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第20章 獅子は吠え、虎は猛る
第285話 決戦・【虎殺しの暴虎】③
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「シャァアウラァアアアア!!!」
サイバラは雄たけびを上げて、<電撃肉体強化魔法>による電撃を体中に巡らせる。
身に纏っている<黄色のオーラ>も、一層激しく燃え上がる。
「さらにパワーアップしやがったか……!」
「オレの本気がこの程度で終わる訳ねぇだろがぁ……! 今度こそぶっ殺してやるぜぇええ!! ゼロラぁあああ!!!」
サイバラはさらに気合を入れてゼロラへと襲い掛かる。
今度はサイバラがゼロラの頭へと掴みかかる。
「は、離せねえ!? どんな馬鹿力だ!?」
掴んできたサイバラの腕をゼロラは必死に引き剥がそうとするが、その力はゼロラの力でも引き剥がせない。
万力で挟まれたように、動きが取れなくなってしまったゼロラ――
「シィイヤァアアアア!!」
サイバラは掴んだゼロラの頭を振り回し、自分達が転落した屋敷の廊下の壁に交互に叩きつける。
ダガァアッ! ドギャァアッ!
「うぐぅ!? く、くそぉ……!」
サイバラによって否応なくゼロラは振り回され、その頭を何度も壁へと叩きつけられる。
<電撃肉体強化魔法>によって強化されたサイバラのパワーは最早ゼロラを完全に上回っていた。
「くそぉお……! サイバラァアア!!!」
ゼロラも雄たけびを上げ、なんとかサイバラの腕を振りほどこうとする。
――その雄たけびに呼応するかのように、ゼロラが纏っていた<灰色のオーラ>がさらに燃え上がる。
ゼロラとて負けられない。
過去に囚われたこのサイバラという【虎殺しの暴虎】を止める――
それがシシバとも交わした約束――
己の全身全霊をかけて戦うべき相手に、ゼロラもさらなる力を溢れさせる。
「オォオオオ……!」
「な!? こいつ、まだこんな力が――」
激しさを増す<灰色のオーラ>と共に、ゼロラの全身に力がみなぎる。
ゼロラはサイバラに掴まれた腕を強引に振りほどいた。
「やるじゃねえかぁ……! だったら――<戦襲落>!!」
かつてギャングレオ城でもサイバラが使った技、<戦襲落>。
ゼロラの頭上へと振り下ろす拳からボディーブローへのコンビネーションが炸裂する。
「ゴブゥウ!?」
「今度こそ……くたばりやがれぇええ!!」
ボディーブローによって屈んだゼロラにサイバラは組みかかり、止めのパワーボムの体勢に入る。
だがゼロラもまだ終わらない。
パワーボムの体勢で自らを持ち上げてきたサイバラの首を両足で挟み込み――
「オラァアア!!!」
「ドゥアァアア!!??」
――パワーボムが決まる前に両足を使って、サイバラの体を先に地面へと叩きつけた。
ダギャァア!!
パワーボムの勢いをそのまま自らに返されてしまったサイバラ。
凄まじい衝撃音と共に床へとその体をめり込ませる。
「ハァ、ハァ! サ……サイバラァアア!!」
「ゼェ、ゼェ! ゼ……ゼロラぁああ!!」
互いにダメージを残しながらも起き上がり、それと同時に二人が殴り合う。
ドガンッ ボゴンッ!
「これで終わりかぁあ!?」
「舐めんじゃねえぞぉお!!」
ゼロラもサイバラも、真正面から徹底的に殴り合う――
バギャンッ! ゴギャンッ!
「くそがぁああ!!」
「くたばれぇええ!!」
お互いに殴り合うが、ガードはしない。
ノーガードでの気迫のぶつけ合い――
「オォラァアアア!!!」
「シャウラァアア!!!」
ドゴォオンッ!!
