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最後への架け橋編
ep205 タケゾー「もう自分を抑えられない」
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玉杉さんの店にあった個室を使い、フェリアさんは隼の治療を始めてくれた。
そのために俺、ショーちゃん、洗居さん、玉杉さんといった面々はホールに集まり、ただただ隼の回復を待つしかない。
「……そうか。しっかし、将軍艦隊なんて組織が実在して、そいつらを星皇カンパニーが従えてるだって? 俺の調べた噂話が、本当に現実のものだったとは……」
「軍事国家ウォリアール……。まさか、フェリアさんもそのウォリアールの人だったなんて……」
その間、俺は玉杉さんと洗居さんにも事情は説明した。説明こそしたが、二人揃ってそれら驚愕の事実を前にして、唖然とするしかない。
これもまた無理もない話だ。この国の一般人からしてみれば、軍事国家なんてものは空想の産物と思われてもおかしくはない。
だが、その軍事国家は――ウォリアールは実在する。実在して、隼へと牙を剥いてきた。
その噂を耳にしていた玉杉さんでも、この話が噂ではないことに息を呑んでいる。
洗居さんに至っては親友のフェリアさんがそのウォリアール人だったことを知り、複雑な心境なのは顔を見れば分かる。
「……洗居さん。フェリアさんはウォリアール人ではありますが、隼を襲った連中と同じだとは言えません」
「……私もそこは理解しています。彼女の力が頼りなことも分かります。ただ、こうして空鳥さんが倒れてしまった現実も見ると……ううぅ……!」
洗居さんも理解はしてくれているが、隼のことを思うと涙を堪えられないようだ。
俺だって泣きたい。隼のために大声で泣いてやりたい。
――ただ、今はできない。
「隼さん……大丈夫だよね? 助かるよね?」
「ああ、大丈夫さ。あいつがショーちゃんを置いて行ったりするはずがない……!」
傍らで隼のことを心配するショーちゃんを、俺は抱えながら自分にも言い聞かせるように語り掛ける。
この子は人造人間で養子で、俺にとっては恋敵の生まれ変わりとも言える。だが、今は俺と隼の子供であることに変わりはない。
もう余計な因果も関係ない。どれだけ若くて未熟でも、俺はこの子の父親だ。
――そう心に決めてはいても、俺も不安で体も声も震えてしまう。
「ハァ、ハァ……! む、武蔵~! 隼ちゃんに何があったのよ~!?」
「おふくろ……。来てくれたのか……」
重苦しい空気の中、おふくろも俺の連絡を聞いて駆けつけてくれた。
おふくろもおふくろで顔面蒼白となり、隼のことを心配している。親子の勘など関係なしに、その動揺は一目瞭然だ。
「今、隼は知り合いに治療してもらってる。容態については、俺達もまだなんとも……」
「そ、そんな……!? ううぅ……隼ちゃん……!」
俺から隼の容態を聞くと、おふくろはその場で泣き崩れてしまう。
フェリアさんにも似た普段の穏やかさなど鳴りを潜め、隼のことを我が子のように心配してくれている。
――俺だって、本当はおふくろのように取り乱してやりたい。
隼を支えると心に決めたはずなのに、俺はどこまで無力なのか。
代われるものならば、今すぐにでも代わってやりたい。
「す、すみません~……。皆様に~、お話ししたいことが~……」
「フェリアさん!? 隼は!? 隼はどうなりましたか!?」
おふくろが到着して少しすると、フェリアさんが一人で奥の部屋から顔を覗かせてきた。
俺も含めた全員がすぐさま駆け寄るが、フェリアさんの表情はよろしくない。
どこか暗く、目線を逸らしながら言葉を紡いでくるが――
「空鳥さんはひとまず~、峠は越えました~。ただ~……もしかすると~……このまま目を覚まさないことも~……」
「えっ……!? じゅ、隼が目を覚まさない……!?」
――その口から聞かされたのは、ある意味で最悪の可能性だった。
一命は取り留めたらしいが、度重なるダメージのせいでもう目を覚まさないかもしれないという危険性。
それを聞かされてしまえば、これまで冷静を装っていた俺の頭も限界が来てしまう。
隼とは結婚したが、まだ結婚式も挙げていないのに? 新婚旅行だってしてないのに?
