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第28章 勇者が誘う、最後の舞台
第416話 勇者としてか、そうではなくか
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「レイキース様について……ですか。ユメ様にとっては、やはりいろいろ思うところのある相手なのですね?」
「う~ん……。確かに思うところはいっぱいありますが……それを話していると、時間がありません」
ユメ様は悩みながらも、本題を早く話したいようです。
様子を見る限り、自分とお姉ちゃんがこの世界に留まれるのは、そう長くないのでしょう。
ここはすでに亡くなっているユメ様が作った世界――
生者である自分達が、本来いるべき世界ではないのでしょう。
レイキース様はユメ様にとって、自身の次の代の勇者である以上に、因縁の相手と言えます。
【伝説の魔王】ジョウインを倒し、ゼロラさんを誕生させるきっかけとなった人物――
そのせいで娘のミライちゃんを、孤独にさせた人物――
――そんな思いを払拭するかのように、ユメ様は話を続けます。
「当代勇者レイキースは、今の世情をよく思っていません」
「……それは、ゼロラさんやミライちゃんの存在のせいですか?」
「そうなりますね……。まだレイキースに正体は知られていませんが、もし知れ渡ってしまったら――」
確かにレイキース様はここ最近、表に出てきてすらいません。
魔王城での一件以降、どこかに隠れているようですが、その行方はつかめていません。
姿を現さない以上、今はまだ、ゼロラさんとミライちゃんの正体は知らないでしょう。
「その……ゼロラさんとミライちゃんの正体がバレると、勇者レイキースは何をするのでしょうか?」
お姉ちゃんもユメ様に質問します。
それを聞いたユメ様は深刻な表情で、答え始めました。
「レイキースは"勇者としての在り方"に執着しています。"勇者は魔王を倒すもの"、"勇者こそが正義である"―― そういった考えに基づいて、行動を起こしています」
「なんだか、分かる気がします……」
ユメ様の言う通り、レイキース様は"勇者としての正義"に狂信的です。
自らにとって邪魔な相手は、とにかく排除しようとしてきます。
――それは、元々勇者パーティーの一員だった自分にも分かります。
「私にも詳細は分かりませんが、レイキースは今、どこかに姿を隠しています。彼はこれまで貴族の後ろ盾を得ることで、勇者としての地位を確立してきました」
ユメ様はさらに話を続けます。
「今のルクガイア王国は貴族制度の撤廃が進み、身分の壁もなくなり、さらには種族の壁さえ超え始めました。これ自体は私にとっても、非常に喜ばしいことです」
この世界からずっと世の中を見てきたという、ユメ様。
今のルクガイア王国の姿を語るその表情は、すごく穏やかなものでした。
元々ユメ様は、"人と魔の共存"を――格差のない世の中を望んでいた人です。
こうして少しずつでも、そんな世界の実現が進んでいることは、ユメ様にとってとても喜ばしいことなのでしょう。
「――ですが、レイキースはそれを良しとしません。レイキースの行動原理は、自らが望む"勇者の在り方"があってこそです。自身が周囲から持ち上げられ、尊敬の眼差しで見られる。それがレイキースの望む、世の中の在り方です」
ユメ様の言いたいことが、今ならよく分かります。
レイキース様の強すぎる自尊心――
もしゼロラさんとミライちゃんの正体が知れれば、必ずレイキース様は二人を襲うでしょう。
もうゼロラさんが"魔王ではない"ことなんて、関係ありません。
レイキース様にとっては、"自らが勇者として称えられること"が、何よりも重要なのです。
今でこそその事実を隠せていますが、もしレイキース様の耳に入れば――
「――ですから、私はあなたに強くあり続けてほしいんです。ラルフル君」
「……え?」
不安な想像を抱く自分に、ユメ様からかけられた願い。
――『自分に強くあり続けてほしい』。
確かに自分が強ければ、ゼロラさんとミライちゃんを守ることができます。
たとえ相手がレイキース様であっても、向かってくるなら挑む覚悟です。
――ですが、『あり続けてほしい』というのは、どういうことでしょうか?