両者の拳が互いの頬へと直撃する。
その衝撃はあたりの空気さえも震わせる。
「グアァア!?」
「ダーハハハハハッ!!」
先に吹き飛んだのはゼロラの方だった。
壁へと吹き飛んでいくゼロラの姿を見て、サイバラは自らの優勢を確信して笑う。
しかし、ゼロラはすでに次の一手を打っていた。
「ヌゥウウンッ!!」
ダンッ――
「壁を蹴りやがったぁ!?」
サイバラに吹き飛ばされたゼロラは自身の後方に壁へと足を着き、反動を利用してサイバラ目がけて飛び掛かる。
「オラァアア!!」
「んぐあぁ……!?」
そのままサイバラの胸元へと放たれるゼロラの飛び膝蹴り。
いくら頑丈さを売りにし、自身の体重も利用して踏ん張っていたサイバラでも、この一撃は耐え切れなかった。
今度はサイバラの方が壁へと大の字の姿勢で吹き飛ばされる。
「オオォォォ――ラァアア!!!」
そんなサイバラにゼロラは攻撃の手を緩めない。
サイバラと離れた位置から助走をつけ――
ドガバァアアン!!
――ドロップキックで追撃する。
「ドゥウアァアア!!??」
ゼロラのドロップキックをまともに食らったサイバラは廊下の壁を突き破って吹き飛ばされる。
そのまま屋敷の屋外へと飛ばされ、その下にあった裏庭へと落ちていく――
「ハァ……ハァ……ハァ……! ま、まだだ……! まだサイバラは終わってない……!」
一連の流れで優勢に立ったゼロラだったが、サイバラが落ちた先を見てまだ戦いが終わっていないことを確信した。
「く、くそがぁ……! くそがぁああ……!!」
サイバラは再び起き上がろうとしていた。
その身に纏っている<黄色のオーラ>もまだ消えていない。
ゼロラは直感的に理解した。
お互いが出しているオーラは"闘志"の表れとも言えるもの。
そのオーラが消えない限り、倒したことにはならない。
「徹底的にやり合うぞ……! サイバラ……!」
ゼロラは壁の穴から裏庭へと飛び降り、再びサイバラとの戦いの場へと向かった――
サイバラは雄たけびを上げて、<電撃肉体強化魔法>による電撃を体中に巡らせる。
身に纏っている<黄色のオーラ>も、一層激しく燃え上がる。
「さらにパワーアップしやがったか……!」
「オレの本気がこの程度で終わる訳ねぇだろがぁ……! 今度こそぶっ殺してやるぜぇええ!! ゼロラぁあああ!!!」
サイバラはさらに気合を入れてゼロラへと襲い掛かる。
今度はサイバラがゼロラの頭へと掴みかかる。
「は、離せねえ!? どんな馬鹿力だ!?」
掴んできたサイバラの腕をゼロラは必死に引き剥がそうとするが、その力はゼロラの力でも引き剥がせない。
万力で挟まれたように、動きが取れなくなってしまったゼロラ――
「シィイヤァアアアア!!」
サイバラは掴んだゼロラの頭を振り回し、自分達が転落した屋敷の廊下の壁に交互に叩きつける。
ダガァアッ! ドギャァアッ!
