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新世代ヒーロー編
ep248 タケゾー「世論を動かす手段はある」
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嫁である隼と息子であるショーちゃんの二人が、ヒーロー制定法のせいで国が認めたヒーロー達から嫌がらせを受けている。
そんな話を聞けば、俺も黙って見ているだけとはいかない。かと言って、相手が政府お抱えのヒーローとなれば、迂闊に手を出すこともできない。
法律として制定されている以上、そこをひっくり返すのは難しい。
――だが、世論だけならある程度は動かせる。
「よう、赤原。この間の同窓会以来だが、急に呼び出してどうしたんだ? 正直、お前の顔を見るのは微妙な気分なんだが?」
「わ、私としても、今赤原君に会うのは気が引けるというか……」
「悪いな、二人とも。まあ、ちょっと相談事があってさ」
そう思って俺が休日に近くの喫茶店へ呼び出したのは、先日の同窓会で再会した同級生の男女二人だ。
男の方は隼に陰ながら惚れていて玉砕。女の方も俺に陰ながら惚れていたが玉砕。同窓会の主催者でもあった二人組だ。
まあ、俺も少々意地悪な呼び出しをしたとは思っている。だが、この二人なら俺の要望を聞いてくれると思って来てもらった。
二人とも複雑な顔をしているが、こうして呼び出しに応じてくれる辺り、義理堅い同級生だ。
「赤原が相談事だって? 空鳥さんとの間で、何かあったのか?」
「まあ、何と言うか……隼の奴が少し落ち込んでてさ。あいつ、実は空色の魔女の隠れファンなんだけど、ヒーロー制定法で空色の魔女が苦しい立場にあることに気を落としててさ……」
「そういえば空鳥さん、宇神君が空色の魔女に突っかかって来た時、どこか苛立ってた感じだったよね……。自分が推してる人が悪く言われるのって、嫌な話だよね……」
俺はまず、隼が『空色の魔女を悪く言われることに不快感を抱いている』ことを際立たせるように話を持ち出す。
もちろん、本当は当人が空色の魔女だという事実は伏せ、ファンということにしてそれとなく状況だけを伝わらせる。
それでも十分に事情は伝わったのか、二人とも難しそうな顔をして考え込み始める。
色々と事情はあっても隼のために考えてくれる辺り、本当にいい同級生と巡り合えたものだ。
「俺も少し考えたんだけど、ちょっと二人の力を借りたいと思ってるんだ。お前達二人って、それぞれSNSで発信アカウントをやってるんだって? そこで空色の魔女について、何か配信をしてくれないかなと。催促するようで悪いんだけど……できるか?」
そして俺の考えた作戦がこれ。俺もあの同窓会で耳にしたのだが、この二人は現在、SNSではちょっとしたインフルエンサーになっているらしい。
いくら法律があっても思想や発言は自由なのだから、この二人にちょっとした発信源になって欲しいというのが狙いだ。
せこい手ではあるが、この二人は同窓会を主催したりインフルエンサーをやるぐらいには行動力がある。
俺と隼の関係を知ってどう出るかという不安もあったが――
「……よし! 他ならぬ空鳥さんのためだ! 俺もまとめ記事を書いたりして、ちょっと発信に力を入れてみるか!」
「私も頑張るね! 空鳥さんのことは今でも大事な同級生だし、私達も宇神君の考えには反対だから!」
――二人はすんなりと俺の要望を聞き入れてくれた。
「本当に悪いな、二人とも。俺としても、隼が悩み苦しむ姿は見てられなくてさ」
「気にするなって。実際、俺達も空色の魔女には賛成派だ。宇神の奴の言いぐさを聞いて、素直に従う奴の方が少ないさ」
「頑張ろうね! 私達の力で、空色の魔女を盛り上げていこう!」
この二人にしても宇神が掲げていた思想には反対で、空色の魔女の存在に肯定的だ。
俺もその辺りを読み取っていたからこそ、この話題を持ち出すことができた。こちらの都合で勝手ではあったが、それでも特に深い交渉も必要なく話を受け入れてくれた。
