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魔女の誕生編
ep53 もう大切な人を奪わせはしない!
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デバイスロッドにまたがったアタシは、一気に加速して夜空へと舞い上がる。
目的は一つ。デザイアガルダが連れ去ったタケゾーを、なんとしても取り戻す。
――タケゾーのいない生活なんて考えたくない。
過剰な生体コイルの稼働で体が焼けるように熱くなりながらも、必死にその後姿を追う。
「許容限界速度オーバー!? そんなのどうだっていい! 情報制御コンタクトレンズ、機能停止!」
今回はいつものように優雅にロッドに腰かけるのではなく、またがって前屈姿勢で空気抵抗を抑えながら、とにかく最高出力での限界速度までスピードを出している。
速度が200km/hを超えたところでアタシの目に情報制御コンタクトレンズの警告が入るが、それも無視してさらにスピードを上げる。
被っていた三角帽も吹き飛びそうになるので、それだけブローチの中へと収納し、体中に稲光を走らせながらガンガンと加速していく。
「待てぇぇええ!! デザイアガルダァァアア!!」
「グゲェ!? ワシに追いついただト!?」
そして、ようやくデザイアガルダの背後を捕えることができた。
向こうも接近するアタシに気がつくと、タケゾーを足で鷲掴みにしたまま、スピードを上げて振り切ろうとしてくる。
いくらアタシが限界を超えるスピードを出していても、相手はそもそも鳥。空での勝負なら、向こうに分がある。
残りわずかな距離まで迫ったものの、あと少しの所で届かない。
――だからといって、それで諦められるはずがない。
「タケゾー! 絶対に助けるから、少しだけ我慢してて!」
アタシは左手をデザイアガルダへと向け、トラクタービームを発射する。
狙うは捕らえられたタケゾーが装着しているジェットアーマー。タケゾー自身にも負担をかけてしまうが、それ以外にこの距離を縮める方法が思い浮かばない。
そうしてトラクタービームを接続したら、今度はこちらから手繰り寄せるように収縮させていき――
「どりゃぁあああ!!」
バゴォォオン!!
「ゲバァア!? ま、魔女のくせに、相変わらず足癖の悪い奴ダ!」
――そのままデザイアガルダの懐まで一気に飛び込み、その顔面を蹴り飛ばす。
『魔女のくせに』というのはアタシも思う。だけど、今はそんな文句も関係ない。
アタシがやるべきことは、タケゾーを助けるための最善の選択だけだ。
「だが……焦ったナ! そんな簡単にワシの懐に入り込んで、ただで済むと思っているのカ!?」
「ッ!? 翼が!?」
デザイアガルダもただ蹴り飛ばされて、文句を垂れるだけではない。
アタシのキックもお互いの移動エネルギーが同じ方向に向いていたため、最大限強化の一撃でも決定打にはならない。
それどころか、逆に懐に潜り込んだアタシのことを覆い隠すように、周囲をその巨大な翼で包囲し――
バシュンッ! バシュンッ! バシュンッ!
「うっ!? ぐうぅ!?」
――全方位からの羽根の弾丸を連射してくる。
覆い隠された翼の中でアタシはロッドに乗りながら、必死にその攻撃に耐える。
いくら生体コイルを限界以上まで稼働させて防御力を上げていても、至近距離からの羽根の雨は容赦なくアタシの体に突き刺さってくる。
それどころか、生体コイルによって強化され過ぎた神経が痛覚をも研ぎ澄ましてしまい、かえって痛みを感じてしまう。
いくら表面の強度を上げていても、中まで突き刺さってしまえば防御力も関係ない。
「い、痛い――いや……痛くなんかないぃぃいい!!!」
そんな激痛に対しても、アタシは必死にやせ我慢してでも耐える。
こんな痛みがなんだ。タケゾーはもっと苦しい目に遭ってるんだ。
無理矢理ジェットスーツなんか着せられて、無理矢理空色の魔女を襲わされて、しかもその正体が幼馴染のアタシだと気付いてしまった。
――そんなタケゾーのあらゆる苦痛と比べれば、この程度の痛みは屁でもない。
「んぐぐぐ……! がぁああああ!!!」
「そ、そんな馬鹿ナ!? 確かにワシの羽根は突き刺さったはずだゾ!?」
アタシはロッドの上で立ち上がり、両手で翼を掴みながら、力任せに広げていく。
全身から血も流れてるし、今でも本当は痛みで気絶しそうだ。
――それでも、広げられたデザイアガルダの顔を見ると、アタシの体はもう次の行動へと移る。
「タケゾーを返せぇえ! タケゾーを返せぇええ!!」
ドガァアッ!! バギィイッ!! ボゴォオッ!!