ショーちゃんのことも、一緒に面倒を見ようと誓い合った。
家族の問題についても、一緒に乗り越えてきた。
――その隼がもう目を覚まさない?
そんなことは嫌だ。何があっても嫌だ。
認めることなんてできるはずがない。
「おい!! どうにかして、隼を治すことはできないのか!? そもそも隼がこうなったのは、あんた達ウォリアールの連中の責任だろ!?」
「お、落ち着いてください~!?」
「落ち着けだって!? ふざけるなぁあ!! あんた達のせいで、隼は……隼は……!!」
不安や憎悪といったあらゆる感情が、俺の体も口も勝手に突き動かしてしまう。
目の前にいたフェリアさんの胸倉へと掴みかかり、思う限りの言葉と暴力へと駆り立ててくる。
これまでは我慢できていたが、俺ももう限界だ。酷いことだと分かっていても、その衝動を抑えられない。
「お、おい! 武蔵! 気持ちは分かるが……!」
「タケゾーさん! 落ち着いてください! フェリアさんに当たっても、何の解決にもなりませんよ!?」
「武蔵さん! そんなのダメ!」
周囲から俺を止める言葉も耳に入ってくるが、それでも俺は自分を抑えられない。
フェリアさんの胸倉に掴みかかりながら、自分でもかつてないほどの怒りを込めて壁際へと追い詰めてしまう。
――俺にはもう、俺自身を止めることができない。
何より、俺はフェリアさんが隠していると思われる『ある秘密』に勘付いている。
そんな裏が見えるからこそ、余計に腹の中で蠢く感情を抑えられない。
もうこうなったら、フェリアさんをぶん殴るぐらいしないと――
パシィイン!
「いてっ!?」
――そこまで頭に血を上らせていると、突如乾いた音が辺りに響き渡った。
それはビンタの音だが、俺がフェリアさんに手を出したわけではない。むしろ、叩かれたのは俺の方だ。
かといってフェリアさんが俺に手を出したわけでもなく、そのビンタを放った張本人は――
「いい加減にしなさい、武蔵。お母さんはあなたを、そんな子に育てた覚えはありません……!」
「お、おふくろ……?」
そのために俺、ショーちゃん、洗居さん、玉杉さんといった面々はホールに集まり、ただただ隼の回復を待つしかない。
「……そうか。しっかし、将軍艦隊なんて組織が実在して、そいつらを星皇カンパニーが従えてるだって? 俺の調べた噂話が、本当に現実のものだったとは……」
「軍事国家ウォリアール……。まさか、フェリアさんもそのウォリアールの人だったなんて……」
その間、俺は玉杉さんと洗居さんにも事情は説明した。説明こそしたが、二人揃ってそれら驚愕の事実を前にして、唖然とするしかない。
これもまた無理もない話だ。この国の一般人からしてみれば、軍事国家なんてものは空想の産物と思われてもおかしくはない。
だが、その軍事国家は――ウォリアールは実在する。実在して、隼へと牙を剥いてきた。
その噂を耳にしていた玉杉さんでも、この話が噂ではないことに息を呑んでいる。
洗居さんに至っては親友のフェリアさんがそのウォリアール人だったことを知り、複雑な心境なのは顔を見れば分かる。
「……洗居さん。フェリアさんはウォリアール人ではありますが、隼を襲った連中と同じだとは言えません」
「……私もそこは理解しています。彼女の力が頼りなことも分かります。ただ、こうして空鳥さんが倒れてしまった現実も見ると……ううぅ……!」
洗居さんも理解はしてくれているが、隼のことを思うと涙を堪えられないようだ。
俺だって泣きたい。隼のために大声で泣いてやりたい。
――ただ、今はできない。
「隼さん……大丈夫だよね? 助かるよね?」
「ああ、大丈夫さ。あいつがショーちゃんを置いて行ったりするはずがない……!」
傍らで隼のことを心配するショーちゃんを、俺は抱えながら自分にも言い聞かせるように語り掛ける。
この子は人造人間で養子で、俺にとっては恋敵の生まれ変わりとも言える。だが、今は俺と隼の子供であることに変わりはない。
もう余計な因果も関係ない。どれだけ若くて未熟でも、俺はこの子の父親だ。
