。クジャクさんの観光案内もお開きで、アタシも目的のものが手に入った。
今はこっちのことだけ優先的に考えておこう。
「ラルカさんもお疲れ様。アタシもクジャクさんに欲しかったものを買ってもらえたし、またお礼を言っておいてね」
「……そちらのVRゲームですが、ボスも関与している開発物ですよ? 自分の立場で言うのもおかしな話ですが、ミス空鳥としては大丈夫なのですか?」
「ダイジョーブ、ダイジョーブ。これはあくまでアタシもプレイヤーとしてやるだけだし」
「呑気と言いますか、分別をわきまえていると言いますか……。敵であるはずなのに、あなたは本当にやりにくいです」
「まあ、これがアタシの生き様みたいなもんさねぇ。後、無闇に女性の髪を切ろうとしない方がいいよ? ラルカさんだって、丸坊主は嫌でしょ?」
「……そうですね。今後は体に突き刺さるよう、しっかり狙いを定めます」
「いや、そういう話でもないんだけど……って、もう行っちゃった」
最後にラルカさんとも少しだけ言葉を交わし、その最中にそそくさと立ち去られてしまった。
なんだかあの人って任務に忠実な殺し屋らしいけど、不思議と悪い人間には見えないのよね。同じ幹部の牙島とは大違いだ。
もしも立場が違っていれば、いい友達になれたかもしれない。でもまあ、現状だとやっぱり敵対関係といったところか。なんだか残念。
「……まあ、アタシはアタシのやることをやりましょうか。丁度三人分のVRゲームも手に入ったからねぇ。ニシシシ~」
なんだか奇妙なことに巻き込まれまくったけど、災い転じて何とやら。
一家全員分のVRゲームも手に入ったことだし、早速帰ってこれでVRワールドへの潜入調査を行いますか。
■
「――というわけで、家族みんなでVRワールドに突入するぞー!」
「ボクも突入できる。やった」
「また隼は色々とんでもない目に遭ったみたいだけど、俺もツッコむのに疲れてきた……。もう無事だったのなら何でもいいよ……」
我が家に帰って夕食後に一家全員が揃うと、アタシは早速ゲットしたフルダイブVRゲームのセッティングにかかった。
説明書を見る限り、ヘッドマウントディスプレイにソフトが内蔵されていて、オンラインに接続することでVRワールドにフルダイブできるらしい。
技術の進歩とは凄いもんだ。これだけでもアタシの技術者根性に火が着いちゃう。
そんなVRゲームを見てショーちゃんはノリノリだけど、タケゾーはどこかゲンナリ気味だ。
――まあ、アタシも説明する中で色々とぶっ飛んだ話だとは思ったけどね。
『貴婦人の観光案内をしてたら将軍艦隊と交戦して、VRゲームを家族三人分買ってもらった』って説明すると、自分でもちょっと何言ってるか分かんなくなってくる。
「まあ、俺もゲーム自体には興味がある。こんな最新式のものなんて、そうそうできる機会はないからな」
「そうそう。アタシとしての目的は調査の意味もあるけど、まずはみんなで楽しもうよ」
「ボク、早くやりたい。楽しみ」
裏にちょっとした目的はあるけれど、ゲームは楽しんでやるもんだ。それも家族全員でできるのだから、楽しさも三倍ってもんだ。
それぞれヘッドマウントディスプレイを装着し、目指すは未知なるVRワールド。なんだかんだで胸も高鳴る。
「……あっ。ちょっとだけ待ってて。ここをこうしておいて――」
「ん? 何をしてるんだ?」
「いや。一応は敵陣に飛び込むようなもんだから、アタシの方で先に対策をね」
ただ、一応の備えはしておくに越したことはない。
ここから先の世界は、あの将軍艦隊のボスでマッドサイエンティストなフロスト博士が作り出した領域だ。
万が一の可能性も考慮し、アタシはヘッドマウントディスプレイに少しだけ細工を施しておく。
それができれば、今度こそ準備は万全だ。
「さあ! 行くぞ! まだ見ぬ電子の幻想世界へ!」
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