「ゲ、ゲバハッ!? や、やめロ!? どうしてそこまでして、自らを殺そうとした男を――」
「タケゾーを……返せぇぇぇええ!!!」
ズギャァァアアンッッ!!
アタシはロッドから飛び上がってデザイアガルダの首根っこに掴みかかり、そこから無我夢中で何度も殴り掛かる。
こいつへの恨みだけはもう抑えようがない。
タケゾー父を死なせただけでなく、タケゾーまでアタシから奪おうだって? こいつはアタシから、どこまで奪えば気が済むんだ?
――もう、謝ったって許さない。
今この場で完全にぶちのめし、いっそのこと殺して――
「ゲ……ハァ……。も、もうやめてくレ……」
ヒュゥウウ
「あっ!? タ、タケゾー!?」
――そうやって我も忘れて殴り続けていると、流石にダメージで力が抜けてきたのか、デザイアガルダは足で掴んでいたタケゾーの体を空中で手離してしまった。
まだデザイアガルダはその場に留まって羽ばたくだけの力は残っているが、こうなってしまうとどちらを優先するかなど考えるまでもない。
「タケゾォォオオ!!!」
アタシは再度デバイスロッドに飛び移り、迷わず落下していくタケゾーを追う。
どれだけデザイアガルダが憎かろうと、アタシはそもそもタケゾーを助けるためにここまで来たんだ。
――もう大切な人を、失うわけにはいかない。
「あ、後少し……! トラクタービーム!」
アタシ自身も急降下をしながらのトラクタービームで、なんとかタケゾーの体へと近づく。
かなりの高度があったのに、もう街の様子が目視で確認できるほどの高さ。
タケゾーの体は今にも近くにあったビルの屋上に叩きつけられそうになるが――
ガシッ!!
――間一髪のところで、アタシはタケゾーを抱きかかえて助けることができた。
「そ、空鳥……?」
「大丈夫!? 大丈夫だよね!? アタシのことが分かるよね!?」
「あ、ああ……。まさか、空色の魔女の正体が空鳥だったとはな……」
アタシはタケゾーを抱えたままビルの屋上へと降り立ち、今でも脱力しているタケゾーに声をかける。
まだ弱ってはいるが、しっかりとアタシのことを認識してくれている。アタシの話を聞いてくれている。
――よかった。いつものタケゾーだ。
「や……やってくれたナ……! 空色の魔女ォ……!」
そうやってアタシが安心したのも束の間、まだこれで全てが落ち着いたわけではない。
タケゾーを利用し、さらには誘拐しようとした憎き怪鳥、デザイアガルダはボロボロになりながらも、再びアタシの前へと姿を現した。
アタシも一度タケゾーの体を優しく横たえさせ、抑えきれない怒りを露にしながら向かい合う。
「フン! 小娘が年上に生意気な目を向けおッテ! おとなしく、そのジェットアーマーを着た小僧を渡セ!」
「……あんたの狙いってタケゾー自身じゃなくて、ジェットアーマーの方なんだね?」
「ああ、そうダ! そのジェットアーマーさえ寄越せば、ワシも今回は引き下がってやろウ!」
どうにも、デザイアガルダはタケゾーを狙っているのではなく、ジェットアーマーを狙っているようだ。そういえば、少し前にもそんなことを言っていたか。
だったら、タケゾー自身がこの場で焦点となる必要もない。
「……待ってな。ジェットアーマーをアタシの方で取り外す」
今この場で必要なのはジェットアーマーだけ。すでに脊椎直結制御回路は破壊してあるし、着脱させるだけなら問題もない。
アタシは一度タケゾーの傍まで近寄り、装着されたジェットアーマーを完全にタケゾーから取り外す。
「そ、それを……あの鳥野郎に渡すのか……? ダ、ダメだ……。それはお前の――」
「大丈夫さ。アタシに任せてくんなって」
タケゾーも横になりながらだが、アタシがデザイアガルダにジェットアーマーを手渡すのを止めようとする。
タケゾーが言いたいことはアタシにも分かる。むしろ、アタシがこの行動の意味を一番理解している。
それでも、アタシはタケゾーから取り外されたジェットアーマーを手に取ると、デザイアガルダの前へと差し出す――
「あんたの狙いはこれだろ!? このジェットアーマーさえあれば、おとなしく引き下がってくれるんだろ!?」
目的は一つ。デザイアガルダが連れ去ったタケゾーを、なんとしても取り戻す。