ただ、それとは別で気になるのだが――
「……ところで、お前達二人がやけに仲良く見えるんだが? 何かあったのか?」
「あ、ああ。まあな……」
「ちょ、ちょっとね……」
――この二人、さっきから異様に息が合ってるし、両手を優しく握りあったりもしている。
俺のコメントで顔を赤らめてるし、そこが初々しく感じると言うか、距離の近さを感じると言うか。
――言ってしまえば、形は違っても俺と隼の関係にも近い空気を感じてしまう。
「じ、実は俺達、あの同窓会の後に付き合うことになったんだ」
「同窓会の後に二次会で一緒に飲んだんだけど、私も彼もお互いに中学時代の恋に破れちゃったから……。そこで共感を得て、そのまま流れでなんだけど……」
「……そうか。その……俺が言えるかは分からないんだが……おめでとう」
そんな俺の直感通り、なんとこの二人は交際を始めていたようだ。
お互いに隼や俺への恋心が破れた中で、そこから新たな恋に発展するとは思わなかった。
ある意味、俺と隼の存在がこの二人のキューピットになってしまったというわけか。
人の縁とはどう巡るか分からない。不思議なものだ。
「今後は二人で一緒にVTuberとしてゲームとかの配信も考えててさ。今回の件を機に、俺達もカップルで色々やっていけそうなんだよ」
「宇神君が言ってたVRゲームの話、覚えてる? あれがもうすぐ配信されるみたいだし、私達二人もやってみようと思うのよね」
「ああ。あのヒーロー疑似訓練プログラムだか、体験プログラムだかにもなるって奴か」
俺と隼が理由で新たに生まれた同級生カップルだが、二人で仲良く今後の展望も語ってくれる。
SNSでのインフルエンサーだけに留まらず、最新VRゲームの実況プレイヤーも目指しているらしい。
この様子を見る限り、二人の今後は明るそうだ。俺もこのカップル誕生の理由になってるだけに、そこは大丈夫そうで安心した。
それにしても、ヒーロー制定法を始めとした国の方針としては、やっぱり積極的にヒーローの可能性を見出したいらしい。
宇神も大学で携わっているというフルダイブ型VRゲームを用いた疑似訓練プログラムにしてもそうだが、随分と展開が早い。
これらを進める固厳首相も就任時より剛腕と呼ばれていたし、今後もヒーロー制定法とその周りでは色々とありそうだ。
ただ、こうして隼の味方をしてくれる人間がいるのは心強い。
隼のように戦えない俺にできることなどたかが知れているが、それでもこういった行動が実を結ぶことを切に願う。
「とにかく、二人ともありがとうな。俺はVRゲームの方に関わることはないだろうけど、二人の今後を祈ってるさ」
何はともあれ、これで一歩前進か。いくら国が定めたヒーローであっても、空色の魔女の方が歴史は長い。
協力的な味方もついてくれたことだし、そんな新しいカップルの門出も祝いながら、俺もそろそろ帰るとしようか。
「ところで、赤原。その……空鳥さんとは所謂『夫婦の営み』ってのはまだしてないんだよな?」
「これはあくまで私達なりの善意なんだけど……そういうのがあってもよくないかな?」
そう思って席を立とうとすると、インフルエンサーの二人が俺に申し訳なさそうな表情で意見を述べてきた。
さっきまでの話題とは違い、俺と隼の関係を心配するようなその表情。言いたいことは分からなくもない。
「……あいつも同窓会で言ってたけど、隼は事故での火傷跡を気にしててな……」
「ああ、それは俺達も聞いた。だけど空鳥さんの様子を見る限り、赤原になら気を許しそうなんだがな……」
「強要する気なんてもちろんないけど、私達も赤原君と空鳥さんにはもっと親密に先へ進んで欲しいと言うか……」
「俺達も二次会で付き合うことになった後、ホテルに直行したし」
「とにかく、私達も昔のことは関係なく、二人の仲を応援はしてるからね?」
「……ヤることはヤってたのか」
正確には隼が持つ特異体質のせいなのだが、流石にそこまでは話せない。俺だって、隼に無理強いはしたくない。