「あっ。私が『あり続けてほしい』と言ったことに、疑問を感じてますね?」
そんな自分の心も、ユメ様はお見通しのようです。
あの【伝説の魔王】だったゼロラさんの心を動かしたほどの人です。
自分のような人間の考えなんて、お見通しなんですね。
「ラルフル君。あなたは自らが思っているよりも強いです。精神的にも、肉体的にも―― その強さはもう、ジョウインさん――いえ、今のゼロラさんとも遜色ありません」
「そ、そんな……自分がそこまで強いだなんて――」
「そうは言いますが、実際にここまで来る過程で出会った"経験の化身"にも、打ち勝ってきましたよね?」
ユメ様は笑顔で自分に答えてくれました。
なんだか、自信が湧いてくる笑顔です。
この世界はユメ様も言っていた通り、"夢の世界"――
自分の中の"強さへの憧れ"という夢が、具現化したのがあの化身だったのでしょう。
サイバラさん、ジフウさん、シシバさん――
ゼロラさんと並ぶほどの実力を持った人達――
ユメ様の話を鵜呑みにしてよいのなら、自分の実力もそれぐらい強くなっていることになります。
「ただ、私は"もう一歩"、ラルフル君に強くなってほしいのです。すでに死者である私では、現実世界に干渉できませんから」
「さらに強くなって、ゼロラさんとミライちゃんを守ってほしいということですね」
「確かにそれもあります。ですが、きっとあの人はレイキースに真実を知られたら、『皆に迷惑を掛けたくない』とでも言って、ミライちゃんと一緒にこの国を去るでしょう。……それを、止めてほしいのです」
『ゼロラさんがこの国を出ていくのを、止めてほしい』――ですか。
確かにゼロラさんは、一人で背負い込もうとするところがあります。
正体がバレてしまえば、自分達に迷惑をかけまいと、ミライちゃんを連れて密かに消えてしまいそうです――
「私もそれは嫌なんですよ。これは私のわがままなんですが、あの二人には私のお墓の傍にいてほしいのです」
「つまり、自分には力づくでもゼロラさんを止めてほしいと?」
「言ってしまえばそうなります。そもそもあの人は、"力を認めた相手"の言うことなら、素直に話を聞くはずです」
ユメ様は流石にゼロラさんのことをよく分かってますね。
それはつまり言ってしまえば、いざという時に『自分にゼロラさんを倒してほしい』ということですか――
自分としても、心のどこかで臨んでしまいます。
『ゼロラさんを超えたい』という思いも含め、ユメ様の願いをかなえたいです――
「……私の話に、興味はあるみたいですね? 何も私の意志を尊重する必要もありません。ラルフル君が願うのなら、ただ純粋にあの人を超えるために、挑んでくれて構いません。……あの人は、言葉で語り合うのが苦手ですから」
本当にユメ様はなんでもお見通しですね。
そしてそのためにも、自分には"もう一歩"強くなってほしいわけですか。
しかし、どうやって――
「少し長話が過ぎましたね。では、始めましょうか。ラルフル君が更なる高みに至れるように――」
ユメ様は再びこちらの気持ちを汲んだかのように話を続けます。
そして腰に携えられた刀を、鞘から抜き取ります――
「ラルフル君。あなたには私と戦ってもらいます。先代勇者、【慈愛の勇者】――そして、<理刀流>の使い手である、この私と……!」
「う~ん……。確かに思うところはいっぱいありますが……それを話していると、時間がありません」
ユメ様は悩みながらも、本題を早く話したいようです。
様子を見る限り、自分とお姉ちゃんがこの世界に留まれるのは、そう長くないのでしょう。
ここはすでに亡くなっているユメ様が作った世界――
生者である自分達が、本来いるべき世界ではないのでしょう。
レイキース様はユメ様にとって、自身の次の代の勇者である以上に、因縁の相手と言えます。
【伝説の魔王】ジョウインを倒し、ゼロラさんを誕生させるきっかけとなった人物――
そのせいで娘のミライちゃんを、孤独にさせた人物――
――そんな思いを払拭するかのように、ユメ様は話を続けます。
「当代勇者レイキースは、今の世情をよく思っていません」
「……それは、ゼロラさんやミライちゃんの存在のせいですか?」
「そうなりますね……。まだレイキースに正体は知られていませんが、もし知れ渡ってしまったら――」
確かにレイキース様はここ最近、表に出てきてすらいません。
魔王城での一件以降、どこかに隠れているようですが、その行方はつかめていません。
姿を現さない以上、今はまだ、ゼロラさんとミライちゃんの正体は知らないでしょう。
「その……ゼロラさんとミライちゃんの正体がバレると、勇者レイキースは何をするのでしょうか?」
お姉ちゃんもユメ様に質問します。
それを聞いたユメ様は深刻な表情で、答え始めました。
「レイキースは"勇者としての在り方"に執着しています。"勇者は魔王を倒すもの"、"勇者こそが正義である"―― そういった考えに基づいて、行動を起こしています」
「なんだか、分かる気がします……」
ユメ様の言う通り、レイキース様は"勇者としての正義"に狂信的です。
自らにとって邪魔な相手は、とにかく排除しようとしてきます。
――それは、元々勇者パーティーの一員だった自分にも分かります。