――タケゾーのいない生活なんて考えたくない。
過剰な生体コイルの稼働で体が焼けるように熱くなりながらも、必死にその後姿を追う。
「許容限界速度オーバー!? そんなのどうだっていい! 情報制御コンタクトレンズ、機能停止!」
今回はいつものように優雅にロッドに腰かけるのではなく、またがって前屈姿勢で空気抵抗を抑えながら、とにかく最高出力での限界速度までスピードを出している。
速度が200km/hを超えたところでアタシの目に情報制御コンタクトレンズの警告が入るが、それも無視してさらにスピードを上げる。
被っていた三角帽も吹き飛びそうになるので、それだけブローチの中へと収納し、体中に稲光を走らせながらガンガンと加速していく。
「待てぇぇええ!! デザイアガルダァァアア!!」
「グゲェ!? ワシに追いついただト!?」
そして、ようやくデザイアガルダの背後を捕えることができた。
向こうも接近するアタシに気がつくと、タケゾーを足で鷲掴みにしたまま、スピードを上げて振り切ろうとしてくる。
いくらアタシが限界を超えるスピードを出していても、相手はそもそも鳥。空での勝負なら、向こうに分がある。
残りわずかな距離まで迫ったものの、あと少しの所で届かない。
――だからといって、それで諦められるはずがない。
「タケゾー! 絶対に助けるから、少しだけ我慢してて!」
アタシは左手をデザイアガルダへと向け、トラクタービームを発射する。
狙うは捕らえられたタケゾーが装着しているジェットアーマー。タケゾー自身にも負担をかけてしまうが、それ以外にこの距離を縮める方法が思い浮かばない。
そうしてトラクタービームを接続したら、今度はこちらから手繰り寄せるように収縮させていき――
「どりゃぁあああ!!」
バゴォォオン!!
「ゲバァア!? ま、魔女のくせに、相変わらず足癖の悪い奴ダ!」
――そのままデザイアガルダの懐まで一気に飛び込み、その顔面を蹴り飛ばす。
『魔女のくせに』というのはアタシも思う。だけど、今はそんな文句も関係ない。
アタシがやるべきことは、タケゾーを助けるための最善の選択だけだ。
「だが……焦ったナ! そんな簡単にワシの懐に入り込んで、ただで済むと思っているのカ!?」
「ッ!? 翼が!?」
デザイアガルダもただ蹴り飛ばされて、文句を垂れるだけではない。
アタシのキックもお互いの移動エネルギーが同じ方向に向いていたため、最大限強化の一撃でも決定打にはならない。
それどころか、逆に懐に潜り込んだアタシのことを覆い隠すように、周囲をその巨大な翼で包囲し――
バシュンッ! バシュンッ! バシュンッ!
「うっ!? ぐうぅ!?」
――全方位からの羽根の弾丸を連射してくる。
覆い隠された翼の中でアタシはロッドに乗りながら、必死にその攻撃に耐える。
いくら生体コイルを限界以上まで稼働させて防御力を上げていても、至近距離からの羽根の雨は容赦なくアタシの体に突き刺さってくる。
それどころか、生体コイルによって強化され過ぎた神経が痛覚をも研ぎ澄ましてしまい、かえって痛みを感じてしまう。
いくら表面の強度を上げていても、中まで突き刺さってしまえば防御力も関係ない。
「い、痛い――いや……痛くなんかないぃぃいい!!!」
そんな激痛に対しても、アタシは必死にやせ我慢してでも耐える。
こんな痛みがなんだ。タケゾーはもっと苦しい目に遭ってるんだ。
無理矢理ジェットスーツなんか着せられて、無理矢理空色の魔女を襲わされて、しかもその正体が幼馴染のアタシだと気付いてしまった。
――そんなタケゾーのあらゆる苦痛と比べれば、この程度の痛みは屁でもない。
「んぐぐぐ……! がぁああああ!!!」
「そ、そんな馬鹿ナ!? 確かにワシの羽根は突き刺さったはずだゾ!?」
アタシはロッドの上で立ち上がり、両手で翼を掴みながら、力任せに広げていく。
全身から血も流れてるし、今でも本当は痛みで気絶しそうだ。
――それでも、広げられたデザイアガルダの顔を見ると、アタシの体はもう次の行動へと移る。
「タケゾーを返せぇえ! タケゾーを返せぇええ!!」
ドガァアッ!! バギィイッ!! ボゴォオッ!!