「うぐぅ!? く、くそぉ……!」
サイバラによって否応なくゼロラは振り回され、その頭を何度も壁へと叩きつけられる。
<電撃肉体強化魔法>によって強化されたサイバラのパワーは最早ゼロラを完全に上回っていた。
「くそぉお……! サイバラァアア!!!」
ゼロラも雄たけびを上げ、なんとかサイバラの腕を振りほどこうとする。
――その雄たけびに呼応するかのように、ゼロラが纏っていた<灰色のオーラ>がさらに燃え上がる。
ゼロラとて負けられない。
過去に囚われたこのサイバラという【虎殺しの暴虎】を止める――
それがシシバとも交わした約束――
己の全身全霊をかけて戦うべき相手に、ゼロラもさらなる力を溢れさせる。
「オォオオオ……!」
「な!? こいつ、まだこんな力が――」
激しさを増す<灰色のオーラ>と共に、ゼロラの全身に力がみなぎる。
ゼロラはサイバラに掴まれた腕を強引に振りほどいた。
「やるじゃねえかぁ……! だったら――<戦襲落>!!」
かつてギャングレオ城でもサイバラが使った技、<戦襲落>。
ゼロラの頭上へと振り下ろす拳からボディーブローへのコンビネーションが炸裂する。
「ゴブゥウ!?」
「今度こそ……くたばりやがれぇええ!!」
ボディーブローによって屈んだゼロラにサイバラは組みかかり、止めのパワーボムの体勢に入る。
だがゼロラもまだ終わらない。
パワーボムの体勢で自らを持ち上げてきたサイバラの首を両足で挟み込み――
「オラァアア!!!」
「ドゥアァアア!!??」
――パワーボムが決まる前に両足を使って、サイバラの体を先に地面へと叩きつけた。
ダギャァア!!
パワーボムの勢いをそのまま自らに返されてしまったサイバラ。
凄まじい衝撃音と共に床へとその体をめり込ませる。
「ハァ、ハァ! サ……サイバラァアア!!」
「ゼェ、ゼェ! ゼ……ゼロラぁああ!!」
互いにダメージを残しながらも起き上がり、それと同時に二人が殴り合う。
ドガンッ ボゴンッ!
「これで終わりかぁあ!?」
「舐めんじゃねえぞぉお!!」
ゼロラもサイバラも、真正面から徹底的に殴り合う――
バギャンッ! ゴギャンッ!
「くそがぁああ!!」
「くたばれぇええ!!」
お互いに殴り合うが、ガードはしない。
ノーガードでの気迫のぶつけ合い――
「オォラァアアア!!!」
「シャウラァアア!!!」
ドゴォオンッ!!
両者の拳が互いの頬へと直撃する。
その衝撃はあたりの空気さえも震わせる。
「グアァア!?」
「ダーハハハハハッ!!」
先に吹き飛んだのはゼロラの方だった。
壁へと吹き飛んでいくゼロラの姿を見て、サイバラは自らの優勢を確信して笑う。
しかし、ゼロラはすでに次の一手を打っていた。
「ヌゥウウンッ!!」
ダンッ――
「壁を蹴りやがったぁ!?」
サイバラに吹き飛ばされたゼロラは自身の後方に壁へと足を着き、反動を利用してサイバラ目がけて飛び掛かる。
「オラァアア!!」
「んぐあぁ……!?」
そのままサイバラの胸元へと放たれるゼロラの飛び膝蹴り。
いくら頑丈さを売りにし、自身の体重も利用して踏ん張っていたサイバラでも、この一撃は耐え切れなかった。
今度はサイバラの方が壁へと大の字の姿勢で吹き飛ばされる。
「オオォォォ――ラァアア!!!」
そんなサイバラにゼロラは攻撃の手を緩めない。
サイバラと離れた位置から助走をつけ――
ドガバァアアン!!
――ドロップキックで追撃する。
「ドゥウアァアア!!??」
ゼロラのドロップキックをまともに食らったサイバラは廊下の壁を突き破って吹き飛ばされる。
そのまま屋敷の屋外へと飛ばされ、その下にあった裏庭へと落ちていく――
「ハァ……ハァ……ハァ……! ま、まだだ……! まだサイバラは終わってない……!」
一連の流れで優勢に立ったゼロラだったが、サイバラが落ちた先を見てまだ戦いが終わっていないことを確信した。
「く、くそがぁ……! くそがぁああ……!!」
サイバラは再び起き上がろうとしていた。
その身に纏っている<黄色のオーラ>もまだ消えていない。
ゼロラは直感的に理解した。
お互いが出しているオーラは"闘志"の表れとも言えるもの。
そのオーラが消えない限り、倒したことにはならない。
「徹底的にやり合うぞ……! サイバラ……!」
ゼロラは壁の穴から裏庭へと飛び降り、再びサイバラとの戦いの場へと向かった――
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