だけど、心のどこかで隼とのそういう関係を求めていないわけではない。
――どうにも、モヤモヤしてしまう。
俺だって本当はこの二人みたいに、隼との関係をもっと深めては行きたい。
そんな話を聞けば、俺も黙って見ているだけとはいかない。かと言って、相手が政府お抱えのヒーローとなれば、迂闊に手を出すこともできない。
法律として制定されている以上、そこをひっくり返すのは難しい。
――だが、世論だけならある程度は動かせる。
「よう、赤原。この間の同窓会以来だが、急に呼び出してどうしたんだ? 正直、お前の顔を見るのは微妙な気分なんだが?」
「わ、私としても、今赤原君に会うのは気が引けるというか……」
「悪いな、二人とも。まあ、ちょっと相談事があってさ」
そう思って俺が休日に近くの喫茶店へ呼び出したのは、先日の同窓会で再会した同級生の男女二人だ。
男の方は隼に陰ながら惚れていて玉砕。女の方も俺に陰ながら惚れていたが玉砕。同窓会の主催者でもあった二人組だ。
まあ、俺も少々意地悪な呼び出しをしたとは思っている。だが、この二人なら俺の要望を聞いてくれると思って来てもらった。
二人とも複雑な顔をしているが、こうして呼び出しに応じてくれる辺り、義理堅い同級生だ。
「赤原が相談事だって? 空鳥さんとの間で、何かあったのか?」
「まあ、何と言うか……隼の奴が少し落ち込んでてさ。あいつ、実は空色の魔女の隠れファンなんだけど、ヒーロー制定法で空色の魔女が苦しい立場にあることに気を落としててさ……」
「そういえば空鳥さん、宇神君が空色の魔女に突っかかって来た時、どこか苛立ってた感じだったよね……。自分が推してる人が悪く言われるのって、嫌な話だよね……」
俺はまず、隼が『空色の魔女を悪く言われることに不快感を抱いている』ことを際立たせるように話を持ち出す。
もちろん、本当は当人が空色の魔女だという事実は伏せ、ファンということにしてそれとなく状況だけを伝わらせる。
それでも十分に事情は伝わったのか、二人とも難しそうな顔をして考え込み始める。
色々と事情はあっても隼のために考えてくれる辺り、本当にいい同級生と巡り合えたものだ。
「俺も少し考えたんだけど、ちょっと二人の力を借りたいと思ってるんだ。お前達二人って、それぞれSNSで発信アカウントをやってるんだって? そこで空色の魔女について、何か配信をしてくれないかなと。催促するようで悪いんだけど……できるか?」
そして俺の考えた作戦がこれ。俺もあの同窓会で耳にしたのだが、この二人は現在、SNSではちょっとしたインフルエンサーになっているらしい。
いくら法律があっても思想や発言は自由なのだから、この二人にちょっとした発信源になって欲しいというのが狙いだ。
せこい手ではあるが、この二人は同窓会を主催したりインフルエンサーをやるぐらいには行動力がある。
俺と隼の関係を知ってどう出るかという不安もあったが――
「……よし! 他ならぬ空鳥さんのためだ! 俺もまとめ記事を書いたりして、ちょっと発信に力を入れてみるか!」
「私も頑張るね! 空鳥さんのことは今でも大事な同級生だし、私達も宇神君の考えには反対だから!」
――二人はすんなりと俺の要望を聞き入れてくれた。
「本当に悪いな、二人とも。俺としても、隼が悩み苦しむ姿は見てられなくてさ」
「気にするなって。実際、俺達も空色の魔女には賛成派だ。宇神の奴の言いぐさを聞いて、素直に従う奴の方が少ないさ」
「頑張ろうね! 私達の力で、空色の魔女を盛り上げていこう!」
この二人にしても宇神が掲げていた思想には反対で、空色の魔女の存在に肯定的だ。
俺もその辺りを読み取っていたからこそ、この話題を持ち出すことができた。こちらの都合で勝手ではあったが、それでも特に深い交渉も必要なく話を受け入れてくれた。
ただ、それとは別で気になるのだが――
「……ところで、お前達二人がやけに仲良く見えるんだが? 何かあったのか?」
「あ、ああ。まあな……」