「ゲ、ゲバハッ!? や、やめロ!? どうしてそこまでして、自らを殺そうとした男を――」
「タケゾーを……返せぇぇぇええ!!!」
ズギャァァアアンッッ!!
アタシはロッドから飛び上がってデザイアガルダの首根っこに掴みかかり、そこから無我夢中で何度も殴り掛かる。
こいつへの恨みだけはもう抑えようがない。
タケゾー父を死なせただけでなく、タケゾーまでアタシから奪おうだって? こいつはアタシから、どこまで奪えば気が済むんだ?
――もう、謝ったって許さない。
今この場で完全にぶちのめし、いっそのこと殺して――
「ゲ……ハァ……。も、もうやめてくレ……」
ヒュゥウウ
「あっ!? タ、タケゾー!?」
――そうやって我も忘れて殴り続けていると、流石にダメージで力が抜けてきたのか、デザイアガルダは足で掴んでいたタケゾーの体を空中で手離してしまった。
まだデザイアガルダはその場に留まって羽ばたくだけの力は残っているが、こうなってしまうとどちらを優先するかなど考えるまでもない。
「タケゾォォオオ!!!」
アタシは再度デバイスロッドに飛び移り、迷わず落下していくタケゾーを追う。
どれだけデザイアガルダが憎かろうと、アタシはそもそもタケゾーを助けるためにここまで来たんだ。
――もう大切な人を、失うわけにはいかない。
「あ、後少し……! トラクタービーム!」
アタシ自身も急降下をしながらのトラクタービームで、なんとかタケゾーの体へと近づく。
かなりの高度があったのに、もう街の様子が目視で確認できるほどの高さ。
タケゾーの体は今にも近くにあったビルの屋上に叩きつけられそうになるが――
ガシッ!!
――間一髪のところで、アタシはタケゾーを抱きかかえて助けることができた。
「そ、空鳥……?」
「大丈夫!? 大丈夫だよね!? アタシのことが分かるよね!?」
「あ、ああ……。まさか、空色の魔女の正体が空鳥だったとはな……」
アタシはタケゾーを抱えたままビルの屋上へと降り立ち、今でも脱力しているタケゾーに声をかける。
まだ弱ってはいるが、しっかりとアタシのことを認識してくれている。アタシの話を聞いてくれている。
――よかった。いつものタケゾーだ。
「や……やってくれたナ……! 空色の魔女ォ……!」
そうやってアタシが安心したのも束の間、まだこれで全てが落ち着いたわけではない。
タケゾーを利用し、さらには誘拐しようとした憎き怪鳥、デザイアガルダはボロボロになりながらも、再びアタシの前へと姿を現した。
アタシも一度タケゾーの体を優しく横たえさせ、抑えきれない怒りを露にしながら向かい合う。
「フン! 小娘が年上に生意気な目を向けおッテ! おとなしく、そのジェットアーマーを着た小僧を渡セ!」
「……あんたの狙いってタケゾー自身じゃなくて、ジェットアーマーの方なんだね?」
「ああ、そうダ! そのジェットアーマーさえ寄越せば、ワシも今回は引き下がってやろウ!」
どうにも、デザイアガルダはタケゾーを狙っているのではなく、ジェットアーマーを狙っているようだ。そういえば、少し前にもそんなことを言っていたか。
だったら、タケゾー自身がこの場で焦点となる必要もない。
「……待ってな。ジェットアーマーをアタシの方で取り外す」
今この場で必要なのはジェットアーマーだけ。すでに脊椎直結制御回路は破壊してあるし、着脱させるだけなら問題もない。
アタシは一度タケゾーの傍まで近寄り、装着されたジェットアーマーを完全にタケゾーから取り外す。
「そ、それを……あの鳥野郎に渡すのか……? ダ、ダメだ……。それはお前の――」
「大丈夫さ。アタシに任せてくんなって」
タケゾーも横になりながらだが、アタシがデザイアガルダにジェットアーマーを手渡すのを止めようとする。
タケゾーが言いたいことはアタシにも分かる。むしろ、アタシがこの行動の意味を一番理解している。
それでも、アタシはタケゾーから取り外されたジェットアーマーを手に取ると、デザイアガルダの前へと差し出す――
「あんたの狙いはこれだろ!? このジェットアーマーさえあれば、おとなしく引き下がってくれるんだろ!?」
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