――そう心に決めてはいても、俺も不安で体も声も震えてしまう。
「ハァ、ハァ……! む、武蔵~! 隼ちゃんに何があったのよ~!?」
「おふくろ……。来てくれたのか……」
重苦しい空気の中、おふくろも俺の連絡を聞いて駆けつけてくれた。
おふくろもおふくろで顔面蒼白となり、隼のことを心配している。親子の勘など関係なしに、その動揺は一目瞭然だ。
「今、隼は知り合いに治療してもらってる。容態については、俺達もまだなんとも……」
「そ、そんな……!? ううぅ……隼ちゃん……!」
俺から隼の容態を聞くと、おふくろはその場で泣き崩れてしまう。
フェリアさんにも似た普段の穏やかさなど鳴りを潜め、隼のことを我が子のように心配してくれている。
――俺だって、本当はおふくろのように取り乱してやりたい。
隼を支えると心に決めたはずなのに、俺はどこまで無力なのか。
代われるものならば、今すぐにでも代わってやりたい。
「す、すみません~……。皆様に~、お話ししたいことが~……」
「フェリアさん!? 隼は!? 隼はどうなりましたか!?」
おふくろが到着して少しすると、フェリアさんが一人で奥の部屋から顔を覗かせてきた。
俺も含めた全員がすぐさま駆け寄るが、フェリアさんの表情はよろしくない。
どこか暗く、目線を逸らしながら言葉を紡いでくるが――
「空鳥さんはひとまず~、峠は越えました~。ただ~……もしかすると~……このまま目を覚まさないことも~……」
「えっ……!? じゅ、隼が目を覚まさない……!?」
――その口から聞かされたのは、ある意味で最悪の可能性だった。
一命は取り留めたらしいが、度重なるダメージのせいでもう目を覚まさないかもしれないという危険性。
それを聞かされてしまえば、これまで冷静を装っていた俺の頭も限界が来てしまう。
隼とは結婚したが、まだ結婚式も挙げていないのに? 新婚旅行だってしてないのに?
ショーちゃんのことも、一緒に面倒を見ようと誓い合った。
家族の問題についても、一緒に乗り越えてきた。
――その隼がもう目を覚まさない?
そんなことは嫌だ。何があっても嫌だ。
認めることなんてできるはずがない。
「おい!! どうにかして、隼を治すことはできないのか!? そもそも隼がこうなったのは、あんた達ウォリアールの連中の責任だろ!?」
「お、落ち着いてください~!?」
「落ち着けだって!? ふざけるなぁあ!! あんた達のせいで、隼は……隼は……!!」
不安や憎悪といったあらゆる感情が、俺の体も口も勝手に突き動かしてしまう。
目の前にいたフェリアさんの胸倉へと掴みかかり、思う限りの言葉と暴力へと駆り立ててくる。
これまでは我慢できていたが、俺ももう限界だ。酷いことだと分かっていても、その衝動を抑えられない。
「お、おい! 武蔵! 気持ちは分かるが……!」
「タケゾーさん! 落ち着いてください! フェリアさんに当たっても、何の解決にもなりませんよ!?」
「武蔵さん! そんなのダメ!」
周囲から俺を止める言葉も耳に入ってくるが、それでも俺は自分を抑えられない。
フェリアさんの胸倉に掴みかかりながら、自分でもかつてないほどの怒りを込めて壁際へと追い詰めてしまう。
――俺にはもう、俺自身を止めることができない。
何より、俺はフェリアさんが隠していると思われる『ある秘密』に勘付いている。
そんな裏が見えるからこそ、余計に腹の中で蠢く感情を抑えられない。
もうこうなったら、フェリアさんをぶん殴るぐらいしないと――
パシィイン!
「いてっ!?」
――そこまで頭に血を上らせていると、突如乾いた音が辺りに響き渡った。
それはビンタの音だが、俺がフェリアさんに手を出したわけではない。むしろ、叩かれたのは俺の方だ。
かといってフェリアさんが俺に手を出したわけでもなく、そのビンタを放った張本人は――
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