「ちょ、ちょっとね……」
――この二人、さっきから異様に息が合ってるし、両手を優しく握りあったりもしている。
俺のコメントで顔を赤らめてるし、そこが初々しく感じると言うか、距離の近さを感じると言うか。
――言ってしまえば、形は違っても俺と隼の関係にも近い空気を感じてしまう。
「じ、実は俺達、あの同窓会の後に付き合うことになったんだ」
「同窓会の後に二次会で一緒に飲んだんだけど、私も彼もお互いに中学時代の恋に破れちゃったから……。そこで共感を得て、そのまま流れでなんだけど……」
「……そうか。その……俺が言えるかは分からないんだが……おめでとう」
そんな俺の直感通り、なんとこの二人は交際を始めていたようだ。
お互いに隼や俺への恋心が破れた中で、そこから新たな恋に発展するとは思わなかった。
ある意味、俺と隼の存在がこの二人のキューピットになってしまったというわけか。
人の縁とはどう巡るか分からない。不思議なものだ。
「今後は二人で一緒にVTuberとしてゲームとかの配信も考えててさ。今回の件を機に、俺達もカップルで色々やっていけそうなんだよ」
「宇神君が言ってたVRゲームの話、覚えてる? あれがもうすぐ配信されるみたいだし、私達二人もやってみようと思うのよね」
「ああ。あのヒーロー疑似訓練プログラムだか、体験プログラムだかにもなるって奴か」
俺と隼が理由で新たに生まれた同級生カップルだが、二人で仲良く今後の展望も語ってくれる。
SNSでのインフルエンサーだけに留まらず、最新VRゲームの実況プレイヤーも目指しているらしい。
この様子を見る限り、二人の今後は明るそうだ。俺もこのカップル誕生の理由になってるだけに、そこは大丈夫そうで安心した。
それにしても、ヒーロー制定法を始めとした国の方針としては、やっぱり積極的にヒーローの可能性を見出したいらしい。
宇神も大学で携わっているというフルダイブ型VRゲームを用いた疑似訓練プログラムにしてもそうだが、随分と展開が早い。
これらを進める固厳首相も就任時より剛腕と呼ばれていたし、今後もヒーロー制定法とその周りでは色々とありそうだ。
ただ、こうして隼の味方をしてくれる人間がいるのは心強い。
隼のように戦えない俺にできることなどたかが知れているが、それでもこういった行動が実を結ぶことを切に願う。
「とにかく、二人ともありがとうな。俺はVRゲームの方に関わることはないだろうけど、二人の今後を祈ってるさ」
何はともあれ、これで一歩前進か。いくら国が定めたヒーローであっても、空色の魔女の方が歴史は長い。
協力的な味方もついてくれたことだし、そんな新しいカップルの門出も祝いながら、俺もそろそろ帰るとしようか。
「ところで、赤原。その……空鳥さんとは所謂『夫婦の営み』ってのはまだしてないんだよな?」
「これはあくまで私達なりの善意なんだけど……そういうのがあってもよくないかな?」
そう思って席を立とうとすると、インフルエンサーの二人が俺に申し訳なさそうな表情で意見を述べてきた。
さっきまでの話題とは違い、俺と隼の関係を心配するようなその表情。言いたいことは分からなくもない。
「……あいつも同窓会で言ってたけど、隼は事故での火傷跡を気にしててな……」
「ああ、それは俺達も聞いた。だけど空鳥さんの様子を見る限り、赤原になら気を許しそうなんだがな……」
「強要する気なんてもちろんないけど、私達も赤原君と空鳥さんにはもっと親密に先へ進んで欲しいと言うか……」
「俺達も二次会で付き合うことになった後、ホテルに直行したし」
「とにかく、私達も昔のことは関係なく、二人の仲を応援はしてるからね?」
「……ヤることはヤってたのか」
正確には隼が持つ特異体質のせいなのだが、流石にそこまでは話せない。俺だって、隼に無理強いはしたくない。
だけど、心のどこかで隼とのそういう関係を求めていないわけではない。
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