「私にも詳細は分かりませんが、レイキースは今、どこかに姿を隠しています。彼はこれまで貴族の後ろ盾を得ることで、勇者としての地位を確立してきました」
ユメ様はさらに話を続けます。
「今のルクガイア王国は貴族制度の撤廃が進み、身分の壁もなくなり、さらには種族の壁さえ超え始めました。これ自体は私にとっても、非常に喜ばしいことです」
この世界からずっと世の中を見てきたという、ユメ様。
今のルクガイア王国の姿を語るその表情は、すごく穏やかなものでした。
元々ユメ様は、"人と魔の共存"を――格差のない世の中を望んでいた人です。
こうして少しずつでも、そんな世界の実現が進んでいることは、ユメ様にとってとても喜ばしいことなのでしょう。
「――ですが、レイキースはそれを良しとしません。レイキースの行動原理は、自らが望む"勇者の在り方"があってこそです。自身が周囲から持ち上げられ、尊敬の眼差しで見られる。それがレイキースの望む、世の中の在り方です」
ユメ様の言いたいことが、今ならよく分かります。
レイキース様の強すぎる自尊心――
もしゼロラさんとミライちゃんの正体が知れれば、必ずレイキース様は二人を襲うでしょう。
もうゼロラさんが"魔王ではない"ことなんて、関係ありません。
レイキース様にとっては、"自らが勇者として称えられること"が、何よりも重要なのです。
今でこそその事実を隠せていますが、もしレイキース様の耳に入れば――
「――ですから、私はあなたに強くあり続けてほしいんです。ラルフル君」
「……え?」
不安な想像を抱く自分に、ユメ様からかけられた願い。
――『自分に強くあり続けてほしい』。
確かに自分が強ければ、ゼロラさんとミライちゃんを守ることができます。
たとえ相手がレイキース様であっても、向かってくるなら挑む覚悟です。
――ですが、『あり続けてほしい』というのは、どういうことでしょうか?
「あっ。私が『あり続けてほしい』と言ったことに、疑問を感じてますね?」
そんな自分の心も、ユメ様はお見通しのようです。
あの【伝説の魔王】だったゼロラさんの心を動かしたほどの人です。
自分のような人間の考えなんて、お見通しなんですね。
「ラルフル君。あなたは自らが思っているよりも強いです。精神的にも、肉体的にも―― その強さはもう、ジョウインさん――いえ、今のゼロラさんとも遜色ありません」
「そ、そんな……自分がそこまで強いだなんて――」
「そうは言いますが、実際にここまで来る過程で出会った"経験の化身"にも、打ち勝ってきましたよね?」
ユメ様は笑顔で自分に答えてくれました。
なんだか、自信が湧いてくる笑顔です。
この世界はユメ様も言っていた通り、"夢の世界"――
自分の中の"強さへの憧れ"という夢が、具現化したのがあの化身だったのでしょう。
サイバラさん、ジフウさん、シシバさん――
ゼロラさんと並ぶほどの実力を持った人達――
ユメ様の話を鵜呑みにしてよいのなら、自分の実力もそれぐらい強くなっていることになります。
「ただ、私は"もう一歩"、ラルフル君に強くなってほしいのです。すでに死者である私では、現実世界に干渉できませんから」
「さらに強くなって、ゼロラさんとミライちゃんを守ってほしいということですね」
「確かにそれもあります。ですが、きっとあの人はレイキースに真実を知られたら、『皆に迷惑を掛けたくない』とでも言って、ミライちゃんと一緒にこの国を去るでしょう。……それを、止めてほしいのです」
『ゼロラさんがこの国を出ていくのを、止めてほしい』――ですか。
確かにゼロラさんは、一人で背負い込もうとするところがあります。
正体がバレてしまえば、自分達に迷惑をかけまいと、ミライちゃんを連れて密かに消えてしまいそうです――
「私もそれは嫌なんですよ。これは私のわがままなんですが、あの二人には私のお墓の傍にいてほしいのです」
「つまり、自分には力づくでもゼロラさんを止めてほしいと?」
「言ってしまえばそうなります。そもそもあの人は、"力を認めた相手"の言うことなら、素直に話を聞くはずです」
ユメ様は流石にゼロラさんのことをよく分かってますね。
それはつまり言ってしまえば、いざという時に『自分にゼロラさんを倒してほしい』ということですか――
自分としても、心のどこかで臨んでしまいます。
『ゼロラさんを超えたい』という思いも含め、ユメ様の願いをかなえたいです――
「……私の話に、興味はあるみたいですね? 何も私の意志を尊重する必要もありません。ラルフル君が願うのなら、ただ純粋にあの人を超えるために、挑んでくれて構いません。……あの人は、言葉で語り合うのが苦手ですから」
本当にユメ様はなんでもお見通しですね。
そしてそのためにも、自分には"もう一歩"強くなってほしいわけですか。
しかし、どうやって――
「少し長話が過ぎましたね。では、始めましょうか。ラルフル君が更なる高みに至れるように――」
ユメ様は再びこちらの気持ちを汲んだかのように話を続けます。
そして腰に携えられた刀を、鞘から抜き取ります――
「ラルフル君。あなたには私と戦ってもらいます。先代勇者、【慈愛の勇者】――そして、<理刀流>の使い手である、この私と……!」
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